134 / 475
実は……
しおりを挟む
「もうすぐですか?」
「いや、まだかかる」
もうダメですと膝をつこうとし、しかしその前にアレンによって抱えられた。
申し訳ないと思いつつも重いお腹を抱えては長く歩くことは出来ず、アレンに甘えることにした。
「アレンの他にも人はいなかったんですか?」
「それなりに距離はあったけどいたぞ。ただアイツがいたからな、怖がって誰も寄り付かなかった」
アイツとはアレンを拾い育ててくれた大蛇で、スノーの親でもある。
今日はアレンたちが以前住んでいた場所にエルとスノー、アレンと縁4人で来ていた。
場所を知っているアレンに、これから住むかもしれないスノー、相談相手にエル。
一見戦力にならなそうな縁だか、縁の役割は指示出しであって力仕事ではない。
アレンたちだけ行かせても喧嘩になり結局何もしないで帰ってきそうなので、間に縁が入るしかないのだ。
「ならスノーが住んでも問題なさそうですね」
人が寄り付かないのであれば都合が良い。
1人は寂しいだろうが、悪いことも呼び込まないということだ。
「荒らされてなければ、な」
人間たちに追われる身である獣人たちは常に隠れられる場所を探し求めている。
数年とはいえアレンたちが離れていた間に誰かが住みついている可能性がなくもない。
「ねぇ、それって子どもが産まれた後じゃダメだったの?」
エルが言いたいことも分かる。
「ダメ、ではないですけどやっておいて損はないでしょう?それに子どもが産まれたからといっても暫くは育てるのにかかりきりでそんな余裕があるとも思えません。スノーの成長速度からしてもやれる時にやっておくべきです」
「……わかった」
すごく不服そう。
やはりエルも縁が無理をすることをよく思っていないのだろう。
もう8カ月に入るお腹はかなり重く、時々走る痛みにみんなにはかなり心配をかけている。
膨らみ続けるお腹に女性陣もかなり驚いていた。
「スノーも欲しいものがあったらちゃんと言うんですよ?」
「キュー」
これから住むことになるであろうスノーには出来るだけ希望を叶えてやりたい。
隣を歩くスノーの頭を撫でてやれば嬉しそうに擦り寄ってくる。
「ほんとに言葉分かんないの?」
「ん?スノーのですか?分かればいいんですけどねぇ」
スノーは縁の言葉を理解してくれてはいるが、縁はスノーの言葉を理解してやることは出来ない。
スノーの動きや表情?から何となくそうかな?ぐらいで申し訳ないと言えば、何故かエルにはそういうことじゃないと言われた。
「まぁ、いいや。それよりそろそろ?」
「あぁ、もう着く」
縁を抱えたことで歩行速度が速まったアレンたちにより、思ったより早く着いたようだ。
足を引っ張ってって申し訳ないが、着いたと言うアレンの声が固く顔も何かに気付いているのか苛立っている。
「アレン?」
「しっ、何かいる」
警戒するアレンにエルも周りを見回している。
「魔力は……感じないから獣人、か人間じゃない?」
「だな。場所からして獣人だろう」
ここまで森深く入ってくる人間はおらず、消去法で獣人だろうことは分かった。
アレンが気づいていることからあちらにも気づかれているだろう。
「数からして…5人、だな。数的に不利だ。一旦下がーー」
「なにもんだ!?」
「ちっ」
意外にも相手は好戦的らしく、慌てて出てきた彼らの手には槍などの武器が握られていた。
「貴方たちこそ何者ですか?ここは以前私たちが住んでいた場所ですが」
人数的には不利だが、それも縁たちが普通の人間であればの話しだ。
獣人であるアレンに、魔族であるエル、人間でありながら神の恩恵により魔力♾である縁。
幼いスノーは危ないため後ろに下がらせた。
臨戦態勢の相手にそちらこそ何者だと問えば、住処を奪われるかと思ったのか警戒している。
「そんなこと関係ねぇ!もうおれらの場所だ!」
「そうよ!人間なんかあっち行って!」
女性もいたようで、アレンに抱えられる縁を睨みつけてくる。
「そこのあなた!そんなやつ置いてこっちに来て。今なら逃げられるわ!」
どうやらアレンは奴隷だと勘違いされたようだ。
縁から離れろという女性に、しかしアレンは手を離すどころかさらに力強く抱きしめられる。
「誰がお前らなんかの所に行くか。俺らの住処か奪った挙句、俺の大事な番をバカにするようなやつ」
「なっ!私たちはあなたを助けようとーー」
「んなこと求めちゃいねぇんだよ。さっさと出てけよ盗っ人ども」
「盗っ!?」
確かにアレンからすればそれが正しいだろう。
ただ彼らからすれば、人間に従わさせられている獣人仲間を助けようとしたのにその仕打ちに驚いているようだ。
「ここは俺らの家なんだよ。お前らに都合が良かろうが人の家奪っといて何が助けるだ。早く出てけ」
「ここはもうおれらのもんだ!お前らが出てけ!」
盗っ人呼ばわりに怒ったのか槍を片手に駆けてくる男に、しかしアレンが反応する前にエルが前に出た。
「先に手ぇ出したのはお前らだからな」
あ、やばい。
完全にキレている。
口論になったアレンより、恐怖の対象である人間を先に殺そうと思ったのか縁にその切っ先を向けたことにエルはキレてしまったようだ。
*急ではありますが、体調不良のためしばらく更新お休みさせていただきます。
読んでいただいている方のためにも早く復帰できるように頑張ります。
大変申し訳ありません。
「いや、まだかかる」
もうダメですと膝をつこうとし、しかしその前にアレンによって抱えられた。
申し訳ないと思いつつも重いお腹を抱えては長く歩くことは出来ず、アレンに甘えることにした。
「アレンの他にも人はいなかったんですか?」
「それなりに距離はあったけどいたぞ。ただアイツがいたからな、怖がって誰も寄り付かなかった」
アイツとはアレンを拾い育ててくれた大蛇で、スノーの親でもある。
今日はアレンたちが以前住んでいた場所にエルとスノー、アレンと縁4人で来ていた。
場所を知っているアレンに、これから住むかもしれないスノー、相談相手にエル。
一見戦力にならなそうな縁だか、縁の役割は指示出しであって力仕事ではない。
アレンたちだけ行かせても喧嘩になり結局何もしないで帰ってきそうなので、間に縁が入るしかないのだ。
「ならスノーが住んでも問題なさそうですね」
人が寄り付かないのであれば都合が良い。
1人は寂しいだろうが、悪いことも呼び込まないということだ。
「荒らされてなければ、な」
人間たちに追われる身である獣人たちは常に隠れられる場所を探し求めている。
数年とはいえアレンたちが離れていた間に誰かが住みついている可能性がなくもない。
「ねぇ、それって子どもが産まれた後じゃダメだったの?」
エルが言いたいことも分かる。
「ダメ、ではないですけどやっておいて損はないでしょう?それに子どもが産まれたからといっても暫くは育てるのにかかりきりでそんな余裕があるとも思えません。スノーの成長速度からしてもやれる時にやっておくべきです」
「……わかった」
すごく不服そう。
やはりエルも縁が無理をすることをよく思っていないのだろう。
もう8カ月に入るお腹はかなり重く、時々走る痛みにみんなにはかなり心配をかけている。
膨らみ続けるお腹に女性陣もかなり驚いていた。
「スノーも欲しいものがあったらちゃんと言うんですよ?」
「キュー」
これから住むことになるであろうスノーには出来るだけ希望を叶えてやりたい。
隣を歩くスノーの頭を撫でてやれば嬉しそうに擦り寄ってくる。
「ほんとに言葉分かんないの?」
「ん?スノーのですか?分かればいいんですけどねぇ」
スノーは縁の言葉を理解してくれてはいるが、縁はスノーの言葉を理解してやることは出来ない。
スノーの動きや表情?から何となくそうかな?ぐらいで申し訳ないと言えば、何故かエルにはそういうことじゃないと言われた。
「まぁ、いいや。それよりそろそろ?」
「あぁ、もう着く」
縁を抱えたことで歩行速度が速まったアレンたちにより、思ったより早く着いたようだ。
足を引っ張ってって申し訳ないが、着いたと言うアレンの声が固く顔も何かに気付いているのか苛立っている。
「アレン?」
「しっ、何かいる」
警戒するアレンにエルも周りを見回している。
「魔力は……感じないから獣人、か人間じゃない?」
「だな。場所からして獣人だろう」
ここまで森深く入ってくる人間はおらず、消去法で獣人だろうことは分かった。
アレンが気づいていることからあちらにも気づかれているだろう。
「数からして…5人、だな。数的に不利だ。一旦下がーー」
「なにもんだ!?」
「ちっ」
意外にも相手は好戦的らしく、慌てて出てきた彼らの手には槍などの武器が握られていた。
「貴方たちこそ何者ですか?ここは以前私たちが住んでいた場所ですが」
人数的には不利だが、それも縁たちが普通の人間であればの話しだ。
獣人であるアレンに、魔族であるエル、人間でありながら神の恩恵により魔力♾である縁。
幼いスノーは危ないため後ろに下がらせた。
臨戦態勢の相手にそちらこそ何者だと問えば、住処を奪われるかと思ったのか警戒している。
「そんなこと関係ねぇ!もうおれらの場所だ!」
「そうよ!人間なんかあっち行って!」
女性もいたようで、アレンに抱えられる縁を睨みつけてくる。
「そこのあなた!そんなやつ置いてこっちに来て。今なら逃げられるわ!」
どうやらアレンは奴隷だと勘違いされたようだ。
縁から離れろという女性に、しかしアレンは手を離すどころかさらに力強く抱きしめられる。
「誰がお前らなんかの所に行くか。俺らの住処か奪った挙句、俺の大事な番をバカにするようなやつ」
「なっ!私たちはあなたを助けようとーー」
「んなこと求めちゃいねぇんだよ。さっさと出てけよ盗っ人ども」
「盗っ!?」
確かにアレンからすればそれが正しいだろう。
ただ彼らからすれば、人間に従わさせられている獣人仲間を助けようとしたのにその仕打ちに驚いているようだ。
「ここは俺らの家なんだよ。お前らに都合が良かろうが人の家奪っといて何が助けるだ。早く出てけ」
「ここはもうおれらのもんだ!お前らが出てけ!」
盗っ人呼ばわりに怒ったのか槍を片手に駆けてくる男に、しかしアレンが反応する前にエルが前に出た。
「先に手ぇ出したのはお前らだからな」
あ、やばい。
完全にキレている。
口論になったアレンより、恐怖の対象である人間を先に殺そうと思ったのか縁にその切っ先を向けたことにエルはキレてしまったようだ。
*急ではありますが、体調不良のためしばらく更新お休みさせていただきます。
読んでいただいている方のためにも早く復帰できるように頑張ります。
大変申し訳ありません。
11
お気に入りに追加
3,705
あなたにおすすめの小説
番から逃げる事にしました
みん
恋愛
リュシエンヌには前世の記憶がある。
前世で人間だった彼女は、結婚を目前に控えたある日、熊族の獣人の番だと判明し、そのまま熊族の領地へ連れ去られてしまった。それからの彼女の人生は大変なもので、最期は番だった自分を恨むように生涯を閉じた。
彼女は200年後、今度は自分が豹の獣人として生まれ変わっていた。そして、そんな記憶を持ったリュシエンヌが番と出会ってしまい、そこから、色んな事に巻き込まれる事になる─と、言うお話です。
❋相変わらずのゆるふわ設定で、メンタルも豆腐並なので、軽い気持ちで読んで下さい。
❋独自設定有りです。
❋他視点の話もあります。
❋誤字脱字は気を付けていますが、あると思います。すみません。
婚約者に会いに行ったらば
龍の御寮さん
BL
王都で暮らす婚約者レオンのもとへと会いに行ったミシェル。
そこで見たのは、レオンをお父さんと呼ぶ子供と仲良さそうに並ぶ女性の姿。
ショックでその場を逃げ出したミシェルは――
何とか弁解しようするレオンとなぜか記憶を失ったミシェル。
そこには何やら事件も絡んできて?
傷つけられたミシェルが幸せになるまでのお話です。
もう人気者とは付き合っていられません
花果唯
BL
僕の恋人は頭も良くて、顔も良くておまけに優しい。
モテるのは当然だ。でも――。
『たまには二人だけで過ごしたい』
そう願うのは、贅沢なのだろうか。
いや、そんな人を好きになった僕の方が間違っていたのだ。
「好きなのは君だ」なんて言葉に縋って耐えてきたけど、それが間違いだったってことに、ようやく気がついた。さようなら。
ちょうど生徒会の補佐をしないかと誘われたし、そっちの方に専念します。
生徒会長が格好いいから見ていて癒やされるし、一石二鳥です。
※ライトBL学園モノ ※2024再公開・改稿中
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
普段「はい」しか言わない僕は、そばに人がいると怖いのに、元マスターが迫ってきて弄ばれている
迷路を跳ぶ狐
BL
全105話*六月十一日に完結する予定です。
読んでいただき、エールやお気に入り、しおりなど、ありがとうございました(*≧∀≦*)
魔法の名手が生み出した失敗作と言われていた僕の処分は、ある日突然決まった。これから捨てられる城に置き去りにされるらしい。
ずっと前から廃棄処分は決まっていたし、殺されるかと思っていたのに、そうならなかったのはよかったんだけど、なぜか僕を嫌っていたはずのマスターまでその城に残っている。
それだけならよかったんだけど、ずっとついてくる。たまにちょっと怖い。
それだけならよかったんだけど、なんだか距離が近い気がする。
勘弁してほしい。
僕は、この人と話すのが、ものすごく怖いんだ。
悪役令息に転生して絶望していたら王国至宝のエルフ様にヨシヨシしてもらえるので、頑張って生きたいと思います!
梻メギ
BL
「あ…もう、駄目だ」プツリと糸が切れるように限界を迎え死に至ったブラック企業に勤める主人公は、目覚めると悪役令息になっていた。どのルートを辿っても断罪確定な悪役令息に生まれ変わったことに絶望した主人公は、頑張る意欲そして生きる気力を失い床に伏してしまう。そんな、人生の何もかもに絶望した主人公の元へ王国お抱えのエルフ様がやってきて───!?
【王国至宝のエルフ様×元社畜のお疲れ悪役令息】
▼この作品と出会ってくださり、ありがとうございます!初投稿になります、どうか温かい目で見守っていただけますと幸いです。
▼こちらの作品はムーンライトノベルズ様にも投稿しております。
▼毎日18時投稿予定
愛され末っ子
西条ネア
BL
本サイトでの感想欄は感想のみでお願いします。全ての感想に返答します。
リクエストはTwitter(@NeaSaijou)にて受付中です。また、小説のストーリーに関するアンケートもTwitterにて行います。
(お知らせは本編で行います。)
********
上園琉架(うえぞの るか)四男 理斗の双子の弟 虚弱 前髪は後々左に流し始めます。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い赤みたいなのアースアイ 後々髪の毛を肩口くらいまで伸ばしてゆるく結びます。アレルギー多め。その他の設定は各話で出てきます!
上園理斗(うえぞの りと)三男 琉架の双子の兄 琉架が心配 琉架第一&大好き 前髪は後々右に流します。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い緑みたいなアースアイ 髪型はずっと短いままです。 琉架の元気もお母さんのお腹の中で取っちゃった、、、
上園静矢 (うえぞの せいや)長男 普通にサラッとイケメン。なんでもできちゃうマン。でも弟(特に琉架)絡むと残念。弟達溺愛。深い青色の瞳。髪の毛の色はご想像にお任せします。
上園竜葵(うえぞの りゅうき)次男 ツンデレみたいな、考えと行動が一致しないマン。でも弟達大好きで奮闘して玉砕する。弟達傷つけられたら、、、 深い青色の瞳。兄貴(静矢)と一個差 ケンカ強い でも勉強できる。料理は壊滅的
上園理玖斗(うえぞの りくと)父 息子達大好き 藍羅(あいら・妻)も愛してる 家族傷つけるやつ許さんマジ 琉架の身体が弱すぎて心配 深い緑の瞳。普通にイケメン
上園藍羅(うえぞの あいら) 母 子供達、夫大好き 母は強し、の具現化版 美人さん 息子達(特に琉架)傷つけるやつ許さんマジ。
てか普通に上園家の皆さんは顔面偏差値馬鹿高いです。
(特に琉架)の部分は家族の中で順列ができているわけではなく、特に琉架になる場面が多いという意味です。
琉架の従者
遼(はる)琉架の10歳上
理斗の従者
蘭(らん)理斗の10歳上
その他の従者は後々出します。
虚弱体質な末っ子・琉架が家族からの寵愛、溺愛を受ける物語です。
前半、BL要素少なめです。
この作品は作者の前作と違い毎日更新(予定)です。
できないな、と悟ったらこの文は消します。
※琉架はある一定の時期から体の成長(精神も若干)がなくなる設定です。詳しくはその時に補足します。
皆様にとって最高の作品になりますように。
※作者の近況状況欄は要チェックです!
西条ネア
君は番じゃ無かったと言われた王宮からの帰り道、本物の番に拾われました
ゆきりん(安室 雪)
恋愛
ココはフラワーテイル王国と言います。確率は少ないけど、番に出会うと匂いで分かると言います。かく言う、私の両親は番だったみたいで、未だに甘い匂いがするって言って、ラブラブです。私もそんな両親みたいになりたいっ!と思っていたのに、私に番宣言した人からは、甘い匂いがしません。しかも、番じゃなかったなんて言い出しました。番婚約破棄?そんなの聞いた事無いわっ!!
打ちひしがれたライムは王宮からの帰り道、本物の番に出会えちゃいます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる