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死霊術革新編
世界を変えるネズミ
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今回、師匠に猫ぬいぐるみという目に見える形ができたので、ポリーヌさんとニコレットさんに紹介する。
『仮の姿で失礼する。儂がテオの師匠のライナス・エルウッドじゃ。お二人さんには我が弟子が随分と世話になったな。感謝しておるぞ』
2人はぬいぐるみのあまりの愛らしさに困惑しつつも、無難にあいさつを交わす。
今までの僕の受け答えも、師匠の入れ知恵だったことを伝えて、今後は師匠と直接相談してもらうようお願いしておいた。
これ以降、研究や開発に師匠が表立って参加したことで、今までよりも順調に進むことになるのだった。
◇◆◇◆◇◆◇◆
そんなある日。
旅行中に師匠に頼んでいた、霊糸通信の改良が出来上がったという。
追加された機能は以下のようなものだ。
● <遠隔会話>:遠距離にいる使鬼も含め、複数の使鬼(と術者)が参加して念話による会話をする機能。
● <感覚公開>:1人の使鬼の視聴覚を、複数の使鬼および術者で共有する機能。使鬼が他の使鬼の視聴覚を共有できるようになる。
● <念話中継>:魔術<念話>を使鬼が発動し、それを霊糸通信に中継することで使鬼の側にいる人間も霊糸通信による会話に加わることができる。
<遠隔会話>は術者が発動すれば使えるが、残り2つは使鬼の魔術基盤に組み込む必要があるらしい。
とりあえず、すぐに使える<遠隔会話>を試してみることに。
アネットさん、ナナさん、セラフィン君、ココちゃん、に参加をお願いした。
『みんな、聞こえるかな?』
『はい『ええ『聞こ『わっ『えます』聞こえた』聞こえるよ』えます』聞こえました』
おおう、一斉に話すとわけわかんないな。
通信の向こうもざわめいてる。
『えっとゴメン。一人ずつ聞くね。アネットさん、聞こえる?』
『はい、聞こえます』
『ナナさん、アネットさんの声聞こえました?』
『うん、ばっちし』
『セラフィン君は?』
『うん。アネットさんもナナさんも聞こえたよ』
『ココちゃん?』
『は、はい。皆さんの声が聞こえました』
『よし。ありがとう。実験は一応成功だね。だけど一斉にしゃべると聞き取れないね』
その後、おっかなびっくり、譲り合いながらこの機能について感想や意見を述べ合った。
実験終了後、猫ぬいぐるみ師匠に改善点を提案すると。
『ふむ、なるほどな。声が混ざってしまうのは問題じゃな。誰かが先にしゃべったら、他の声を小さくするか。術者が話す者を指定できるのも良いな。
後は、声だけで誰だか区別するのが難しいかも知れない、と言う事か。声と共に顔のイメージも伝えるようにするか』
と、早速改良案を考え始めている。
師匠はふと僕を見ると。
『しかし、300年も幽霊をやっておったが、こんな事を考えたことは一度も無かった。テオよ、おぬしと出会って本当に多くの事が変わった。
おぬしは死霊術界に現れた革命児じゃな』
と笑いながら言った。
その後、改良を重ね十分に実用的な<遠隔会話>が完成する。
これで、離れた場所にいる使鬼も加えて複数人の使鬼と会話ができるようになった。
<感覚公開>と<念話中継>は真っ先にネズミくんに組み込んだ。
<遠隔会話>と組み合わせて使用することで僕とアネットさん、トムさん、それにネズミくんの前にいる猫ぬいぐるみ師匠を加えて会議ができることを確認した。
<念話中継>のおかげで、師匠に僕が口で伝えて中継しなくても会話に参加できるし、ネズミの前にいれば、ニコレットさん、ポリーヌさんにも議論に加わってもらえるようになる。
こんなイメージだ。
(師匠やポリーヌなど)⇄<念話>⇄ネズミくん⇄[霊糸通信]⇄僕<遠隔会話>⇄[霊糸通信]⇄(複数の使鬼)
そして、<感覚公開>を使ってネズミくんの前で見せた資料や試作品などを、僕と使鬼の全員で見られることも確認できた。
この「参加者みんなで同じものを見ることができる」というのが大きい。見たものを言葉にして伝えるのは難しいが、視覚をそのまま伝えれば解決するからだ。
この実験でさらに、トムさんが何やら凄いことを思い付いた。
<念話中継>を持ったネズミ使鬼(通信用ネズミ)をいくつかの場所に配備しておけば、使鬼ではない普通の人間でも、離れた場所にいる者同士で会話できるのではないか、と言うのだ。
こんなイメージだ。
(人間)⇄<念話>⇄通信ネズミ⇄[霊糸通信]⇄通信ネズミ⇄<念話>⇄(人間)
『例えば、これを本店と支店に置いておけば、遠く離れた町にいてもまるで同じ部屋にいるかのように会話できるわけですから、その有用性は計り知れないですぞ!』
僕にはピンと来ないけど、トムさんはえらく興奮している。
トムさん曰く、現在遠くと通信する手段は、軍用や公用なら魔術師を一定間隔に配置し風魔法で声をリレーで届ける”魔術逓信”が一番早いが、民間だと伝書鳥(魔術で使役した鳥類に手紙を届けさせる)を使う方法が最速らしい。
何より、それらと違うのは「会話ができる」と言う点だ。商談や会議だってできてしまうのだから、画期的だとの事。
この案を聞いた師匠とポリーヌさんも俄然やる気になった。
師匠の見立てでは、魔術的には<遠隔会話>と同じような事を使鬼側からの求めに応じて自動的に起動できれば、何とかなりそうとの事。
しかし最大の問題は、使鬼の常時維持可能な数だ。
内外魔力同調法が上達した今でも4体が上限なので、通信用ネズミを何体も常時出現させておくことができないのだ。
せめて10体は通信用ネズミを用意しないと実用的ではないらしいので、この問題の解決が実用化のカギとなる。
この問題が何とかなったら、通信用ネズミの実用化を考えるということで、この場では保留となった。
◇◆◇◆◇◆◇◆
ちょうどその頃、旅行に行く前にポリーヌさんに渡していた研究テーマのうちの1つが実用化できそうだと話があった。
詳しい話を聞いてみることに。
できたのは「体内魔力を疑似的に実現できないか」というテーマだ。
原理としては内外魔力同調法と似ており、中核となる部品に誰かの体内魔力を充填しておくと、外部から供給された魔力をその核の体内魔力と同じ性質の魔力に変換してくれる魔道具だという。
これに魔力貯留装置を繋いで魔力を供給してやれば、大量に体内魔力を発生させられるというわけだ。
犯1の偽生体にこの発生装置を組み込んで実験してみたところ、”永遠の血液”が発生した体内魔力を吸収して、人工心臓で体内を循環するので、まるで本当の体内魔力のように見えていたという。
問題は魔力貯留装置の方で、世界最小クラスでも旅行鞄くらいの大きさがあるため、体内埋め込みは無理との事。実験ではケーブルで繋いだので、身体にケーブルが刺さったままの状態だ。これではさすがに実用的ではない。
魔石式などの小型の魔力供給装置はあるものの、魔力源の交換の手間があるため、これまた体内埋め込みに向かない。
ここで行き詰ってしまった、とポリーヌさんは言う。
それを聞いて猫ぬいぐるみ師匠が。
『体外魔力を操作して供給するのではダメか?』
と疑問を呈した。
「ダメじゃないけど。え、できるの?」
とポリーヌさん。
「もちろん。師匠と僕とセラフィン君の3人はできるよ」
「ええ!ホントに!?こんな身近にすごい魔術師が3人もいたなんて。それ知ってればもっと簡単に実験できたのに!もう!」
なぜか逆ギレされてしまったぞ。
逆になぜできないと思われてたのか気になって聞いてみる。
「え、体外魔力操作って難しい技術でしょ?自称・魔術師でもできない人多いし」
との事。
それを聞いた師匠は300年での魔術師の衰退を嘆いていた。
まぁ、ともかく、この装置をセラフィン君に埋め込んで試してみようじゃないか。
あと、僕が個人携帯するための装置も用意してもらうことになった。
『仮の姿で失礼する。儂がテオの師匠のライナス・エルウッドじゃ。お二人さんには我が弟子が随分と世話になったな。感謝しておるぞ』
2人はぬいぐるみのあまりの愛らしさに困惑しつつも、無難にあいさつを交わす。
今までの僕の受け答えも、師匠の入れ知恵だったことを伝えて、今後は師匠と直接相談してもらうようお願いしておいた。
これ以降、研究や開発に師匠が表立って参加したことで、今までよりも順調に進むことになるのだった。
◇◆◇◆◇◆◇◆
そんなある日。
旅行中に師匠に頼んでいた、霊糸通信の改良が出来上がったという。
追加された機能は以下のようなものだ。
● <遠隔会話>:遠距離にいる使鬼も含め、複数の使鬼(と術者)が参加して念話による会話をする機能。
● <感覚公開>:1人の使鬼の視聴覚を、複数の使鬼および術者で共有する機能。使鬼が他の使鬼の視聴覚を共有できるようになる。
● <念話中継>:魔術<念話>を使鬼が発動し、それを霊糸通信に中継することで使鬼の側にいる人間も霊糸通信による会話に加わることができる。
<遠隔会話>は術者が発動すれば使えるが、残り2つは使鬼の魔術基盤に組み込む必要があるらしい。
とりあえず、すぐに使える<遠隔会話>を試してみることに。
アネットさん、ナナさん、セラフィン君、ココちゃん、に参加をお願いした。
『みんな、聞こえるかな?』
『はい『ええ『聞こ『わっ『えます』聞こえた』聞こえるよ』えます』聞こえました』
おおう、一斉に話すとわけわかんないな。
通信の向こうもざわめいてる。
『えっとゴメン。一人ずつ聞くね。アネットさん、聞こえる?』
『はい、聞こえます』
『ナナさん、アネットさんの声聞こえました?』
『うん、ばっちし』
『セラフィン君は?』
『うん。アネットさんもナナさんも聞こえたよ』
『ココちゃん?』
『は、はい。皆さんの声が聞こえました』
『よし。ありがとう。実験は一応成功だね。だけど一斉にしゃべると聞き取れないね』
その後、おっかなびっくり、譲り合いながらこの機能について感想や意見を述べ合った。
実験終了後、猫ぬいぐるみ師匠に改善点を提案すると。
『ふむ、なるほどな。声が混ざってしまうのは問題じゃな。誰かが先にしゃべったら、他の声を小さくするか。術者が話す者を指定できるのも良いな。
後は、声だけで誰だか区別するのが難しいかも知れない、と言う事か。声と共に顔のイメージも伝えるようにするか』
と、早速改良案を考え始めている。
師匠はふと僕を見ると。
『しかし、300年も幽霊をやっておったが、こんな事を考えたことは一度も無かった。テオよ、おぬしと出会って本当に多くの事が変わった。
おぬしは死霊術界に現れた革命児じゃな』
と笑いながら言った。
その後、改良を重ね十分に実用的な<遠隔会話>が完成する。
これで、離れた場所にいる使鬼も加えて複数人の使鬼と会話ができるようになった。
<感覚公開>と<念話中継>は真っ先にネズミくんに組み込んだ。
<遠隔会話>と組み合わせて使用することで僕とアネットさん、トムさん、それにネズミくんの前にいる猫ぬいぐるみ師匠を加えて会議ができることを確認した。
<念話中継>のおかげで、師匠に僕が口で伝えて中継しなくても会話に参加できるし、ネズミの前にいれば、ニコレットさん、ポリーヌさんにも議論に加わってもらえるようになる。
こんなイメージだ。
(師匠やポリーヌなど)⇄<念話>⇄ネズミくん⇄[霊糸通信]⇄僕<遠隔会話>⇄[霊糸通信]⇄(複数の使鬼)
そして、<感覚公開>を使ってネズミくんの前で見せた資料や試作品などを、僕と使鬼の全員で見られることも確認できた。
この「参加者みんなで同じものを見ることができる」というのが大きい。見たものを言葉にして伝えるのは難しいが、視覚をそのまま伝えれば解決するからだ。
この実験でさらに、トムさんが何やら凄いことを思い付いた。
<念話中継>を持ったネズミ使鬼(通信用ネズミ)をいくつかの場所に配備しておけば、使鬼ではない普通の人間でも、離れた場所にいる者同士で会話できるのではないか、と言うのだ。
こんなイメージだ。
(人間)⇄<念話>⇄通信ネズミ⇄[霊糸通信]⇄通信ネズミ⇄<念話>⇄(人間)
『例えば、これを本店と支店に置いておけば、遠く離れた町にいてもまるで同じ部屋にいるかのように会話できるわけですから、その有用性は計り知れないですぞ!』
僕にはピンと来ないけど、トムさんはえらく興奮している。
トムさん曰く、現在遠くと通信する手段は、軍用や公用なら魔術師を一定間隔に配置し風魔法で声をリレーで届ける”魔術逓信”が一番早いが、民間だと伝書鳥(魔術で使役した鳥類に手紙を届けさせる)を使う方法が最速らしい。
何より、それらと違うのは「会話ができる」と言う点だ。商談や会議だってできてしまうのだから、画期的だとの事。
この案を聞いた師匠とポリーヌさんも俄然やる気になった。
師匠の見立てでは、魔術的には<遠隔会話>と同じような事を使鬼側からの求めに応じて自動的に起動できれば、何とかなりそうとの事。
しかし最大の問題は、使鬼の常時維持可能な数だ。
内外魔力同調法が上達した今でも4体が上限なので、通信用ネズミを何体も常時出現させておくことができないのだ。
せめて10体は通信用ネズミを用意しないと実用的ではないらしいので、この問題の解決が実用化のカギとなる。
この問題が何とかなったら、通信用ネズミの実用化を考えるということで、この場では保留となった。
◇◆◇◆◇◆◇◆
ちょうどその頃、旅行に行く前にポリーヌさんに渡していた研究テーマのうちの1つが実用化できそうだと話があった。
詳しい話を聞いてみることに。
できたのは「体内魔力を疑似的に実現できないか」というテーマだ。
原理としては内外魔力同調法と似ており、中核となる部品に誰かの体内魔力を充填しておくと、外部から供給された魔力をその核の体内魔力と同じ性質の魔力に変換してくれる魔道具だという。
これに魔力貯留装置を繋いで魔力を供給してやれば、大量に体内魔力を発生させられるというわけだ。
犯1の偽生体にこの発生装置を組み込んで実験してみたところ、”永遠の血液”が発生した体内魔力を吸収して、人工心臓で体内を循環するので、まるで本当の体内魔力のように見えていたという。
問題は魔力貯留装置の方で、世界最小クラスでも旅行鞄くらいの大きさがあるため、体内埋め込みは無理との事。実験ではケーブルで繋いだので、身体にケーブルが刺さったままの状態だ。これではさすがに実用的ではない。
魔石式などの小型の魔力供給装置はあるものの、魔力源の交換の手間があるため、これまた体内埋め込みに向かない。
ここで行き詰ってしまった、とポリーヌさんは言う。
それを聞いて猫ぬいぐるみ師匠が。
『体外魔力を操作して供給するのではダメか?』
と疑問を呈した。
「ダメじゃないけど。え、できるの?」
とポリーヌさん。
「もちろん。師匠と僕とセラフィン君の3人はできるよ」
「ええ!ホントに!?こんな身近にすごい魔術師が3人もいたなんて。それ知ってればもっと簡単に実験できたのに!もう!」
なぜか逆ギレされてしまったぞ。
逆になぜできないと思われてたのか気になって聞いてみる。
「え、体外魔力操作って難しい技術でしょ?自称・魔術師でもできない人多いし」
との事。
それを聞いた師匠は300年での魔術師の衰退を嘆いていた。
まぁ、ともかく、この装置をセラフィン君に埋め込んで試してみようじゃないか。
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