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群雄進撃編
第194話 龍馬とイゾウ
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イゾウと龍馬は、刀を抜き対峙し合う。
「そ、そのふ、服装はリ、リョウマか?」
「ああそうじゃ!久しぶりじゃな、イゾウさん!」
人の姿になっていた龍馬だが、イゾウには彼が龍馬とわかったようだ。
「リ、リョウマ、お、俺と一緒にハンペン先生のもとに、か、帰らないか?」
「どういう事だ、イゾウさん?」
「リ、リョウマ、俺たちはあ、頭が悪い」
「だ、だからむ、難しい事はハ、ハンペン先生に任せてう、動けばいいんだ」
「イゾウさん違うぞ!」
「ハンペンは簡単なことをこ難しく言って、皆が自分の考えに疑問を持たせんようしとるだけじゃ!」
「今わしらがせにゃならん事はひとつ!この国に攻めてくる夷狄から、みんなを守る事じゃ!」
「だからイゾウさんも一緒に、俺たちと夷狄から国を守るぜよ!」
龍馬の必死の言葉に、黙るイゾウ。
「わ、わかったリョウマ」
「分かってくれたか!」
「お、おまえはハンペン先生がい、言った通り、さ、薩摩やち、長州に洗脳されちょる!」
「お、俺が力づくでめ、目を覚まさせてやる!」
「イゾウさん!」
哀しい顔をする龍馬へ、イゾウは足元に突きを次々と放つ。
龍馬はバックステップを踏みながら、避け続ける。
イゾウは上段に斬り払い、そして突きを織り交ぜ、遂に龍馬を壁際まで追い詰めた。
「覚悟―!!」
イゾウは渾身の突きを、龍馬の腹にめがけて放つ!
鈍い金属音と共に、イゾウの刀は土壁にめり込んだ。
(馬鹿な?何処に逃げた?)
「ここじゃイゾウさん!」
キョロキョロするイゾウが、声のする壁の上を見上げると、龍馬が塀の上に立っている。
「な、なんじゃと?」
イゾウが呟くのも束の間、刀の抜けないイゾウに龍馬は飛びついた。
「は、放せリョウマ!」
「いいや、わしゃ絶対放さない!」
「もう現世で、イゾウさんが死んでいくのを見たくないんじゃ!」
「現世で?ど、どういう事じゃ?」
一度抱きつき捕らえたイゾウを、龍馬は決して離さなかった。
また、もう一方では、二人の天才と呼ぶにふさわしい剣技が火花を散らしていた。
「そ、そのふ、服装はリ、リョウマか?」
「ああそうじゃ!久しぶりじゃな、イゾウさん!」
人の姿になっていた龍馬だが、イゾウには彼が龍馬とわかったようだ。
「リ、リョウマ、お、俺と一緒にハンペン先生のもとに、か、帰らないか?」
「どういう事だ、イゾウさん?」
「リ、リョウマ、俺たちはあ、頭が悪い」
「だ、だからむ、難しい事はハ、ハンペン先生に任せてう、動けばいいんだ」
「イゾウさん違うぞ!」
「ハンペンは簡単なことをこ難しく言って、皆が自分の考えに疑問を持たせんようしとるだけじゃ!」
「今わしらがせにゃならん事はひとつ!この国に攻めてくる夷狄から、みんなを守る事じゃ!」
「だからイゾウさんも一緒に、俺たちと夷狄から国を守るぜよ!」
龍馬の必死の言葉に、黙るイゾウ。
「わ、わかったリョウマ」
「分かってくれたか!」
「お、おまえはハンペン先生がい、言った通り、さ、薩摩やち、長州に洗脳されちょる!」
「お、俺が力づくでめ、目を覚まさせてやる!」
「イゾウさん!」
哀しい顔をする龍馬へ、イゾウは足元に突きを次々と放つ。
龍馬はバックステップを踏みながら、避け続ける。
イゾウは上段に斬り払い、そして突きを織り交ぜ、遂に龍馬を壁際まで追い詰めた。
「覚悟―!!」
イゾウは渾身の突きを、龍馬の腹にめがけて放つ!
鈍い金属音と共に、イゾウの刀は土壁にめり込んだ。
(馬鹿な?何処に逃げた?)
「ここじゃイゾウさん!」
キョロキョロするイゾウが、声のする壁の上を見上げると、龍馬が塀の上に立っている。
「な、なんじゃと?」
イゾウが呟くのも束の間、刀の抜けないイゾウに龍馬は飛びついた。
「は、放せリョウマ!」
「いいや、わしゃ絶対放さない!」
「もう現世で、イゾウさんが死んでいくのを見たくないんじゃ!」
「現世で?ど、どういう事じゃ?」
一度抱きつき捕らえたイゾウを、龍馬は決して離さなかった。
また、もう一方では、二人の天才と呼ぶにふさわしい剣技が火花を散らしていた。
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