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ぐるり南方旅行編
港町サンブルヌ
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「到着~っと、いやー、堪能したわぁ」
馬車に乗ったまま船を降りると、ポリーヌさんが伸びをしながら感嘆の声を上げた。
「宿を用意してございますので、まずはそちらへ」
ピエールさんが、やはり準備がしてくれていたよ。”通信機”が活躍したんだろうな。
王都に近い港町だけあって、宿も高級だった。
昨日まで滞在したポントニーは漁師の町という感じだったが、このサンブルヌは貿易商の街という感じがする。
異国風の建物が混在し、舶来品を扱う高級店が立ち並んでいる。道行く人の服装も上等で、異国風の出で立ちも多くみられる。
人通りも多く、何かお祭りでもやっているのかと思ったけど、これが普通だという。
お店も多種多様に存在するので、今回は5人衆をそれぞれ護衛につけて各自好きなお店に行くことにした。
ポリーヌさんは舶来の魔道具を、ニコレットさんは錬金素材や道具を、アネットさんとココちゃんは食材や服飾店を、僕とセラフィン君とナナさんは武具店を、師匠とジルベール隊長は酒屋を、それぞれ見に行くことになった。
武具店に入ると、物珍しいものがずらりと並んでいた。
「うわ~」
思わずため息が漏れる。こういうのは見てるだけでワクワクするよね。
ナナさんは真っ先に弓を見に行った。
セラフィン君は防具を見に行ったようだ。
僕は珍しそうなものを探して、ガラスのケースが並んでいる辺りを見に行った。
魔法銀の長剣とか、エルフ製の鎖帷子などがキラキラと輝いている。値札には売る気なさそうな桁数が並んでいた。
芸術品のような武具を堪能し、ふと顔を上げると何やら杖のような棍棒のような、見たことのない形の武器?が置いてあった。
品書きを見ると「携行用小型砲」と書いてある。なんだろうこれ。
砲といえば、”火の華”に使われる火薬というものを破裂させて、鉄の球を飛ばす兵器だったはずだ。
城壁を壊すような大雑把で大威力の物だったはずだけど、こんな小さくて使い物になるのだろうか?
首をひねっていると、店員さんが近づいてきた。
「お客様、こちらの商品に興味がおありですか」
「ええ、まぁ。こんな小さくて意味あるんでしょうか?」
「流石お客様、詳しくていらっしゃる。砲と言えば城攻めの兵器が良く知られてますが、こちらは対人戦を想定した武器となっております」
店員さんの話によると、射程は30~40尋(45~60m)とそこそこだが、何よりも玉が速い。矢とは比較にならず目にも留まらないそうだ。
しかも薄い鉄板なら容易く貫く威力がある。矢なら盾や鎧で防げてもこの小型砲の玉は貫通してしまうらしい。
そこまで言われると実際に見てみたくなるよね。
「発射するところを見たいのですが」
「今なら銀貨5枚で1発試し打ちができますよ」
と言うのでお願いした。
裏庭の試射場に案内される。
6尋(9m)ほど先に金属鎧を着せた丸太が設置され、あれを的に試射するようだ。
先ほどの店員が、小型砲を持った男を連れてきた。
「ご自分で撃ちますか?」
「いえ、見るだけで良いです」
「畏まりました」
店員が指示すると、小型砲を持って来た男がそのまま射撃体勢に入る。
「耳を塞いでください」
と言われて慌てて耳を塞ぐ。
一呼吸おいて、男が引き金を引くと、ダァン!と大きな音が鳴り響くと同時に、的の方でも音が鳴った。
え?何も見えなかったんですけど。
「鎧に命中したのが見えますか?」
店員に言われて、視力強化して鎧をよく見ると。
「ええ、穴が開いてますね」
本当に貫通しているようだ。
「ご満足いただけましたか?」
「あの、もう1回お願いできますか」
「ええ、もちろんです」
僕がそう言うと、店員さんが笑顔で頷く。その慣れた様子から、他のお客も1発では満足しないようだ。
小型砲の男が、細長い棒を使って筒の先端から何か紙の包みのようなものを中に詰め込んだ。
そしてまた射撃姿勢になる。
僕は耳を塞ぎ、<身体強化/視力>を全力で発動し、見逃すまいと目を凝らす。
ダァン!とまた音が響いた。
う~ん、はっきりとは見えないけど、玉の飛んだ軌跡が分かったかな。いや、速すぎるわ。
店員さんがニコニコとこちらを見ている。
「えっと、これ買います」
好奇心に負けてしまった。
店舗に戻ると、小型砲の使い方や必要な手入れ方法などを説明される。解説書も一緒に買った。
付属品に、100発の弾と火薬、持ち運び用のケースなど色々と用意してくれた。
「ギルドの口座から支払いたいのですが」
「大丈夫ですよ。会員証はお持ちで?」
<物品庫>から商業ギルド会員証を出して見せると。
「こ、これは!し、失礼いたしました。当店をご利用いただきまして誠にありがとうございます」
急に恭しい態度に変わったぞ?
なぜか追加でいろいろとサービスしてもらって、支払いを完了し、品物を受け取った。
それらを<物品庫>に収納すると、店員さんはまたびっくりしていた。
「そのお歳で<物品庫>を習得なされているとは、よほど高名な魔術師様のお弟子さんなのですね」
「高名かどうかは分からないけど、師匠がエルフなんですよ」
店員さんはポカーンと口を開けてしばし固まっていた。
「テオ、何買ったの?」
ナナさんが手ぶらで近づいてきたので、僕はそちらに向かった。
その後セラフィン君も合流し、結局二人は何も買わなかったらしい。今使っているもので十分だそうだ。
小型砲の説明をしてみたけど、ピンと来てないみたいだ。やっぱり実際に見ないと凄さは伝わらないよね。
店を出て、僕とセラフィン君が本屋に行きたいと言うと、ナナさんが護衛で付き添ってくれた。
目的は魔術書だが、それ以外でも面白いものがあれば買おうと思っている。
手分けして書棚を見て回る。屋敷の書斎はかなりの蔵書数なので、新しい魔術書となるとなかなか見つからない。
それよりも、歴史や伝説についての本で興味深いものがちらほらと見つかった。
「テオ君、これ」
とセラフィン君がある本を持って来た。
”不死系魔物の研究”というタイトルだ。
パラパラとめくると、ゾンビやスケルトンといった不死系魔物を効率よく倒す方法から、死体がどうしてゾンビになるのかに論点が移り、実際にゾンビを作り出すことに成功したと記されている。
霊視能力も無いだろうに、よくもまあここまで研究したものだ。
よし、買って行こう。
他にも異国の変わった魔法体系を紹介した書籍などを購入した。
いやー、この港町は珍しいものがいっぱいあって楽しいなぁ。
街歩きを堪能して、僕らは宿に戻った。
皆それぞれにサンブルヌの街を楽しんで、宿に戻ってきた。
皆が揃って夕食を食べていると、リアーヌ様から<伝書送信>で食後に会合したいと連絡があった。
食後に<幻影会合>を起動してリアーヌ様と繋ぐ。
「テオ君がサンブルヌまで来ているとアンネさんに聞いたのよ。こんなに近いんだもの、せっかくだから王宮まで遊びにいらしてくださいな」
「私、テオに会いたいわ!」
リアーヌ様とソフィ王女から王宮に招待されてしまった。
「でも、今回は聖女とは関係ない、平民の一行ですよ?」
僕が懸念を伝えるも、そんなの関係ないらしい。
「招待状を書いてあげますわ。それを持ってくれば大丈夫よ」
そこまで言われてしまったら、断るわけにもいかない。
「では、王宮へ伺わせていただきますね」
「ええ、待ってるわ」
「楽しみ~!テオ、早く来てね」
と言うわけで、王都へ行くことになってしまった。
ピエールさんにこの事を伝えると。
「万事お任せあれ」
と何だか気合が入っていた。
馬車に乗ったまま船を降りると、ポリーヌさんが伸びをしながら感嘆の声を上げた。
「宿を用意してございますので、まずはそちらへ」
ピエールさんが、やはり準備がしてくれていたよ。”通信機”が活躍したんだろうな。
王都に近い港町だけあって、宿も高級だった。
昨日まで滞在したポントニーは漁師の町という感じだったが、このサンブルヌは貿易商の街という感じがする。
異国風の建物が混在し、舶来品を扱う高級店が立ち並んでいる。道行く人の服装も上等で、異国風の出で立ちも多くみられる。
人通りも多く、何かお祭りでもやっているのかと思ったけど、これが普通だという。
お店も多種多様に存在するので、今回は5人衆をそれぞれ護衛につけて各自好きなお店に行くことにした。
ポリーヌさんは舶来の魔道具を、ニコレットさんは錬金素材や道具を、アネットさんとココちゃんは食材や服飾店を、僕とセラフィン君とナナさんは武具店を、師匠とジルベール隊長は酒屋を、それぞれ見に行くことになった。
武具店に入ると、物珍しいものがずらりと並んでいた。
「うわ~」
思わずため息が漏れる。こういうのは見てるだけでワクワクするよね。
ナナさんは真っ先に弓を見に行った。
セラフィン君は防具を見に行ったようだ。
僕は珍しそうなものを探して、ガラスのケースが並んでいる辺りを見に行った。
魔法銀の長剣とか、エルフ製の鎖帷子などがキラキラと輝いている。値札には売る気なさそうな桁数が並んでいた。
芸術品のような武具を堪能し、ふと顔を上げると何やら杖のような棍棒のような、見たことのない形の武器?が置いてあった。
品書きを見ると「携行用小型砲」と書いてある。なんだろうこれ。
砲といえば、”火の華”に使われる火薬というものを破裂させて、鉄の球を飛ばす兵器だったはずだ。
城壁を壊すような大雑把で大威力の物だったはずだけど、こんな小さくて使い物になるのだろうか?
首をひねっていると、店員さんが近づいてきた。
「お客様、こちらの商品に興味がおありですか」
「ええ、まぁ。こんな小さくて意味あるんでしょうか?」
「流石お客様、詳しくていらっしゃる。砲と言えば城攻めの兵器が良く知られてますが、こちらは対人戦を想定した武器となっております」
店員さんの話によると、射程は30~40尋(45~60m)とそこそこだが、何よりも玉が速い。矢とは比較にならず目にも留まらないそうだ。
しかも薄い鉄板なら容易く貫く威力がある。矢なら盾や鎧で防げてもこの小型砲の玉は貫通してしまうらしい。
そこまで言われると実際に見てみたくなるよね。
「発射するところを見たいのですが」
「今なら銀貨5枚で1発試し打ちができますよ」
と言うのでお願いした。
裏庭の試射場に案内される。
6尋(9m)ほど先に金属鎧を着せた丸太が設置され、あれを的に試射するようだ。
先ほどの店員が、小型砲を持った男を連れてきた。
「ご自分で撃ちますか?」
「いえ、見るだけで良いです」
「畏まりました」
店員が指示すると、小型砲を持って来た男がそのまま射撃体勢に入る。
「耳を塞いでください」
と言われて慌てて耳を塞ぐ。
一呼吸おいて、男が引き金を引くと、ダァン!と大きな音が鳴り響くと同時に、的の方でも音が鳴った。
え?何も見えなかったんですけど。
「鎧に命中したのが見えますか?」
店員に言われて、視力強化して鎧をよく見ると。
「ええ、穴が開いてますね」
本当に貫通しているようだ。
「ご満足いただけましたか?」
「あの、もう1回お願いできますか」
「ええ、もちろんです」
僕がそう言うと、店員さんが笑顔で頷く。その慣れた様子から、他のお客も1発では満足しないようだ。
小型砲の男が、細長い棒を使って筒の先端から何か紙の包みのようなものを中に詰め込んだ。
そしてまた射撃姿勢になる。
僕は耳を塞ぎ、<身体強化/視力>を全力で発動し、見逃すまいと目を凝らす。
ダァン!とまた音が響いた。
う~ん、はっきりとは見えないけど、玉の飛んだ軌跡が分かったかな。いや、速すぎるわ。
店員さんがニコニコとこちらを見ている。
「えっと、これ買います」
好奇心に負けてしまった。
店舗に戻ると、小型砲の使い方や必要な手入れ方法などを説明される。解説書も一緒に買った。
付属品に、100発の弾と火薬、持ち運び用のケースなど色々と用意してくれた。
「ギルドの口座から支払いたいのですが」
「大丈夫ですよ。会員証はお持ちで?」
<物品庫>から商業ギルド会員証を出して見せると。
「こ、これは!し、失礼いたしました。当店をご利用いただきまして誠にありがとうございます」
急に恭しい態度に変わったぞ?
なぜか追加でいろいろとサービスしてもらって、支払いを完了し、品物を受け取った。
それらを<物品庫>に収納すると、店員さんはまたびっくりしていた。
「そのお歳で<物品庫>を習得なされているとは、よほど高名な魔術師様のお弟子さんなのですね」
「高名かどうかは分からないけど、師匠がエルフなんですよ」
店員さんはポカーンと口を開けてしばし固まっていた。
「テオ、何買ったの?」
ナナさんが手ぶらで近づいてきたので、僕はそちらに向かった。
その後セラフィン君も合流し、結局二人は何も買わなかったらしい。今使っているもので十分だそうだ。
小型砲の説明をしてみたけど、ピンと来てないみたいだ。やっぱり実際に見ないと凄さは伝わらないよね。
店を出て、僕とセラフィン君が本屋に行きたいと言うと、ナナさんが護衛で付き添ってくれた。
目的は魔術書だが、それ以外でも面白いものがあれば買おうと思っている。
手分けして書棚を見て回る。屋敷の書斎はかなりの蔵書数なので、新しい魔術書となるとなかなか見つからない。
それよりも、歴史や伝説についての本で興味深いものがちらほらと見つかった。
「テオ君、これ」
とセラフィン君がある本を持って来た。
”不死系魔物の研究”というタイトルだ。
パラパラとめくると、ゾンビやスケルトンといった不死系魔物を効率よく倒す方法から、死体がどうしてゾンビになるのかに論点が移り、実際にゾンビを作り出すことに成功したと記されている。
霊視能力も無いだろうに、よくもまあここまで研究したものだ。
よし、買って行こう。
他にも異国の変わった魔法体系を紹介した書籍などを購入した。
いやー、この港町は珍しいものがいっぱいあって楽しいなぁ。
街歩きを堪能して、僕らは宿に戻った。
皆それぞれにサンブルヌの街を楽しんで、宿に戻ってきた。
皆が揃って夕食を食べていると、リアーヌ様から<伝書送信>で食後に会合したいと連絡があった。
食後に<幻影会合>を起動してリアーヌ様と繋ぐ。
「テオ君がサンブルヌまで来ているとアンネさんに聞いたのよ。こんなに近いんだもの、せっかくだから王宮まで遊びにいらしてくださいな」
「私、テオに会いたいわ!」
リアーヌ様とソフィ王女から王宮に招待されてしまった。
「でも、今回は聖女とは関係ない、平民の一行ですよ?」
僕が懸念を伝えるも、そんなの関係ないらしい。
「招待状を書いてあげますわ。それを持ってくれば大丈夫よ」
そこまで言われてしまったら、断るわけにもいかない。
「では、王宮へ伺わせていただきますね」
「ええ、待ってるわ」
「楽しみ~!テオ、早く来てね」
と言うわけで、王都へ行くことになってしまった。
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