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戦力拡充編
狙われた錬金術工房
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そんなこともありつつ、特に問題なく僕はのほほんと日常を過ごしていた。
気付いたら、いつの間にやら僕は9歳になっていた。
この国では、生まれた時の期節が次に巡ってきたときに1歳年を重ねることになっている。
僕は太陽神の期節生まれだ。
上流階級ではお祝いをするらしいが、僕は庶民なのでそういうのはしたことが無いので気にしていなかった。
次の日のお昼に、食堂に入ると。
テーブルの上には豪華な料理が並んでいて、パーティーの時のようだった。
なんだ?今日は何かあっただろうか、と戸惑っていると。
「テオ様、無事に9歳を迎えられた事をお祝い申し上げます」
「おめでとうございます」
とアネットさんとココちゃんが待ち構えていて、祝福してくれた。
「9歳、おめでと。これ私が獲ってきた」
「おめでとう、テオ君。たくさん食べてね」
とナナさん、セラフィン君も祝ってくれた。どうやら狩った獲物が食卓に並んでいるようだ。
他にも師匠やニコレットさん、ポリーヌさん達もいた。
僕はびっくりして動きが止まってたけど、ようやく意味が分かって、嬉しい気持ちが沸き上がってきた。
「ありがとう、みんな!こんな風に祝ってもらったのって初めてだから、びっくりしたよ」
笑顔でみんなにお礼を言うと。
「さあテオ様、どうぞこちらへお座りください」
とテーブルの一番目立つところへ案内され、飲み物が配られた。
「テオ様。乾杯の音頭を」
「えーと。まさか、庶民の僕が誕生節のパーティーをしてもらえるとは思わなかったから、うれしいよ。
みんなと出会えて、本当に良かった。乾杯!」
僕の音頭で、乾杯をした。
美味しい食べ物をお腹いっぱい食べ、みんなと笑い合い、すごく楽しいパーティーとなった。
死霊術に出会えて、本当に良かった。
◇◆◇◆◇◆◇◆
それからしばらくして、ダヤン商会の錬金術工房に盗賊が侵入しようとして阻止される、という事件が起こった。
最近もの凄い儲けているし狙われるのも当然だ、と関係者は思っていた。
しかし、さらに数日後、また事件が起こる。
今度は工房で働く錬金術師が狙われ、誘拐されそうになったところを、ダヤン商会が配備していた警備隊が運よく阻止したのだ。
これで、単なる金銭ねらいの犯行ではなく、レシピや錬金術師を狙った犯行だった可能性が高まり、一連の事件が見直された。
しかし、いずれの事件も犯人は逃走しており、手掛かりがない状態だ。
◇◆◇
『…ということでして。今は錬金術師とその家族をこちらの用意した宿に集めて生活させています。警備も強化し、犯人の捜査も行ってますが、安心はできないですね』
とトムさんから報告があった。
『化粧品を待ち望んでいたお貴族様方もお怒りで、私財を投じて犯人探しに乗り出す方もいらっしゃるようです』
ほほう、犯人さん終わったな。
『生産の遅れも出ておりますし、従業員の不安も募っておりまして、何とか犯人捜査にお力添えをいただけないものでしょうか?』
とトムさんからお願いされた。
いつもお世話になってるので、もちろん引き受けたよ。
ジルベール隊長に相談すると「ようやく出番だな」と燃えていた。
しかも、以前から仕込んでいたエサに獲物が食いついたらしい。
その仕込みが何かと言うと。
◇◆◇◆◇◆◇◆
時間は戻って、ジルベール隊長が仲間に加わって間もない頃。
今の警備体制を説明して回っていると。
「ところでテオ坊はいったい何と戦おうとしてるんだ?」
とジルベールさんが聞いてきた。
化粧品類や通信用動物などの発明品の事と、その秘密を狙う輩がいるかもしれないこと、などを話した。
「するってぇと、まだ明確な敵がいるわけじゃないんだな。まだ見ぬ敵の出現に備えてこれだけのもんを用意したのか」
とあきれたような、感心したような声をだす。
ジルベールさんの見立てでは、屋敷への潜入工作の類に対しては十分すぎる対策ができているとのこと。
心配なのは強行突破で人員を誘拐する類の工作に対する備えだそうだ。特に屋敷から出かけた先での強襲に備えがないことが問題だという。
確かに、秘密は屋敷内にあるからと、そこしか考えてなかったかも。
ナナさんとセラフィン君が戦闘訓練を受けていて、護衛として使えるレベルだというから、当面は二人にお願いすることになるだろう。
ただ、二人はハンターの仕事に行くこともあるから、それ以外の護衛も用意する必要がある。
ジルベールさんがうちのペット達の戦闘力に興味を持っていて、ああいうのを増やせないかと提案した。
あのような戦闘用動物が増えれば屋敷の警備をそっちに任せて、その分空いた旧5人衆を外出時の護衛に回せるというのだ。
良い提案だと思ったので、師匠とポリーヌさんに相談。
この前ナナさん達のために作った狩猟犬の偽生体も警備用と兼務にすれば、通信用の予備にしてる猫2体、犬1体の使鬼があるので、計4体の警備用動物が作れる。
今度は屋敷に被害が出そうな炎系は除外してもらったうえで、制作してもらうことになった。
「あとは、アレだ。守ってるだけってのが俺の性分に合わねぇ。やっぱり攻めて何ぼだろ」
「攻めるって、敵は決まってないのに?」
「せっかく何とか研究所っていうエサを用意してるんだろ? これを活かさない手はない」
ジルベールさんによると、レスコー魔法研究所の噂を聞きつけて、その詳細を探りに来た奴を騙して食いつかせ、その後ろにいる奴まで暴き出す仕掛けだという。
つまり、釣りだ。上手くいけば敵に大打撃を与えられるので、これは確かに”攻め”の姿勢だな、と感心させられた。
「まぁ、昔の知り合いからの受け売りなんだがな」
とジルベールさんは苦笑いしてたけど。
こういうのは専門の訓練を受けた工作員が行うものらしいのだけど、さすがにうちにそういう人材はいない。
せめて演技力があって信じ込ませられるような、詐欺師みたいな技術があれば、ってそうだ犯リー(犯人リーダー)の知り合いにそういう人材がいそうだ。
そういえば、最近犯リーは何をしているんだろう。旧5人衆は警備隊として働いているが、そっちで犯リーは見かけていない。
師匠に聞いてみたら、彼は犯罪組織壊滅であぶれた人たちを取りまとめて色々と仕事を作ってあげていて、裏社会の顔役みたいな存在になっているらしい。
そんなことになっていたとは知らなかった。
…そろそろ名前を覚えた方が良いかも。
犯人リーダーの名前はジョフロアというらしい。
ジョフロアにジルベールさんを紹介しつつ、今回の件を相談してみようということで、彼に連絡を取った。
その方法が、場末の酒場に行ってマスターに特定の手順で注文する、というものだった。
ジルベールさんはこういうの好きみたいで、ノリノリでやってた。
しばらくして。
「テオお坊ちゃん、このような汚い場所に足を運ばせてしまって申し訳ありません」
犯リー改めジョフロアがやってきた。
何やら忙しそうだ。やはり裏社会の人たちの面倒を見ているだけはあるのか。
とりあえず、ジルベールさんを紹介し、今考えている作戦への協力をお願いした。
「それは素晴らしい作戦ですね!そういうのは我々の領分です。ぜひお任せください」
と請け負ってくれた。
偽の研究所をでっちあげたり、そこに偽の人員を配置したりすることで、雇用も生まれるし良いことだらけのようだ。
お金は研究所関連の予算から出るから問題ない。
今後の連絡を取りやすくするために、通信用動物を彼の所にも用意しておくことにした。
後日、犬の自給型偽生体に、以前の狩りで入手した熊の使鬼を入れた通信用動物を作って、魔力貯留装置と共にジョフロアの所へ送ってやった。
ちょっと動きが犬っぽくないが、通信に使う分には問題ないので我慢してくれ。
その後、レスコー魔法研究所のエサに引っかかる輩がちらほら出て来たが、裏を探っても小物だったり、味方の貴族が情報収集してただけだったり、と特に問題となることは無かった。
◇◆◇◆◇◆◇◆
時間を現在に戻す。
この仕掛けに引っかかった奴がいると先日ジョフロアから連絡があり、今裏を探っている段階だ。
ジルベール隊長はこれが怪しいと思っているようだ。
敵は錬金術工房を直接狙ったものの失敗し、警戒態勢が強化されてしまった。そのため、研究所に標的を変更したのだろうという推測だ。
念のため、錬金術工房の方には犬1号2号を派遣して、犯人の匂いを辿らせている。そっちからの捜査でも、何かわかるだろう。
また、錬金術工房を監視するために、狸を使鬼の状態で飛ばしておいた。
これで何か動きがあるまで待つことになった。
気付いたら、いつの間にやら僕は9歳になっていた。
この国では、生まれた時の期節が次に巡ってきたときに1歳年を重ねることになっている。
僕は太陽神の期節生まれだ。
上流階級ではお祝いをするらしいが、僕は庶民なのでそういうのはしたことが無いので気にしていなかった。
次の日のお昼に、食堂に入ると。
テーブルの上には豪華な料理が並んでいて、パーティーの時のようだった。
なんだ?今日は何かあっただろうか、と戸惑っていると。
「テオ様、無事に9歳を迎えられた事をお祝い申し上げます」
「おめでとうございます」
とアネットさんとココちゃんが待ち構えていて、祝福してくれた。
「9歳、おめでと。これ私が獲ってきた」
「おめでとう、テオ君。たくさん食べてね」
とナナさん、セラフィン君も祝ってくれた。どうやら狩った獲物が食卓に並んでいるようだ。
他にも師匠やニコレットさん、ポリーヌさん達もいた。
僕はびっくりして動きが止まってたけど、ようやく意味が分かって、嬉しい気持ちが沸き上がってきた。
「ありがとう、みんな!こんな風に祝ってもらったのって初めてだから、びっくりしたよ」
笑顔でみんなにお礼を言うと。
「さあテオ様、どうぞこちらへお座りください」
とテーブルの一番目立つところへ案内され、飲み物が配られた。
「テオ様。乾杯の音頭を」
「えーと。まさか、庶民の僕が誕生節のパーティーをしてもらえるとは思わなかったから、うれしいよ。
みんなと出会えて、本当に良かった。乾杯!」
僕の音頭で、乾杯をした。
美味しい食べ物をお腹いっぱい食べ、みんなと笑い合い、すごく楽しいパーティーとなった。
死霊術に出会えて、本当に良かった。
◇◆◇◆◇◆◇◆
それからしばらくして、ダヤン商会の錬金術工房に盗賊が侵入しようとして阻止される、という事件が起こった。
最近もの凄い儲けているし狙われるのも当然だ、と関係者は思っていた。
しかし、さらに数日後、また事件が起こる。
今度は工房で働く錬金術師が狙われ、誘拐されそうになったところを、ダヤン商会が配備していた警備隊が運よく阻止したのだ。
これで、単なる金銭ねらいの犯行ではなく、レシピや錬金術師を狙った犯行だった可能性が高まり、一連の事件が見直された。
しかし、いずれの事件も犯人は逃走しており、手掛かりがない状態だ。
◇◆◇
『…ということでして。今は錬金術師とその家族をこちらの用意した宿に集めて生活させています。警備も強化し、犯人の捜査も行ってますが、安心はできないですね』
とトムさんから報告があった。
『化粧品を待ち望んでいたお貴族様方もお怒りで、私財を投じて犯人探しに乗り出す方もいらっしゃるようです』
ほほう、犯人さん終わったな。
『生産の遅れも出ておりますし、従業員の不安も募っておりまして、何とか犯人捜査にお力添えをいただけないものでしょうか?』
とトムさんからお願いされた。
いつもお世話になってるので、もちろん引き受けたよ。
ジルベール隊長に相談すると「ようやく出番だな」と燃えていた。
しかも、以前から仕込んでいたエサに獲物が食いついたらしい。
その仕込みが何かと言うと。
◇◆◇◆◇◆◇◆
時間は戻って、ジルベール隊長が仲間に加わって間もない頃。
今の警備体制を説明して回っていると。
「ところでテオ坊はいったい何と戦おうとしてるんだ?」
とジルベールさんが聞いてきた。
化粧品類や通信用動物などの発明品の事と、その秘密を狙う輩がいるかもしれないこと、などを話した。
「するってぇと、まだ明確な敵がいるわけじゃないんだな。まだ見ぬ敵の出現に備えてこれだけのもんを用意したのか」
とあきれたような、感心したような声をだす。
ジルベールさんの見立てでは、屋敷への潜入工作の類に対しては十分すぎる対策ができているとのこと。
心配なのは強行突破で人員を誘拐する類の工作に対する備えだそうだ。特に屋敷から出かけた先での強襲に備えがないことが問題だという。
確かに、秘密は屋敷内にあるからと、そこしか考えてなかったかも。
ナナさんとセラフィン君が戦闘訓練を受けていて、護衛として使えるレベルだというから、当面は二人にお願いすることになるだろう。
ただ、二人はハンターの仕事に行くこともあるから、それ以外の護衛も用意する必要がある。
ジルベールさんがうちのペット達の戦闘力に興味を持っていて、ああいうのを増やせないかと提案した。
あのような戦闘用動物が増えれば屋敷の警備をそっちに任せて、その分空いた旧5人衆を外出時の護衛に回せるというのだ。
良い提案だと思ったので、師匠とポリーヌさんに相談。
この前ナナさん達のために作った狩猟犬の偽生体も警備用と兼務にすれば、通信用の予備にしてる猫2体、犬1体の使鬼があるので、計4体の警備用動物が作れる。
今度は屋敷に被害が出そうな炎系は除外してもらったうえで、制作してもらうことになった。
「あとは、アレだ。守ってるだけってのが俺の性分に合わねぇ。やっぱり攻めて何ぼだろ」
「攻めるって、敵は決まってないのに?」
「せっかく何とか研究所っていうエサを用意してるんだろ? これを活かさない手はない」
ジルベールさんによると、レスコー魔法研究所の噂を聞きつけて、その詳細を探りに来た奴を騙して食いつかせ、その後ろにいる奴まで暴き出す仕掛けだという。
つまり、釣りだ。上手くいけば敵に大打撃を与えられるので、これは確かに”攻め”の姿勢だな、と感心させられた。
「まぁ、昔の知り合いからの受け売りなんだがな」
とジルベールさんは苦笑いしてたけど。
こういうのは専門の訓練を受けた工作員が行うものらしいのだけど、さすがにうちにそういう人材はいない。
せめて演技力があって信じ込ませられるような、詐欺師みたいな技術があれば、ってそうだ犯リー(犯人リーダー)の知り合いにそういう人材がいそうだ。
そういえば、最近犯リーは何をしているんだろう。旧5人衆は警備隊として働いているが、そっちで犯リーは見かけていない。
師匠に聞いてみたら、彼は犯罪組織壊滅であぶれた人たちを取りまとめて色々と仕事を作ってあげていて、裏社会の顔役みたいな存在になっているらしい。
そんなことになっていたとは知らなかった。
…そろそろ名前を覚えた方が良いかも。
犯人リーダーの名前はジョフロアというらしい。
ジョフロアにジルベールさんを紹介しつつ、今回の件を相談してみようということで、彼に連絡を取った。
その方法が、場末の酒場に行ってマスターに特定の手順で注文する、というものだった。
ジルベールさんはこういうの好きみたいで、ノリノリでやってた。
しばらくして。
「テオお坊ちゃん、このような汚い場所に足を運ばせてしまって申し訳ありません」
犯リー改めジョフロアがやってきた。
何やら忙しそうだ。やはり裏社会の人たちの面倒を見ているだけはあるのか。
とりあえず、ジルベールさんを紹介し、今考えている作戦への協力をお願いした。
「それは素晴らしい作戦ですね!そういうのは我々の領分です。ぜひお任せください」
と請け負ってくれた。
偽の研究所をでっちあげたり、そこに偽の人員を配置したりすることで、雇用も生まれるし良いことだらけのようだ。
お金は研究所関連の予算から出るから問題ない。
今後の連絡を取りやすくするために、通信用動物を彼の所にも用意しておくことにした。
後日、犬の自給型偽生体に、以前の狩りで入手した熊の使鬼を入れた通信用動物を作って、魔力貯留装置と共にジョフロアの所へ送ってやった。
ちょっと動きが犬っぽくないが、通信に使う分には問題ないので我慢してくれ。
その後、レスコー魔法研究所のエサに引っかかる輩がちらほら出て来たが、裏を探っても小物だったり、味方の貴族が情報収集してただけだったり、と特に問題となることは無かった。
◇◆◇◆◇◆◇◆
時間を現在に戻す。
この仕掛けに引っかかった奴がいると先日ジョフロアから連絡があり、今裏を探っている段階だ。
ジルベール隊長はこれが怪しいと思っているようだ。
敵は錬金術工房を直接狙ったものの失敗し、警戒態勢が強化されてしまった。そのため、研究所に標的を変更したのだろうという推測だ。
念のため、錬金術工房の方には犬1号2号を派遣して、犯人の匂いを辿らせている。そっちからの捜査でも、何かわかるだろう。
また、錬金術工房を監視するために、狸を使鬼の状態で飛ばしておいた。
これで何か動きがあるまで待つことになった。
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