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Romans 8:28 And we know
Day68 No longer welcome(もはや歓迎されていない)
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Day68 朝10時 ちょいすぎ 西の村
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
西の国の文官と護衛の騎士二人が北の街から砦へやって来る
明らかに静かな砦
至る所に血の跡
そして 一人も居ない騎士
馬も居ない
一体何が起こったんだ?
暫く見て回るが判らない
砦の入口に行き 村人に尋ねる
文官 :「おい! そこのお前! ここで何が起きたは知らないか?」
村人 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
村人は何も言わずに歩き続ける
他の村人に訊いても同じ
誰一人 口を割らない
怒った騎士の1人が村人に剣を向け尋ねる
騎士 :「おい! お前! なんで俺達を無視する 答えないか!」
それを見ていた青年が口を開けた
村の青年:「アンタ達はこの村にもう来ないほうが良い」
騎士 :「おい! お前! どういう事だ!?」
村の青年:「自分達が 一体な 何をやったのか分かっているのか?」
文官 :「何を言っているんだ?」
村の青年:「本当に何も知らないのか!?」
全員 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
村の青年:「お前たち 西の国の人間は森の賢者様の家から物を盗んだだけでなく
後ろから切りかかった」
騎士 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。」
村の青年:「それだけじゃ飽き足らず村では森の賢者様に剣を向けた
今 そこにいるあんたが剣を向けているように」
騎士 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。」
村の青年:「アンタ達は森の賢者様の怒りを買った」
騎士 :「森の賢者様の怒りだーー?」
村の青年:「剣の長の1番弟子も似たような事 言ってたな
そして 一瞬で森の賢者様に殺されたよ」
全員 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
村の青年:「家を荒らされたんだ
だから騎士達の家を荒らすって言ってたよ!
本当に怒ってたよ!!
砦を指さし怒り叫んでたよ!!!
まるで雑草を刈り取る様に
粛々と砦にいる騎士達の命を奪っていったよ!!!」
文官 :「そんな事あるわけ」
村の青年:「それが出来ちまうから森の賢者様なんだよ!!!!」
全員 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
村の青年:「村人達があんた達に話したくないのは
森の賢者様の祟りが移されたら たまったもんじゃないからだ!」
剣を向けられている村人に向かい騎士は声を張り上げる
騎士 :「おい! お前! そこの青年が言ってることは本当なのか!?」
村人 :「ほ、 本当です!
村人達は森の賢者様が砦の中をまるで散歩するように歩いて行き
怒鳴り声と雷みたいな音が聞こえ
その後は騎士達が全員死んでいました」
全員 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
村人 :「あんなのは人間が出来る事じゃない
鉄の鷹を操り 一瞬で騎士を殺す事が出来る
ドレイクを1人で倒し 森の主すら1人で倒す事が出来る
そんな化け物をあんた達は、怒らせてしまったんだ
くわばら くわばら」
尋常じゃない村人の怯えながらの説明
これには さすがの騎士も本当にヤバい事をしてしまったのではないか?
そう 思わざる得ない
そしたら 何時の間にやら 集まっていた村人達が遠巻きに見ている
殆どの村人の顔色が良くない
まるで怖いものを見ているように
まるで病に侵されたように
罰が悪そうに剣を向けていた村人を放す騎士
文官が村人に尋ねる
文官 :「おい! これは本当の事なのか?」
でも誰1人 答えない
文官が偶に、本当に偶に、金を落とす、村唯一の商店の主に向かい訊く
文官 :「おい! お前! 答えないか?」
数日してもダルさがとれない村唯一の商店の主はたどたどしく質問に答える
店主 :「私は直接その現場にはいませんでした
でも 森の賢者様には会った事があります
聞いた事のない言葉を話す
それは確かなのですが
見た事もない奇妙な服を着ている
それ以外はなんともない温厚な人でした」
文官 :「。。。それなら」
店主 :「だからこそ 私は怖いんですよ!!
私達に理解できない温厚な人をあなた達は怒らせてしまった
ただ 怒らせただけじゃない 殺意を向けられるまで怒らせた
そして その殺意を実行できるだけの実力者である
実際にほとんどの村人たちは森の賢者様の行動を見ています」
違う村人が文官に言う
村人 :「アンタらは本当に怒らせてはならない人を怒らせてしまった
始めはまだ怒鳴って警告を騎士にしていたが
最後の方は見た瞬間殺していた
もし 森の賢者様がまたこの村に寄った時にあなた達がいたら」
文官 :「そいつが 襲ってくるって言うのか!?」
全員 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
誰も答えない
が 騎士達と文官は村人が嘘を言っていないのが見て取れる
そして村人たちの眼は物語っていた
あーーあ こいつらも 簡単に殺されてしまうんだなー
まったく馬鹿な事をしでかしたもんだ
それは同情や哀れみ等はまったくなく
ただ屠畜場にいる動物を見るような眼だ
文官 :「おい! 北の街に戻るぞ
急いで街の支部に報告だ」
騎士達 :「ハイ」
そう言って文官と騎士二人は北の街に戻っていく
その姿が見えなくなるまで村人達は3人を眼で追っていた
そして姿が見えなくなってから 少し話してから村人たちは
日常に戻ろうとする
いや 仮初の日常だ
村人 :「なー 俺 体調あまり良くないんだが」
村人 :「お前もか? 関節が痛いんだよ」
村人 :「ばあちゃんは熱をだして寝たきりになっている」
村人 :「ウチの子供もだ」
村人 :「風の冷たい日が続きそうだからな」
村人 :「隣の家の子供が咳込んでてな」
村人 :「あんまり食欲が無いんだよ」
村人 :「寝ても疲れが全く取れない」
村人 :「こういう日はエールでも飲むに限る」
そんな他愛もない話を村人達はしていた
殆どの者はそれが最後になるとは知らずに
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西の国の文官と護衛の騎士二人が北の街から砦へやって来る
明らかに静かな砦
至る所に血の跡
そして 一人も居ない騎士
馬も居ない
一体何が起こったんだ?
暫く見て回るが判らない
砦の入口に行き 村人に尋ねる
文官 :「おい! そこのお前! ここで何が起きたは知らないか?」
村人 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
村人は何も言わずに歩き続ける
他の村人に訊いても同じ
誰一人 口を割らない
怒った騎士の1人が村人に剣を向け尋ねる
騎士 :「おい! お前! なんで俺達を無視する 答えないか!」
それを見ていた青年が口を開けた
村の青年:「アンタ達はこの村にもう来ないほうが良い」
騎士 :「おい! お前! どういう事だ!?」
村の青年:「自分達が 一体な 何をやったのか分かっているのか?」
文官 :「何を言っているんだ?」
村の青年:「本当に何も知らないのか!?」
全員 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
村の青年:「お前たち 西の国の人間は森の賢者様の家から物を盗んだだけでなく
後ろから切りかかった」
騎士 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。」
村の青年:「それだけじゃ飽き足らず村では森の賢者様に剣を向けた
今 そこにいるあんたが剣を向けているように」
騎士 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。」
村の青年:「アンタ達は森の賢者様の怒りを買った」
騎士 :「森の賢者様の怒りだーー?」
村の青年:「剣の長の1番弟子も似たような事 言ってたな
そして 一瞬で森の賢者様に殺されたよ」
全員 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
村の青年:「家を荒らされたんだ
だから騎士達の家を荒らすって言ってたよ!
本当に怒ってたよ!!
砦を指さし怒り叫んでたよ!!!
まるで雑草を刈り取る様に
粛々と砦にいる騎士達の命を奪っていったよ!!!」
文官 :「そんな事あるわけ」
村の青年:「それが出来ちまうから森の賢者様なんだよ!!!!」
全員 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
村の青年:「村人達があんた達に話したくないのは
森の賢者様の祟りが移されたら たまったもんじゃないからだ!」
剣を向けられている村人に向かい騎士は声を張り上げる
騎士 :「おい! お前! そこの青年が言ってることは本当なのか!?」
村人 :「ほ、 本当です!
村人達は森の賢者様が砦の中をまるで散歩するように歩いて行き
怒鳴り声と雷みたいな音が聞こえ
その後は騎士達が全員死んでいました」
全員 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
村人 :「あんなのは人間が出来る事じゃない
鉄の鷹を操り 一瞬で騎士を殺す事が出来る
ドレイクを1人で倒し 森の主すら1人で倒す事が出来る
そんな化け物をあんた達は、怒らせてしまったんだ
くわばら くわばら」
尋常じゃない村人の怯えながらの説明
これには さすがの騎士も本当にヤバい事をしてしまったのではないか?
そう 思わざる得ない
そしたら 何時の間にやら 集まっていた村人達が遠巻きに見ている
殆どの村人の顔色が良くない
まるで怖いものを見ているように
まるで病に侵されたように
罰が悪そうに剣を向けていた村人を放す騎士
文官が村人に尋ねる
文官 :「おい! これは本当の事なのか?」
でも誰1人 答えない
文官が偶に、本当に偶に、金を落とす、村唯一の商店の主に向かい訊く
文官 :「おい! お前! 答えないか?」
数日してもダルさがとれない村唯一の商店の主はたどたどしく質問に答える
店主 :「私は直接その現場にはいませんでした
でも 森の賢者様には会った事があります
聞いた事のない言葉を話す
それは確かなのですが
見た事もない奇妙な服を着ている
それ以外はなんともない温厚な人でした」
文官 :「。。。それなら」
店主 :「だからこそ 私は怖いんですよ!!
私達に理解できない温厚な人をあなた達は怒らせてしまった
ただ 怒らせただけじゃない 殺意を向けられるまで怒らせた
そして その殺意を実行できるだけの実力者である
実際にほとんどの村人たちは森の賢者様の行動を見ています」
違う村人が文官に言う
村人 :「アンタらは本当に怒らせてはならない人を怒らせてしまった
始めはまだ怒鳴って警告を騎士にしていたが
最後の方は見た瞬間殺していた
もし 森の賢者様がまたこの村に寄った時にあなた達がいたら」
文官 :「そいつが 襲ってくるって言うのか!?」
全員 :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
誰も答えない
が 騎士達と文官は村人が嘘を言っていないのが見て取れる
そして村人たちの眼は物語っていた
あーーあ こいつらも 簡単に殺されてしまうんだなー
まったく馬鹿な事をしでかしたもんだ
それは同情や哀れみ等はまったくなく
ただ屠畜場にいる動物を見るような眼だ
文官 :「おい! 北の街に戻るぞ
急いで街の支部に報告だ」
騎士達 :「ハイ」
そう言って文官と騎士二人は北の街に戻っていく
その姿が見えなくなるまで村人達は3人を眼で追っていた
そして姿が見えなくなってから 少し話してから村人たちは
日常に戻ろうとする
いや 仮初の日常だ
村人 :「なー 俺 体調あまり良くないんだが」
村人 :「お前もか? 関節が痛いんだよ」
村人 :「ばあちゃんは熱をだして寝たきりになっている」
村人 :「ウチの子供もだ」
村人 :「風の冷たい日が続きそうだからな」
村人 :「隣の家の子供が咳込んでてな」
村人 :「あんまり食欲が無いんだよ」
村人 :「寝ても疲れが全く取れない」
村人 :「こういう日はエールでも飲むに限る」
そんな他愛もない話を村人達はしていた
殆どの者はそれが最後になるとは知らずに
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