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24【亜楼+海斗Diary】からっぽのキス
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ごめん、こんなことさせて。……亜楼、ごめん。
「……、はぁっ、……あぁ、っん」
兄に挿入されて、海斗は控えめに喘いだ。部屋の外に声をもらすわけにはいかない。覆われた瞳がまた泣いて、亜楼のネクタイをしっとりと濡らしている。
亜楼は今回も事務的だった。余計な愛撫はせず、ただ己を挿れるためだけに淡々と、下半身だけ脱がせた海斗のからだをほぐしていた。淡々とはしていたが、多少慣れたとはいえまだ不安から完全に解放されてはいない海斗を、亜楼は常に気遣っていた。大丈夫か? と時々海斗に確認しては、ゆっくり、器用に、届く限界まで指を進めた。
指での時間を終えると、太くした性器を、亜楼はもうためらわずに弟に押し込んだ。愛を確かめ合うようなこだわった体位はもちろんしない。部屋着も脱いでいない。オーソドックスな正常位で、挿れてすぐに、腰を振る。
「っあ、……はっ、……あっ……あぁ……」
亜楼に丁寧に打たれながら、海斗は心の中で兄に謝り続ける。
亜楼、好きな人いるのに、こんなことさせてごめん。オレとこんなことしたらダメなのに、また追い詰めて困らせた。最低だ。ごめん……、ごめん……っ。
「あっ、……ああっ、……」
「声、……っ、気をつけろ……」
「……、ごめ……っん、……」
「眞空は、もうしょうがねぇけど、……冬夜と、秀春さんには、……っ、さすがにバレたくねぇ……」
とっくに冬夜にもバレてしまっていることを知らない上の兄たちは、喘ぎもベッドの揺れる音も気にしてひっそりと交わり合う。
「んっ、……っ、……っ、んっ……」
注意され、思ったように声を放てず押し殺すように必死に耐えている海斗を見て、亜楼がまた揺らいだ。この間のたったひとつのキスにすらあんなにも振り回されていたのに、懲りずにまた口唇を塞いで口の中で思いきり喘がせてやりたい気持ちに支配される。名を付けられない、知らない欲が出る。
亜楼が思わず海斗に顔を寄せると、キスをされそうな気配に気づいた海斗が顔を背けた。目隠しをされていても、兄の動きはよくわかる。伊達に八年弟をやってきたわけではない。ぐいっと横を向いて、海斗は亜楼の口唇を避けた。
「なっ……」
まさか拒否されるとは思わず、亜楼が呆然と腰の動きを止める。
「……それは、しなくて、いい」
顔を逸らしたままの海斗がつぶやいた。
「無理にそんなことしなくていい」
海斗の脳裏に、さっき事務所で見た亜楼と涼のキスシーンが浮かぶ。互いを求め合っている美しいくちづけを思い出して、海斗は口唇を強く噛みしめた。あんなキスを見せられたら、怯む。亜楼が欲しがってるのはオレじゃない。
「……それをされてうれしいのは、オレだけだから」
喜ばせるようなことはしなくていいと、海斗が断る。
「亜楼が気持ちいいことだけしたい……」
今日だって本当は、口で抜いてやろうと思って部屋に来た。したことがないのでうまくできるかはわからなかったが、気持ちいいことは亜楼も好きだろうと勝手に決めつけた。一方的に亜楼に尽くすだけでよかったのに、なぜこうなってしまったのかと海斗が頭を抱える。抱かれてうれしいのは、オレだけなのに。
「……」
「いれてんのは、気持ちいいんだろ……? 弟相手でも」
「!?」
相手があの人じゃなくて、ごめん。ごめん、亜楼……。
「だったらそれだけしよ。いれて、イクだけ」
海斗の突き放すような言葉に、うかつにも亜楼の方が複雑な表情をしてしまった。海斗の目を覆っていてよかったと心底思う。キスを拒絶されて、胸の底の方からざわざわとしたものがせり上がってきた。海斗が何を考えているのかも、胸を侵食するざわざわの理由もわからず、亜楼が無性に苛立つ。
「……っ、勝手なことばっか、言いやがって……っ」
スイッチが切り替わったように、亜楼が激しく海斗の中を突き出した。粗暴な態度とは裏腹に丁寧で紳士的だった亜楼の律動は、生まれた苛立ちを揉み消そうと唐突に海斗を荒く揺らし始める。
「あぁっ、……っ、はげし、……っ……やめっ……やっ……」
「おまえが、わけわかんねぇこと、っ、……言うからっ」
感情をぶつけるような抱き方は好きではないのに、動き出してしまったら止められなくて、重たくした杭を海斗の奥にずぶずぶと打ち込んでいく。苛立ちのやり場を探して、弟をひどく抱く。
「だめ、……っ、……おかしく、なる……っ……や、め」
奥が信じられないほど熱くて、自分のからだではないような、取り残された感覚に海斗が怯えた。知らないからだ、知らない自分、暗闇の中で何を頼りにしたらいいかわからず、また泣く。知らない。こんなオレ、知らない。
「……やめっ、……こわ、い……からだ、っ、ヘンに……なるっ……」
「……その、ヘンになるのが、……気持ちいいって、……っ、ことだろ……」
亜楼がぼそっと、海斗に教える。
「こ、れっ……これ、が……きもちいい、……ってこと、なの……?」
「おまえのは知らね。……っ、けど、俺は……今、すっげ、きもちいい、……」
「──っ!?」
亜楼が気持ちいいことをしたかった。亜楼がそう思ってくれるなら、惨めな自分でも海斗は許せた。求められていなくても、今だけは亜楼を悦ばせてやれている。それは、うれしい。
「は、……とまんねぇ……っ」
「……んっ、……あっ、あろ、……も、やば、出そう……」
「……っ、いけるか?」
「あぁっ、……だめっ、でる……ッ!」
海斗が吐き出したものが勢いよく溢れて、上の服を汚した。
「ちゃんといけたじゃねぇか、後ろで」
乱れた息を整えるように浅く呼吸をしている海斗を見下ろして、亜楼が弟を甘やかすように褒めた。はじめてのときうまくいけなかったのを覚えられていて、海斗は羞恥のあまり両手で顔を覆った。目など合うはずもないのに。
「もう、……いいから、もう、やめよ、……っ、ごめん、亜楼、……ごめんオレが全部悪い、こんな……」
こんな、自分だけがうれしいセックスは、やっぱり虚しいし哀しい。
「……っ、今さら、何言ってんだよ、……俺にもいかせろ」
亜楼はそう言うと、まだ海斗の中に収めたままだった欲を再び強く動かし始めた。顔を覆っていた両手を無理やり剥がし、もう強引にくちづける。拒絶されても、そんなの知るかと思った。
「!?」
乱暴に入れられた舌に、海斗は為す術がない。
「んっ、……ん……」
しなくていいって、言ったのに。うれしいの、オレだけなのに。
最初は少し抵抗して亜楼のからだを押し戻そうと手を伸ばしたが、深いキスに絆されて、海斗の手は見る見る力をなくしていった。亜楼を押し戻せなかった。与えられたくちづけを静かに受け入れる。
「ん、……っ」
亜楼と舌を絡ませるのが信じられないほど気持ちよくて、海斗はまた泣きたくなった。もう充分泣いているのに、まだ泣き足りない。キスの気持ちよさも、後ろで知る快感も、全部亜楼に教えてもらった。兄貴でいたいと言った、この人に。
キスされてうれしいの、オレだけじゃん。なんで、すんの……?
からっぽのキスが滑稽で、哀しい。
亜楼が口唇を一度離し、目隠しをした弟の耳元に口を寄せた。
「わりぃ、……順番まちがえた」
「じゅんばん……?」
「ほんとはキスから始めんだ、……覚えとけ」
「……っ」
足りなかった前戯を反省して、亜楼が穴埋めをするようにいつまでもくちづける。手ほどきだと言っていたのに、自分がまちがえてどうすると、何度も言い聞かせて。
「んんっ……っ、……亜楼、すき……」
何度伝えても、亜楼の心はきっとここにはない。それでも海斗はうわ言のようにキスの狭間でそう言って、横暴でやさしい兄にしばらく揺さぶられた。
「……、はぁっ、……あぁ、っん」
兄に挿入されて、海斗は控えめに喘いだ。部屋の外に声をもらすわけにはいかない。覆われた瞳がまた泣いて、亜楼のネクタイをしっとりと濡らしている。
亜楼は今回も事務的だった。余計な愛撫はせず、ただ己を挿れるためだけに淡々と、下半身だけ脱がせた海斗のからだをほぐしていた。淡々とはしていたが、多少慣れたとはいえまだ不安から完全に解放されてはいない海斗を、亜楼は常に気遣っていた。大丈夫か? と時々海斗に確認しては、ゆっくり、器用に、届く限界まで指を進めた。
指での時間を終えると、太くした性器を、亜楼はもうためらわずに弟に押し込んだ。愛を確かめ合うようなこだわった体位はもちろんしない。部屋着も脱いでいない。オーソドックスな正常位で、挿れてすぐに、腰を振る。
「っあ、……はっ、……あっ……あぁ……」
亜楼に丁寧に打たれながら、海斗は心の中で兄に謝り続ける。
亜楼、好きな人いるのに、こんなことさせてごめん。オレとこんなことしたらダメなのに、また追い詰めて困らせた。最低だ。ごめん……、ごめん……っ。
「あっ、……ああっ、……」
「声、……っ、気をつけろ……」
「……、ごめ……っん、……」
「眞空は、もうしょうがねぇけど、……冬夜と、秀春さんには、……っ、さすがにバレたくねぇ……」
とっくに冬夜にもバレてしまっていることを知らない上の兄たちは、喘ぎもベッドの揺れる音も気にしてひっそりと交わり合う。
「んっ、……っ、……っ、んっ……」
注意され、思ったように声を放てず押し殺すように必死に耐えている海斗を見て、亜楼がまた揺らいだ。この間のたったひとつのキスにすらあんなにも振り回されていたのに、懲りずにまた口唇を塞いで口の中で思いきり喘がせてやりたい気持ちに支配される。名を付けられない、知らない欲が出る。
亜楼が思わず海斗に顔を寄せると、キスをされそうな気配に気づいた海斗が顔を背けた。目隠しをされていても、兄の動きはよくわかる。伊達に八年弟をやってきたわけではない。ぐいっと横を向いて、海斗は亜楼の口唇を避けた。
「なっ……」
まさか拒否されるとは思わず、亜楼が呆然と腰の動きを止める。
「……それは、しなくて、いい」
顔を逸らしたままの海斗がつぶやいた。
「無理にそんなことしなくていい」
海斗の脳裏に、さっき事務所で見た亜楼と涼のキスシーンが浮かぶ。互いを求め合っている美しいくちづけを思い出して、海斗は口唇を強く噛みしめた。あんなキスを見せられたら、怯む。亜楼が欲しがってるのはオレじゃない。
「……それをされてうれしいのは、オレだけだから」
喜ばせるようなことはしなくていいと、海斗が断る。
「亜楼が気持ちいいことだけしたい……」
今日だって本当は、口で抜いてやろうと思って部屋に来た。したことがないのでうまくできるかはわからなかったが、気持ちいいことは亜楼も好きだろうと勝手に決めつけた。一方的に亜楼に尽くすだけでよかったのに、なぜこうなってしまったのかと海斗が頭を抱える。抱かれてうれしいのは、オレだけなのに。
「……」
「いれてんのは、気持ちいいんだろ……? 弟相手でも」
「!?」
相手があの人じゃなくて、ごめん。ごめん、亜楼……。
「だったらそれだけしよ。いれて、イクだけ」
海斗の突き放すような言葉に、うかつにも亜楼の方が複雑な表情をしてしまった。海斗の目を覆っていてよかったと心底思う。キスを拒絶されて、胸の底の方からざわざわとしたものがせり上がってきた。海斗が何を考えているのかも、胸を侵食するざわざわの理由もわからず、亜楼が無性に苛立つ。
「……っ、勝手なことばっか、言いやがって……っ」
スイッチが切り替わったように、亜楼が激しく海斗の中を突き出した。粗暴な態度とは裏腹に丁寧で紳士的だった亜楼の律動は、生まれた苛立ちを揉み消そうと唐突に海斗を荒く揺らし始める。
「あぁっ、……っ、はげし、……っ……やめっ……やっ……」
「おまえが、わけわかんねぇこと、っ、……言うからっ」
感情をぶつけるような抱き方は好きではないのに、動き出してしまったら止められなくて、重たくした杭を海斗の奥にずぶずぶと打ち込んでいく。苛立ちのやり場を探して、弟をひどく抱く。
「だめ、……っ、……おかしく、なる……っ……や、め」
奥が信じられないほど熱くて、自分のからだではないような、取り残された感覚に海斗が怯えた。知らないからだ、知らない自分、暗闇の中で何を頼りにしたらいいかわからず、また泣く。知らない。こんなオレ、知らない。
「……やめっ、……こわ、い……からだ、っ、ヘンに……なるっ……」
「……その、ヘンになるのが、……気持ちいいって、……っ、ことだろ……」
亜楼がぼそっと、海斗に教える。
「こ、れっ……これ、が……きもちいい、……ってこと、なの……?」
「おまえのは知らね。……っ、けど、俺は……今、すっげ、きもちいい、……」
「──っ!?」
亜楼が気持ちいいことをしたかった。亜楼がそう思ってくれるなら、惨めな自分でも海斗は許せた。求められていなくても、今だけは亜楼を悦ばせてやれている。それは、うれしい。
「は、……とまんねぇ……っ」
「……んっ、……あっ、あろ、……も、やば、出そう……」
「……っ、いけるか?」
「あぁっ、……だめっ、でる……ッ!」
海斗が吐き出したものが勢いよく溢れて、上の服を汚した。
「ちゃんといけたじゃねぇか、後ろで」
乱れた息を整えるように浅く呼吸をしている海斗を見下ろして、亜楼が弟を甘やかすように褒めた。はじめてのときうまくいけなかったのを覚えられていて、海斗は羞恥のあまり両手で顔を覆った。目など合うはずもないのに。
「もう、……いいから、もう、やめよ、……っ、ごめん、亜楼、……ごめんオレが全部悪い、こんな……」
こんな、自分だけがうれしいセックスは、やっぱり虚しいし哀しい。
「……っ、今さら、何言ってんだよ、……俺にもいかせろ」
亜楼はそう言うと、まだ海斗の中に収めたままだった欲を再び強く動かし始めた。顔を覆っていた両手を無理やり剥がし、もう強引にくちづける。拒絶されても、そんなの知るかと思った。
「!?」
乱暴に入れられた舌に、海斗は為す術がない。
「んっ、……ん……」
しなくていいって、言ったのに。うれしいの、オレだけなのに。
最初は少し抵抗して亜楼のからだを押し戻そうと手を伸ばしたが、深いキスに絆されて、海斗の手は見る見る力をなくしていった。亜楼を押し戻せなかった。与えられたくちづけを静かに受け入れる。
「ん、……っ」
亜楼と舌を絡ませるのが信じられないほど気持ちよくて、海斗はまた泣きたくなった。もう充分泣いているのに、まだ泣き足りない。キスの気持ちよさも、後ろで知る快感も、全部亜楼に教えてもらった。兄貴でいたいと言った、この人に。
キスされてうれしいの、オレだけじゃん。なんで、すんの……?
からっぽのキスが滑稽で、哀しい。
亜楼が口唇を一度離し、目隠しをした弟の耳元に口を寄せた。
「わりぃ、……順番まちがえた」
「じゅんばん……?」
「ほんとはキスから始めんだ、……覚えとけ」
「……っ」
足りなかった前戯を反省して、亜楼が穴埋めをするようにいつまでもくちづける。手ほどきだと言っていたのに、自分がまちがえてどうすると、何度も言い聞かせて。
「んんっ……っ、……亜楼、すき……」
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