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神様に願わずとも
05 ※R18
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☆☆☆
「うう、さっきの店員さんに絶対変な人だと思われた……」
「あそこまで来ること滅多にないしいいだろ」
「そういう問題じゃなくない?!」
一芽とそう小声で会話しながら、アパートの階段をのぼる。
俺は家のドアを開け、一芽を玄関に通す。
そして、彼を壁に押し付け、向き合って聞いた。
「……で、どうだった?遠隔ローター」
出かける前に、俺はスマホで操作のできる遠隔ローターを一芽の中にぶち込んだ。
俺が手元のスマホを操作すると、一芽はまたビクッと身体を反応させ、下腹を両腕で抑える。
「ッ、そ、その動きやだ……ッ」
「グリグリするやつ?」
「っ~~~~、ぅ…はぁ…ッ」
威力を最大限に上げると、一芽はますます前屈みになり、その腰はびくびくと継続的に震える。
こんなおもちゃでも素直に感じていて可愛い。俺は一芽の顔を上げさせ、その柔らかな唇を塞いだ。
そのまま舌を入れようとすると、一芽は慌てたように口を離す。
そりゃあ、下をローターで攻められながら舌を弄ばれたら、もどかしくて堪らないだろう。けれど構わず一芽を壁に押し付けて、深いキスをした。
静かな玄関に、しばらく水音と微かな振動音が響く。
不意に口を離すと、つうっと銀の糸が二人の唇をつないだ。
「っ、はぁ……せーちゃん…っ」
一芽は、蕩けた顔で俺のことを見上げている。その薄く涙の溜まった目に、赤くなった頬に、わかりやすく自分の体温が上がった。
「……ベッド、行こうか」
「っ…ねえ、振動止めて……っ」
「ダメ」
ベッドの上。そうねだる一芽を俺は拒否した。
中のローターの振動は、玄関にいたときから止めていない。
一芽は喘ぐように息を荒げながら、俺の肩に頭を擦りつける。
「な、なんで…?!も、むり、お腹の中、変になる…っ、と、取っていい?」
「自分で取っちゃダメ。取ったら今日抱いてあげない」
俺はそう言って、一芽の服の上からぐりぐりと下腹を押す。
薄い腹の下には、もちろん振動したままのローターが入っていた。
「~~~ッ!!ぁ、あ、アッ…!」
「ふは、イイ声」
前立腺が俺の指とローターで挟まれる。一芽は涙目で悲鳴に近い喘ぎ声をあげ、一層俺に縋り付いた。
そんな一芽の様子を見ていると、脳内が痺れるくらい興奮して……尚更いじめたくなってくる。
「あっ、アッ…!!せ、せーちゃん、お願い…っも、許して…!」
「じゃあ自分でローター抜く?抜いたら抱かないけど」
そうわざと言ってまた強く下腹を押すと、とうとう一芽はぼろぼろと涙を流しながら、俺を見て言った。
「せ、せーちゃんは、今日オレとしたくないの……?」
よく見るとその目は不安に満ちていて、俺は自分がやりすぎたのだと悟った。
「……ごめん。本当にやりすぎた」
そう言って大人しく手を離し、ローターの振動を切る。一芽は俺に抱きついた。
俺も一芽を抱きしめて、その頭を撫でる。
「……あんまり焦らされると、嫌われてるのかなって不安になる……」
「ごめんごめん。ほどほどにするよ」
捨てられた子犬のようにしゅんとしてる一芽を見ると、彼の泣き顔と悲鳴に興奮してたことが申し訳なくなる。ちゃんと愛していることを伝えたくて、背中をさすった。
「ううん、オレこそごめん。せーちゃんが楽しんでるのはわかるんだけど……でも」
そんなに俺としたかったのか。可愛い。そう思っていると、一芽は呟くように言った。
「この前みたいに、無理矢理抱かれる方が嬉しい……」
思わず撫でる手が止まる。
一芽は自分の失言に気づいたのか、ばっと顔を上げた。
「い、今の、聞かなかったことにして……!」
「脳内に録音した」
「しないでよ~……」
額にキスを落とすと、一芽は顔を真っ赤にして俯く。
俺はその頬を指で撫でて笑った。
「一芽がどんどんマゾに目覚めていって、俺は嬉しいよ」
「うう……こんなの絶対リスナーに知られたくない……」
「逆にもっと人気出るかもよ。ドM系歌い手」
「出ても困るからね?!」
声を張る一芽が可愛くて、思わず吹き出す。
けれど一芽も負けずに声を張った。
「それなら、せーちゃんだって絶倫ドS教師じゃない?!」
「何?先生らしく鞭とか使おうか?」
「む、鞭……?!」
「冗談冗談」
一応、口ではそう笑い飛ばす。……まあ、全然やろうと思えばやれるけど。
そう取り繕っていると、一芽は俺を見つめてこう言った。
「せーちゃん、オレのこと好き?」
「え?なんだよ急に」
照れて笑って返すけど、一芽は真剣な目で同じことを繰り返す。
「好き?」
「……好きだよ」
「本当に?」
その濡れた目はまだ不安げで、一芽のその心情を理解した。
「あー、さっきのこと、まだ気にしてる?」
「だって……ごめん、めんどくさいよね」
「いや……全然」
というか……そうやって俺のことを気にしている姿が、愛おしくて仕方がない。
……ずっと、俺のことだけ考えていればいい。
「……俺、たぶんお前が思ってるより、一芽のこと好きだよ」
「……え?」
ほおを撫でながらそう呟くと、一芽は顔を上げる。一芽だけじゃなく、自分自身にも言い聞かせた言葉だった。
俺は微笑んで、一芽に視線を合わせた。
「じゃあ、今日は縛る?それとも目隠しする?」
「…………」
「ん?」
そう聞くと、一芽は目を泳がせて、恥ずかしそうに呟いた。
「……ど、どっちもってダメかな……?」
「うわエロ」
そうして、約二週間ぶりの交わりは大いに盛り上がった。
「うう、さっきの店員さんに絶対変な人だと思われた……」
「あそこまで来ること滅多にないしいいだろ」
「そういう問題じゃなくない?!」
一芽とそう小声で会話しながら、アパートの階段をのぼる。
俺は家のドアを開け、一芽を玄関に通す。
そして、彼を壁に押し付け、向き合って聞いた。
「……で、どうだった?遠隔ローター」
出かける前に、俺はスマホで操作のできる遠隔ローターを一芽の中にぶち込んだ。
俺が手元のスマホを操作すると、一芽はまたビクッと身体を反応させ、下腹を両腕で抑える。
「ッ、そ、その動きやだ……ッ」
「グリグリするやつ?」
「っ~~~~、ぅ…はぁ…ッ」
威力を最大限に上げると、一芽はますます前屈みになり、その腰はびくびくと継続的に震える。
こんなおもちゃでも素直に感じていて可愛い。俺は一芽の顔を上げさせ、その柔らかな唇を塞いだ。
そのまま舌を入れようとすると、一芽は慌てたように口を離す。
そりゃあ、下をローターで攻められながら舌を弄ばれたら、もどかしくて堪らないだろう。けれど構わず一芽を壁に押し付けて、深いキスをした。
静かな玄関に、しばらく水音と微かな振動音が響く。
不意に口を離すと、つうっと銀の糸が二人の唇をつないだ。
「っ、はぁ……せーちゃん…っ」
一芽は、蕩けた顔で俺のことを見上げている。その薄く涙の溜まった目に、赤くなった頬に、わかりやすく自分の体温が上がった。
「……ベッド、行こうか」
「っ…ねえ、振動止めて……っ」
「ダメ」
ベッドの上。そうねだる一芽を俺は拒否した。
中のローターの振動は、玄関にいたときから止めていない。
一芽は喘ぐように息を荒げながら、俺の肩に頭を擦りつける。
「な、なんで…?!も、むり、お腹の中、変になる…っ、と、取っていい?」
「自分で取っちゃダメ。取ったら今日抱いてあげない」
俺はそう言って、一芽の服の上からぐりぐりと下腹を押す。
薄い腹の下には、もちろん振動したままのローターが入っていた。
「~~~ッ!!ぁ、あ、アッ…!」
「ふは、イイ声」
前立腺が俺の指とローターで挟まれる。一芽は涙目で悲鳴に近い喘ぎ声をあげ、一層俺に縋り付いた。
そんな一芽の様子を見ていると、脳内が痺れるくらい興奮して……尚更いじめたくなってくる。
「あっ、アッ…!!せ、せーちゃん、お願い…っも、許して…!」
「じゃあ自分でローター抜く?抜いたら抱かないけど」
そうわざと言ってまた強く下腹を押すと、とうとう一芽はぼろぼろと涙を流しながら、俺を見て言った。
「せ、せーちゃんは、今日オレとしたくないの……?」
よく見るとその目は不安に満ちていて、俺は自分がやりすぎたのだと悟った。
「……ごめん。本当にやりすぎた」
そう言って大人しく手を離し、ローターの振動を切る。一芽は俺に抱きついた。
俺も一芽を抱きしめて、その頭を撫でる。
「……あんまり焦らされると、嫌われてるのかなって不安になる……」
「ごめんごめん。ほどほどにするよ」
捨てられた子犬のようにしゅんとしてる一芽を見ると、彼の泣き顔と悲鳴に興奮してたことが申し訳なくなる。ちゃんと愛していることを伝えたくて、背中をさすった。
「ううん、オレこそごめん。せーちゃんが楽しんでるのはわかるんだけど……でも」
そんなに俺としたかったのか。可愛い。そう思っていると、一芽は呟くように言った。
「この前みたいに、無理矢理抱かれる方が嬉しい……」
思わず撫でる手が止まる。
一芽は自分の失言に気づいたのか、ばっと顔を上げた。
「い、今の、聞かなかったことにして……!」
「脳内に録音した」
「しないでよ~……」
額にキスを落とすと、一芽は顔を真っ赤にして俯く。
俺はその頬を指で撫でて笑った。
「一芽がどんどんマゾに目覚めていって、俺は嬉しいよ」
「うう……こんなの絶対リスナーに知られたくない……」
「逆にもっと人気出るかもよ。ドM系歌い手」
「出ても困るからね?!」
声を張る一芽が可愛くて、思わず吹き出す。
けれど一芽も負けずに声を張った。
「それなら、せーちゃんだって絶倫ドS教師じゃない?!」
「何?先生らしく鞭とか使おうか?」
「む、鞭……?!」
「冗談冗談」
一応、口ではそう笑い飛ばす。……まあ、全然やろうと思えばやれるけど。
そう取り繕っていると、一芽は俺を見つめてこう言った。
「せーちゃん、オレのこと好き?」
「え?なんだよ急に」
照れて笑って返すけど、一芽は真剣な目で同じことを繰り返す。
「好き?」
「……好きだよ」
「本当に?」
その濡れた目はまだ不安げで、一芽のその心情を理解した。
「あー、さっきのこと、まだ気にしてる?」
「だって……ごめん、めんどくさいよね」
「いや……全然」
というか……そうやって俺のことを気にしている姿が、愛おしくて仕方がない。
……ずっと、俺のことだけ考えていればいい。
「……俺、たぶんお前が思ってるより、一芽のこと好きだよ」
「……え?」
ほおを撫でながらそう呟くと、一芽は顔を上げる。一芽だけじゃなく、自分自身にも言い聞かせた言葉だった。
俺は微笑んで、一芽に視線を合わせた。
「じゃあ、今日は縛る?それとも目隠しする?」
「…………」
「ん?」
そう聞くと、一芽は目を泳がせて、恥ずかしそうに呟いた。
「……ど、どっちもってダメかな……?」
「うわエロ」
そうして、約二週間ぶりの交わりは大いに盛り上がった。
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