8 / 91
見習い死霊術師編
幽霊メイドと僕の誓い
しおりを挟む
まずはサラの所へ行って作戦が実現可能か聞いてみる。
「とある人が自分の居場所を知られないように、家族に手紙を届けて、しかも代読してもらいたいらしいんだ。商会でそういうことできる?」
「何それ、気になるじゃない。私が何とかしてあげるから、詳細を聞かせてよ」
う、やっぱりそうなるよね。好奇心の塊のサラが放っておくわけなかった。
「うーん、ちょっと危険な話かもしれないんだ。特にサラみたいにあちこち首を突っ込む人は、命に関わるかも」
「ちょっとますます気になるんだけど。え、何?そんなにヤバい話なの」
「うん。ちょっと洒落にならない感じなんだ。僕はサラに危ない目に遭ってほしくないから、だから詳しいことは言えない」
僕は真剣な顔でサラをじっと見る。
「もう。そう言われると聞けないじゃない。分かった。何も聞かずに協力してあげる」
「ありがとう、サラ」
これで手紙を届けるのは何とかなりそうだ。
後は商店で手紙用の紙やインクを揃えるだけだけど。
「私の持ってるのをあげるよ。ほら」
とサラから分けてもらった。
さすがサラさん、頼りになる!
自宅に帰って早速アネットさんの手紙を書くことに。
まずは下書きを木の板に書く。
彼女の死は隠し、元気でいること、信頼できるご主人様の下で使用人として働いていること、事情があって居場所は明かせない事、もう会うことは無いが家族全員の健康と幸せを願っていること、など思いの丈を詰め込んだ手紙の下書きが出来上がる。
次に紙に清書するのだが、できれば本人に手書きさせてあげたい。
念動力で手書きできるか試してみたが、細かい動きは難しいらしく、かなりの練習を要することが分かった。
助けて、猫師匠!
『しょうがないのう。あまり好ましいことではないが、霊糸通信の完全共有を逆にすれば、使鬼に術者の体を操作させることができる。まぁ、アネットなら信用してよいだろう』
「そんなこともできるんだ。よし、アネットさん。今から完全共有をするから、その流れを覚えて」
『分かりました』
霊糸通信越しにアネットさんの中に入り込む感覚で完全共有を行う。
するとあたかも自分がアネットさんになったかのように、視界も体の感覚も変わる。
手を動かすと霊体の手が動く。
目の前には椅子に座ってボケーっとしてる僕が見えている。
うっ、なんて間抜けな顔なんだ。
すぐに解除して自分の体に戻った。
「ふぅ。完全共有をするときは周りに気を付けないとだな。
っと、アネットさん。今の逆をできそう?」
『はい、やってみます』
「どうぞ」
すると霊糸通信の向こうからアネットさんの存在感が流れ込んでくる。
無意識のうちに抵抗したくなるが、ぐっと我慢して受け入れる。
やがて、僕の意識が体の奥に引っ込む感覚がして、体が自分の意志とは関係なく勝手に動き出す。
どうやら成功らしい。
『どうかな、アネットさん』
「はい、問題なく手足を動かせています。テオ様は大丈夫ですか?」
アネットさんが僕の口でしゃべっている。変な感じだ。
『うん、何ともないよ』
「では、このまま手紙の清書に取り掛かってもよろしいですか?」
『いいよ』
アネットさんが僕の体を使って手紙の清書を書き始める。
その間僕は何もできないことに気付いた。困った、暇だぞ。
仕方ないので、今回の事件について考えておくことにした。
その結果、使鬼を使ってバレずにできる範囲で情報収集をすることに決めた。
そのためには使鬼をもっと増やさないとダメだ。特に言葉の分かる人間の使鬼が欲しい。
後で師匠に相談しよう。
「できました」
アネットさんが手紙を書き終えたので、完全共有を解除して戻ってもらった。
う!右手がプルプルするくらい疲れてる。
『テオ様、ありがとうございました。あ、腕は大丈夫ですか?』
「ちょっと疲れてるけど、問題ないよ」
『では、マッサージをさせていただいてもよろしいでしょうか?』
「マッサージ?」
『はい、疲労の回復を早める効果があります』
「それじゃ、お願いします」
『はい』
そう言って、アネットさんが念動力を指にまとわせて、僕の腕をマッサージした。
おお、なんだか楽になったぞ。
「すごいね、アネットさん。こんなこともできるんだ」
『メイドのたしなみです』
すごいなメイドって。
完成した手紙を封筒に入れてサラの下を訪れる。
「この手紙を商会前通りのマチューさんって人の家に届けたいんだ。差出人は不明で、代読付きでね」
「あ、マチューさんの所なんだ。ってことはアネットさんからの手紙なのね」
「え?」
「当たりね。3期節くらい前にアネットさんが突然失踪して、マチューさん達があちこち駆け回って探してたから。私も少し手伝ったしね」
僕の横でアネットさんが辛そうな表情を浮かべる。
「そのうちにどこからか、アネットさんが駆け落ちしたって噂が流れてね。でも家族の皆さんは否定してたんだ、そんなはずないって。
っ!…そうか、なんか不自然だったのよ。自警団も役人も真剣に取り合ってくれないし、噂話も出どころを掴めなかったし。
テオ、危険な話ってこのことなんでしょ」
うわー!なんて鋭いんだ。
名探偵サラ、子供の体に大人な頭脳!
「サラ、お願いだから危ないことしないでよ」
「分かってるって。確かにこれはマジでヤバい臭いがする。てことはあの失踪も…」
サラは何か考えながらブツブツつぶやいている。
「サラ?」
「ああ、何? 手紙の件よね。私が顔見知りだし、商会のお使いで来たってことにするわ。任せといて」
「うん、よろしくね」
「テオはどうする。一緒に行く?」
「あ、邪魔でなければ行きたいかな」
「じゃあ行きましょ」
という事でアネットさんの実家に向かう事に。
◇◆◇◆◇◆◇◆
実家に到着してサラがドアをノックした。
ドアが開いて、アネットさんのお母さんが顔を出す。サラが事情を話して中に入る。
僕らも後に続いた。
アネットさんは、嬉しそうな寂しそうな、複雑な表情だった。
在宅だったのは、アネットさんのお母さんと年の離れた小さな弟さんだけだった。
居間でサラが手紙を取り出し代読した。
お母さんは泣いていた。「無事でよかった」と。
僕の横でアネットさんも泣いていた。「ごめんなさい」と言いながら。
サラは良かったですねと笑いかけ。
僕は拳をきつく握りしめた。
その後、アネットさんのお母さんが返事を届けて欲しいと言い出し、サラが宛先不明で届けられないと答えたのだが、預かってもらうだけでもいいというので、サラが代筆を請け負って預かることになった。
僕らは先に帰らせてもらった。
少し歩いた所で僕は絞り出すように声を発した。
「アネットさん。僕は必ず犯人を見つけ出すよ。そしてこんな事が二度と起きないようにするんだ。絶対に…」
『…テオ様。何なりとお命じください。私の全力を尽くしてお仕えいたします』
『死霊術と魔術に関しては儂に任せよ』
「ありがとう、二人とも」
僕は頭の中に火が付いたように熱く感じていた。
こんなことは初めてだったから何がなんだか分からなかったけど、無性に握りこぶしに力がこもり、ギリっと歯を食いしばっていた。
その日はろくに物を考えられず、夕飯も食べずに部屋にこもり、ひたすら魔術を発動させ、魔力欠乏症になってベッドに倒れ込むように眠った。
次の日の朝を迎え、さてこれからの事を相談しようと、アネットさんを呼び出した。
そのアネットさんの姿を見て驚く。
「!アネットさん、その恰好は!?」
『え?』
アネットさんがきょとんとして、自分の体を見下ろす。
『まぁ!これは、懐かしいですね。メイドとして働いていた時のお仕着せです』
そう、アネットさんの服装がいわゆるメイド服になっていたのだ。
黒のひざ下丈のワンピースの上に、真っ白なエプロンドレスと、頭にヘッドドレスを装着している。
『ふむ。おそらくは心境の変化が姿に反映されたのだろうな』
と師匠が推測を述べる。
以前師匠が言ってた「幽霊の記憶にある自分自身の姿」が、メイド時代の物に切り替わったという事だろうか。
「よく分からないけど、似合ってるよ、アネットさん」
『ありがとうございます。テオ様。誠心誠意ご奉仕いたしますので、今後ともよろしくお願いいたします』
そう言って深々とお辞儀をした。
よし、これから犯人探しだ。絶対に見つけ出してやる!
「とある人が自分の居場所を知られないように、家族に手紙を届けて、しかも代読してもらいたいらしいんだ。商会でそういうことできる?」
「何それ、気になるじゃない。私が何とかしてあげるから、詳細を聞かせてよ」
う、やっぱりそうなるよね。好奇心の塊のサラが放っておくわけなかった。
「うーん、ちょっと危険な話かもしれないんだ。特にサラみたいにあちこち首を突っ込む人は、命に関わるかも」
「ちょっとますます気になるんだけど。え、何?そんなにヤバい話なの」
「うん。ちょっと洒落にならない感じなんだ。僕はサラに危ない目に遭ってほしくないから、だから詳しいことは言えない」
僕は真剣な顔でサラをじっと見る。
「もう。そう言われると聞けないじゃない。分かった。何も聞かずに協力してあげる」
「ありがとう、サラ」
これで手紙を届けるのは何とかなりそうだ。
後は商店で手紙用の紙やインクを揃えるだけだけど。
「私の持ってるのをあげるよ。ほら」
とサラから分けてもらった。
さすがサラさん、頼りになる!
自宅に帰って早速アネットさんの手紙を書くことに。
まずは下書きを木の板に書く。
彼女の死は隠し、元気でいること、信頼できるご主人様の下で使用人として働いていること、事情があって居場所は明かせない事、もう会うことは無いが家族全員の健康と幸せを願っていること、など思いの丈を詰め込んだ手紙の下書きが出来上がる。
次に紙に清書するのだが、できれば本人に手書きさせてあげたい。
念動力で手書きできるか試してみたが、細かい動きは難しいらしく、かなりの練習を要することが分かった。
助けて、猫師匠!
『しょうがないのう。あまり好ましいことではないが、霊糸通信の完全共有を逆にすれば、使鬼に術者の体を操作させることができる。まぁ、アネットなら信用してよいだろう』
「そんなこともできるんだ。よし、アネットさん。今から完全共有をするから、その流れを覚えて」
『分かりました』
霊糸通信越しにアネットさんの中に入り込む感覚で完全共有を行う。
するとあたかも自分がアネットさんになったかのように、視界も体の感覚も変わる。
手を動かすと霊体の手が動く。
目の前には椅子に座ってボケーっとしてる僕が見えている。
うっ、なんて間抜けな顔なんだ。
すぐに解除して自分の体に戻った。
「ふぅ。完全共有をするときは周りに気を付けないとだな。
っと、アネットさん。今の逆をできそう?」
『はい、やってみます』
「どうぞ」
すると霊糸通信の向こうからアネットさんの存在感が流れ込んでくる。
無意識のうちに抵抗したくなるが、ぐっと我慢して受け入れる。
やがて、僕の意識が体の奥に引っ込む感覚がして、体が自分の意志とは関係なく勝手に動き出す。
どうやら成功らしい。
『どうかな、アネットさん』
「はい、問題なく手足を動かせています。テオ様は大丈夫ですか?」
アネットさんが僕の口でしゃべっている。変な感じだ。
『うん、何ともないよ』
「では、このまま手紙の清書に取り掛かってもよろしいですか?」
『いいよ』
アネットさんが僕の体を使って手紙の清書を書き始める。
その間僕は何もできないことに気付いた。困った、暇だぞ。
仕方ないので、今回の事件について考えておくことにした。
その結果、使鬼を使ってバレずにできる範囲で情報収集をすることに決めた。
そのためには使鬼をもっと増やさないとダメだ。特に言葉の分かる人間の使鬼が欲しい。
後で師匠に相談しよう。
「できました」
アネットさんが手紙を書き終えたので、完全共有を解除して戻ってもらった。
う!右手がプルプルするくらい疲れてる。
『テオ様、ありがとうございました。あ、腕は大丈夫ですか?』
「ちょっと疲れてるけど、問題ないよ」
『では、マッサージをさせていただいてもよろしいでしょうか?』
「マッサージ?」
『はい、疲労の回復を早める効果があります』
「それじゃ、お願いします」
『はい』
そう言って、アネットさんが念動力を指にまとわせて、僕の腕をマッサージした。
おお、なんだか楽になったぞ。
「すごいね、アネットさん。こんなこともできるんだ」
『メイドのたしなみです』
すごいなメイドって。
完成した手紙を封筒に入れてサラの下を訪れる。
「この手紙を商会前通りのマチューさんって人の家に届けたいんだ。差出人は不明で、代読付きでね」
「あ、マチューさんの所なんだ。ってことはアネットさんからの手紙なのね」
「え?」
「当たりね。3期節くらい前にアネットさんが突然失踪して、マチューさん達があちこち駆け回って探してたから。私も少し手伝ったしね」
僕の横でアネットさんが辛そうな表情を浮かべる。
「そのうちにどこからか、アネットさんが駆け落ちしたって噂が流れてね。でも家族の皆さんは否定してたんだ、そんなはずないって。
っ!…そうか、なんか不自然だったのよ。自警団も役人も真剣に取り合ってくれないし、噂話も出どころを掴めなかったし。
テオ、危険な話ってこのことなんでしょ」
うわー!なんて鋭いんだ。
名探偵サラ、子供の体に大人な頭脳!
「サラ、お願いだから危ないことしないでよ」
「分かってるって。確かにこれはマジでヤバい臭いがする。てことはあの失踪も…」
サラは何か考えながらブツブツつぶやいている。
「サラ?」
「ああ、何? 手紙の件よね。私が顔見知りだし、商会のお使いで来たってことにするわ。任せといて」
「うん、よろしくね」
「テオはどうする。一緒に行く?」
「あ、邪魔でなければ行きたいかな」
「じゃあ行きましょ」
という事でアネットさんの実家に向かう事に。
◇◆◇◆◇◆◇◆
実家に到着してサラがドアをノックした。
ドアが開いて、アネットさんのお母さんが顔を出す。サラが事情を話して中に入る。
僕らも後に続いた。
アネットさんは、嬉しそうな寂しそうな、複雑な表情だった。
在宅だったのは、アネットさんのお母さんと年の離れた小さな弟さんだけだった。
居間でサラが手紙を取り出し代読した。
お母さんは泣いていた。「無事でよかった」と。
僕の横でアネットさんも泣いていた。「ごめんなさい」と言いながら。
サラは良かったですねと笑いかけ。
僕は拳をきつく握りしめた。
その後、アネットさんのお母さんが返事を届けて欲しいと言い出し、サラが宛先不明で届けられないと答えたのだが、預かってもらうだけでもいいというので、サラが代筆を請け負って預かることになった。
僕らは先に帰らせてもらった。
少し歩いた所で僕は絞り出すように声を発した。
「アネットさん。僕は必ず犯人を見つけ出すよ。そしてこんな事が二度と起きないようにするんだ。絶対に…」
『…テオ様。何なりとお命じください。私の全力を尽くしてお仕えいたします』
『死霊術と魔術に関しては儂に任せよ』
「ありがとう、二人とも」
僕は頭の中に火が付いたように熱く感じていた。
こんなことは初めてだったから何がなんだか分からなかったけど、無性に握りこぶしに力がこもり、ギリっと歯を食いしばっていた。
その日はろくに物を考えられず、夕飯も食べずに部屋にこもり、ひたすら魔術を発動させ、魔力欠乏症になってベッドに倒れ込むように眠った。
次の日の朝を迎え、さてこれからの事を相談しようと、アネットさんを呼び出した。
そのアネットさんの姿を見て驚く。
「!アネットさん、その恰好は!?」
『え?』
アネットさんがきょとんとして、自分の体を見下ろす。
『まぁ!これは、懐かしいですね。メイドとして働いていた時のお仕着せです』
そう、アネットさんの服装がいわゆるメイド服になっていたのだ。
黒のひざ下丈のワンピースの上に、真っ白なエプロンドレスと、頭にヘッドドレスを装着している。
『ふむ。おそらくは心境の変化が姿に反映されたのだろうな』
と師匠が推測を述べる。
以前師匠が言ってた「幽霊の記憶にある自分自身の姿」が、メイド時代の物に切り替わったという事だろうか。
「よく分からないけど、似合ってるよ、アネットさん」
『ありがとうございます。テオ様。誠心誠意ご奉仕いたしますので、今後ともよろしくお願いいたします』
そう言って深々とお辞儀をした。
よし、これから犯人探しだ。絶対に見つけ出してやる!
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。


日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~
k33
ファンタジー
初めての小説です..!
ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる