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「こちらがその物件です」
案内役の女が手を向けたのは、確かにすべての条件が兼ね備わっている洋館だった。
「やったー! 家だー! うちん家だー!」
エミルが鉄柵の前で飛び跳ねる。コイツ、もしかして家なき子だったのか?
特級だったのに、なんかいつも貧乏くさいんだよな……。
しかし、不動産屋で担当の男から見せられた図面通り頑丈そうな鉄柵に囲まれた庭は緑豊かで広々としている。解放感は満点だ。
くわえて屋敷も三階建ての洋館で石造りながら外壁の装飾も凝っている。
窓の数からみて部屋数も確かに10以上あるな。ちょっと郊外だけど、ギルドもメインストリートも十分徒歩圏内と言えよう。
あの担当の男。すげーうさん臭かったけど、なるほど確かに全てが図面通りだ。
「それでは内見しましょう」
担当の男から引き継いだ案内役の女は、あのうさん臭さから一転してクールに俺たちをナビゲートしてくれた。
なんなん? これコイツらのやり口なん? と似非関西弁で疑いたくなるくらいには警戒している俺。
「……ちょっと……広すぎる……これじゃ遠いよ……せめて部屋は……と……な……」
となりのユナは洋館を見てつぶやく。やだやだやだ! 最後まで聞きたくない!
「行きましょう! さぁ早く!」
「え? え? え?」
俺が手を引いて走るとさっきまでクールだった案内役の女が目を真ん丸に見ひらいてあわてた。
あれ? この人もしかしてこう見えて押しに弱いタイプ?
俺、そーいう人タイプですけど?
と、みょうなギャップにドキドキしながら門を開け、屋敷の扉に手をかけた時だった。
「――――――――――――――――待ちなさい!!」
凛とした声だった。
思わず俺はドアノブに伸ばした手を引っ込める。
なんだこれ? なんか学校の先生に怒られてるような感覚だ。
声は後ろから放たれた。俺はそっと振り返る。
「せ、先生……?」
「先生じゃありません!!」
ひぃ! と俺は情けない声を出してしまう。
振り向いた先、外の門の中央で腕を組んでいる奴は女だった。
いや、まぁ声でそれはわかってたんだけど、その突き刺すような眼差しが俺の中学の担任に似てたんだ。
「うちに住みたい冒険者ってあなたたち?」
その女は左右に居たエミルとユナをにらみつける。
絶対にエミルとユナの方が強いのに、何故か二人とも委縮してコクコクと首を縦に振るだけだった。
「で、あなたがそのリーダーね」
また眼差しがこちらに向けられて俺は体に力が入ってしまう。
いや、なんだろうこれ。魔法じゃないよな?
「はい。こちらがリーダーのケイタ様です」
案内役の女は笑みを絶やさず、俺を紹介してくれた。いや、肝座ってんなーこの人。
とりあえず会釈する。
案内役の女はそのまま、門の女へ手を向けた。
「あちらがここの管理人のアリアスさんです」
「かかか、管理人?」
つい、ユナみたいな噛み方をしてしまったが、案内役は動じることなく「えぇ」と返した。
「ふん。また変わったやつらがきたもんだわ。まぁいいわ。これからよろしく」
アリアスはエミルとユナと握手を交わした。え? 俺は?
「……いや、あの。俺たちはですね。まだ契約じゃなくて……」
「なんですって?」
ギロリと視線が向けられると、また体がこわばる。
「いいい、いやいや! えーっと……」
まーいーや! もうここでいいだろ!
「契約します! ここにします! はい、これ!」
俺は案内役に革袋ごと金を渡した。
あんだけしっかりした先生っぽいやつが管理してんなら中も大丈夫だろ。
っつーか、マジで怖ぇ。エミルとかユナみたいな怖さじゃなく、単純に怖ぇ!
「はい。確かに。では、アリアスさんあとはお任せしてもよろしいでしょうか?」
案内役が聞くと、アリアスは「えぇ」と素直にうなずいた。
案内役は契約金は後程うんたらかんたらとアリアスと言葉を交わすと、さっさとその場を後にする。
いや、なんか去り際が雑だなぁ。契約決まったとたんにコロッと態度変えちゃう系?
……ん?
「あ、あのアリアスさん?」
「なにかしら?」
ツカツカとヒールを鳴らしながらアリアスはこちらに向かってくる。
いやいや、エミルもユナも何後ろに整列しちゃってんの? 怒られたあとじゃねーんだから。
っつーか、このタイトスーツっぽい姿とヒールのせいなんだよな。先生っぽいの。
キツイまなざしも清廉と整った顔立ちに相まって美人なのにキツさを助長させてんだよ。
――――――――しかし、聞かずにはいられない!!
俺はゴクリとつばを飲み込んで相対するアリアスに口を開く。
「さっき案内役が契約とか言ってたけど、なんの契約でしょうか?」
そうなのだ。俺はここを買ったんだ。そもそも管理人って何?
俺はここの家主になるんだよな? 契約って不動産屋との仲介とかそういうのだよな?
管理人って何?
「――――――――――――――――契約は、賃貸契約に決まってるでしょう」
……はい?
「ちょちょちょ! ちょっと待ってください! 俺たちは家を買いに来てて!」
「は? あなた何言ってるの? ここは私の家よ? 部屋が余ってるから賃貸に出しただけなんだから」
「は、はぁー!? ちょっと待て! ま、待ってください! って事は何? 俺たちはこの家の部屋を借りたってのか?」
「だからそうだって言ってるじゃない。3部屋ね。共用部分はもちろん使ってもらうけど」
「じゃ、じゃあアリアスさんも……この家に?」
「あたりまえでしょう。私の家なんだから」
――――――――絶望。
「賃貸契約って、ななな、何か月の契約をしたんでしょうか?」
「あなたさっきから何を言ってるのよ。10年契約でしょ? それ以外入居は認めてないんだから」
まさか、一括で払うなんてね。でも、助かるわ。とアリアスは後ろに並ぶエミルとユナに振り向く。
二人はあわててコクコクとうなずいた。
「いいい、いやいやいや! 俺たちは家を買いたくて! 賃貸じゃなくて! ちょっと不動産屋に連絡を」
「は?」
「え、えーと、ははは……いや、まぁ全然」
なにが全然なんだ俺! くそー! あの不動産屋!! 最初からうさん臭かったんだよ!
マジでこれもう詐欺じゃねーか! ユナの件から詐欺が横行しすぎだぞ!!
弱肉強食の世界マジで最悪!!
「さ、これからみんなで暮らすんだから。中に入ったら家の紹介と自己紹介をしていかなくちゃね」
よろしくね。とアリアスは笑いもせず、俺に言う。
――――――――――――――――――もう絶望!!!
案内役の女が手を向けたのは、確かにすべての条件が兼ね備わっている洋館だった。
「やったー! 家だー! うちん家だー!」
エミルが鉄柵の前で飛び跳ねる。コイツ、もしかして家なき子だったのか?
特級だったのに、なんかいつも貧乏くさいんだよな……。
しかし、不動産屋で担当の男から見せられた図面通り頑丈そうな鉄柵に囲まれた庭は緑豊かで広々としている。解放感は満点だ。
くわえて屋敷も三階建ての洋館で石造りながら外壁の装飾も凝っている。
窓の数からみて部屋数も確かに10以上あるな。ちょっと郊外だけど、ギルドもメインストリートも十分徒歩圏内と言えよう。
あの担当の男。すげーうさん臭かったけど、なるほど確かに全てが図面通りだ。
「それでは内見しましょう」
担当の男から引き継いだ案内役の女は、あのうさん臭さから一転してクールに俺たちをナビゲートしてくれた。
なんなん? これコイツらのやり口なん? と似非関西弁で疑いたくなるくらいには警戒している俺。
「……ちょっと……広すぎる……これじゃ遠いよ……せめて部屋は……と……な……」
となりのユナは洋館を見てつぶやく。やだやだやだ! 最後まで聞きたくない!
「行きましょう! さぁ早く!」
「え? え? え?」
俺が手を引いて走るとさっきまでクールだった案内役の女が目を真ん丸に見ひらいてあわてた。
あれ? この人もしかしてこう見えて押しに弱いタイプ?
俺、そーいう人タイプですけど?
と、みょうなギャップにドキドキしながら門を開け、屋敷の扉に手をかけた時だった。
「――――――――――――――――待ちなさい!!」
凛とした声だった。
思わず俺はドアノブに伸ばした手を引っ込める。
なんだこれ? なんか学校の先生に怒られてるような感覚だ。
声は後ろから放たれた。俺はそっと振り返る。
「せ、先生……?」
「先生じゃありません!!」
ひぃ! と俺は情けない声を出してしまう。
振り向いた先、外の門の中央で腕を組んでいる奴は女だった。
いや、まぁ声でそれはわかってたんだけど、その突き刺すような眼差しが俺の中学の担任に似てたんだ。
「うちに住みたい冒険者ってあなたたち?」
その女は左右に居たエミルとユナをにらみつける。
絶対にエミルとユナの方が強いのに、何故か二人とも委縮してコクコクと首を縦に振るだけだった。
「で、あなたがそのリーダーね」
また眼差しがこちらに向けられて俺は体に力が入ってしまう。
いや、なんだろうこれ。魔法じゃないよな?
「はい。こちらがリーダーのケイタ様です」
案内役の女は笑みを絶やさず、俺を紹介してくれた。いや、肝座ってんなーこの人。
とりあえず会釈する。
案内役の女はそのまま、門の女へ手を向けた。
「あちらがここの管理人のアリアスさんです」
「かかか、管理人?」
つい、ユナみたいな噛み方をしてしまったが、案内役は動じることなく「えぇ」と返した。
「ふん。また変わったやつらがきたもんだわ。まぁいいわ。これからよろしく」
アリアスはエミルとユナと握手を交わした。え? 俺は?
「……いや、あの。俺たちはですね。まだ契約じゃなくて……」
「なんですって?」
ギロリと視線が向けられると、また体がこわばる。
「いいい、いやいや! えーっと……」
まーいーや! もうここでいいだろ!
「契約します! ここにします! はい、これ!」
俺は案内役に革袋ごと金を渡した。
あんだけしっかりした先生っぽいやつが管理してんなら中も大丈夫だろ。
っつーか、マジで怖ぇ。エミルとかユナみたいな怖さじゃなく、単純に怖ぇ!
「はい。確かに。では、アリアスさんあとはお任せしてもよろしいでしょうか?」
案内役が聞くと、アリアスは「えぇ」と素直にうなずいた。
案内役は契約金は後程うんたらかんたらとアリアスと言葉を交わすと、さっさとその場を後にする。
いや、なんか去り際が雑だなぁ。契約決まったとたんにコロッと態度変えちゃう系?
……ん?
「あ、あのアリアスさん?」
「なにかしら?」
ツカツカとヒールを鳴らしながらアリアスはこちらに向かってくる。
いやいや、エミルもユナも何後ろに整列しちゃってんの? 怒られたあとじゃねーんだから。
っつーか、このタイトスーツっぽい姿とヒールのせいなんだよな。先生っぽいの。
キツイまなざしも清廉と整った顔立ちに相まって美人なのにキツさを助長させてんだよ。
――――――――しかし、聞かずにはいられない!!
俺はゴクリとつばを飲み込んで相対するアリアスに口を開く。
「さっき案内役が契約とか言ってたけど、なんの契約でしょうか?」
そうなのだ。俺はここを買ったんだ。そもそも管理人って何?
俺はここの家主になるんだよな? 契約って不動産屋との仲介とかそういうのだよな?
管理人って何?
「――――――――――――――――契約は、賃貸契約に決まってるでしょう」
……はい?
「ちょちょちょ! ちょっと待ってください! 俺たちは家を買いに来てて!」
「は? あなた何言ってるの? ここは私の家よ? 部屋が余ってるから賃貸に出しただけなんだから」
「は、はぁー!? ちょっと待て! ま、待ってください! って事は何? 俺たちはこの家の部屋を借りたってのか?」
「だからそうだって言ってるじゃない。3部屋ね。共用部分はもちろん使ってもらうけど」
「じゃ、じゃあアリアスさんも……この家に?」
「あたりまえでしょう。私の家なんだから」
――――――――絶望。
「賃貸契約って、ななな、何か月の契約をしたんでしょうか?」
「あなたさっきから何を言ってるのよ。10年契約でしょ? それ以外入居は認めてないんだから」
まさか、一括で払うなんてね。でも、助かるわ。とアリアスは後ろに並ぶエミルとユナに振り向く。
二人はあわててコクコクとうなずいた。
「いいい、いやいやいや! 俺たちは家を買いたくて! 賃貸じゃなくて! ちょっと不動産屋に連絡を」
「は?」
「え、えーと、ははは……いや、まぁ全然」
なにが全然なんだ俺! くそー! あの不動産屋!! 最初からうさん臭かったんだよ!
マジでこれもう詐欺じゃねーか! ユナの件から詐欺が横行しすぎだぞ!!
弱肉強食の世界マジで最悪!!
「さ、これからみんなで暮らすんだから。中に入ったら家の紹介と自己紹介をしていかなくちゃね」
よろしくね。とアリアスは笑いもせず、俺に言う。
――――――――――――――――――もう絶望!!!
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