ハーミタリアン

ICMZ

文字の大きさ
上 下
142 / 149
Psalm 4:5 Offer the sacrifices of righteousness

Day100 Triumphant return(凱旋)

しおりを挟む
Day100 朝9時 ちょいすぎ 村南西の湖
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

老人  :「よーし じゃー 出発するぞー!」

荷車を横4列 縦7列に
それを木の板で器用につなげている
その上に乗せられた とても巨大な魚の骨
その上を水分を抜く為に大量に潮がこすりつけれた魚の皮
その横には細い枝で作られた柱 そして その上には薄い板で屋根がつけられている
その 仰々しい荷車 物々しい警備 
王族と老人は これでも足りないと心の中では思っている
ただ近衛兵達や従者達の荷物などもある為 ギリギリの数である
そして 多くの馬により 大きな大きな連結された荷車が動き出す

老人  :「お前達は引き続き 村の復興作業を手伝うように」
従者  :「了解しました」
老人に言われ従者の半分が残る

北の王族:「同様に お前達も頼む」
近衛兵 :「了解しました」
王族代表に言われ北の国の近衛兵の半分も残る

そして 朝一の畑仕事や朝食を終えた村人達に手を振られながら大きな荷車
と共に 数十人の群れが出発する

***1時間後***
村を超え北の街に着く
軽い休憩を取り 水や食べ物や果物を買いながら街の東側を進ん行く
途中 西の国の砦から騎士達が来るが 
北の国の王族代表が居る事を知り からむのを止める

***2時間後***
東と北と西の国を繋ぐ巨大都市 (後に男がTHE HUBと命名)
この巨大都市の南側の大通りが老人のめいり通行止めになっていた
道の横には柵が付けられ 騎士や衛兵やギルド員達が人が入るのを止めていた
大通りが封鎖される
それだけで馬車の荷物などを運ぶのには裏道を使わざるを得なく
始めは住人などが文句を言おうとしたが

騎士  :「これから 大事なものが届く 誰一人邪魔をしてはいけない」
と きつく騎士達に言われ 何も言えなくなる住人
そして何事か? と どんどん 人が集まってくる

そんな中 早馬の1人が南の門からやって来る
衛兵  :「あと 数分で到着するぞ――!」

住人だけでなく観光客なども こぞって何事か? と集まってくる
そして 南側の巨大な門を馬と荷車がやってくる

住人  :「うわーーー」
住人  :「な なんだーーー」
住人  :「で でっけーーー」
住人  :「お さ か なーーーーーー」

それは 荷車横4つ 縦7つの上に乗っかっている巨大なお魚

住人  :「あれが 湖の主かーーーーー」

魚の色は 塩がおおっている為わからない
いや かすかに塩の下に見えるオレンジから朱色の皮
そして 人々は理解する

これは 移動を邪魔してはいけない物だと
こんな 極上のトロフィー 死ぬまでに1回 見れるかどうか
それの運搬を邪魔してはいけないのだと
そして文字通り道を封鎖しないと運びきれぬ大きさなのだ!

そしたら 老人が 別の荷車から立ち上がって叫ぶ
老人  :「皆の者ー これが 森の賢者様によって捕まえられた湖の主だー
      おぬし達 数日前 この主の身を食べただろうー
      美味しかったかーーー!!??」
住人  :「美味しかったよーー ご隠居――」
わーーー と歓声がなる

店の総長である老人 巨大都市の住人からは ご隠居と呼ばれている
フェアな取引であり 町の創設者であり 有力者である ご隠居は
住民からしたわれている

老人  :「この魚は商店の倉庫で オークションに掛けられるまでの間
      一般公開させてもらう
      ただ 乾かす作業とナメス作業はしなければならない
      その為 おわりは厳禁だぞーー」
わーーー と歓声がなる

そして ゆっくり巨大都市の中央の道を凱旋がいせんの様に進んでいく
湖の主のトロフィーを乗せた連結された荷車
そして 街 中央の噴水近くの店の倉庫にゆっくりと
本当にゆっくりと 入れられていく

元々 この巨大都市 一番の商店
その隣の在庫と鍛冶屋が入っている 大きな倉庫
それを数日前から中の物が片づけられていた
全ての物を 一時的に街の入口近くの倉庫に移すようにと
ただ 定員たちも 実物を見るまでは
そのトロフィーの大きさは眉唾まゆつばであり 大げさだと思っていた

丁寧に降ろされる 強大な魚の骨と皮
そして その横に展示台が作られ 男から貰った額縁に入った写真2つが飾られる
岩に突撃している魚の写真と MVPの写真

そして 子供達はマジマジと 
大人たちは買い物の帰りに横にある倉庫に
飾られている巨大な魚の骨と皮を じっくり 堪能してから帰る
今 見ておかないと見れなくなってしまう大型展示物

そして 一時的にだが巨大都市の観光名所として
それぞれの国からも観光客や貴族や王族達がこのトロフィーを見に来るようになる
貴族や王族 お金持ちがオークションの日程を訊いてくる
そんな中 全身を高そうな茶色い皮で出来た服に赤いマントを羽織った
柑橘系の香水を付けた東の国の貴族が現れる

東の貴族:「へー これが 湖の主か でかいな」
ただ この赤いマントを羽織った貴族
本当の目的は この湖の主ではない
その横に飾ってある写真だ

東の貴族:「これが 森の賢者様の絵か」

本当に精密だな 話に聞かされたとおりだが
見てみると 精巧せいこうさが全然違う 桁違いである
まるで その時を切り取ったかであるような絵

そして その写真を魚よりも長く長く眺めている貴族

店員  :「凄く細かい絵でしょうー」
東の貴族:「ああー 凄いな
      して ここに描かれている人達は」
店員  :「森の賢者様と湖の主を仕留めるのに多大な貢献こうけんをした者達のようです」
東の貴族:「へーー なるほどーーー
      それは素晴らしい」
そう言いながら 貴族がじっと見ている
それは 森の賢者様と呼ばれる男の隣に居る
短く髪を切られている 女性

そして茶色い服を来た赤いマントを着た柑橘系の香水をした貴族は
誰にも聞こえない小さい声で呟いた

東の貴族:「西の文官がしくじりやがって。。。
      一度 捕らえたのに逃げ出されるなんてな
      こんな所に居やがったか 
      森の賢者様か 厄介な所に逃げ込んだものだ
      殺すのに 一苦労しそうだ」




しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜

ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉 転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!? のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました…… イケメン山盛りの逆ハーです 前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります 小説家になろう、カクヨムに転載しています

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

処理中です...