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戦力拡充編
師匠の新しい身体
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師匠に荷物を送って2巡り(16日間)ほど経った。
「そろそろ到着だって」
師匠の猫ぬいぐるみから連絡があった。
「楽しみだね」
とセラフィン君。
「今まで猫ぬいぐるみの姿しか知らないから、どんな姿であっても衝撃受けそうだわ」
ポリーヌさんが不安そうだ。
屋敷の前庭にダヤン商会の手配した馬車が入ってきた。あれに乗ってるはずだ。
玄関前に馬車が停まり、随伴していた護衛(元野盗の一人)がそのドアを開ける。
フードを深くかぶった、ローブ姿の魔術師が降りて来た。
パサッとフードを外すと、肩までの銀髪、翠の瞳、白皙の整った顔が現れた。
そして耳がちょっと尖っている。
「な!エ、エルフ!」
ポリーヌさんが驚きの声を上げた。
「どうじゃ?驚いたか」
ニンマリと笑った顔は、なるほど師匠だった。
ポリーヌさん達には師匠が幽霊だというのは、面倒なので秘密にしている。
なので、このまま師匠はエルフだったということで押し通すしかない。
『なんでエルフなんですか!目立ちすぎですよ』
<念話>で師匠に文句を言うと。
『どうせ、儂の天才っぷりに魔法ギルドは腰を抜かすじゃろ。ならばエルフくらいのインパクトがあった方が説得力あるわい』
と嘯く。
そうかなぁ。
「か~、なるほどねぇ。とんでもない少年魔術師たちの師匠なんだから、このくらいは当然か」
とポリーヌさんは妙に納得したようだ。
あ、意外と師匠の作戦通りかも。
ニコレットさんやピエールさん他、屋敷の面々に師匠を紹介した。ニコレットさんが師匠の顔を見て顔を赤くしていたけど、大丈夫かなぁ。
そうそう。エルフの死体なんてどうやって手に入れたのか、と思って聞いてみたら。
「いやいや。これは万能生体組織を使って一から全部、自分で作ったんじゃぞ」
と予想外に凄い事を言い出した。
「え!あのニコレットさんでさえ、ネズミ一匹の模造死体でへとへとだったじゃないですか。人間丸ごとって、どんだけ」
「なにを言っておる。例の体内魔力を生成する魔道具があるからな、無尽蔵の魔力を使えるじゃろ」
あー、そういうことか。
師匠なら体外魔力操作であの魔道具を使えるからなぁ。納得だ。
「師匠は本物のエルフを知ってるんですか?」
セラフィン君の疑問に師匠が軽く答えた。
「ああ、生前の友人にエルフがおったからな。今でもまだ生きてるかもしれんな」
すごいな、さすが300年前の人だ。
現代ではエルフの目撃情報がほとんどなくて、エルフ絶滅説なんかも囁かれているらしい。
今回、自給型偽生体に憑依したことで、師匠の本体もついにお化け屋敷から離れることが可能になった。
あっちのお化け屋敷には、残り2人の野盗を留守番に置いてきたそうだ。
約300年ぶりの本体での外出だ。かなりのはしゃぎっぷりで、護衛(元野盗)を伴って夜の街に繰り出していったよ。
その後数日は、屋敷の猫ぬいぐるみは猫のままで、こっちから連絡しない限り師匠が繋いでくることはほとんど無かった。
それだけ楽しんでいるんだろう。なんせ300年ぶりだもんね。
でも、そろそろ魔法ギルドに行ってくれませんかね。
遊ぶために体を用意したわけじゃありませんよ!
◇◆◇◆◇◆◇
当初は、ニコレットさんとポリーヌさんに推薦人になってもらうつもりだったが、この事を聞きつけたピエールさんが、ダヤン商会の伝手で魔術師の推薦人を用意してくれた。
本当に至れり尽くせりなんだよね。ありがたいです。
そして、魔法ギルドに行く前の打ち合わせとして、昼下がりにダヤン商会系列のレストランへ師匠と共に出かけた。
お店に入ると、奥の個室に案内された。
相手の二人は先に来ていて、師匠を見て「本当にエルフだ」と小声で驚いていた。
「はじめまして。私がライナス・エルウッドです。この度は推薦人をお引き受けいただき、感謝の念に堪えません」
と師匠が優雅に挨拶をした。こんな師匠は初めて見たぞ。
相手の二人も挨拶を返す。
「紹介します。この子が我が自慢の弟子、テオです」
と僕を紹介する。う、緊張する。
「弟子のテオと申します。よろしくお願いいたします」
きっちりと挨拶した。
「ほぉ、エルフの弟子と認められるとは、相当な才能なのでしょうね」
「将来有望そうな顔つきをしてますね」
などと言われてくすぐったい。
その後、お茶を飲みつつ、雑談を交わす。
出て来たお菓子がもの凄く美味しい!甘くてフワフワでサクサクだ。
夢中で食べてたら、師匠の分ももらえた。ありがとう、師匠!これまでで一番感謝したかも。
推薦のために師匠の力量を計ろうとしているのだろう、推薦人が様々な質問をしてきたが、師匠が答えるたびに相手の顔が引きつっていく。
額を汗がつつっと流れている。
うん。”常識”を学んだ僕には分かるぞ。そんなのできる人は現代にはほとんどいないんですよ、師匠。
でも、まぁ、確かに外見をエルフにしたのは正解だったようです。
相手がお茶を飲んで一息ついて落ち着いた頃、僕らは魔法ギルドへ手続きに向かった。
建物の玄関を入ると、目立つ師匠の姿に周囲の視線が集まり、ザワザワと騒がしくなった。
二人の推薦人が顔を出すと、流石はダヤン商会の紹介してくれた魔術師、職員が慌てて対応に出て来た。
「ようこそお越しくださいました。本日はどのようなご用件でしょうか?」
職員さんの腰が低い。
「こちらのお方をぜひとも当ギルドの会員としてお迎えしたく、推薦に参った」
「支部長に面会を頼む」
「はっ!かしこまりました。どうぞこちらへ」
と言って、奥へと案内される。
関係者以外立ち入り禁止な感じの区画に入り、階段を上がり、立派な扉の前へ。
既に連絡が行っているのか、そのまま扉を開けて中へ通される。
「ようこそ。さあ、おかけください」
支部長はエルフ師匠を見てちょっと目を見開いたが、何事もないかのように振舞っていた。
ソファへ案内され各々が腰かける。僕も師匠の横に座らされた。
互いに自己紹介した後、すぐ本題に入る。
推薦人のお二人が、いかに師匠が素晴らしいかをやや興奮気味に語った。
師匠は悠然と微笑んでいる。
支部長は圧倒された感じで頷いて話を聞いていた。
「なるほど。お二方がそこまで言うほどの御仁であれば、ぜひ当ギルドの会員にお迎えさせていただきましょう。
手続きはこちらで全て行いますので。会員証ができましたら自宅へお届けすることもできますが、どうしますか?」
ダヤン商会経由で送ってもらうことにした。
「ところで、この子は私の自慢の弟子で、テオと言います。もう一人セラフィンという弟子もおりますが、この二人も会員の末席に加えていただけませんか?」
と師匠がこの場でねじ込む。
「ええ、ええ。大丈夫ですとも。テオ君に、セラフィン君ですね。そちらも手続きはお任せください。会員証も一緒にお送りしますよ」
と文字通り二つ返事で通ってしまった。
これも全部ピエールさんのおかげだね。すごく楽に登録できました。
2日後、ピエールさんが魔法ギルドからの包みを届けてくれた。
会員証と共に、いくつかの書類が入っていた。
ギルドの規約とかマナーとか注意喚起とか、色々入っていた。
師匠がざ~っとすごい勢いでページをめくって、「全くお堅い組織だ」と感想を述べた。
「ま、要はバレないように注意してやれ、ってことだな」
と一言でまとめてウィンクした。
こうして、僕はエルフの魔術師ライナス・エルウッドの弟子、テオとして正式に魔法ギルドに会員登録された。
これで大っぴらに魔術を使っても大丈夫だぞ。
「そろそろ到着だって」
師匠の猫ぬいぐるみから連絡があった。
「楽しみだね」
とセラフィン君。
「今まで猫ぬいぐるみの姿しか知らないから、どんな姿であっても衝撃受けそうだわ」
ポリーヌさんが不安そうだ。
屋敷の前庭にダヤン商会の手配した馬車が入ってきた。あれに乗ってるはずだ。
玄関前に馬車が停まり、随伴していた護衛(元野盗の一人)がそのドアを開ける。
フードを深くかぶった、ローブ姿の魔術師が降りて来た。
パサッとフードを外すと、肩までの銀髪、翠の瞳、白皙の整った顔が現れた。
そして耳がちょっと尖っている。
「な!エ、エルフ!」
ポリーヌさんが驚きの声を上げた。
「どうじゃ?驚いたか」
ニンマリと笑った顔は、なるほど師匠だった。
ポリーヌさん達には師匠が幽霊だというのは、面倒なので秘密にしている。
なので、このまま師匠はエルフだったということで押し通すしかない。
『なんでエルフなんですか!目立ちすぎですよ』
<念話>で師匠に文句を言うと。
『どうせ、儂の天才っぷりに魔法ギルドは腰を抜かすじゃろ。ならばエルフくらいのインパクトがあった方が説得力あるわい』
と嘯く。
そうかなぁ。
「か~、なるほどねぇ。とんでもない少年魔術師たちの師匠なんだから、このくらいは当然か」
とポリーヌさんは妙に納得したようだ。
あ、意外と師匠の作戦通りかも。
ニコレットさんやピエールさん他、屋敷の面々に師匠を紹介した。ニコレットさんが師匠の顔を見て顔を赤くしていたけど、大丈夫かなぁ。
そうそう。エルフの死体なんてどうやって手に入れたのか、と思って聞いてみたら。
「いやいや。これは万能生体組織を使って一から全部、自分で作ったんじゃぞ」
と予想外に凄い事を言い出した。
「え!あのニコレットさんでさえ、ネズミ一匹の模造死体でへとへとだったじゃないですか。人間丸ごとって、どんだけ」
「なにを言っておる。例の体内魔力を生成する魔道具があるからな、無尽蔵の魔力を使えるじゃろ」
あー、そういうことか。
師匠なら体外魔力操作であの魔道具を使えるからなぁ。納得だ。
「師匠は本物のエルフを知ってるんですか?」
セラフィン君の疑問に師匠が軽く答えた。
「ああ、生前の友人にエルフがおったからな。今でもまだ生きてるかもしれんな」
すごいな、さすが300年前の人だ。
現代ではエルフの目撃情報がほとんどなくて、エルフ絶滅説なんかも囁かれているらしい。
今回、自給型偽生体に憑依したことで、師匠の本体もついにお化け屋敷から離れることが可能になった。
あっちのお化け屋敷には、残り2人の野盗を留守番に置いてきたそうだ。
約300年ぶりの本体での外出だ。かなりのはしゃぎっぷりで、護衛(元野盗)を伴って夜の街に繰り出していったよ。
その後数日は、屋敷の猫ぬいぐるみは猫のままで、こっちから連絡しない限り師匠が繋いでくることはほとんど無かった。
それだけ楽しんでいるんだろう。なんせ300年ぶりだもんね。
でも、そろそろ魔法ギルドに行ってくれませんかね。
遊ぶために体を用意したわけじゃありませんよ!
◇◆◇◆◇◆◇
当初は、ニコレットさんとポリーヌさんに推薦人になってもらうつもりだったが、この事を聞きつけたピエールさんが、ダヤン商会の伝手で魔術師の推薦人を用意してくれた。
本当に至れり尽くせりなんだよね。ありがたいです。
そして、魔法ギルドに行く前の打ち合わせとして、昼下がりにダヤン商会系列のレストランへ師匠と共に出かけた。
お店に入ると、奥の個室に案内された。
相手の二人は先に来ていて、師匠を見て「本当にエルフだ」と小声で驚いていた。
「はじめまして。私がライナス・エルウッドです。この度は推薦人をお引き受けいただき、感謝の念に堪えません」
と師匠が優雅に挨拶をした。こんな師匠は初めて見たぞ。
相手の二人も挨拶を返す。
「紹介します。この子が我が自慢の弟子、テオです」
と僕を紹介する。う、緊張する。
「弟子のテオと申します。よろしくお願いいたします」
きっちりと挨拶した。
「ほぉ、エルフの弟子と認められるとは、相当な才能なのでしょうね」
「将来有望そうな顔つきをしてますね」
などと言われてくすぐったい。
その後、お茶を飲みつつ、雑談を交わす。
出て来たお菓子がもの凄く美味しい!甘くてフワフワでサクサクだ。
夢中で食べてたら、師匠の分ももらえた。ありがとう、師匠!これまでで一番感謝したかも。
推薦のために師匠の力量を計ろうとしているのだろう、推薦人が様々な質問をしてきたが、師匠が答えるたびに相手の顔が引きつっていく。
額を汗がつつっと流れている。
うん。”常識”を学んだ僕には分かるぞ。そんなのできる人は現代にはほとんどいないんですよ、師匠。
でも、まぁ、確かに外見をエルフにしたのは正解だったようです。
相手がお茶を飲んで一息ついて落ち着いた頃、僕らは魔法ギルドへ手続きに向かった。
建物の玄関を入ると、目立つ師匠の姿に周囲の視線が集まり、ザワザワと騒がしくなった。
二人の推薦人が顔を出すと、流石はダヤン商会の紹介してくれた魔術師、職員が慌てて対応に出て来た。
「ようこそお越しくださいました。本日はどのようなご用件でしょうか?」
職員さんの腰が低い。
「こちらのお方をぜひとも当ギルドの会員としてお迎えしたく、推薦に参った」
「支部長に面会を頼む」
「はっ!かしこまりました。どうぞこちらへ」
と言って、奥へと案内される。
関係者以外立ち入り禁止な感じの区画に入り、階段を上がり、立派な扉の前へ。
既に連絡が行っているのか、そのまま扉を開けて中へ通される。
「ようこそ。さあ、おかけください」
支部長はエルフ師匠を見てちょっと目を見開いたが、何事もないかのように振舞っていた。
ソファへ案内され各々が腰かける。僕も師匠の横に座らされた。
互いに自己紹介した後、すぐ本題に入る。
推薦人のお二人が、いかに師匠が素晴らしいかをやや興奮気味に語った。
師匠は悠然と微笑んでいる。
支部長は圧倒された感じで頷いて話を聞いていた。
「なるほど。お二方がそこまで言うほどの御仁であれば、ぜひ当ギルドの会員にお迎えさせていただきましょう。
手続きはこちらで全て行いますので。会員証ができましたら自宅へお届けすることもできますが、どうしますか?」
ダヤン商会経由で送ってもらうことにした。
「ところで、この子は私の自慢の弟子で、テオと言います。もう一人セラフィンという弟子もおりますが、この二人も会員の末席に加えていただけませんか?」
と師匠がこの場でねじ込む。
「ええ、ええ。大丈夫ですとも。テオ君に、セラフィン君ですね。そちらも手続きはお任せください。会員証も一緒にお送りしますよ」
と文字通り二つ返事で通ってしまった。
これも全部ピエールさんのおかげだね。すごく楽に登録できました。
2日後、ピエールさんが魔法ギルドからの包みを届けてくれた。
会員証と共に、いくつかの書類が入っていた。
ギルドの規約とかマナーとか注意喚起とか、色々入っていた。
師匠がざ~っとすごい勢いでページをめくって、「全くお堅い組織だ」と感想を述べた。
「ま、要はバレないように注意してやれ、ってことだな」
と一言でまとめてウィンクした。
こうして、僕はエルフの魔術師ライナス・エルウッドの弟子、テオとして正式に魔法ギルドに会員登録された。
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