15 / 475
幸か不幸か
しおりを挟む
あれから縁さんを観さ…ゴホンッ、見守ってはいたがどうやら仲間を見つけたようで一安心だ。
「な.に.が.一安心なの?」
「………(うわ、うるさいのがきた)」
面倒くさいという態度を隠すことなく振り返れば、眉間に皺を寄せた神(笑)がいた。
「今失礼なこと考えたでしょ」
「そんなことありますよ」
「ありますよ!?そこはないって言うところでしょ!」
やはり面倒くさい。
そんなことより縁さん…と思ったがグッと肩を掴まれた。
「なんでこんなことになってるの!仲間ができるのはいいことだけどその内2人が番なんて聞いてないっ」
そりゃそうだ言ってない。
というか何をそんなに怒っているのか分からない。
まぁ、またバカな理由だと思うが。
「僕の、僕の縁さんなのに!誰だよ、獣人なんて作ったやつ!」
あなたで……お前だよ。
お前が楽しそうに「色んな種族いた方が楽しいよね」って後先考えず作ったんだろうが。
「……ねぇ、僕が思考も読めるって分かっててわざと喋らないで考えてるの?」
頷けばガクリと膝をついた。
伝わったようでなによりだ。
縁に会ってから2人は変わった。
神は真面目に仕事をこなし始め、アルフォートは少し不真面…うーん、人に頼ることを覚えた。
ほとんどをアルに任せていた仕事も元に戻り、今更ながらアルの有難さを痛感していることだろう。
アル自身は自分の仕事が減ったことを喜び、この機会をくれた縁に感謝しながらもその恩人観察するのが今一番の楽しみだったりする。
「何をそんなに怒ってるんですか?予想とは違いましたが縁さんに身を守る術が増えたことは喜ばしいことじゃないですか」
「そうだけど、そうなんだけど~。僕の方が早く縁さんを見つけたのに……」
つまりお母さん(縁)が他の人に取られた気分なのだろう。
ガキかよ……
「聞こえてる」
「知ってます」
「………」
確かに色んな人に懐かれる縁に何も感じないとは言わないが、それでも縁が幸せならそれでいい。
我儘を言ってあちらに行ってもらったが、今のところ楽しそう?でなによりだ。
「そんなことは置いといて、縁さんは私たちの説明を半分も聞いてなかったみたいですね。マジックバックに気付いてくれたのはよかったですけど使い方がそもそも違います」
「まぁね。いちいち○○くださいって言って出してるのは見ている分にはかわいいけど、気付いた時めちゃくちゃ時恥ずかしいよ」
ある程度の持ち物や使い方を教えたはずなのだが、縁は全くもってそれらを使いこなせていない。
食うに困らないようにと大量の食料やお金、着替えや武器、防具、ポーションなどの回復薬。
普通であれば一生遊んで暮らしていけるぐらいの物を持たせているはずなのだが。
水袋(いくら使っても減らない)には気付いたらしいが、食料には気付かず道々拾った木の実を食べ、お金にも気付いたが自分に使うことはほとんどせず獣人たちに使うばかり。
そもそもステータスを見ることができていないので、自分の能力も与えた加護も持ち物も分かっていない。
2人が頑張って考えうる限りの全てを与えたのにそれを使うはずの縁自身が分かっていないのだ。
頭を悩ませる2人に気付くことなく、危険に自分から頭を突っ込み、蛇の親になり、変態(アレン)には懐かれ、運命の番(セイン)に出会い、10代で子(アズ)持ちになるとは誰が想像できただろうか。いや、誰もできない。
できたらこんなに苦労していない。
「なにかあった時の連絡手段を考えておくべきでしたね。この調子だと教会に来れば会えると教えたことも聞いてな…忘れてるかもしれません」
「だろうね。困ったことでもあれば思いだ、す、かな?」
「……(無理ですね)」
「……(無理だな)」
期待することは諦めた。
「縁さん帰ってきてくれないかな?」
またバカなこと言い出した。
「聞こえてる」
「知ってます」
「………」
寂しいのはわかるが帰ってきてどうするんだ。
「また頭撫でてほしい…」
「………」
それはわかる。
そっと優しく撫でられれば、褒められているような認められたような不思議な安心感があった。
「だよね。昔の縁さんも大好きだけど、今の姿になった縁さんに笑って撫でられたらみんな惚れちゃうんじゃないかな?」
「頑張って考えましたからね」
ギリギリまで2人であーでもない、こーでもない言いながら縁の新しい身体を考えていた。
元の縁の優しい顔を崩さないように、でも中途半端に平凡な顔も納得できず、美人過ぎても襲われる可能もあるから派手にはできず、可愛いくするには落ち着いた中身とは合わない気がする。
なので一見それなりに整ったどこかにいそうな美人だが、笑うと華のように美しい綺麗な美人を目指した。
髪の色はアルとお揃いにし、瞳の色は神からもらった。
2人の努力の結晶を、だがされた本人は未だに見てくれていない。
「少しでも長生きしてほしいな。縁さん見てるとハラハラするけど楽しいんだよね。できれば子どもでも作ってくれれば嬉しいけど……うわ、想像しただけで可愛い過ぎて悶える。あーでも縁さん同性愛者だったっけ?」
「えぇ。でもまだ諦めるのは早いかもしれませんよ。運命の番であれば男性でも妊娠できますから」
「それは…嬉しいけど、嬉しくない。僕の縁さんが…僕の大好きな縁さんが誰かのものになるなんてっ!ムリ!」
うっせぇなぁ。
「だから聞こえてるって!」
「だから知ってますって」
「………」
「………」
縁に言われ手を出すことを控えるようになったアルだが、代わりに口がでるようになったため身体的な痛みはなくなったが、逆に精神的痛みが倍に増えた神なのだった。
「な.に.が.一安心なの?」
「………(うわ、うるさいのがきた)」
面倒くさいという態度を隠すことなく振り返れば、眉間に皺を寄せた神(笑)がいた。
「今失礼なこと考えたでしょ」
「そんなことありますよ」
「ありますよ!?そこはないって言うところでしょ!」
やはり面倒くさい。
そんなことより縁さん…と思ったがグッと肩を掴まれた。
「なんでこんなことになってるの!仲間ができるのはいいことだけどその内2人が番なんて聞いてないっ」
そりゃそうだ言ってない。
というか何をそんなに怒っているのか分からない。
まぁ、またバカな理由だと思うが。
「僕の、僕の縁さんなのに!誰だよ、獣人なんて作ったやつ!」
あなたで……お前だよ。
お前が楽しそうに「色んな種族いた方が楽しいよね」って後先考えず作ったんだろうが。
「……ねぇ、僕が思考も読めるって分かっててわざと喋らないで考えてるの?」
頷けばガクリと膝をついた。
伝わったようでなによりだ。
縁に会ってから2人は変わった。
神は真面目に仕事をこなし始め、アルフォートは少し不真面…うーん、人に頼ることを覚えた。
ほとんどをアルに任せていた仕事も元に戻り、今更ながらアルの有難さを痛感していることだろう。
アル自身は自分の仕事が減ったことを喜び、この機会をくれた縁に感謝しながらもその恩人観察するのが今一番の楽しみだったりする。
「何をそんなに怒ってるんですか?予想とは違いましたが縁さんに身を守る術が増えたことは喜ばしいことじゃないですか」
「そうだけど、そうなんだけど~。僕の方が早く縁さんを見つけたのに……」
つまりお母さん(縁)が他の人に取られた気分なのだろう。
ガキかよ……
「聞こえてる」
「知ってます」
「………」
確かに色んな人に懐かれる縁に何も感じないとは言わないが、それでも縁が幸せならそれでいい。
我儘を言ってあちらに行ってもらったが、今のところ楽しそう?でなによりだ。
「そんなことは置いといて、縁さんは私たちの説明を半分も聞いてなかったみたいですね。マジックバックに気付いてくれたのはよかったですけど使い方がそもそも違います」
「まぁね。いちいち○○くださいって言って出してるのは見ている分にはかわいいけど、気付いた時めちゃくちゃ時恥ずかしいよ」
ある程度の持ち物や使い方を教えたはずなのだが、縁は全くもってそれらを使いこなせていない。
食うに困らないようにと大量の食料やお金、着替えや武器、防具、ポーションなどの回復薬。
普通であれば一生遊んで暮らしていけるぐらいの物を持たせているはずなのだが。
水袋(いくら使っても減らない)には気付いたらしいが、食料には気付かず道々拾った木の実を食べ、お金にも気付いたが自分に使うことはほとんどせず獣人たちに使うばかり。
そもそもステータスを見ることができていないので、自分の能力も与えた加護も持ち物も分かっていない。
2人が頑張って考えうる限りの全てを与えたのにそれを使うはずの縁自身が分かっていないのだ。
頭を悩ませる2人に気付くことなく、危険に自分から頭を突っ込み、蛇の親になり、変態(アレン)には懐かれ、運命の番(セイン)に出会い、10代で子(アズ)持ちになるとは誰が想像できただろうか。いや、誰もできない。
できたらこんなに苦労していない。
「なにかあった時の連絡手段を考えておくべきでしたね。この調子だと教会に来れば会えると教えたことも聞いてな…忘れてるかもしれません」
「だろうね。困ったことでもあれば思いだ、す、かな?」
「……(無理ですね)」
「……(無理だな)」
期待することは諦めた。
「縁さん帰ってきてくれないかな?」
またバカなこと言い出した。
「聞こえてる」
「知ってます」
「………」
寂しいのはわかるが帰ってきてどうするんだ。
「また頭撫でてほしい…」
「………」
それはわかる。
そっと優しく撫でられれば、褒められているような認められたような不思議な安心感があった。
「だよね。昔の縁さんも大好きだけど、今の姿になった縁さんに笑って撫でられたらみんな惚れちゃうんじゃないかな?」
「頑張って考えましたからね」
ギリギリまで2人であーでもない、こーでもない言いながら縁の新しい身体を考えていた。
元の縁の優しい顔を崩さないように、でも中途半端に平凡な顔も納得できず、美人過ぎても襲われる可能もあるから派手にはできず、可愛いくするには落ち着いた中身とは合わない気がする。
なので一見それなりに整ったどこかにいそうな美人だが、笑うと華のように美しい綺麗な美人を目指した。
髪の色はアルとお揃いにし、瞳の色は神からもらった。
2人の努力の結晶を、だがされた本人は未だに見てくれていない。
「少しでも長生きしてほしいな。縁さん見てるとハラハラするけど楽しいんだよね。できれば子どもでも作ってくれれば嬉しいけど……うわ、想像しただけで可愛い過ぎて悶える。あーでも縁さん同性愛者だったっけ?」
「えぇ。でもまだ諦めるのは早いかもしれませんよ。運命の番であれば男性でも妊娠できますから」
「それは…嬉しいけど、嬉しくない。僕の縁さんが…僕の大好きな縁さんが誰かのものになるなんてっ!ムリ!」
うっせぇなぁ。
「だから聞こえてるって!」
「だから知ってますって」
「………」
「………」
縁に言われ手を出すことを控えるようになったアルだが、代わりに口がでるようになったため身体的な痛みはなくなったが、逆に精神的痛みが倍に増えた神なのだった。
44
お気に入りに追加
3,705
あなたにおすすめの小説
番から逃げる事にしました
みん
恋愛
リュシエンヌには前世の記憶がある。
前世で人間だった彼女は、結婚を目前に控えたある日、熊族の獣人の番だと判明し、そのまま熊族の領地へ連れ去られてしまった。それからの彼女の人生は大変なもので、最期は番だった自分を恨むように生涯を閉じた。
彼女は200年後、今度は自分が豹の獣人として生まれ変わっていた。そして、そんな記憶を持ったリュシエンヌが番と出会ってしまい、そこから、色んな事に巻き込まれる事になる─と、言うお話です。
❋相変わらずのゆるふわ設定で、メンタルも豆腐並なので、軽い気持ちで読んで下さい。
❋独自設定有りです。
❋他視点の話もあります。
❋誤字脱字は気を付けていますが、あると思います。すみません。
もう人気者とは付き合っていられません
花果唯
BL
僕の恋人は頭も良くて、顔も良くておまけに優しい。
モテるのは当然だ。でも――。
『たまには二人だけで過ごしたい』
そう願うのは、贅沢なのだろうか。
いや、そんな人を好きになった僕の方が間違っていたのだ。
「好きなのは君だ」なんて言葉に縋って耐えてきたけど、それが間違いだったってことに、ようやく気がついた。さようなら。
ちょうど生徒会の補佐をしないかと誘われたし、そっちの方に専念します。
生徒会長が格好いいから見ていて癒やされるし、一石二鳥です。
※ライトBL学園モノ ※2024再公開・改稿中
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
普段「はい」しか言わない僕は、そばに人がいると怖いのに、元マスターが迫ってきて弄ばれている
迷路を跳ぶ狐
BL
全105話*六月十一日に完結する予定です。
読んでいただき、エールやお気に入り、しおりなど、ありがとうございました(*≧∀≦*)
魔法の名手が生み出した失敗作と言われていた僕の処分は、ある日突然決まった。これから捨てられる城に置き去りにされるらしい。
ずっと前から廃棄処分は決まっていたし、殺されるかと思っていたのに、そうならなかったのはよかったんだけど、なぜか僕を嫌っていたはずのマスターまでその城に残っている。
それだけならよかったんだけど、ずっとついてくる。たまにちょっと怖い。
それだけならよかったんだけど、なんだか距離が近い気がする。
勘弁してほしい。
僕は、この人と話すのが、ものすごく怖いんだ。
悪役令息に転生して絶望していたら王国至宝のエルフ様にヨシヨシしてもらえるので、頑張って生きたいと思います!
梻メギ
BL
「あ…もう、駄目だ」プツリと糸が切れるように限界を迎え死に至ったブラック企業に勤める主人公は、目覚めると悪役令息になっていた。どのルートを辿っても断罪確定な悪役令息に生まれ変わったことに絶望した主人公は、頑張る意欲そして生きる気力を失い床に伏してしまう。そんな、人生の何もかもに絶望した主人公の元へ王国お抱えのエルフ様がやってきて───!?
【王国至宝のエルフ様×元社畜のお疲れ悪役令息】
▼この作品と出会ってくださり、ありがとうございます!初投稿になります、どうか温かい目で見守っていただけますと幸いです。
▼こちらの作品はムーンライトノベルズ様にも投稿しております。
▼毎日18時投稿予定
愛され末っ子
西条ネア
BL
本サイトでの感想欄は感想のみでお願いします。全ての感想に返答します。
リクエストはTwitter(@NeaSaijou)にて受付中です。また、小説のストーリーに関するアンケートもTwitterにて行います。
(お知らせは本編で行います。)
********
上園琉架(うえぞの るか)四男 理斗の双子の弟 虚弱 前髪は後々左に流し始めます。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い赤みたいなのアースアイ 後々髪の毛を肩口くらいまで伸ばしてゆるく結びます。アレルギー多め。その他の設定は各話で出てきます!
上園理斗(うえぞの りと)三男 琉架の双子の兄 琉架が心配 琉架第一&大好き 前髪は後々右に流します。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い緑みたいなアースアイ 髪型はずっと短いままです。 琉架の元気もお母さんのお腹の中で取っちゃった、、、
上園静矢 (うえぞの せいや)長男 普通にサラッとイケメン。なんでもできちゃうマン。でも弟(特に琉架)絡むと残念。弟達溺愛。深い青色の瞳。髪の毛の色はご想像にお任せします。
上園竜葵(うえぞの りゅうき)次男 ツンデレみたいな、考えと行動が一致しないマン。でも弟達大好きで奮闘して玉砕する。弟達傷つけられたら、、、 深い青色の瞳。兄貴(静矢)と一個差 ケンカ強い でも勉強できる。料理は壊滅的
上園理玖斗(うえぞの りくと)父 息子達大好き 藍羅(あいら・妻)も愛してる 家族傷つけるやつ許さんマジ 琉架の身体が弱すぎて心配 深い緑の瞳。普通にイケメン
上園藍羅(うえぞの あいら) 母 子供達、夫大好き 母は強し、の具現化版 美人さん 息子達(特に琉架)傷つけるやつ許さんマジ。
てか普通に上園家の皆さんは顔面偏差値馬鹿高いです。
(特に琉架)の部分は家族の中で順列ができているわけではなく、特に琉架になる場面が多いという意味です。
琉架の従者
遼(はる)琉架の10歳上
理斗の従者
蘭(らん)理斗の10歳上
その他の従者は後々出します。
虚弱体質な末っ子・琉架が家族からの寵愛、溺愛を受ける物語です。
前半、BL要素少なめです。
この作品は作者の前作と違い毎日更新(予定)です。
できないな、と悟ったらこの文は消します。
※琉架はある一定の時期から体の成長(精神も若干)がなくなる設定です。詳しくはその時に補足します。
皆様にとって最高の作品になりますように。
※作者の近況状況欄は要チェックです!
西条ネア
君は番じゃ無かったと言われた王宮からの帰り道、本物の番に拾われました
ゆきりん(安室 雪)
恋愛
ココはフラワーテイル王国と言います。確率は少ないけど、番に出会うと匂いで分かると言います。かく言う、私の両親は番だったみたいで、未だに甘い匂いがするって言って、ラブラブです。私もそんな両親みたいになりたいっ!と思っていたのに、私に番宣言した人からは、甘い匂いがしません。しかも、番じゃなかったなんて言い出しました。番婚約破棄?そんなの聞いた事無いわっ!!
打ちひしがれたライムは王宮からの帰り道、本物の番に出会えちゃいます。
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
*
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが吃驚して憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
本編完結しました!
時々おまけを更新しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる