二度目の人生ゆったりと⁇

minmi

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*最初の一歩

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 慣れないことはするものじゃないと誰かが言っていた気がする。

 「縁、いい加減こっちを見てくれないか?」

 朝言っていたセインのを聞いた時、なんであんなに簡単に頷いてしまったのか。
 数分前の自分を叱ってやりたい。

 「恥ずかしがる縁も可愛いが、がまだだぞ?」

 セインの、いやセインたちのお願いとは縁と一緒に風呂に入ることだった。
 背中でも流してほしいのかと二つ返事で了承した縁は、しかし風呂に入ってきた2人に絶句した。
 奥ゆかしい日本人の縁は、もちろん風呂に入る時はタオルを腰に巻き入る。
 アレンたちにも用意はしてあったのだが。

 「なんでそのまま入ってくるんですか。タオルはどうしたんですか!」

 なぜか全裸のまま入ってきた2人は、これまた隠すことなく綺麗な肉体美とを隠すこともしない。
 鍛えられた身体は羨ましい限りだが、そこまで見せてくれなくてもいい。

 「顔真っ赤だな」

 可愛い可愛いと頰を撫でるアレンも、だが前を隠すことなくフルオープンである。
 銭湯では気にすることでもない光景だろう。
 でも今は銭湯にいるわけでもなければ、全裸で側に寄ってくる彼らは臨戦態勢なのである。
  今にも爆破するんじゃないかというぐらい張りつめたブツをこれでもかと見せつけられては縁だって恥ずかしくて仕方がない。

 「身体、洗ってくれないのか?アズにはしてるんだろ?」
 
 「っ!」

 この状況でそういうことを言うか!
 恥ずかしさに俯いていく縁の顔をセインが掴んで持ち上げられた。

 「本当に嫌だったら言ってくれ。気持ち悪いと思うなら無理にしなくてもいい」

 「…その聞き方は卑怯ですね。今更気持ち悪いなんて思うわけないでしょう」

 いつでも縁を守ろうとしてくれる2人を見て、興奮することはあれど気持ち悪いなんて思わない。
 そう、恥ずかしいと思うのも2人をそうと意識しているからで、自分の身体で興奮してくれていると思えば恥ずかしくも嬉しいと思ってしまう。
 これから先もあると思えば、これぐらいで恥ずかしがってなんかいられない。

 「1人ずつですからね。アレンから」

 震える手でタオルを掴むとアレンの背中を洗ってやる。

 「やっぱり尻尾もあるんですね」

 フサフサと揺れるそれに触っていいかと聞いてみるば、今はダメだと言われた。

 「耳もそうだけと、尻尾も敏感なんだよ。大体の獣人は尻尾の付け根が性感帯になってる。だから今触られたら我慢できずに襲うから」

 慌てて手を引っ込め、背中を洗うことに専念する。

 「じゃあ俺は縁を洗ってやる」

 「ひゃっ、あっ、ちょっと待ってセイン!私はいいんです」

 「遠慮するな。ほら、縁はアレンをちゃんと洗ってやれ」

 「~~~っ」

 背中が終われば次は前だと振り向いたアレンのソレを見せつけられる。
 なるべく目に入れないようにしながら腕や胸を洗っていくが、それも時間稼ぎにしかならず残すはソコのみだ。

 「できればソコは手で洗ってほしいんだけど」

 「それは!」

 「ん?」

 それは手コキしろってことですよね!
 言い返せず真っ赤になり固まる縁に、アレンはそっと手を掴むと自らのモノを握らせる。

 「あ」

 「くっ、やばいな。縁が触ってくれてると思うとすぐイッちまいそう」

 低い声で唸るようなアレンの姿に縁の身体も反応してしまう。
 持ち上がりそうなそれに太腿に力を入れ耐える。
 ダメダメダメ。
  必死に耐えながら上下に擦れば唸り声も大きくなっていく。

 「あの、まだでーーん!まっ、ちょっ、ちょっと待ってセイン!」

 「う~ん?どうした?」

 どうしたもこうしたもない!
 なんで胸なんか触ってるですか!

 「だっ、へん。そんなとこへんだから!」

 「なんでだ?」

 なんでって……言えるわけない。
 真っ赤になりながら振り向けば笑顔のセインがいた。
 分かってる。分かった上で聞いている。
 悔しい。
 楽しそうに縁の胸(というより乳首)をいじるセインに苛つき睨むが、それすら可愛いと笑われた。

 「悪いがやめてやらないぞ。少しずつでも慣れていってもらわんと間に合わないからな」

 間に合わない?
 こういうことは焦ることではないと思うが。
 なおも両手に感じる熱く逞しいものと、クリクリと揉み込むように胸で動く大きな手に無意識に腰が動いてしまう。

 「言っただろ。発情期があるんだ。今から慣らしておかないと後で酷いことになる。初めてが発情期だと縁が大変なんだ」

 確かに、発情期で意識が朦朧としている時に初めてでは流血騒ぎでは済まない気がする。
 これで少しでも経験がある者がいればまだよかったのかもしれないがなにぶん3人ともそれがなかった。
 の、割にはスルスルと動く2人におかしいと言えばーー

 「やり方は知らないけど、縁にこうしてやりたいって思ったら身体が勝手に動くんだよ」

 「俺は縁が泣いてトロトロになるところが見たい」

 なんとも欲望に忠実なことだ。

 「縁はただ感じてくれていればいいんだ」

 「でも……」

 彼らがしてくれてるのに何もしないのは気がひける。
 
 「慣れたらでいい。今は縁が素直に気持ちよくなってくれれば、そんな縁を見てるだけで俺たちも嬉しいんだ」

 「そうそう。ほら分かるだろ?」

 アレンのモノを握る縁の手の上から、さらにアレンが手をかけギュッと握る。
 ドクドクと脈打つものにアレンが感じてくれているのが分かる。

 「縁が俺たちに触って、触らせてくれんのが嬉しい」

 ちゃんと気持ちいいと、嬉しいと伝えてくれる2人に泣きそうになったが、途端に胸を弄られ啼くことになる。

 「ん、うん、あっ、セインっ」

 「あぁ、気持ちいいな」

 胸を弄られ無意識にさがっていく尻がセインのソレにぶつかり擦りつけてしまう。
 気持ちいいと言うセインに恥ずかしくなるが、止めようとしたはしからセインの手の動きが激しくなる。
 いつの間にかアレンの片手も縁の勃ち上がっていたモノを掴んでおり、合わせるように上下されれば腰の動きが激しくなる。

 「あっ、あっ、これ、とまっ、とまらないっ」

 「あぁ、これは、やばっ。縁キスしてくれ」

 してくれと言いながら奪うように唇を合わせてきたアレンは、気持ちよさに開いていた縁の口腔にすかさず舌を滑り込ませてきた。
 クチュクチュと浴室に音が響き、さらに3人の興奮を煽る。

 「う、ん、アレン、きもち、いい」

 「縁、俺にも」

 顎を掴まれたと思えば後ろを向かされ、今度はセインに口腔を犯される。
 今まで感じたこともない快感に何も考えることができず、促されるまま昇りつめていく。
 
 「ん、うん、もっ、もう、もうイッちゃっ」

 「俺もヤバい」

 「あぁ3人で、な」

 連動するように3人の動きが合わさる。

 「イッ、イッちゃう!あぁ!」
 「イクっ!」
 「くっ!」

 同時に白濁を吐き出し、力が入らない身体をセインにもたせかかった。
 
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