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*心配という名のご褒美
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「私だってもう16歳なんですから薬ぐらい自分で濡れます!」
あれから部屋に戻ったはいいが、これまた誰に聞いたのか縁が怪我をしたと慌てて駆けつけてきた2人に言う。
作業しづらいだろうと首輪を外していたのが悪かった。
どんな嗅覚なのか縁が持っていた薬にいち早く気付いたアレンはそれを奪うと塗ってやるから尻を出せと言う。
ムリだ!そんな恥ずかしいことはできない!
そもそもなんでそんなに縁に薬を塗りたがるか分からない。
「自分では塗りにくいだろ?俺たちが塗るから早く見せて」
「いやです!」
そういう意味ではもう裸は見られているが、それとこれとは違うと思う。
小学生の頃風邪を引いて母に坐薬を入れられる時も泣いて嫌がったものだ。
「そんなワガママ言ってないで早く見せろ」
ぐいっと引っ張られズボンを脱がされそうになる。
させるかとズボンを抑え離れようとする。
「アズもママみる?」
「……それは…」
遠慮したい。
部屋で息子に向かって尻を向けるなんて恥ずかしい上に情けなくて泣けてくる。
「ほら俺が見てやるから」
「いや、だから自分でできるって言ってるじゃないですか!なんでそんなに塗りたがるんですか!」
「番の怪我を放っておくなんてできるか!縁だって痛いのいやだろ?薬を塗って、痛むようなら俺が舐めーー」
「セイーン!助けて!セインがいいです。セインしかいない!」
「なんでだよ!」
貴方がなんでですか!
薬はまだしも舐めるって!舐めるってなんですか!どこ舐める気ですか!
助けてを求めてセインに抱きつけば難なく受け止めてくれる。
「自業自得だな。ほらアズはアレンと外に出てろ。終わったらメシ食いにいこうな」
喚くアレンにセインはアズを預けるとさっさと部屋から追い出す。
片手にアズを抱いたアレンは諦めず戻ってこようとしたが、そのアズにも止められてしまい渋々ながら部屋を後にするのであった。
「じゃあさっさと済ませてメシに行くか。ほら見せてくれ」
「ゔーーーー」
覚悟を決めるしかないらしい。
気合いを入れるとズボンとパンツを下ろしセインに尻を向ける。
「ーーひゃっ!す、すいません」
ヒヤリと薬を塗られる感触に思わず声が出てしまったが、セインは少し笑うだけで素早く薬を塗ってくれた。
「しばらく痛むだろうが跡にはならなそうだな。ついでに膝にも塗っておこう」
「……え、ちょ、ちょ、ちょっとセイン」
安堵した途端膝まで下ろしていたズボンを脱がされる。
あまりの早技に反応が遅れた。
縁がズボンを上げようとするのより早く前に回ったセインが膝をつくと、先程まで尻に塗っていた薬を膝に塗ってくれる。
少し沁みたものの、それが分かったのかこれまた素早く塗り終えてくれた。
「終わったぞ。痛いか?」
パンツとズボンを上げると心配そうに聞いてくる。
大丈夫だと笑って言えば、セインが意味が分からないことを言い出した。
「少しご褒美をくれないか?」
ご褒美?……なんの?
きょとんとセインを見上げれば笑顔のセインと目が合う。
何故だろう。その笑顔が妖しく見れるのは。
「色々だな。仕事も頑張ったし、縁のために薬も塗ってやった。一緒には寝るがこの前みたいに触らせてもらえないのを我慢している。そんな俺に縁からご褒美がほしい」
「あーーー、なるほど?」
最後のが一番の理由な気がする。
町にいた時と違い、お互い仕事もあれば一緒にいる時間が減ったのもあり、どうやらセインは拗ねていたらしい。
「えーと?それでどんなご褒美がお望みで?」
「キスしてくれ。縁から」
「………」
まさかのキス。それも縁から。
頭を撫でてほしいとでも言われると思っていたが、それ以上だった。
これはかなり我慢させてしまっていたようだ。
だがキスだけだと自分を奮い立たせると、少しだけ屈んでもらいセインの顔にいくつものキスを贈る。
最後に口にも軽くしてやるが、離れようとした瞬間頭を後ろから抑えられた。
「んっ!うん!ーーん、ふ……ん」
触れるだけだったキスも驚いて口を開けた途端セインの舌が入り込んできて中を舐めまわされる。
縮こまっていた舌も絡めとられ、気持ちよさに腰を引きそうになったが、許さないとばかりにセインの腕に引き寄せられた。
飲んでくれと言わんばかりに送り込まれる唾液に、苦しくなり飲み込んでしまう。
ゴクリとなる喉にセインも聞こえたのか掴まれていた腰に回る腕の力が強くなった。
「ん、う……ん、セイン……セイン」
「ん?」
これ以上はヤバイ。
最初は貪るように激しかったが、徐々にゆっくりとぬるま湯に浸かるような染み込んでくるような気持ちよさにこのままでいたくなってしまう。
熱を帯び始める下半身に我に返った縁はセインに待ったをかける。
「ま、まって、ん……セイ、ン…おねがい、ん、まって」
「………ん、もう少し」
このままではマズイとセインを止めようとするが離してもらえず、さらに激しく舌を絡められてしまえば抵抗もできない。
「ん、ん、ふ、んーーんっ、んんっ!」
気持ち良さに夢中になっていれば、いつの間にか移動していた手に尻を撫でられ震えた。
「んん、んんっ、セ、イン、セインっ」
「ん、仕方ないな」
危ない。流されるところだった。
「もう、いきなり何すーーわっ!」
セインによって抱えられた腕を離された途端、足に力が入らず座りこんでしまう。
自分でも驚いてしまい、立とうとするがやはり力が入らず立つことができなかった。
「縁?」
「腰がぬけたみたいです」
どこかぶつけたかと心配するセインに両手を伸ばす。
「…運んでください……セインの、せいなんですから」
そう言ってやれば心配顔から一転、笑顔で縁を食堂まで運んでくれるのであった。
悔しかったので数回胸を叩いてやったが、縁の抵抗もセインには可愛いものでさらに笑われ額にキスされた。
む~、悔しい!
あれから部屋に戻ったはいいが、これまた誰に聞いたのか縁が怪我をしたと慌てて駆けつけてきた2人に言う。
作業しづらいだろうと首輪を外していたのが悪かった。
どんな嗅覚なのか縁が持っていた薬にいち早く気付いたアレンはそれを奪うと塗ってやるから尻を出せと言う。
ムリだ!そんな恥ずかしいことはできない!
そもそもなんでそんなに縁に薬を塗りたがるか分からない。
「自分では塗りにくいだろ?俺たちが塗るから早く見せて」
「いやです!」
そういう意味ではもう裸は見られているが、それとこれとは違うと思う。
小学生の頃風邪を引いて母に坐薬を入れられる時も泣いて嫌がったものだ。
「そんなワガママ言ってないで早く見せろ」
ぐいっと引っ張られズボンを脱がされそうになる。
させるかとズボンを抑え離れようとする。
「アズもママみる?」
「……それは…」
遠慮したい。
部屋で息子に向かって尻を向けるなんて恥ずかしい上に情けなくて泣けてくる。
「ほら俺が見てやるから」
「いや、だから自分でできるって言ってるじゃないですか!なんでそんなに塗りたがるんですか!」
「番の怪我を放っておくなんてできるか!縁だって痛いのいやだろ?薬を塗って、痛むようなら俺が舐めーー」
「セイーン!助けて!セインがいいです。セインしかいない!」
「なんでだよ!」
貴方がなんでですか!
薬はまだしも舐めるって!舐めるってなんですか!どこ舐める気ですか!
助けてを求めてセインに抱きつけば難なく受け止めてくれる。
「自業自得だな。ほらアズはアレンと外に出てろ。終わったらメシ食いにいこうな」
喚くアレンにセインはアズを預けるとさっさと部屋から追い出す。
片手にアズを抱いたアレンは諦めず戻ってこようとしたが、そのアズにも止められてしまい渋々ながら部屋を後にするのであった。
「じゃあさっさと済ませてメシに行くか。ほら見せてくれ」
「ゔーーーー」
覚悟を決めるしかないらしい。
気合いを入れるとズボンとパンツを下ろしセインに尻を向ける。
「ーーひゃっ!す、すいません」
ヒヤリと薬を塗られる感触に思わず声が出てしまったが、セインは少し笑うだけで素早く薬を塗ってくれた。
「しばらく痛むだろうが跡にはならなそうだな。ついでに膝にも塗っておこう」
「……え、ちょ、ちょ、ちょっとセイン」
安堵した途端膝まで下ろしていたズボンを脱がされる。
あまりの早技に反応が遅れた。
縁がズボンを上げようとするのより早く前に回ったセインが膝をつくと、先程まで尻に塗っていた薬を膝に塗ってくれる。
少し沁みたものの、それが分かったのかこれまた素早く塗り終えてくれた。
「終わったぞ。痛いか?」
パンツとズボンを上げると心配そうに聞いてくる。
大丈夫だと笑って言えば、セインが意味が分からないことを言い出した。
「少しご褒美をくれないか?」
ご褒美?……なんの?
きょとんとセインを見上げれば笑顔のセインと目が合う。
何故だろう。その笑顔が妖しく見れるのは。
「色々だな。仕事も頑張ったし、縁のために薬も塗ってやった。一緒には寝るがこの前みたいに触らせてもらえないのを我慢している。そんな俺に縁からご褒美がほしい」
「あーーー、なるほど?」
最後のが一番の理由な気がする。
町にいた時と違い、お互い仕事もあれば一緒にいる時間が減ったのもあり、どうやらセインは拗ねていたらしい。
「えーと?それでどんなご褒美がお望みで?」
「キスしてくれ。縁から」
「………」
まさかのキス。それも縁から。
頭を撫でてほしいとでも言われると思っていたが、それ以上だった。
これはかなり我慢させてしまっていたようだ。
だがキスだけだと自分を奮い立たせると、少しだけ屈んでもらいセインの顔にいくつものキスを贈る。
最後に口にも軽くしてやるが、離れようとした瞬間頭を後ろから抑えられた。
「んっ!うん!ーーん、ふ……ん」
触れるだけだったキスも驚いて口を開けた途端セインの舌が入り込んできて中を舐めまわされる。
縮こまっていた舌も絡めとられ、気持ちよさに腰を引きそうになったが、許さないとばかりにセインの腕に引き寄せられた。
飲んでくれと言わんばかりに送り込まれる唾液に、苦しくなり飲み込んでしまう。
ゴクリとなる喉にセインも聞こえたのか掴まれていた腰に回る腕の力が強くなった。
「ん、う……ん、セイン……セイン」
「ん?」
これ以上はヤバイ。
最初は貪るように激しかったが、徐々にゆっくりとぬるま湯に浸かるような染み込んでくるような気持ちよさにこのままでいたくなってしまう。
熱を帯び始める下半身に我に返った縁はセインに待ったをかける。
「ま、まって、ん……セイ、ン…おねがい、ん、まって」
「………ん、もう少し」
このままではマズイとセインを止めようとするが離してもらえず、さらに激しく舌を絡められてしまえば抵抗もできない。
「ん、ん、ふ、んーーんっ、んんっ!」
気持ち良さに夢中になっていれば、いつの間にか移動していた手に尻を撫でられ震えた。
「んん、んんっ、セ、イン、セインっ」
「ん、仕方ないな」
危ない。流されるところだった。
「もう、いきなり何すーーわっ!」
セインによって抱えられた腕を離された途端、足に力が入らず座りこんでしまう。
自分でも驚いてしまい、立とうとするがやはり力が入らず立つことができなかった。
「縁?」
「腰がぬけたみたいです」
どこかぶつけたかと心配するセインに両手を伸ばす。
「…運んでください……セインの、せいなんですから」
そう言ってやれば心配顔から一転、笑顔で縁を食堂まで運んでくれるのであった。
悔しかったので数回胸を叩いてやったが、縁の抵抗もセインには可愛いものでさらに笑われ額にキスされた。
む~、悔しい!
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