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群雄進撃編
第289話 傭兵団「ストレンジャーズ」
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「ひゃはははは!貴様ら詰んだな!」
白起の援軍到来に勝利を確信した、桓騎の下種びた笑い声が周囲に響く。
桓騎の左右で構える韓滔と彭玘に向かって、桓騎は斧槍を大地に立て話しだす。
「しかーし!貴様らをここで殺すには非常~に惜しい!」
そう言うと、桓騎は斧槍を体にもたれさせ、腕を組み、目を瞑る。
「そこで、お前たちに提案だ!」
「提案だと?」
眉を顰める二人に、桓騎は片眼を開けてにやりと笑う。
「お前ら!ストレンジャーズの傭兵になれ!」
「「何だと?!」」
驚く韓滔と彭玘に、桓騎は続ける。
「俺たちストレンジャーズは、常に強い奴・能力を持った奴を探している!」
「そして俺らは、過去や前世の行いは一切問わない!」
「何を隠そう、俺も元は宋国の盗賊だったのだからな!」
「お前らもその実力があれば、すぐにでも傭兵団の軍団長になれるだろう!」
自信満々に答える桓騎の言葉に、二人は納得する。
「盗賊…なるほどな」
「つまり貴様らの組織は、無法者の獣の集まりと言う事だな!」
二人の言葉に、桓騎は鼻で笑う。
「ふん!獣ねぇ…言うじゃね~か!」
桓騎は立てた斧槍を両手に持ち直す。
「交渉決裂って事だな?」
「丁度白起の野郎も来たことだし、せいぜいその獣に蹂躙される『この世界』を、地獄で眺めているのだな!」
桓騎は斧槍を頭上で回転させ、不敵な笑みを浮かべる。
「白起!俺様はこいつらを血祭りにあげるから、こいつらの手下を殺ってくれ!」
気が付けば、白起の兵団は到着し、三人の下で足を止めていた。
満面の笑みを浮かべ指示する桓騎に、白起は予想外の答えを返す。
「桓騎、さっさと撤退するぞ」
「はぁー??」
白起の言葉に、拍子抜けの返事をする桓騎。
「おい!何で敵の部隊が壊滅寸前なのに、俺たちが逃げなきゃいけねぇんだよ!!」
怒る桓騎に、白起は無表情で答える。
「敵の援軍が来たからだ」
白起の一言に、更に問い詰める桓騎。
「敵の援軍?そんな奴ら一体どこにいるんだよ!!」
「清正の奴らは、お前の策に引っかかって、慌てて丘を降りて来ている途中じゃねーか!!」
呼延灼と清正は、白起の姿を確認して戻り始めたばかりであり、白起の連れた兵団があれば十分に各個撃破できる時間があった。
「奴らではない」
「…ふん!貴様がモタモタしておるから、敵の援軍が来てしまった」
そう言って、白起は上空を見あげる。
桓騎もつられて上空を見る。
「な、何だあれは?」
「龍?…龍の集団が上空に群がっている?!」
桓騎がそう呟いた瞬間、上空にいた龍たちが一斉に急降下を始めた。
白起の援軍到来に勝利を確信した、桓騎の下種びた笑い声が周囲に響く。
桓騎の左右で構える韓滔と彭玘に向かって、桓騎は斧槍を大地に立て話しだす。
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そう言うと、桓騎は斧槍を体にもたれさせ、腕を組み、目を瞑る。
「そこで、お前たちに提案だ!」
「提案だと?」
眉を顰める二人に、桓騎は片眼を開けてにやりと笑う。
「お前ら!ストレンジャーズの傭兵になれ!」
「「何だと?!」」
驚く韓滔と彭玘に、桓騎は続ける。
「俺たちストレンジャーズは、常に強い奴・能力を持った奴を探している!」
「そして俺らは、過去や前世の行いは一切問わない!」
「何を隠そう、俺も元は宋国の盗賊だったのだからな!」
「お前らもその実力があれば、すぐにでも傭兵団の軍団長になれるだろう!」
自信満々に答える桓騎の言葉に、二人は納得する。
「盗賊…なるほどな」
「つまり貴様らの組織は、無法者の獣の集まりと言う事だな!」
二人の言葉に、桓騎は鼻で笑う。
「ふん!獣ねぇ…言うじゃね~か!」
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「交渉決裂って事だな?」
「丁度白起の野郎も来たことだし、せいぜいその獣に蹂躙される『この世界』を、地獄で眺めているのだな!」
桓騎は斧槍を頭上で回転させ、不敵な笑みを浮かべる。
「白起!俺様はこいつらを血祭りにあげるから、こいつらの手下を殺ってくれ!」
気が付けば、白起の兵団は到着し、三人の下で足を止めていた。
満面の笑みを浮かべ指示する桓騎に、白起は予想外の答えを返す。
「桓騎、さっさと撤退するぞ」
「はぁー??」
白起の言葉に、拍子抜けの返事をする桓騎。
「おい!何で敵の部隊が壊滅寸前なのに、俺たちが逃げなきゃいけねぇんだよ!!」
怒る桓騎に、白起は無表情で答える。
「敵の援軍が来たからだ」
白起の一言に、更に問い詰める桓騎。
「敵の援軍?そんな奴ら一体どこにいるんだよ!!」
「清正の奴らは、お前の策に引っかかって、慌てて丘を降りて来ている途中じゃねーか!!」
呼延灼と清正は、白起の姿を確認して戻り始めたばかりであり、白起の連れた兵団があれば十分に各個撃破できる時間があった。
「奴らではない」
「…ふん!貴様がモタモタしておるから、敵の援軍が来てしまった」
そう言って、白起は上空を見あげる。
桓騎もつられて上空を見る。
「な、何だあれは?」
「龍?…龍の集団が上空に群がっている?!」
桓騎がそう呟いた瞬間、上空にいた龍たちが一斉に急降下を始めた。
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