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見習い死霊術師編
激闘!外道魔術師
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次の標的は真の黒幕である魔術師だ。
実力が不明なのが難点だが、屋敷の外に誘き出せば、かなりこちらの有利にできる。
魔術師は何をするか分からず危険なので、罠にはめて奇襲で一気に仕留める作戦だ。
そのため、ダヤン会頭の屋敷のいつも魔術師が訪れる部屋を改造し罠をいくつか仕掛ける。
落とし穴(槍衾付き)、炎の吹き出る魔道具、毒矢を連射する弩など、ナナさんの意見も聞きながら設置。
念動力で罠の操作をするのはアネットさん、シメオンさん、犬師匠が担当。
5人衆は短槍を装備し隣室に潜伏。
ナナさんは犯1の死体を傀儡にして、投げナイフと短剣を装備し、床下に潜伏。
悪霊対策されてると効果が無いかも知れないが、体当たり(霊衝撃)要員として犯1と犬1号2号を配置する。
僕はアネットさんの視界を借りて見学だ。
万全の体制を整え、いざトムさんに魔術師を呼び出してもらう。
何も知らずにのこのことやってくる魔術師。フードから覗く顔は髭が生えており、結構年配のおじさんだった。
部屋に入り中央付近まで来たところで、体当たり要員の3体の使鬼が飛び掛かった。
すると、バチっと光が飛んで使鬼達が弾き返された。やはり悪霊対策をしていたようだ。
身構えて周囲を警戒する魔術師。
ガタン!と床が開き、魔術師が落とし穴に落ちる。どうだ?
ダメだ、何らかの魔術を使って浮き上がって槍には刺さっていない。
炎の魔道具が発動し、ゴォーと勢いよく炎が吹き付ける。と同時に別方向から毒矢が飛ぶ。
再び何か魔術が発動し炎が壁のようなものに遮られたが、毒矢は刺さったようだ。
「グッ!」
魔術師がうめき声をあげた。
そこに5人衆が隣室から雪崩れ込み、次々に槍を突き出す。
しかし、おそらく<身体強化>の魔術を使っているのだろう、3本は避けられてしまった。
が、残り2本が脚と肩に刺さった。
「おのれ!」
魔術師が叫んで手を振ると衝撃波が発生し、5人衆が吹き飛ばされた。
その瞬間、背後の床下で機会をうかがっていたナナさん(in犯1ボディ)が飛び出し、投げナイフを投擲しつつ飛び掛かった。
ナイフは魔術師の顔をめがけて飛んだが、魔術師は首をひねって避けた。
しかしそちらに気を取られたせいで、ナナさんが突き出した短剣を避けることはできなかった。
短剣が胸に吸い込まれるように突き立つ。上手く肋骨のすきまを突いたようだ。
「ぐはっ!」
魔術師が口から血を吐く。肺が傷ついたのだろう。
さらに、起き上がった5人衆が再び槍を構えて殺到する。
動きの鈍った魔術師は避けられない。
ドスドスドスドスドスっと今度は全ての槍が突き刺さった。
「がぁ、こんな、ところで」
魔術師が凄い形相で5人衆を睨む。
なんて奴だ、まだ生きてる!
そんな魔術師の後頭部に、ナナさんがナイフを突き立てた。
ビクンと大きく震え、魔術師は頽れた。
その体から死霊が抜け出してくるのを確認して、ようやく終わった事を実感した。
僕がぼーっとしている間に、犬師匠が魔術師の死霊を休眠状態にして解析していた。
あー、なんて恐ろしい魔術師だったんだ。あれだけの攻撃に耐えて、あれだけ刺されたのに死なないなんて。
本当に不死身かと思った。
『大丈夫ですか?テオ様。ご気分がすぐれないようでしたら休憩なさっては?』
と心配したアネットさんが提案してくれるが、大丈夫だ。ちょっと驚いただけだから。
ふと横を見ると、ナナさん(in犯1ボディ)と5人衆が反省会をしていた。うーん、ナナさんがすっかり馴染んでる。
『いや、危なかったのう。まだまだ奥の手を隠し持っていたようじゃ。もう少し梃子摺っておったら負けていたかもしれんぞ』
と解析が終わった師匠がおっかないことを言う。
『とんでもない魔術師じゃ。実力が頭抜けているという意味でも、その所業が非人道的と言う意味でもな。こやつの研究は邪悪ではあるが、非常に貴重な知識でもあるな。この記憶は儂が預かっておく』
そう言うと、記憶の球を<影収納>で影に沈めた。
『いろいろと分かったが、とりあえずはこれで終わりじゃ。魔術師の屋敷には生存者はおらんのでな、救助は不要じゃ。後日改めて捜索しよう』
魔術師の死体はどうするのか気になって、師匠に聞いてみたところ。
『こやつはゲルルフ・コッセルと言う名前で魔法ギルドから指名手配されておるようだ。面倒なことになるから傀儡で使うわけにもいかん。
人知れず処分するのが一番じゃ』
との事だった。
トムさん(inダヤン会頭)に後始末をお願いして、僕らは撤収した。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
さて、残るはレスコー男爵だけだ。
また作戦会議を開くため、アネットさん。シメオンさんを呼ぶ。トムさんには僕が中継して声だけ参加してもらう。
するとシメオンさんから。
『私がレスコー男爵に成り代わり、この領都に蔓延る悪を成敗いたします』
と申し出があった。
確かに、トムさんがダヤン会頭に成り代わる作戦が成功し、その効果の程を目の当たりにしたのだからそうなるだろうな。
『しかしな、シメオンよ。おぬし、レスコーと入れ替わったとして、上手く芝居ができるのか?』
と師匠が疑問を呈する。
正義漢のシメオンさんが、根っからの悪党であるレスコー男爵のあのにじみ出るような邪悪さを表現するのは、まず不可能だろう。
僕も一度偵察で視覚を借りて見たけど、一目で嫌いになったよ。
シメオンさんが、グッと詰まる。
でも成り代わること自体は皆が賛成だ。何かいい方法は無いものか。
すると、ここでもアネットさんが案を出した。
『レスコー男爵が大勢の人の前で強く頭を打つ状況を作り出し、頭を打って人が変わったという事にしてはどうでしょう?』
『ふむ。大筋では良さそうだのう』
『ぜひ、その線でお願いします!』
とシメオンさんも救いを見出したようだ。
『それでしたら、お膳立ては私にお任せを』
トムさんが協力を申し出る。
議論の結果、ダヤン商会が伝手のある貴族の名を借りてパーティーを主催し、レスコー男爵を招待。その会場で事故を起こし、レスコー男爵が頭を強打。
偽の医者を用意して運び出す、と言う計画を立てた。
名付けて”男爵の頭から悪いものを叩きだそう”作戦だ。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
トムさんが準備している間、僕と犬師匠とナナさん(in犯1ボディ)、それに5人衆が連れ立って、あの魔術師の館へやってきた。
相変わらず館の周囲には被害者の幽霊がさまよっているが、どうしようもないので放置だ。
屋敷に近づいていくと、犬師匠が立ち止まり。
『ここより先には進めないのだ。皆には悪霊祓いのお呪いを解除してきてもらいたい。おそらくは細長い紙に文字や模様が書かれたものが、壁や柱に貼り付けられていると予想している。それを剥がして持ってきてくれ』
「分かりました。行こう、みんな」
館に向かって歩き出すと、ナナさんが。
「おお!何か変な感じがする」
と不思議そうな顔で言った。おそらくお呪いの影響だろう。
「大丈夫ですか?」
「うん、大丈夫。何だか外に向かって引っ張られる感じがする」
との事なので、傀儡であれば耐えられるようだ。
そのまま館の中を探索すると、あちこちの壁や柱に、言われたとおりの紙が貼られていたので手当たり次第に剥がした。
5人衆にはそのまま剥がし続けてもらい、僕とナナさんが犬師匠の所に戻った。
『なるほど、これか。このお札は枚数が多ければ多いほど効果が大きくなるものだ。とにかく剥がして数を減らすしかない、厄介なやつじゃ』
「そうなんですね。僕らも手伝ってきます」
また作業に戻った。
館の中をあちこち動き回って、お札を剥がす。
ナナさんが、「引っ張られる感じが無くなってきた」と言うので順調のようだ。
やがて5人衆とも合流し、とりあえず一通り剥がすことができた。
お札は暖炉で燃やして処分した。
犬師匠が館に入ってきて、「もう大丈夫のようじゃ」と言って奥へ進む。
地下への階段があり、そこを降りていく。
途中でまた犬師匠が止まり。
『この先にまたお札があるようだ。すまんがまた頼む』
という事で、僕らが地下室に先行し、またお札剥がし作業にいそしむ。
地下には、様々な実験器具が置いてあり、いくつか寝台らしきものもあった。
おそらくはここで人体実験が行われていたのだろう。
さらに奥には、広い倉庫のような場所があり、そこには棚がずらーっと並んでいた。
棚の一つを見ると、そこには死体が下から上まで5段ほど詰め込まれていた。
という事は、この倉庫全体ではいったいどれだけ…
唖然としてしまった。
ナナさんが「ここはうちらでやるから、テオは出てな」と言ってくれたので、お任せした。
もしかすると、アネットさんの死体もここにあるのかもしれない。後で探してみよう。
実力が不明なのが難点だが、屋敷の外に誘き出せば、かなりこちらの有利にできる。
魔術師は何をするか分からず危険なので、罠にはめて奇襲で一気に仕留める作戦だ。
そのため、ダヤン会頭の屋敷のいつも魔術師が訪れる部屋を改造し罠をいくつか仕掛ける。
落とし穴(槍衾付き)、炎の吹き出る魔道具、毒矢を連射する弩など、ナナさんの意見も聞きながら設置。
念動力で罠の操作をするのはアネットさん、シメオンさん、犬師匠が担当。
5人衆は短槍を装備し隣室に潜伏。
ナナさんは犯1の死体を傀儡にして、投げナイフと短剣を装備し、床下に潜伏。
悪霊対策されてると効果が無いかも知れないが、体当たり(霊衝撃)要員として犯1と犬1号2号を配置する。
僕はアネットさんの視界を借りて見学だ。
万全の体制を整え、いざトムさんに魔術師を呼び出してもらう。
何も知らずにのこのことやってくる魔術師。フードから覗く顔は髭が生えており、結構年配のおじさんだった。
部屋に入り中央付近まで来たところで、体当たり要員の3体の使鬼が飛び掛かった。
すると、バチっと光が飛んで使鬼達が弾き返された。やはり悪霊対策をしていたようだ。
身構えて周囲を警戒する魔術師。
ガタン!と床が開き、魔術師が落とし穴に落ちる。どうだ?
ダメだ、何らかの魔術を使って浮き上がって槍には刺さっていない。
炎の魔道具が発動し、ゴォーと勢いよく炎が吹き付ける。と同時に別方向から毒矢が飛ぶ。
再び何か魔術が発動し炎が壁のようなものに遮られたが、毒矢は刺さったようだ。
「グッ!」
魔術師がうめき声をあげた。
そこに5人衆が隣室から雪崩れ込み、次々に槍を突き出す。
しかし、おそらく<身体強化>の魔術を使っているのだろう、3本は避けられてしまった。
が、残り2本が脚と肩に刺さった。
「おのれ!」
魔術師が叫んで手を振ると衝撃波が発生し、5人衆が吹き飛ばされた。
その瞬間、背後の床下で機会をうかがっていたナナさん(in犯1ボディ)が飛び出し、投げナイフを投擲しつつ飛び掛かった。
ナイフは魔術師の顔をめがけて飛んだが、魔術師は首をひねって避けた。
しかしそちらに気を取られたせいで、ナナさんが突き出した短剣を避けることはできなかった。
短剣が胸に吸い込まれるように突き立つ。上手く肋骨のすきまを突いたようだ。
「ぐはっ!」
魔術師が口から血を吐く。肺が傷ついたのだろう。
さらに、起き上がった5人衆が再び槍を構えて殺到する。
動きの鈍った魔術師は避けられない。
ドスドスドスドスドスっと今度は全ての槍が突き刺さった。
「がぁ、こんな、ところで」
魔術師が凄い形相で5人衆を睨む。
なんて奴だ、まだ生きてる!
そんな魔術師の後頭部に、ナナさんがナイフを突き立てた。
ビクンと大きく震え、魔術師は頽れた。
その体から死霊が抜け出してくるのを確認して、ようやく終わった事を実感した。
僕がぼーっとしている間に、犬師匠が魔術師の死霊を休眠状態にして解析していた。
あー、なんて恐ろしい魔術師だったんだ。あれだけの攻撃に耐えて、あれだけ刺されたのに死なないなんて。
本当に不死身かと思った。
『大丈夫ですか?テオ様。ご気分がすぐれないようでしたら休憩なさっては?』
と心配したアネットさんが提案してくれるが、大丈夫だ。ちょっと驚いただけだから。
ふと横を見ると、ナナさん(in犯1ボディ)と5人衆が反省会をしていた。うーん、ナナさんがすっかり馴染んでる。
『いや、危なかったのう。まだまだ奥の手を隠し持っていたようじゃ。もう少し梃子摺っておったら負けていたかもしれんぞ』
と解析が終わった師匠がおっかないことを言う。
『とんでもない魔術師じゃ。実力が頭抜けているという意味でも、その所業が非人道的と言う意味でもな。こやつの研究は邪悪ではあるが、非常に貴重な知識でもあるな。この記憶は儂が預かっておく』
そう言うと、記憶の球を<影収納>で影に沈めた。
『いろいろと分かったが、とりあえずはこれで終わりじゃ。魔術師の屋敷には生存者はおらんのでな、救助は不要じゃ。後日改めて捜索しよう』
魔術師の死体はどうするのか気になって、師匠に聞いてみたところ。
『こやつはゲルルフ・コッセルと言う名前で魔法ギルドから指名手配されておるようだ。面倒なことになるから傀儡で使うわけにもいかん。
人知れず処分するのが一番じゃ』
との事だった。
トムさん(inダヤン会頭)に後始末をお願いして、僕らは撤収した。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
さて、残るはレスコー男爵だけだ。
また作戦会議を開くため、アネットさん。シメオンさんを呼ぶ。トムさんには僕が中継して声だけ参加してもらう。
するとシメオンさんから。
『私がレスコー男爵に成り代わり、この領都に蔓延る悪を成敗いたします』
と申し出があった。
確かに、トムさんがダヤン会頭に成り代わる作戦が成功し、その効果の程を目の当たりにしたのだからそうなるだろうな。
『しかしな、シメオンよ。おぬし、レスコーと入れ替わったとして、上手く芝居ができるのか?』
と師匠が疑問を呈する。
正義漢のシメオンさんが、根っからの悪党であるレスコー男爵のあのにじみ出るような邪悪さを表現するのは、まず不可能だろう。
僕も一度偵察で視覚を借りて見たけど、一目で嫌いになったよ。
シメオンさんが、グッと詰まる。
でも成り代わること自体は皆が賛成だ。何かいい方法は無いものか。
すると、ここでもアネットさんが案を出した。
『レスコー男爵が大勢の人の前で強く頭を打つ状況を作り出し、頭を打って人が変わったという事にしてはどうでしょう?』
『ふむ。大筋では良さそうだのう』
『ぜひ、その線でお願いします!』
とシメオンさんも救いを見出したようだ。
『それでしたら、お膳立ては私にお任せを』
トムさんが協力を申し出る。
議論の結果、ダヤン商会が伝手のある貴族の名を借りてパーティーを主催し、レスコー男爵を招待。その会場で事故を起こし、レスコー男爵が頭を強打。
偽の医者を用意して運び出す、と言う計画を立てた。
名付けて”男爵の頭から悪いものを叩きだそう”作戦だ。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
トムさんが準備している間、僕と犬師匠とナナさん(in犯1ボディ)、それに5人衆が連れ立って、あの魔術師の館へやってきた。
相変わらず館の周囲には被害者の幽霊がさまよっているが、どうしようもないので放置だ。
屋敷に近づいていくと、犬師匠が立ち止まり。
『ここより先には進めないのだ。皆には悪霊祓いのお呪いを解除してきてもらいたい。おそらくは細長い紙に文字や模様が書かれたものが、壁や柱に貼り付けられていると予想している。それを剥がして持ってきてくれ』
「分かりました。行こう、みんな」
館に向かって歩き出すと、ナナさんが。
「おお!何か変な感じがする」
と不思議そうな顔で言った。おそらくお呪いの影響だろう。
「大丈夫ですか?」
「うん、大丈夫。何だか外に向かって引っ張られる感じがする」
との事なので、傀儡であれば耐えられるようだ。
そのまま館の中を探索すると、あちこちの壁や柱に、言われたとおりの紙が貼られていたので手当たり次第に剥がした。
5人衆にはそのまま剥がし続けてもらい、僕とナナさんが犬師匠の所に戻った。
『なるほど、これか。このお札は枚数が多ければ多いほど効果が大きくなるものだ。とにかく剥がして数を減らすしかない、厄介なやつじゃ』
「そうなんですね。僕らも手伝ってきます」
また作業に戻った。
館の中をあちこち動き回って、お札を剥がす。
ナナさんが、「引っ張られる感じが無くなってきた」と言うので順調のようだ。
やがて5人衆とも合流し、とりあえず一通り剥がすことができた。
お札は暖炉で燃やして処分した。
犬師匠が館に入ってきて、「もう大丈夫のようじゃ」と言って奥へ進む。
地下への階段があり、そこを降りていく。
途中でまた犬師匠が止まり。
『この先にまたお札があるようだ。すまんがまた頼む』
という事で、僕らが地下室に先行し、またお札剥がし作業にいそしむ。
地下には、様々な実験器具が置いてあり、いくつか寝台らしきものもあった。
おそらくはここで人体実験が行われていたのだろう。
さらに奥には、広い倉庫のような場所があり、そこには棚がずらーっと並んでいた。
棚の一つを見ると、そこには死体が下から上まで5段ほど詰め込まれていた。
という事は、この倉庫全体ではいったいどれだけ…
唖然としてしまった。
ナナさんが「ここはうちらでやるから、テオは出てな」と言ってくれたので、お任せした。
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