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聖女と王妃編
王妃の生還
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王妃陛下の寝室に入った聖女一行は緊迫した表情を浮かべた。
「緊急の治療が必要です。人払いをお願いします」
聖女が切羽詰まった声でそう宣言した。
「かしこまりました。ただ、私だけは立ち会わせていただきます」
グレースさんが強い意志を込めた目でこちらを見る。
「守秘義務契約を結んでいただきますが」
「もちろんでございます」
即答だった。
聖女(アネットさん)を介して僕が<信用の楔>を発動し、聖女一行の行う事の一切を秘密にする契約をその場で結んだ。
動物使鬼を数体呼び出して、壁の中や床下、天井裏も確認させ、人が潜んでいないことを確認した。
師匠には探知系の魔術で魔道具類を確認してもらったが、特に問題は無いようだ。
僕と師匠は呼び出した犬の使鬼に視点を移して待機する。
扉の側にはナナさんが立つ。
準備良しだ。
「では、これより奇跡を行使します」
<物品転送>で聖女の手元に万能回復薬を転送する。
いつも通り、光の演出で誤魔化し、薬を使用する。
飲むのも大変そうだが、少しずつ唇に流し、<念動力>で何とか喉へと流し込む。
王妃陛下の全身が淡い光に包まれ、薬は効果を発揮した。
しかし、予想通り、やっぱりダメだった。
全く病状が改善していない。もう、死霊が身体の外に見えてしまっている。
これはもう、ほぼ死亡状態だ。
かくなる上は、死霊術の出番だ。
「残念ながら、奇跡が通用しない不治の病でした」
「ああ!リアーヌ様、そんな」
聖女の言葉にグレースさんが泣き崩れる。リアーヌと言うのは王妃様の名前か。
「ですが、まだ希望はあります。これから行うことは王妃陛下をお救いするための行為です。決して疑うことなく、最後まで私たちを信じてください。いいですね?」
聖女が念を押すようにそう言うと、グレースさんは覚悟を決めて頷いた。
ココちゃんが持って来た旅行鞄の中から、偽生体化の道具を取り出し並べていく。
まずは血液の入れ替えだ。両腕に太い注射針を突き刺し、左から血液を抜き、右から”永遠の血液”を注入する。
しかし、すぐに心臓が停まり、流れなくなったのでセラフィン君が<送水>を使って強引に流す。
グレースさんは青ざめた顔でその様子をじっと見入っていた。
王妃様の死霊が完全に抜けたので、僕が<念話>でその死霊に話しかける。
『王妃様、聞こえますか』
『え?誰ですか?』
『テオと申します。離れたところから念話で話しかけています』
そこから、王妃様が今しがた死んだこと、王家の依頼で聖女一行が治療に来たこと、王妃様を生き返らせるために頑張っている事を伝えた。
『そうでしたか。しかし、私は疲れました。もうあんな苦しい思いはしたくありません。このまま死なせてはもらえませんか?』
と悲しげな表情で王妃様は言う。
困ったな、どうしよう?
『テオ様、私に説得をさせてください』
アネットさんが霊糸通信でそう伝えて来た。
『えっと、作業中だけど大丈夫?』
大丈夫というので、王妃様に「そこにいる聖女があなたと話します」と言って、<念話>を発動し直した。
二人きりの念話にしたので、僕も内容は分からないが、王妃様の表情がだんだんと明るくなっていった。
『テオ様、説得できました。生き返ってくださるそうです』
素晴らしい!どうやったか分からないけど、女性同士なのがよかったのかも。
<使鬼使役>を発動すると、少し契約の確認に時間がかかったが、霊糸リンクがつながって王妃様が使鬼となった。
説得中も偽生体化の作業は続けられていた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【ここから手術シーンですので、微グロ注意】
胸を切開して胸骨を切断し肋骨を割り開くと、心臓を人工心臓に置き換える作業、気道に寝息を作る装置を埋め込む作業を実施。
腹部も切開して、胃に食物を処理する装置を埋め込む作業、肝臓を疑似体内魔力発生装置に取り換える作業、腰の後ろに受魔機を埋め込む作業、などが手分けして行われた。
頭に涙や唾液を出す装置を埋め込む作業も並行して行った。
あと、偽生体化には関係ないが、乳房にできた醜い肉腫は取り除いておいた。
みんな練習の甲斐あって、淀みなく素早い作業ができている。
グレースさんは卒倒寸前になりながら神々への祈りで何とか意識を保っている。強い女性だ。
そう言えば王妃様は、と思って上を見ると、キャーキャー言いながら両手で顔を覆ってるんだけど、ちゃっかり指のすきまから見ているな、アレは。
一通り作業が終わり、入念なチェックを終えたら、アネットさん越しに<死体修復>を発動し、切開したところを閉じていく。
埋め込んだ魔道具類を異物として排除しないように気を付けて制御する。
最後に血や体液で汚れた偽生体とベッド、作業者をセラフィン君の<清浄>の魔術で綺麗にして完了だ。
【手術シーン終了】
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
人工心臓を起動し、体内魔力発生装置に魔力を流し込むのはセラフィン君に任せた。
『さあ、王妃様お身体にお戻りください』
アネットさんが通信越しに指示すると、王妃様は。
『はい。ちょっと怖いですが、ドキドキしますね』
と言いながら、自分の身体へと入っていく。
ぴくっと瞼が動き、目が開いていく。きょろきょろと周りを見渡して、聖女の方を見ると。
「あ、ありがとう、ござい、ます」
とかすれた声で、途切れ途切れにお礼を述べたのだった。
そこからはグレースさんが大変だった。
「リアーヌ様!ああ、リアーヌ様!良かった、生きていらっしゃる」
と王妃様に縋りついて号泣している。
「心配、かけましたね」
王妃様はそう声をかけて、手をゆっくりと動かして、グレースさんの頬に触れた。
落ち着くのを待つ間、聖女一行は道具類を片づけたりして時間を潰す。
ようやく落ち着いたようなので、話をする。
「改めまして、アンジェリーヌと申します。王妃陛下にご快復のお慶びを申し上げます」
聖女が挨拶をすると、王妃様が。
「ありがとうございます、聖女アンジェリーヌ様。どうか私の事はリアーヌと名前でお呼びください」
とまだやつれている顔に笑顔を浮かべながらそう言った。
「承知しました、リアーヌ様。それでは、今後の注意点についてお話いたします」
主にグレースさんに向けて、王妃様改めリアーヌ様がこれからの生活で気を付けるべきことをいくつか説明した。
今後は普通の医療者に身体を見せず、何かあれば必ず聖女の手の者を頼ること。
食事と排泄と睡眠が不要になっているので、不自然に思われないよう配慮すること。
魔力補給のために専用の椅子(魔力貯留装置付き)を用意し、必ず1日に最低1度は魔力を補充すること。
等を伝えて、今後に備えてもらう。
グレースさんは目を白黒させて聞いていたが、気丈にも「分かりました。お任せください」と頷いていた。
「それで、あの、アンネさん。その、夜の営みについては…」
おや、アンネとはアンジェリーヌの愛称?それともアネットさんの愛称かな?
「リアーヌ様、その件についてはまた後日」
聖女が慌てたようにそう答えると、リアーヌ様が。
「ごめんなさい、私ったら。そうよね、まだこんなにやせ細っているのに、こんな身体じゃ陛下に失礼よね」
ちょっとがっかりしたような感じでそうつぶやいた。
「これから1巡りほどかければ体型も元に戻ることでしょう。それまでは私どもが定期的に診察いたしますので、ご安心ください」
「ええ、よろしくお願いいたしますね」
これでひとまずは安心だろう。
グレースさんに後を任せ、僕らは退室することにした。
こうして、聖女が奇跡の御業で王妃様を死の淵から救い出した、という噂が王宮を中心に広がっていくのだった。
「緊急の治療が必要です。人払いをお願いします」
聖女が切羽詰まった声でそう宣言した。
「かしこまりました。ただ、私だけは立ち会わせていただきます」
グレースさんが強い意志を込めた目でこちらを見る。
「守秘義務契約を結んでいただきますが」
「もちろんでございます」
即答だった。
聖女(アネットさん)を介して僕が<信用の楔>を発動し、聖女一行の行う事の一切を秘密にする契約をその場で結んだ。
動物使鬼を数体呼び出して、壁の中や床下、天井裏も確認させ、人が潜んでいないことを確認した。
師匠には探知系の魔術で魔道具類を確認してもらったが、特に問題は無いようだ。
僕と師匠は呼び出した犬の使鬼に視点を移して待機する。
扉の側にはナナさんが立つ。
準備良しだ。
「では、これより奇跡を行使します」
<物品転送>で聖女の手元に万能回復薬を転送する。
いつも通り、光の演出で誤魔化し、薬を使用する。
飲むのも大変そうだが、少しずつ唇に流し、<念動力>で何とか喉へと流し込む。
王妃陛下の全身が淡い光に包まれ、薬は効果を発揮した。
しかし、予想通り、やっぱりダメだった。
全く病状が改善していない。もう、死霊が身体の外に見えてしまっている。
これはもう、ほぼ死亡状態だ。
かくなる上は、死霊術の出番だ。
「残念ながら、奇跡が通用しない不治の病でした」
「ああ!リアーヌ様、そんな」
聖女の言葉にグレースさんが泣き崩れる。リアーヌと言うのは王妃様の名前か。
「ですが、まだ希望はあります。これから行うことは王妃陛下をお救いするための行為です。決して疑うことなく、最後まで私たちを信じてください。いいですね?」
聖女が念を押すようにそう言うと、グレースさんは覚悟を決めて頷いた。
ココちゃんが持って来た旅行鞄の中から、偽生体化の道具を取り出し並べていく。
まずは血液の入れ替えだ。両腕に太い注射針を突き刺し、左から血液を抜き、右から”永遠の血液”を注入する。
しかし、すぐに心臓が停まり、流れなくなったのでセラフィン君が<送水>を使って強引に流す。
グレースさんは青ざめた顔でその様子をじっと見入っていた。
王妃様の死霊が完全に抜けたので、僕が<念話>でその死霊に話しかける。
『王妃様、聞こえますか』
『え?誰ですか?』
『テオと申します。離れたところから念話で話しかけています』
そこから、王妃様が今しがた死んだこと、王家の依頼で聖女一行が治療に来たこと、王妃様を生き返らせるために頑張っている事を伝えた。
『そうでしたか。しかし、私は疲れました。もうあんな苦しい思いはしたくありません。このまま死なせてはもらえませんか?』
と悲しげな表情で王妃様は言う。
困ったな、どうしよう?
『テオ様、私に説得をさせてください』
アネットさんが霊糸通信でそう伝えて来た。
『えっと、作業中だけど大丈夫?』
大丈夫というので、王妃様に「そこにいる聖女があなたと話します」と言って、<念話>を発動し直した。
二人きりの念話にしたので、僕も内容は分からないが、王妃様の表情がだんだんと明るくなっていった。
『テオ様、説得できました。生き返ってくださるそうです』
素晴らしい!どうやったか分からないけど、女性同士なのがよかったのかも。
<使鬼使役>を発動すると、少し契約の確認に時間がかかったが、霊糸リンクがつながって王妃様が使鬼となった。
説得中も偽生体化の作業は続けられていた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【ここから手術シーンですので、微グロ注意】
胸を切開して胸骨を切断し肋骨を割り開くと、心臓を人工心臓に置き換える作業、気道に寝息を作る装置を埋め込む作業を実施。
腹部も切開して、胃に食物を処理する装置を埋め込む作業、肝臓を疑似体内魔力発生装置に取り換える作業、腰の後ろに受魔機を埋め込む作業、などが手分けして行われた。
頭に涙や唾液を出す装置を埋め込む作業も並行して行った。
あと、偽生体化には関係ないが、乳房にできた醜い肉腫は取り除いておいた。
みんな練習の甲斐あって、淀みなく素早い作業ができている。
グレースさんは卒倒寸前になりながら神々への祈りで何とか意識を保っている。強い女性だ。
そう言えば王妃様は、と思って上を見ると、キャーキャー言いながら両手で顔を覆ってるんだけど、ちゃっかり指のすきまから見ているな、アレは。
一通り作業が終わり、入念なチェックを終えたら、アネットさん越しに<死体修復>を発動し、切開したところを閉じていく。
埋め込んだ魔道具類を異物として排除しないように気を付けて制御する。
最後に血や体液で汚れた偽生体とベッド、作業者をセラフィン君の<清浄>の魔術で綺麗にして完了だ。
【手術シーン終了】
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
人工心臓を起動し、体内魔力発生装置に魔力を流し込むのはセラフィン君に任せた。
『さあ、王妃様お身体にお戻りください』
アネットさんが通信越しに指示すると、王妃様は。
『はい。ちょっと怖いですが、ドキドキしますね』
と言いながら、自分の身体へと入っていく。
ぴくっと瞼が動き、目が開いていく。きょろきょろと周りを見渡して、聖女の方を見ると。
「あ、ありがとう、ござい、ます」
とかすれた声で、途切れ途切れにお礼を述べたのだった。
そこからはグレースさんが大変だった。
「リアーヌ様!ああ、リアーヌ様!良かった、生きていらっしゃる」
と王妃様に縋りついて号泣している。
「心配、かけましたね」
王妃様はそう声をかけて、手をゆっくりと動かして、グレースさんの頬に触れた。
落ち着くのを待つ間、聖女一行は道具類を片づけたりして時間を潰す。
ようやく落ち着いたようなので、話をする。
「改めまして、アンジェリーヌと申します。王妃陛下にご快復のお慶びを申し上げます」
聖女が挨拶をすると、王妃様が。
「ありがとうございます、聖女アンジェリーヌ様。どうか私の事はリアーヌと名前でお呼びください」
とまだやつれている顔に笑顔を浮かべながらそう言った。
「承知しました、リアーヌ様。それでは、今後の注意点についてお話いたします」
主にグレースさんに向けて、王妃様改めリアーヌ様がこれからの生活で気を付けるべきことをいくつか説明した。
今後は普通の医療者に身体を見せず、何かあれば必ず聖女の手の者を頼ること。
食事と排泄と睡眠が不要になっているので、不自然に思われないよう配慮すること。
魔力補給のために専用の椅子(魔力貯留装置付き)を用意し、必ず1日に最低1度は魔力を補充すること。
等を伝えて、今後に備えてもらう。
グレースさんは目を白黒させて聞いていたが、気丈にも「分かりました。お任せください」と頷いていた。
「それで、あの、アンネさん。その、夜の営みについては…」
おや、アンネとはアンジェリーヌの愛称?それともアネットさんの愛称かな?
「リアーヌ様、その件についてはまた後日」
聖女が慌てたようにそう答えると、リアーヌ様が。
「ごめんなさい、私ったら。そうよね、まだこんなにやせ細っているのに、こんな身体じゃ陛下に失礼よね」
ちょっとがっかりしたような感じでそうつぶやいた。
「これから1巡りほどかければ体型も元に戻ることでしょう。それまでは私どもが定期的に診察いたしますので、ご安心ください」
「ええ、よろしくお願いいたしますね」
これでひとまずは安心だろう。
グレースさんに後を任せ、僕らは退室することにした。
こうして、聖女が奇跡の御業で王妃様を死の淵から救い出した、という噂が王宮を中心に広がっていくのだった。
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