上 下
206 / 310

206.危機何髪?(後編)

しおりを挟む
 ======== この物語はあくまでもフィクションです =========
 ============== 主な登場人物 ================
 大文字伝子・・・主人公。翻訳家。DDリーダー。EITOではアンバサダーまたは行動隊長と呼ばれている。。
 大文字(高遠)学・・・伝子の、大学翻訳部の3年後輩。伝子の婿養子。小説家。EITOのアナザー・インテリジェンスと呼ばれている。
 一ノ瀬(橘)なぎさ一等陸佐・・・ある事件をきっかけにEITOに参加。伝子を「おねえさま」と呼んでいる。皆には「一佐」または副隊長と呼ばれている。EITO副隊長。
 久保田(渡辺)あつこ警視・・・ある事件をきっかけにEITOに参加。伝子を「おねえさま」と呼んでいる。皆には「警視」と呼ばれている。EITO副隊長。
 久保田誠警部補・・・警視庁刑事。あつこの夫。
 久保田嘉三管理官・・・警視庁管理官。伝子をEITOにスカウトした。EITO前司令官。
 愛宕(白藤)みちる警部補・・・ある事件をきっかけにEITOに参加。伝子を「おねえさま」と呼んでいる。愛宕の妻。EITO副隊長。
 愛宕寛治警部・・・伝子の中学の書道部の後輩。丸髷警察署の生活安全課刑事。
 橋爪警部補・・・愛宕の相棒。普段は、丸髷署に勤務。
 斉藤理事官・・・EITO司令官。EITO創設者。
 夏目警視正・・・EITO副司令官。夏目リサーチを経営している。EITO副司令官。
 増田はるか3等海尉・・・海自からのEITO出向。副隊長補佐。
 金森和子二尉・・・空自からのEITO出向。副隊長補佐。
 馬場力(ちから)3等空佐・・・空自からのEITO出向。
 馬越友理奈二曹・・・空自からのEITO出向。
 大町恵津子一曹・・・陸自からのEITO出向。
 田坂ちえみ一曹・・・陸自からのEITO出向。
 浜田なお三曹・・・空自からのEITO出向。
 新町あかり巡査・・・みちるの後輩。丸髷署からの出向。副隊長補佐。
 結城たまき警部・・・警視庁捜査一課からの出向。
 安藤詩三曹・・・海自からのEITO出向。
 日向さやか(ひなたさやか)一佐・・空自からのEITO出向。伝子の影武者担当。高木と結婚することになった。
 飯星満里奈・・・元陸自看護官。EITOに就職。
 稲森花純一曹・・・海自からのEITO出向。
 愛川静音(しずね)・・・ある事件で、伝子に炎の中から救われる。EITOに就職。
 工藤由香・・・元白バイ隊隊長。警視庁からEITO出向の巡査部長。。
 江南(えなみ)美由紀・・・元警視庁警察犬チーム班長。EITOに就職。
 伊知地満子二曹・・空自からのEITO出向。ブーメランが得意。伝子の影武者担当。
 葉月玲奈二曹・・・海自からのEITO出向。
 越後網子二曹・・・陸自からのEITO出向。
 小坂雅巡査・・・元高速エリア署勤務。警視庁から出向。
 下條梅子巡査・・・元高島署勤務。警視庁から出向。入院中。
 高木貢一曹・・・陸自からのEITO出向。剣道が得意。
 筒井隆昭・・・伝子の大学時代の同級生。警視庁からEITO出向の警部。伝子の同級生。
 青山たかし・・・以前は丸髷署生活安全課勤務だったが、退職。EITOに再就職した。
 財前直巳一曹・・・財前一郎の姪。空自からのEITO出向。
 仁礼らいむ一曹・・・仁礼海将の大姪。海自からのEITO出向。
 井関五郎・・・鑑識の井関の息子。EITOの爆発物処理担当。
 渡伸也一曹・・・EITOの自衛官チーム。GPSほか自衛隊のシステム担当。
 草薙あきら・・・EITOの警察官チーム。特別事務官。ホワイトハッカーの異名を持つ。
 七尾伶子巡査部長・・・元警視庁ソタイ課。EITO出向。
 大空真由美二等空尉・・・空自からのEITO出向。
 藤井泰子・・・伝子のお隣さん。モールで料理教室を経営している。
 大文字綾子・・・伝子の母。介護士をしている。
 高坂一郎看護官・・・陸自からのEITO出向。基本的に診療室勤務。
 物部一朗太・・・伝子の大学の翻訳部の副部長。喫茶店アテロゴのマスター。
 中津敬一警部・・・元警視庁捜査一課刑事。今は副総監直轄のテロ対策室勤務。
 中津健二・・・中津興信所所長。中津警部の弟。
 高崎八郎所員・・・中津興信所所員。元世田谷区警邏課巡査。
 新里芽衣子・・・警視庁警視。あつこの警視。警視庁テロ対策室勤務。
 田尾美緒子・・・白バイ隊隊長。
 名越撤兵・・・MAITOのC班班長。
 みゆき出版社編集長山村・・・伝子と高遠が原稿を収めている、出版社の編集長。
 福本英二・・・伝子の大学の翻訳部の後輩。高遠学と同学年。今は建築デザイン事務所社員。社会人演劇を主宰。
 依田俊介・・・伝子の大学の翻訳部の後輩。高遠学と同学年。あだ名は「ヨーダ」。宅配便ドライバーをしていたが、やすらぎほのかホテル東京の支配人になった。
 山城順・・・伝子の中学の後輩。愛宕と同窓生。今は海自臨時職員。
 利根川道明・・・TV欲目の社員コメンテーター。後にフリーのMCになる。EITO協力者。
 南原龍之介・・・伝子の高校のコーラス部の後輩。元高校の国語教師。今は妻の文子と学習塾を経営している。
 服部源一郎・・・南原と同様、伝子の高校のコーラス部後輩。妻のコウと音楽教室を経営している。
 市橋早苗・・・移民党総裁。総理。
 坂哲夫・・・農水相。

 =================================================

 ==EITOとは、Emergency Information Against Terrorism Organizationを指す==
 ==エマージェンシーガールズとは、女性だけのEITO本部の精鋭部隊である。==

 午後7時。EITO本部。司令室。
 ディスプレイには、オスプレイの中の伝子となぎさが映っている。
「迂闊だったのは、私も同じだよ。今、草薙に言われたところだ。コンティニューが動画にせずメッセージにしたのは、こういう『先入観』による誘導をする為だったんだ。『さかさま』は倒立している状態や順番が違うことじゃない。坂という名前の人物のことだったんだ。ケンが言う『坂様』は、今度農水相になった、坂哲夫が政府要人として狙われやすかった。家人から、誘拐されたと連絡が入ったと総理から相談の電話が来た。恐らく、大文字君が眠っている間に着信があった筈だ。」
「申し分けありません、隊長。いや、アンバサダー失格です。」
「自分を責めてる場合じゃない。敵に合せて迎撃するだけだ。」
 午後7時。警視庁。裏門。
 磯部真紀子が、証拠不充分で不起訴になり、釈放された。
 中津興信所の高崎が尾行を始めた。全くの無防備だ。
 真紀子は、地下鉄半蔵門線に乗った。高崎はICカードで自動改札機を通った。
 昔は、ターゲットがいきなり電車に乗ると、尾行者は慌てたものだが、ICカードを持っていれば、自動券売機に走らなくて済む。高崎達は、常時、複数枚持たされている。
 電車を乗り継いで、真紀子が向かったのは、葡萄館だった。看板を見ると、アイドルのコンサートだった。流石に簡単には入れない。高崎は、中津に電話を入れた。
 午後8時。葡萄館。坂真美の楽屋。
 ディレクターが呼びに来て、坂真美は舞台袖に向かった。今日は相馬渥美のコンサートだが、仲のいい真美が『サプライズゲスト』いう演出で登場することになっていた。
 MCの利根川が、「ここで、渥美ちゃんにスペシャルプレゼントがありまーす。出てきてー。」と舞台袖に声をかけた。
 すると、出てきたのは真美だけではなく、覆面をした、無骨な集団だった。
 集団の1人が天井に向かって、銃を撃った。利根川は、携帯しているDDバッジでSOS信号を送った。
 DDバッジとは、元々は陸自が災害救助用に開発したバッジだが、更に汎用性を持たせた。物部が名付け親である。
 午後8時。EITO本部。司令室。
「理事官。利根川さんからSOS信号です。」と、渡が言った。
「どこだ?」「葡萄館です。葡萄館では、相馬敦美のデビュー1周年のソロコンサートが開催されています。」
「テレビ1の中継が入っているようです。リポーターがテレビに映っています。観客が逃げ出しました。舞台スタッフもです。舞台には、相馬敦美と利根川さんと・・・誰かな?」
「坂真美ですね。一日署長をやっているのを見たことがあります。」と、結城が言った。
「先輩。今、何ておっしゃいました?」と七尾が結城に尋ねた。
「ん?坂真美ですね・・・あ。」と、結城が気づいた。
「さか・・・さま。」と、小坂が言った。
「こさかは、こさかさま、ね。」と下條が言った。
「大臣だけじゃなかったのか。」と、夏目警視正が呟くと、筒井が「姿元総理のお孫さんもアイドルでしたね。」と言った。
 午後8時。警視庁。テロ対策室。
「警視正。今、坂農水大臣のスマホに犯人から電話があったそうです。今、大臣を連れて向かっている。着いたら連絡するから、EITOに連絡をしろ。坂大臣の命は、EITO隊長の命と交換だ、と。」
 新里の報告に村越警視正は首を捻った。「どういうことだ?」
 午後8時半。坂真美の楽屋前。
 高崎は、中津所長から中津警部に連絡して貰い、警備員室に寄って、真美の会社のスタッフという名目で楽屋にやって来た。
 中に人がいる気配を感じて、高崎が覗くと、真紀子がいた。
「そこで、何してる?」高崎が問うと、呼びかけられた真紀子が振り向き、脱兎のごとく駆けだした。
 警備員と一緒に高崎は真紀子を取り押さえたが、真紀子は笑ってこう言った。
「もう遅いわよ。舞台では、どうなってるかしらね。こっちの用事は済んだわ。」
 高崎は、DDバッジを押して、EITOにSOS信号を送った。
 午後8時35分。EITO本部。司令室。
「理事官。また、DDバッジからSOS信号です。今度は中津興信所の高崎さんからです。」と、渡が理事官に報告した。
「先発隊は、もう到着しているな。近くにいるエマージェンシーガールズに急行させろ。」理事官の指示に、渡はマイクを取った。
「エマージェンシーガールズ各位。中津興信所の高崎所員からSOS信号。近くの隊員は向かって下さい。場所は、坂真美楽屋。あ。渡辺隊員の班が一番近い。1階分上がって階段横の部屋です。
「了解。」
 午後8時40分。葡萄館。坂真美楽屋。
 入って来たエマージェンシーガールズ姿のあつこに、高崎が言った。
「これです。」と、高崎はテーブルに固定されているダイナマイト時限爆弾をさした。
「あんた、自爆テロする積もりだった?」と、あつこが言うと、「冗談。こいつらが勝手に拘束したのよ。警察じゃあるまいし、逮捕は違法だわ。んぐぐぐぐぐ。」と言った。
 あつこが、テーブルの近くに転がっていたガムテープで真紀子の口を塞いだ。
「高崎さん。警察に連絡を。」「え?・・・はい。了解しました。」
 午後9時。舞台。
 利根川と、アイドル2人は椅子に座らされ、両手両脚を縛られていた。
 そして、連れて来られた坂農水相が両手両脚を縛られたまま、横たわっていた。
「真美。ゴメンね。」「おじいちゃん。」
 集団の男達は覆面をしたまま、その光景を見ていた。
「待たせたな。」と、やって来たのは、日向を含めたエマージェンシーガールズだった。
「人質を開放して貰おうか。」
 日向の言葉に、リーダーらしき男が言った。「ああ。力ずくで奪ってみろ。」
「奪う?おまいう。奪ってるのは、お前らだろうが。」
 銃や機関銃を持った者は数人いる。あとは、ナイフかバットだ。
 日向は、梅コースだな、と思った。
 大空が、こしょう弾を集団目がけて投げた。
 金森、馬越、仁礼、飯星が現れ、利根川達を舞台袖に連れ去った。
 増田がインカムで合図を送った。
 客席の陰から矢が飛んで来て、何人かの男達は腕を押えた。田坂、安藤、静音、七尾の新生弓矢隊だ。
 ホバーバイク隊が現れた。ホバーバイクとは、民間で開発した『宙に浮くバイク』をEITOが採用、戦闘や運搬に用いている。
 高木、青山、馬場はホバーバイク上から水流ガンでグミ弾を発射した。水流ガンとは、グミ状に変化する水を発射する銃である。エマージェンシーガールズも装備として持っているが、ホバーバイクのものは、それより多くの量を発射出来る。
 敵の銃や機関銃は使用困難になった。
 日向は、あかり、浜田、伊地知にシュータで足止め攻撃をするように指示し、自分は、増田、財前、稲森とともにブーメランで敵を先制攻撃した。
 江南、工藤、大町、結城が避難誘導を始めた。
 シュータとは、うろこ形の手裏剣で先端にしびれ薬が塗ってある。
 殺傷用ではなく、敵の動きを止める為に開発された。
 そこへ、物部、依田、南原、服部、山城、青木が到着して、避難誘導を手伝い始めた。
 そして、集団の援軍が到着した。あつこも駆けつけ、合流した。
 午後9時。墨田区。十間橋付近。
 逆さスカイツリー撮影として最近有名な『十間橋(じゅっけんばし)』。伝子となぎさは、草薙が検索してヒットした『さかさま』で有名な場所として、念の為、マセラティで警戒に来ていたが、真美のコンサート会場に賊が現れという情報を受け取った。
「ここは、『はずれ』だったみたいね、おねえさま。」と、なぎさが言うと、「急ごう。うな電を打っておく。」と伝子は応えた。
「おねえさま。夜ご飯はまだ無理よ。」と、みちるが言ったが、伝子は助手席から小型ディスプレイを起動させ、言った。「大文字です。出前、お願いします。」
 画面から、MAITOの名越の声が聞こえた。「了解しました。」
 なぎさは、マセラティを加速した。途中白バイが走ってきて、先導した。
 田尾の白バイだった。「可能な場所まで先導します。マセラティのディスプレイに田尾の顔が映り、声が聞こえた。
 実は、田尾の白バイにはCCDカメラが搭載されており、警察無線を通じて、警視庁、EITO経由でマセラティに通信が繋がっている。マセラティの通信は、MAITOにも繋がっている。高速に乗ってから、MAITOのオスプレイが飛来、UFOキャッチャーのようなアームが降りて来て、マセラティをキャッチ、空中から搬送した。
 午後9時40分。葡萄館。コンサート会場。
 マセラティは直接MAITOのオスプレイから降ろされた。
 戦闘中の集団から、逃げ出した男がいた。集団のリーダーらしき男だった。
 伝子となぎさとみちるは、車を降りて、ブーメランを男に投げた。
 男は、気絶した。
 午後10時20分。
 闘いは終った。伝子は長波ホイッスルを吹いた。長波ホイッスルとは、犬笛のような笛で、通常人間の耳には聞こえない、信号を送ることが出来る。
 待機していた警官隊が、橋爪警部補、愛宕警部、久保田警部補、西部警部補、松添警部補に連れられてやった来た。
 あつこがやって来て、言った。
「おねえさまも、なぎさも、みちるも、ずるーいい!!いいとこ取りして。」
「まあまあ。2人のアイドルは利根川さんと一緒に帰りました。利根川さんの話では、今回の観客全員に次回コンサートの無料チケットを配るそうです。」と久保田警部補が言い、後から来た久保田管理官が「大臣も無事保護した。総理からだ。」と、自分のスマホを渡した。
「大文字さん。いつもありがとう。あなたの事だから粛々と任務を遂行したのね。坂大臣がとても感謝していました。お孫さんの真美ちゃんはね、『内緒の孫』だったの。『おじいちゃんの七光り』って言われたく無かったんだって。マスコミに嗅ぎつける前に公表するそうよ。またね。」「ありがとうございます。」
 電話を切ると、伝子はスマホを久保田管理官に返した。
「大文字君。紹介しておこう。松添警部補だ。今回から『片付け隊』に入った。」
 片付け隊とは、実は、久保田管理官自身の命名で、EITOには公人逮捕権も連行する権利も無い為、倒した敵の逮捕連行を警視庁選抜で行う任務の警察官を指す。
「その節は、どうも。」と、なぎさはマスクを取って松添に挨拶をした。
「転勤されたんですね。」「あなたもエマージェンシーガールズでしたか。タダの観光客ではないと思っていましたが。よろしくお願いします。」
 午後11時過ぎ。伝子のマンション。
「あなた。今夜は、たっぷり愛して。」「勿論だよ、伝子。」
 風呂場から声がした。「伝子。婿殿。石鹸ないわよ。」
 2人は顔を見合わせた。「忘れてた!!!!!」
 ―完―
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

選ばれたのは美人の親友

杉本凪咲
恋愛
侯爵令息ルドガーの妻となったエルは、良き妻になろうと奮闘していた。しかし突然にルドガーはエルに離婚を宣言し、あろうことかエルの親友であるレベッカと関係を持った。悔しさと怒りで泣き叫ぶエルだが、最後には離婚を決意して縁を切る。程なくして、そんな彼女に新しい縁談が舞い込んできたが、縁を切ったはずのレベッカが現れる。

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

若妻の穴を堪能する夫の話

かめのこたろう
現代文学
内容は題名の通りです。

隣の人妻としているいけないこと

ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。 そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。 しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。 彼女の夫がしかけたものと思われ…

私は何人とヤれば解放されるんですか?

ヘロディア
恋愛
初恋の人を探して貴族に仕えることを選んだ主人公。しかし、彼女に与えられた仕事とは、貴族たちの夜中の相手だった…

隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました

ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら…… という、とんでもないお話を書きました。 ぜひ読んでください。

妹の妊娠と未来への絆

アソビのココロ
恋愛
「私のお腹の中にはフレディ様の赤ちゃんがいるんです!」 オードリー・グリーンスパン侯爵令嬢は、美貌の貴公子として知られる侯爵令息フレディ・ヴァンデグリフトと婚約寸前だった。しかしオードリーの妹ビヴァリーがフレディと一夜をともにし、妊娠してしまう。よくできた令嬢と評価されているオードリーの下した裁定とは?

処理中です...