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ご機嫌取り
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あれから、神田さんのところに戻ろうとすれば指名がくるという繰り返しで、神田さんのいるVIPルームには戻れていない。でもロマネコンティを下ろしてくれた人に対してさすがにないがしろにはできないようで、俺がオーナーに戻らせてくださいと申し出ると、しぶしぶ指名を待たせてもらった。オーナーは俺をVIPルームに行かせたくないようだった。まあ、残りの3人があの人相だから不審がる気持ちは分かるけれど、俺からしたら金を貸していただいている恩人だ。
「お待たせいたしまして、本当に申し訳ございません!」
神田さんの元に駆け寄ると頭を下げて謝る。
「気にするな。お前が儲かると俺も助かるしな。」
余裕のある笑みで宥められ、男としての格の違いが見せつけられた気分だった。
「それに、お前が女に接客してる姿もちらっと見させてもらったよ。面白いものが見れた。」
そう言われて俺はぎょっとする。どれが見られていたのだろうか…普通に紳士風に接している時だったらいいが、リカさんの前のあのタジタジとした感じが見られていたのだとしたらこれ以上恥ずかしいことはない。そう考えてかーっと顔を赤らめて言葉を失っていると、神田さんはかっかっかと大笑いする。
「すまんすまん、困らせるつもりじゃなかったんだけど。…お前の仕事姿に惚れ直したってことだよ」
急に耳元まで近づいてきてボソボソと囁かれ、さらに顔を赤らめる。それを俺が来るまで中継ぎとして神田さんたちを接客していたホストたちは、唖然として眺める。
「…おい、お前らはもういい。」
それに気づいて神田さんが威圧的に言うと、ホストたちははっとしてVIPルームから出て行く。その時俺を心配するような、神田さんに牽制するような目を寄こしたが、俺は彼らにただお辞儀をして見送った。
「…ふう、お前がいない間は退屈だった。いや、この店でのお前の話が聞けたのはよかったけどな。お前、ここのオーナーやらナンバーワンやらに気に入られてるんだってな」
「っちょ、そんなこと聞いてたんですか!そんな、気に入られているというか、1番新人なんで面倒かけてるだけで!」
なんらかの語弊があるように感じてすぐさま訂正するが、それが気に入らなかったらしく、口を尖らせてむっとする。
「っいや、本当に!ただ、仕事終わりだとかにご飯連れて行っていただいたり、お下がりのスーツもらってるだけですから!いや、確かにそう考えるとかなりお世話になってますけど、それ以上の関係でもありませんし!」
必死に弁明するが何を言っても空回りしていってしまう。
「…ふーん、俺以外に可愛がってもらったりしてんだ。別にいいけどね。」
つんっとそっぽを向いてしまった神田さんに、俺は焦りを隠せない。
「いや本当に、神田さん以上にお世話になってる方なんていませんよ!機嫌直してくださいよ~神田さん!」
涙声でそう言うと神田さんはさっきの妖艶な笑みを浮かべながら俺に向き直る。
「それなら、お前が俺の機嫌をとってみろよ。」
挑発的な目で俺を煽る神田さんは本気だった。神田さんの機嫌を直すためには、悠長に考えてる暇などなかった。俺は覚悟を決め、神田さんに近寄り、膝を摺り合わせ、そしてそのまま頬に口付ける。
神田さんは驚いたようだったが、態度には出さずそのまま俺の動向を見守る。その間も口角を釣り上げたまま、俺を見つめる。俺もここまできて引き下がるわけにもいかず、少し俺より背の低い神田さんを見下ろす形で見つめ、顎をすくうと、深く口付ける。舌を侵入させて口内を蹂躙していると、神田さんの舌に絡め取られ、逆に吸いつかれる。その慣れた口付けに翻弄され、いつのまにか神田さんに顎を掴まれていいようにされる。しばらくして口が離された時、俺の頬は紅潮し腰は砕けていた。
「おいおい、俺をもてなすんじゃないのか。そんなんでどうする。」
美少年顔でなじるように言われ、俺は恥ずかしくてさらに反撃に出る。神田さんのシャツの中に手を滑らせると、腰を撫で回し興奮を煽る。神田さんもそれに続き俺の胸に直接手を這わせ、俺がそれに反応するとさらに乳首を中心的に責める。さすがに平静ではいられなくなり、俺は声をかみ殺しながら耐えるが、じわじわとした快楽が身体に溜まって行く。身をよじり逃げようとするが、反対の手ががっちりと腰を押さえていて逃げられない。
そんな光景を他の3人は黙って見ていたが、途中から瑞樹のあまりの淫猥さに目を奪われていた。何の指示もない以上退室することはできないが、このまま見せつけられるのもかなり精神的にキツイものがあった。スラックスの上からでも瑞樹のモノが勃ち上がり始めているのが分かりさらに興奮する。彼に触りたい欲望が込み上げてきて、感情をギリギリで抑え込み我慢するが、そろそろ限界だった。
「お待たせいたしまして、本当に申し訳ございません!」
神田さんの元に駆け寄ると頭を下げて謝る。
「気にするな。お前が儲かると俺も助かるしな。」
余裕のある笑みで宥められ、男としての格の違いが見せつけられた気分だった。
「それに、お前が女に接客してる姿もちらっと見させてもらったよ。面白いものが見れた。」
そう言われて俺はぎょっとする。どれが見られていたのだろうか…普通に紳士風に接している時だったらいいが、リカさんの前のあのタジタジとした感じが見られていたのだとしたらこれ以上恥ずかしいことはない。そう考えてかーっと顔を赤らめて言葉を失っていると、神田さんはかっかっかと大笑いする。
「すまんすまん、困らせるつもりじゃなかったんだけど。…お前の仕事姿に惚れ直したってことだよ」
急に耳元まで近づいてきてボソボソと囁かれ、さらに顔を赤らめる。それを俺が来るまで中継ぎとして神田さんたちを接客していたホストたちは、唖然として眺める。
「…おい、お前らはもういい。」
それに気づいて神田さんが威圧的に言うと、ホストたちははっとしてVIPルームから出て行く。その時俺を心配するような、神田さんに牽制するような目を寄こしたが、俺は彼らにただお辞儀をして見送った。
「…ふう、お前がいない間は退屈だった。いや、この店でのお前の話が聞けたのはよかったけどな。お前、ここのオーナーやらナンバーワンやらに気に入られてるんだってな」
「っちょ、そんなこと聞いてたんですか!そんな、気に入られているというか、1番新人なんで面倒かけてるだけで!」
なんらかの語弊があるように感じてすぐさま訂正するが、それが気に入らなかったらしく、口を尖らせてむっとする。
「っいや、本当に!ただ、仕事終わりだとかにご飯連れて行っていただいたり、お下がりのスーツもらってるだけですから!いや、確かにそう考えるとかなりお世話になってますけど、それ以上の関係でもありませんし!」
必死に弁明するが何を言っても空回りしていってしまう。
「…ふーん、俺以外に可愛がってもらったりしてんだ。別にいいけどね。」
つんっとそっぽを向いてしまった神田さんに、俺は焦りを隠せない。
「いや本当に、神田さん以上にお世話になってる方なんていませんよ!機嫌直してくださいよ~神田さん!」
涙声でそう言うと神田さんはさっきの妖艶な笑みを浮かべながら俺に向き直る。
「それなら、お前が俺の機嫌をとってみろよ。」
挑発的な目で俺を煽る神田さんは本気だった。神田さんの機嫌を直すためには、悠長に考えてる暇などなかった。俺は覚悟を決め、神田さんに近寄り、膝を摺り合わせ、そしてそのまま頬に口付ける。
神田さんは驚いたようだったが、態度には出さずそのまま俺の動向を見守る。その間も口角を釣り上げたまま、俺を見つめる。俺もここまできて引き下がるわけにもいかず、少し俺より背の低い神田さんを見下ろす形で見つめ、顎をすくうと、深く口付ける。舌を侵入させて口内を蹂躙していると、神田さんの舌に絡め取られ、逆に吸いつかれる。その慣れた口付けに翻弄され、いつのまにか神田さんに顎を掴まれていいようにされる。しばらくして口が離された時、俺の頬は紅潮し腰は砕けていた。
「おいおい、俺をもてなすんじゃないのか。そんなんでどうする。」
美少年顔でなじるように言われ、俺は恥ずかしくてさらに反撃に出る。神田さんのシャツの中に手を滑らせると、腰を撫で回し興奮を煽る。神田さんもそれに続き俺の胸に直接手を這わせ、俺がそれに反応するとさらに乳首を中心的に責める。さすがに平静ではいられなくなり、俺は声をかみ殺しながら耐えるが、じわじわとした快楽が身体に溜まって行く。身をよじり逃げようとするが、反対の手ががっちりと腰を押さえていて逃げられない。
そんな光景を他の3人は黙って見ていたが、途中から瑞樹のあまりの淫猥さに目を奪われていた。何の指示もない以上退室することはできないが、このまま見せつけられるのもかなり精神的にキツイものがあった。スラックスの上からでも瑞樹のモノが勃ち上がり始めているのが分かりさらに興奮する。彼に触りたい欲望が込み上げてきて、感情をギリギリで抑え込み我慢するが、そろそろ限界だった。
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