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由緒正しい凛とした男爵家令嬢として誕生日の晩餐会を終えた後。
父から呼び出しを受けた。
特に呼び出しを受けるようなことをした覚えはない。
貴族令嬢としての教育はこれまでしっかり受けていたしそれを使いこなせているという自負はある。
ただ、昨日以前の事をあげられてしまえばかなり心当たりはあるのだけれど。
というよりは怒られない可能性の方が少ない。
帝国において貴族家子息令嬢の6歳は1つの節目。
所謂社交界など公の場に出ることが増える。
婚約者というモノも考えなければならない年齢でもある。
色々と考えられることはあるが考えても仕方のないので現実に取り組もう。
呼び出しに従い父の書斎に入ると父は厳ついヤクザ顔をいつも以上に強張らせて待っていた。
それは見慣れたはずの私でも少し緊張してしまうほどだ。
父、マッド・オブライエン男爵は目線で人を射殺せると評価されるような御仁。
単純な造形の問題もあるのだが訓練によって重ねられた傷や身に纏う空気感が違う。
そんな方が普段以上に眉間に力を入れているのだから恐怖そのもの。
決して他所には見せられない。
多分同世代の子どもであれば泣き出している。
いや、最悪は失神しているかもしれない
それは置いておくとして。
一呼吸を置いて父に尋ねる。
「お父様、何か御用ですか」
「……お父様、か。まあいい。そこに座りなさい」
個人的には面倒事は早めに処理したいのだけれど父に促されたので部屋にある私の椅子に座る。
それはこの部屋の中で最も豪勢で高価で利便性に乏しいモノ。
よくも私はこんなものを好んでいた物だと思う。
お尻痛いし。
何故こんなものを全ての部屋に用意させたのか。
いや、これを売れば何頭か馬が買えるか。
それは良いとして。
厳つく険しいままの父。
ゆっくりと立ち上がり私の前に来てゆっくりと……土下座をした。
「すまないベルモット。許してくれ、無知な父を許してくれ。何でもいい、何でも言ってくれていい。機嫌を直してくれるならパパは何でもする。だから許してくれ。だからパパを嫌わないで下さい。お願いします!!」
厳つくヤクザ顔した父がみっともなく床を抱擁する姿を見て思い出す。
父は私の事を溺愛していたことを。
父は母を死ぬほど愛していた。
政争などで母にちょっかいを出された時に地位や名声、己の身すら擲って反撃したという武勇伝が残るほど。
その母が私を生んだ直後に流行り病で亡くなった後その重たい愛情が全て私にやって来た。
それは母が無くなったことを自身で消化するための行為でもあったのだろう。
生きる希望を失い自暴自棄になるよりはまともな行動だろう。
問題があるとすれば父を誰も止められなかったという事。
なまじ母への愛情を皆が知っているのでその代償として娘を溺愛することを止められない。
そうしてなあなあが続いた結果、厚顔無恥でな傲慢お嬢様が出来上がってしまったわけだ。
まあ、その厚顔無恥で傲慢なお嬢様とは私なのだが。
正確に言えば昨日までの私だ。
そういった事情を思い返せば今日の誕生日会は失敗だった。
傲慢で我が儘な娘のために様々なモノを集めた。
全ては娘を喜ばせるために。
けれど今日の私は真面目過ぎた。
喜ぶことは無く感情を表に出すこともなく、令嬢然とし過ぎた。
それを見た父が私が不機嫌だと思うのは仕方のないこと。
さて、これはどうしたものか。
父を喜ばすためには子どもらしく我が儘を言う事が良いのだろう。
けれど今となってはそれも恥ずかしい。
自らの手で勝ち取ったわけでも無い力を傘にして威張り散らかすなんて情けない。
とはいえこんな父を放ってはおけない。
父をこんなにしてしまったのは私の所為でもあるのだし。
ならば適度に我が儘を言うべきなのだろう。
勿論無駄に浪費をするとかではなくだ。
と、なれば、だ。
あれですな。
領地の発展のため、オブライエン家の今後のためになるお願いをするべきだろう。
問題はそれにどうやって持っていくかだ。
確か夢の中のおじさんはそういったことが得意だったはず。
消え始めているものを何とかつなぎ合わせてそれらしいことを口にする。
「顔をあげてください。お父様、いや、ううん、パパ。別に私は不機嫌という訳じゃないの。私も6才になったから少し考えるようになっただけ。残念だけど自分でそう考えたわけじゃないんだけどね」
「そ、そうなのか?」
「うん。私、これでも次期当主候補なんでしょ。だからお父様とお母様が住んだこの街を良くしたいなって考えていたの。普段しない事だから顔が強張っていたのかも。でも、それがお父様を心配させてしまったのね。ごめんなさい、パパ。折角私のために用意をしてくれたのに」
「いや、いや、良いんだ。良いんだ、ベルモット。お前は何にも、なにも悪くない。悪くないさ」
みっともなく這いつくばっていた父が更に顔をへんにゃりとさせる。
それはみっともなく縋っている様なモノでは無く簡単に言えば泣き笑い。
余程私の言葉が真っ当に聞こえたのだろう。
言葉だけを聞けば真っ当なのは事実だし。
昨日までの私はそんな取り繕っただけの言葉さえ言えるようなモノでは無かった。
全ての中心は自分で自分が何かのために行動するなんて考えた事が無かった。
阿呆で馬鹿で世間知らず。
それが私だ。
そんな恥ずかしい娘が真っ当なことを言えば親が喜ぶのも当然の事だろう。
勿論私の発言に嘘はない
流石にそんなにダメな娘ではない。
少しばかし分かりやすい口調と仕草をしただけ。
そして少しばかし自分の都合をつけこむだけ。
「ああ、でも、お父様。私のお願いを聞いてくれるんだよね。私、やってみたいことがあるんだ」
これで父も私の話を聞いてくれやすくなったはず。
あとは私の情熱と手腕にかかっているという事だ。
父から呼び出しを受けた。
特に呼び出しを受けるようなことをした覚えはない。
貴族令嬢としての教育はこれまでしっかり受けていたしそれを使いこなせているという自負はある。
ただ、昨日以前の事をあげられてしまえばかなり心当たりはあるのだけれど。
というよりは怒られない可能性の方が少ない。
帝国において貴族家子息令嬢の6歳は1つの節目。
所謂社交界など公の場に出ることが増える。
婚約者というモノも考えなければならない年齢でもある。
色々と考えられることはあるが考えても仕方のないので現実に取り組もう。
呼び出しに従い父の書斎に入ると父は厳ついヤクザ顔をいつも以上に強張らせて待っていた。
それは見慣れたはずの私でも少し緊張してしまうほどだ。
父、マッド・オブライエン男爵は目線で人を射殺せると評価されるような御仁。
単純な造形の問題もあるのだが訓練によって重ねられた傷や身に纏う空気感が違う。
そんな方が普段以上に眉間に力を入れているのだから恐怖そのもの。
決して他所には見せられない。
多分同世代の子どもであれば泣き出している。
いや、最悪は失神しているかもしれない
それは置いておくとして。
一呼吸を置いて父に尋ねる。
「お父様、何か御用ですか」
「……お父様、か。まあいい。そこに座りなさい」
個人的には面倒事は早めに処理したいのだけれど父に促されたので部屋にある私の椅子に座る。
それはこの部屋の中で最も豪勢で高価で利便性に乏しいモノ。
よくも私はこんなものを好んでいた物だと思う。
お尻痛いし。
何故こんなものを全ての部屋に用意させたのか。
いや、これを売れば何頭か馬が買えるか。
それは良いとして。
厳つく険しいままの父。
ゆっくりと立ち上がり私の前に来てゆっくりと……土下座をした。
「すまないベルモット。許してくれ、無知な父を許してくれ。何でもいい、何でも言ってくれていい。機嫌を直してくれるならパパは何でもする。だから許してくれ。だからパパを嫌わないで下さい。お願いします!!」
厳つくヤクザ顔した父がみっともなく床を抱擁する姿を見て思い出す。
父は私の事を溺愛していたことを。
父は母を死ぬほど愛していた。
政争などで母にちょっかいを出された時に地位や名声、己の身すら擲って反撃したという武勇伝が残るほど。
その母が私を生んだ直後に流行り病で亡くなった後その重たい愛情が全て私にやって来た。
それは母が無くなったことを自身で消化するための行為でもあったのだろう。
生きる希望を失い自暴自棄になるよりはまともな行動だろう。
問題があるとすれば父を誰も止められなかったという事。
なまじ母への愛情を皆が知っているのでその代償として娘を溺愛することを止められない。
そうしてなあなあが続いた結果、厚顔無恥でな傲慢お嬢様が出来上がってしまったわけだ。
まあ、その厚顔無恥で傲慢なお嬢様とは私なのだが。
正確に言えば昨日までの私だ。
そういった事情を思い返せば今日の誕生日会は失敗だった。
傲慢で我が儘な娘のために様々なモノを集めた。
全ては娘を喜ばせるために。
けれど今日の私は真面目過ぎた。
喜ぶことは無く感情を表に出すこともなく、令嬢然とし過ぎた。
それを見た父が私が不機嫌だと思うのは仕方のないこと。
さて、これはどうしたものか。
父を喜ばすためには子どもらしく我が儘を言う事が良いのだろう。
けれど今となってはそれも恥ずかしい。
自らの手で勝ち取ったわけでも無い力を傘にして威張り散らかすなんて情けない。
とはいえこんな父を放ってはおけない。
父をこんなにしてしまったのは私の所為でもあるのだし。
ならば適度に我が儘を言うべきなのだろう。
勿論無駄に浪費をするとかではなくだ。
と、なれば、だ。
あれですな。
領地の発展のため、オブライエン家の今後のためになるお願いをするべきだろう。
問題はそれにどうやって持っていくかだ。
確か夢の中のおじさんはそういったことが得意だったはず。
消え始めているものを何とかつなぎ合わせてそれらしいことを口にする。
「顔をあげてください。お父様、いや、ううん、パパ。別に私は不機嫌という訳じゃないの。私も6才になったから少し考えるようになっただけ。残念だけど自分でそう考えたわけじゃないんだけどね」
「そ、そうなのか?」
「うん。私、これでも次期当主候補なんでしょ。だからお父様とお母様が住んだこの街を良くしたいなって考えていたの。普段しない事だから顔が強張っていたのかも。でも、それがお父様を心配させてしまったのね。ごめんなさい、パパ。折角私のために用意をしてくれたのに」
「いや、いや、良いんだ。良いんだ、ベルモット。お前は何にも、なにも悪くない。悪くないさ」
みっともなく這いつくばっていた父が更に顔をへんにゃりとさせる。
それはみっともなく縋っている様なモノでは無く簡単に言えば泣き笑い。
余程私の言葉が真っ当に聞こえたのだろう。
言葉だけを聞けば真っ当なのは事実だし。
昨日までの私はそんな取り繕っただけの言葉さえ言えるようなモノでは無かった。
全ての中心は自分で自分が何かのために行動するなんて考えた事が無かった。
阿呆で馬鹿で世間知らず。
それが私だ。
そんな恥ずかしい娘が真っ当なことを言えば親が喜ぶのも当然の事だろう。
勿論私の発言に嘘はない
流石にそんなにダメな娘ではない。
少しばかし分かりやすい口調と仕草をしただけ。
そして少しばかし自分の都合をつけこむだけ。
「ああ、でも、お父様。私のお願いを聞いてくれるんだよね。私、やってみたいことがあるんだ」
これで父も私の話を聞いてくれやすくなったはず。
あとは私の情熱と手腕にかかっているという事だ。
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