ハーミタリアン

ICMZ

文字の大きさ
上 下
135 / 219
Psalm 4:5 Offer the sacrifices of righteousness

Day97 Transplanting(床替え)

しおりを挟む
Day97 朝6時 ちょいすぎ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

”ぐきょーーう がぎょーーぐ ぐげあーーー がーーーー”

凄く変な鳴声を聞いて朝起きる
空はオレンジ色で赤みが掛かっているがまた日が上がり切っていない
眠い目をこすりながらも まー起きてしまったので仕方がない
餌やり、水やりなどの作業をする
ヤギの乳しぼりをやっておく
それを手伝いにハリネズミがやってくる
ハリネズミが男に声をかける

針ネズミ:「おはようございます」
男   :「Morning (おはよう)」

男は挨拶をし返す

そして再びヤギの乳しぼり
シロ蛇に餌をやり

男   :「OK, I am taking shower now, don’t use yours(シャワー使うから)」

本来ならレディーファーストなのだが女性のシャワーは時間が掛かる
そして買い物などが出来ないこの世界での生活 時間は結構大事だ
だから仕方がない

***午前中***
男が 朝ごはんの準備をする
そして テーブルでの食事
ハリネズミが座ってから 男はお祈りを始め
軽い朝食をとった後 ロリスについてと今日の予定を説明する

まずロリス達は2週間後に襲いに行く事
これはハリネズミが的を当てられるようになり
さらにジャミングした銃を簡単に自分で直せるようになるまで時間を取る為だ
ハッキリ言ってまだ戦力に成り得ない
それまでは 日常生活を続ける予定だ
夜に襲撃があったらそれは個別で対応する

そして今日の予定
まず 村へ様子見に 
次に 湖へ
できれば小さなレモンとキナのがあったらそれを掘って
庭に植えたい

男はガンセーフから子供の頃に使っていたガンベルトを取る
少し紐で修正して長くしたのをハリネズミに渡す
そして 準備

***1時間後***

男   :「Hey Edgewater, you protect Goats OK?(クロ馬 ヤギ達を任せた)」
果物をやりながら優しくクロ馬を撫でる
フン 任せろ! とまるで言わんばかりに鼻息を吐くクロ馬
クロ馬とヤギ達を外に出して 桶に水を張ってから
ハリネズミを白馬に乗せる
そして男は荷車を引かせた茶色とブチ色の馬と共に村へ

途中 数回 角ウサギと鳥をライフルで仕留める
ハリネズミは素直に感心していた
ただでさえ 止まっているターゲットになかなか当たらない 自分の拳銃
それと比べ 男の場合は 獲物が遥か遠くに居て
さらに動いている獲物を男は何事もなかったかのように仕留める
仕留めた獲物は内臓を出して その場で埋め
腱と首にナイフで切れ込みを入れ血抜きをする

村に入る前に 仕留めた獲物の毛皮を取るやり方を男はハリネズミに教える
ウサギは首の周り切り込みを入れ、爪を折ってから、一息に引っ張る

村の横の兵舎に着く
村の青年が男達に気づく
そして青年と大人 一人が近づいてくる
ハリネズミと青年と大人が話している

そして3人が手振りと土の上に絵を描いて男に必死で説明
予定していたか手鉤が出来たとの事
そして男は 逆にタブレットを使用して 必要な道具と人数を説明
明日 雨が降らなければ 午前中 湖で待ち合わせ
人数とロープとチェーンと馬が必要である事
ロープは太くて頑丈な物を用意する事
旨く行った場合は大量の塩と油と小麦粉が必要になる事

大人はワイズのお爺さんの従者である事が解る
そして男は 青年に角ウサギの肉と鳥を 従者に銅貨を渡す
青年  :「え いいんですか?」
男   :「Eat it (もらっておきな)」
従者  :「え いいんですか?」
男   :「keep it(とっておきな)」

そして ハリネズミと共に湖へ
男   :「We need the tiny tree(小さい木を探すように)」
絵を描いて説明 
暫く周りを探索して 小さなレモンの木を見つける

男   :「This One(こいつだ)」

ハリネズミにシャベルを渡し 周りから掘り始める
そして 根を傷つけないように小さな木を掘り起こし ゴミ袋で根の周りを包む
それを 荷車に載せていく

合計7本 レモンの木を掘り起こす
ついでにレモンも幾つか取っておく
そして明日の戦場となる場所を視察
あの岩を使うか。。。配置はその横。。。岸にも投げる用の手鉤を置いて

次に川沿いに戻り、川を渡り 湖の反対側へ
同じように今度は小さなキナの木を探す
そして 根を傷つけないように小さな木を掘り起こし ゴミ袋で根の周りを包む
それを7本荷車に載せていく

ついでにキナの木の皮も ある程度削っておく

干し肉とリンゴの軽い少し遅い昼食をとる
馬にはリンゴとレモンを
そして帰り道は南の崖に沿って馬に乗っていく

男   :「YO Stop(おーい 止まれ)」

男が声をかけ そして馬から降りるように

男   :「Do you see it Over there?(あそこに居るの見えるか?)」
男の方向には狐が

男   :「Maybe 40 Yards. It's your gun range(大体40ヤード 銃の距離内だ)」
男はハリネズミにリロードをさせ、銃を構えさせる

男   :「Use your dominant Eye only(利き目だけ使って)」
そしてゆっくり 目から銃のサイトへ指をやる
そして軽く抱きかかえるようにしてから

男   :「Breath In Breath Out, (吸ってー 吐いて―)
      Breath in Stop    (吸って― 止めてー)」
深呼吸をさせてから 息を止めさせる

男   :「Squeeze (トリガーをしぼれ)」

”タン” そして ”ボテッ”
狐に当たり 狐が倒れ 起き上がり 走り出す
正直に言えば男は距離的に無理だとは思っていた
40ヤードを撃てるようになるには練習が相当必要だ
が まずは撃たない事には始まらない
外れたら外れたで問題なかった
それが予想外にうまく当たった

男   :「Good shooting(良く当てた)」
嬉しそうに喜ぶハリネズミ

男   :「Now Safety(安全の確認)」
あ! しまった
そんな顔をしているハリネズミの銃のマガジンを外し
チェンバーの弾を抜き 抜き取った弾をマガジンへ
そしてホルスターへ入れさせる

男はゆっくり荷車に ハリネズミはシロ馬にまたが
狐を撃った場所へ 
そこから血の跡を追う

***数分後***
森の入口 近くに死にそうな狐を見つける

男   :「In the name of Samson(サムソンの名において)」
男は首に 一息にナイフを突き刺す
血が流れ出し 狐の眼から光が消える
男は狐の死骸を持ち上げ 馬に乗り 二人で家路へ

***20分後***
男   :「Yo Snake (おーい シロ蛇)」
ニョロっとシロ蛇がお出迎え

男   :「OK You know the drill(解体の仕方 分かってるか?)」
男はナイフをハリネズミに渡し ゆっくり解体の仕方を教えていく
嫌がる素振りを全く見せず 必要な行動と理解しているハリネズミは
男の指示通り 内臓を抜き取り
内臓に問題無いのを確認してから シロ蛇に食べさせる

シロ蛇が食べている間 ハリネズミと男は馬を馬屋へ 
そしてブラシをかけてやる

男   :「Do you want some meat?(肉も要るか?)」
シロ蛇がチロッ と舌を出したので
あばらの部分の肉を食べやすく切ってやったのを置いてやる
内臓 食べ終え肉をパクッと咥え ニョロっと何処かへ

***10分後***
30分ほどハリネズミに銃を撃たせる
途中で2回程 ジャムっていたのを対応の仕方を絵と動作で伝える
ただ 先ほど狐を仕留めたのが自信になったのか
昨日より命中率は向上していた

***30分後***
男とハリネズミは1本1本 充分な距離を開け それぞれの木を植えていく

何とか木を植え終わった頃 ヤギ達とクロ馬が戻ってくる
それぞれ二人でブラシをかけてやり 
男は夕飯の準備をする

日が沈んでいく
狐の肉入りのトマトベースのパスタ
コンソメスープ

ハリネズミがシャワーを浴びている間に準備が終わる
冷凍庫から冷えたグラスを2つ取り出しエールを抄う

男   :「Dear load         (主よ)
      Thank you for this blessing (今日の食事に感謝を)
      We survived another day (今日も生き抜く事が出来ました)
      Tomorrow, we will hunt, we will kill, and everyone will eat
       (明日 狩りをし、仕留め、全員が食べられるように)
      In the name of Jesus, Able, Noah, Samson
      (イエス アベル ノア サムソンの名において)
      Amen(アーメン)」

そして二人で夕飯を取り 
男はシャワーを浴び 
そして明日に備える為 早めに寝るようにハリネズミに言う
明日は老人が準備出来ていたら超大物のビッグゲームに挑む事になる
疲れた体に染み入るエールを飲んでいた為
普段より早くても二人とも眠りに落ちるのであった




しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

日本列島、時震により転移す!

黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~

いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。 他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。 「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。 しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。 1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化! 自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働! 「転移者が世界を良くする?」 「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」 追放された少年の第2の人生が、始まる――! ※本作品は他サイト様でも掲載中です。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います

霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。 得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。 しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。 傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。 基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。 が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~

トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。 旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。 この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。 こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。

【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】

一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。 追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。 無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。 そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード! 異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。 【諸注意】 以前投稿した同名の短編の連載版になります。 連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。 なんでも大丈夫な方向けです。 小説の形をしていないので、読む人を選びます。 以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。 disりに見えてしまう表現があります。 以上の点から気分を害されても責任は負えません。 閲覧は自己責任でお願いします。 小説家になろう、pixivでも投稿しています。

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。

アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。 両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。 両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。 テッドには、妹が3人いる。 両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。 このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。 そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。 その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。 両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。 両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…   両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが… 母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。 今日も依頼をこなして、家に帰るんだ! この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。 お楽しみくださいね! HOTランキング20位になりました。 皆さん、有り難う御座います。

処理中です...