ハーミタリアン

Romans 5:1 Therefore being justified by faith

Day６０★★ Skinning Trimming Salting（剥いで剃いで塩振って）

今回のこの作業で家にあるバキュームラップは使い切ってもいいと思っている
また瓶詰めを用の瓶も使い切っていいと思っている
その上に冷凍庫に入れられるだけ入れ　
それでも余ったのは燻製にする

そんな事を考えながら　まず腕の残っている肉を外していく
これは基本的に簡単に出来た

次は毛皮　本体だ
ガレージにあるテーブルだけでは足りない
折り畳みテーブルと居間のテーブルを持って来て
その上にクマの毛皮を乗せる
そして　ゆっくりと丁寧に毛皮に付いている肉と油をこそぎ落していく

背中の痛みはあるが　これ以上のアルコールで手がぶれては元もこうも無い
ゆっくりと丁寧に
ゆっくりと丁寧に
油の為　ナイフの通りがそく悪くなるがそれでも丁寧に
もってきたゴミ箱と空であったバケツが満杯になるほどの油がこそげ落ちた

次は塩だ
が
工業用の塩は家にはない
調理用の塩はできるだけ使いたくない
男　　　：「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
男　　　：「！！！！！！！！！！！！！！！！！」

除雪用の塩があった
ガレージの隅に置いてあったバケツに入った除雪用の塩
ただこれはソルトクリスタルである為　　一度全部ゴミ袋へ
袋に入れた状態で木槌で丁寧に砕いていく
そして粉上になった塩を熊の毛皮に撒いていく
耳の部分は折り返して　そして塩を撒き終わった後　頭蓋骨の中を刳くり出す

数日後に洗えば毛皮は完成だ

男　　　：「はーーーーーー」

お腹も空いており　時間も夕方に近い
馬に餌をやりに行って　バーベキューグリルを庭に出す
そしてチャーコールを用意し、火をつけて、　ハチェットでクマのリブを取りだす

骨ごと焼いて齧かぶりり付きたいのだが　またあわよくば骨髄も食べられるであろうし
ただ　プリオキサイドがまだ残っている。。。いや　結構な量が地下にある

骨細工用に保存しておくか
それとも細工せず大熊まるまる１体分の骨
悪くないな

そう思い　スパイスをたっぷりかけた熊肉の身をグリルの上に乗せる
そしたら　シロ蛇が庭にでている

男　　　：「You wanna eat this?　（これ食べるか？）」

油のついた熊肉を蛇用に切って　軽く投げてやる
食べなかったら洗ってグリルの上に乗せようと思っていたが
パクっと加えて蛇は　するする　と移動していった

流石にその場では食わなかったか

プレッシャーキャナーと瓶とドライベジタブルで肉の瓶詰を作りながら
肉を細切れにして味をつけて燻製用の物を作り　それを燻製小屋へ

肉が焼ける匂いの中　ガレージの冷凍庫を綺麗にし
優先度の低いものはキッチンの電源の入ってない冷蔵庫に移せるだけ移す
電源が入ってなくても保温はある程度はできる　クーラーボックス代わりだ

そして　空になったガレージの冷凍庫に入るサイズに肉を切り分けていく

香ばしい匂いがする
肉をひっくり返したい衝動を抑える

切り分けた肉はラップでぐるぐる巻きにして冷凍庫へ
ラップ２箱で片足が終了する
次に拳３つ分ぐらいに大きく切った肉をバキュームシーラーで真空状にしていく

焦げた匂いがしてきたので　スパイスを追加でかけ　トングでひっくり返す
肉は焦がしてなんぼである

肉の瓶詰の次のバッチ　燻製小屋の次のバッチ　冷凍庫をほぼパンパンに
バキュームシーラーでどんどん肉を真空状に包んでいく

あー　背中が痛い　でも　今やらないと

反対の足と肋骨の肉を解体していき　冷凍庫でテトリスをするようにして
入れていくが、やはり全部は無理なようだ
冷凍庫に入らない肉は真空パックと燻製にする予定だ

そして数日以内に食べる分はジップロックに入れ電源の入って無い冷蔵庫に

今　燻製しているのがシンプルな塩コショウ味
これとは別に本格的な燻製用は大型のジップロックに
いわゆる下味をシッカリつけてからの燻製

作るのは２種類
ハニーマスタード　ただしハニーが無いのでメープルで代用予定
オリジナル　　　　これはオイスターソースのみ
　　　　　　　　　オイスターソースは熱を加えるとうま味と塩味がましてよく合う

必要なら明日デハイドレータ―を使用してでも干し肉を作る予定だ

以前　男はデハイドレータ―でジャーキーを作成し会社の同僚に持って行った
味の強弱をあえてつけるのが個人的な好みなのだが

日本人の同僚は美味しさに感動し

インド人の同僚は味が均一　でないと　たらたら不満をいったので
　　　　　じゃー食わないでいいよ　とりあげ

アメリカ人の同僚は　このスモーキーテイストがなんとも言えないといっていた
いや　これ煙であぶってないのに
スモーキーテイストとか言ってんじゃ無いと男は　思ったが

日本人の同僚　スゲー良かったな――　　
そういえばワサビと醤油があるし　わさび醤油味も作ってみるか

急遽　手の込んだ味付けを２種類から３種類に変更
ハチミツもあわよくば探しに行きたいが　まー　メープルだよなーー　余ってるし　
そんなこんなでグリルに置いた熊肉が焼きあがる

次の肉を置き　背中が痛いからクッションを持ってきてテラスの椅子の上に乗せる
エールを持ってきて椅子に座り

男　　　：「Thank you for this meat,　（この肉が食べられる事に感謝）
　　　　　　In the name of Jesus,　（イエス）
　　　　　　 Able, Noah, Samson　（アベル　ノア　サムソンの名において）」

独特の祈りを唱えてから肉に齧り付く

男　　　：「あつ　はふはふはふ」

火傷しそうになるのをビールで抑え込む　そして

男　　　：「はふはふ　はむはむはむ　ごくごくごく　ぷはーーー」
男　　　：「あーーーーーー　　あーーーーーーーーーーー」

美味しい　凄く美味しい　そして幸せを感じた瞬間　
震えが体を襲う

男　　　：「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」



本当に　俺　良く　生き残ったよな？



はむはむはむ
無謀だったよな――
ごくごくごく
でも必要であったよな――
はむはむはむ
死を覚悟したよなーー
はむはむはむ
賭けに勝ったよな――　通常弾と叫びで咆哮を誘発できたし
ごくごくごく
そして。。。。。。あの瞬間。。。。運命を感じたよな――

男　　　：「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
男　　　：「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
男　　　：「GOD　I thank you（神よ　ありがとうございます）」

２０００パウンド近い肉が手に入った
暫くは安泰あんたいだろうなー―
でも野菜あと穀物を探したい
塩も欲しい
村にねーかなーー？　
この世界のお金もある
行くのが楽しみだ

夕日が沈み　月が空に登る
肉の焦げる音と風の音を感じながら
その横で　ぐつぐつ　瓶詰がプレッシャーキャナーの中で揺られながら

ゆっくりと休息という名の食事をとっていく

毛皮の処理、燻製肉、瓶詰、冷凍、バキュームシーリング
やる事が色々ある
骨の処理もこれに追加かな。。。

エールをひとしきり飲んでから
少し気になったのでバスルームへ
着ている物を脱いで鏡で確認する

バスルームの鏡で確認したが背中に太く長い痣が斜めに
赤、緑、青、紫色になっている

男　　　：「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」

とても酷く見える
が
これで済んだと考えればマシだ


痣は血行を良くするのが　一番大事
だとすると
サウナ　作ってみるかなーーー

骨細工用の処理もしないといけないし

労働

ただ、自分の為に、自分の時間を使用する、そして暇を感じさせず成果がある
いい意味での労働
明日から暫くは充実しそうだ

そして　村に行くぞ！！

その後　ハンターは一人で宴を深夜まで行い
グリルの火を落としてから軽くシャワーを浴び
ベッドへダイブしたのであった