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群雄進撃編
第159話 薩摩のキッチョム
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「ピット、大丈夫か!」
ルクシルは自身の服の袖を破き、肩に巻き付け止血する。
「すまない、僕は回復魔法が使えなくて…」
無念な顔をするルクシルの視界に、陸奥が立ち塞がる。
「ほら、退いていろ!」
「俺が治療するからさ!」
『ヒール!』
陸奥の手は光だし、ピットの肩からの出血は止まった。
「ありがとう、陸奥さん」
「まあ止血程度だ、俺は完全なヒーラーじゃないからな」
「ほら、あんたも!」
陸奥はそのままケイスケのもとへ行き、治療を始める。
「かたじけない」
「いいってことよ!共に誤解があったみたいだしさ」
ケイスケの謝罪にも、軽快に答える陸奥。
「おはんがピットさんでごわすか?」
応急治療が終わると、イノシシの武士が話しかけてきた。
「おいは薩摩藩士の『ハンジロウ』と申す」
「先ほど、うちの物見から『ピットさん達に撒かれた』との連絡を受けて、急ぎおはんらを探していた次第でごわす」
『ハンジロウ』のあいさつの後、だんだら羽織の男たちが挨拶を行う。
「初めまして、ピット殿」
「私は、此度結成した『新撰組』の局長を務める『イサミ』と申します」
「此度は部下たち、があなたの素性も確認せずに襲い掛かってしまい、誠に申し訳ない」
謝罪する局長に、問題ないと答えるピット。
「『イサミ』殿、もし宜しければ、後日私とお話をしませんか?」
「そちらにいらっしゃる『副長』さん達もご一緒に」
ピットの言葉に、副長と『ソウジ』が驚き質問する。
「?なぜ私と『トシ』さんが『副長』と言う事を、今日古都に来たばかりのあなたが知っているのです?」
「そうですよ!しかもその女性は、隊員よりも私のことを詳しく知っておられました」
「あなた達はいったい何者なんですか?」
「そうですね…あなた達の『ファン』だからですかね?」
「「ファン?」」
ピットの答えに、不思議な顔をする『ケイスケ』と『ソウジ』に、『トシ』が声を掛ける。
「まあ、その辺も後日話してもらえるんだろ?」
「じゃあそれまで楽しみにして待ってようや」
腑に落ちない二人を連れて、『トシ』は屯所へ戻り始める。
「じゃあな、ピット殿。また逢う日を楽しみにしてるぜ」
「撤収!」
『トシ』は号令を発し、新撰組は屯所へと引き上げていった。
3人はそのまま、近くにある薩摩藩邸へと案内された。
簡単な食事をとり、畳40畳はあるであろう広い会議室に3人座って待つと、ひときわ体格の良いイノシシの獣人と、紋付き袴を着たイノシシの獣人達が次々と対面に座った。
「お待たせ申した、わたしが『キッチョム』でごわす」
キッチョムがお辞儀して、他の者達が次々と自己紹介をする。
「初めまして、『イチゾウ』と申します、主に藩政を取り仕切っとります」
「わたしは『タテワキ』と申します、わあも藩政に携わっております」
「我ら二人は『ハンジロウ』と『シンベエ』です、主に3人の警護をやっております」
4人のあいさつが終わり、ピットが挨拶する。
「初めまして、私が森にある『ラビット王国』の主、ラビット・ピットです」
「そしてこちらの二人が『ルクシル』と『陸奥陽之助』」
「私の警護と、こちらまでの道案内役をお願いしています」
「それで、この私に話があるとの事ですが、一体どのようなことでしょうか?」
何もわからないような感じで話を伺うキッチョム。
そんなキッチョムに、ピットは質問をする。
「キッチョム殿は、『日ノ本』のことはどれくらい御存知でしょうか?」
「どれくらいと申しますと?」
「はい、かの国が年内に、この国へ攻め込んでくることは御存知かなと思いまして」
「はあ?!」
この言葉に驚きを隠せないキッチョムたち重臣。
「はい、間違いありません」
「私の情報筋では、『大英海龍国』より、最新鋭の武器と魔石・スクロールを大量に買い込んでいるようです」
「そんな話、『大英海龍国』からは聞いておらんぞ!」
困惑するタテワキたちに、ピットはなおも話を続ける。
「それだけではありませんよ?」
「東北に隣接しております『益州』から、『モウカク大王』が連携して、同時に攻撃を仕掛けてきます」
「更に『宋国』も、時を同じくして長州へ攻め込む予定です」
「この亜人連合国は、その三国を同時に相手することとなります」
「薩摩を含む、雄藩の方たちはどの様に対応されるのか、隣国の我が国としては少々気になりまして…」
「どういう事だ?」
「益州は『秦国』の隷属領で、不仲の『宋国』には協力しないはず」
困惑するタテワキと重臣たち。
「ピットさん、そこまで話されるという事は、何か証拠があるのでしょか?」
落ち着いて話すキッチョムに、ピットは一通の手紙を渡す。
「こっ、これは!」
手紙を拝見し、驚愕する重臣たち。
「おわかりと思いますが、それは『宋国の蔡京が益州のモウカクにあてて送った手紙』です」
「この手紙は、益州に向かう鷹を、我々が捕らえまして手に入れた物です」
「…確かに『宋国の宰相印』が押されている書簡だ!」
「しかも、日ノ本・宋国・益州で息を合わせて、年内に同時に攻め込むと書いてあるぞ!」
ざわつく薩摩の重臣たちに、キッチョムは目を閉じ静かに聞く。
「仮に、ピット王はこの3国が結託して攻め込んだとしたら、どうすっとですか?」
イチゾウの質問に、ピットは答える。
「我が国はこの件の対応に関しましては、まだ何も決めておりませんが、悪魔に占拠されている『宋国』『秦国』は、いずれ魔族を滅ぼし、領民を開放していきます」
「魔族を滅ぼす?ピット国はそんかことが出来るほどの、軍事力があるとですか?」
ピットの言葉に、タテワキも思わず質問する。
「現在我が国と同盟を結んでおります、『韓国』が『宋国』を、『楚国』が『秦国』を攻撃し、既に多くの領地を開放しております」
「この亜人連合国は、特に魔族の話も聞きませんので、長崎の『グラバー商会』で、武器斡旋の話をしておりましたところ、この情報が入り、たまたま縁があった『とくもち』公と富士山丸内で会談予定でした」
「何!将軍様の乗る富士山丸に一緒に乗っていたという事は、そういう事でごわしたか!」
「はい」
「しかし残念ながら、将軍が暗殺されてしまいましたので、この件についてお話しするのは薩摩の方々が初めてです」
「ちょっと待ってください、いま『将軍様』が暗殺されたと聞こえましたが?」
タテワキが顔色を変えて、ピットに確認する。
「はい、私たちも将軍様と一緒に『薩摩訛りの暗殺者』と戦いましたが、将軍様は殺されて、我々も倒されてしまいました」
「その者は、『今回は将軍の暗殺だけに来た』と話し、そのまま去って行ったのです」
「我々以外に生き残った者も『薩摩訛りの暗殺者』を確認しております」
ざわつく薩摩の重臣たち。
「そんなはずはなか!」
「将軍『とくもち』公の母君は、我らが島津家の姫様であった『天璋院(てんしょういん)』様であられるぞ!」
「そんなことは、我らが殿である『しまあきら』様が断じて許しはせん!」
顔色を変えて否定するタテワキ。
「そうだ!こいは幕府が薩摩を朝敵にするために画策したにちがいなか!」
「いや、こいは土佐がやったのかもしれんぞ?」
ハンジロウとシンベエも色々と推察を始めた。
「皆、静まりんせ!」
「つまりピット王は、将軍様暗殺は、我々薩摩藩がやったと思っとるのですか?」
キッチョムの言葉で、皆が一斉にピットを注目する。
「はい、私は薩摩がやったと思っています」
「「なんじゃと!ぬしゃー!」」
ハンジロウとシンベエが怒って刀に手を掛ける。
「やめんか!二人とも!」
怒るタテワキを横目に、ピットは平然と説明を続ける。
「ただし、これは薩摩藩ではなく、『日ノ本の薩摩国』の仕業です」
「そしてこれは、亜人連合国に『日ノ本』が攻め込むための下準備の一つと推測します」
ピットの言葉を聞き、黙って頷くキッチョム。
ハンジロウとシンベエは驚きつつも謝罪して姿勢を正す。
「薩摩国…我が島津家のご先祖様が住む国でごわすか…」
「まさか、こん世界で同じ薩摩同士が戦う可能性があっとはのう…」
キッチョムとイチゾウは困惑した顔で考える。
「それで…話は戻るのですが、今後の『薩摩藩』の方針を伺いたいのです」
「丁度こちらにはキッチョム殿を始め、藩の重鎮の方々が揃っている様子」
「皆さま、お答えをお聞かせください」
ピットの質問に、しばし沈黙する藩士たち。
やがてキッチョムが口を開く。
ルクシルは自身の服の袖を破き、肩に巻き付け止血する。
「すまない、僕は回復魔法が使えなくて…」
無念な顔をするルクシルの視界に、陸奥が立ち塞がる。
「ほら、退いていろ!」
「俺が治療するからさ!」
『ヒール!』
陸奥の手は光だし、ピットの肩からの出血は止まった。
「ありがとう、陸奥さん」
「まあ止血程度だ、俺は完全なヒーラーじゃないからな」
「ほら、あんたも!」
陸奥はそのままケイスケのもとへ行き、治療を始める。
「かたじけない」
「いいってことよ!共に誤解があったみたいだしさ」
ケイスケの謝罪にも、軽快に答える陸奥。
「おはんがピットさんでごわすか?」
応急治療が終わると、イノシシの武士が話しかけてきた。
「おいは薩摩藩士の『ハンジロウ』と申す」
「先ほど、うちの物見から『ピットさん達に撒かれた』との連絡を受けて、急ぎおはんらを探していた次第でごわす」
『ハンジロウ』のあいさつの後、だんだら羽織の男たちが挨拶を行う。
「初めまして、ピット殿」
「私は、此度結成した『新撰組』の局長を務める『イサミ』と申します」
「此度は部下たち、があなたの素性も確認せずに襲い掛かってしまい、誠に申し訳ない」
謝罪する局長に、問題ないと答えるピット。
「『イサミ』殿、もし宜しければ、後日私とお話をしませんか?」
「そちらにいらっしゃる『副長』さん達もご一緒に」
ピットの言葉に、副長と『ソウジ』が驚き質問する。
「?なぜ私と『トシ』さんが『副長』と言う事を、今日古都に来たばかりのあなたが知っているのです?」
「そうですよ!しかもその女性は、隊員よりも私のことを詳しく知っておられました」
「あなた達はいったい何者なんですか?」
「そうですね…あなた達の『ファン』だからですかね?」
「「ファン?」」
ピットの答えに、不思議な顔をする『ケイスケ』と『ソウジ』に、『トシ』が声を掛ける。
「まあ、その辺も後日話してもらえるんだろ?」
「じゃあそれまで楽しみにして待ってようや」
腑に落ちない二人を連れて、『トシ』は屯所へ戻り始める。
「じゃあな、ピット殿。また逢う日を楽しみにしてるぜ」
「撤収!」
『トシ』は号令を発し、新撰組は屯所へと引き上げていった。
3人はそのまま、近くにある薩摩藩邸へと案内された。
簡単な食事をとり、畳40畳はあるであろう広い会議室に3人座って待つと、ひときわ体格の良いイノシシの獣人と、紋付き袴を着たイノシシの獣人達が次々と対面に座った。
「お待たせ申した、わたしが『キッチョム』でごわす」
キッチョムがお辞儀して、他の者達が次々と自己紹介をする。
「初めまして、『イチゾウ』と申します、主に藩政を取り仕切っとります」
「わたしは『タテワキ』と申します、わあも藩政に携わっております」
「我ら二人は『ハンジロウ』と『シンベエ』です、主に3人の警護をやっております」
4人のあいさつが終わり、ピットが挨拶する。
「初めまして、私が森にある『ラビット王国』の主、ラビット・ピットです」
「そしてこちらの二人が『ルクシル』と『陸奥陽之助』」
「私の警護と、こちらまでの道案内役をお願いしています」
「それで、この私に話があるとの事ですが、一体どのようなことでしょうか?」
何もわからないような感じで話を伺うキッチョム。
そんなキッチョムに、ピットは質問をする。
「キッチョム殿は、『日ノ本』のことはどれくらい御存知でしょうか?」
「どれくらいと申しますと?」
「はい、かの国が年内に、この国へ攻め込んでくることは御存知かなと思いまして」
「はあ?!」
この言葉に驚きを隠せないキッチョムたち重臣。
「はい、間違いありません」
「私の情報筋では、『大英海龍国』より、最新鋭の武器と魔石・スクロールを大量に買い込んでいるようです」
「そんな話、『大英海龍国』からは聞いておらんぞ!」
困惑するタテワキたちに、ピットはなおも話を続ける。
「それだけではありませんよ?」
「東北に隣接しております『益州』から、『モウカク大王』が連携して、同時に攻撃を仕掛けてきます」
「更に『宋国』も、時を同じくして長州へ攻め込む予定です」
「この亜人連合国は、その三国を同時に相手することとなります」
「薩摩を含む、雄藩の方たちはどの様に対応されるのか、隣国の我が国としては少々気になりまして…」
「どういう事だ?」
「益州は『秦国』の隷属領で、不仲の『宋国』には協力しないはず」
困惑するタテワキと重臣たち。
「ピットさん、そこまで話されるという事は、何か証拠があるのでしょか?」
落ち着いて話すキッチョムに、ピットは一通の手紙を渡す。
「こっ、これは!」
手紙を拝見し、驚愕する重臣たち。
「おわかりと思いますが、それは『宋国の蔡京が益州のモウカクにあてて送った手紙』です」
「この手紙は、益州に向かう鷹を、我々が捕らえまして手に入れた物です」
「…確かに『宋国の宰相印』が押されている書簡だ!」
「しかも、日ノ本・宋国・益州で息を合わせて、年内に同時に攻め込むと書いてあるぞ!」
ざわつく薩摩の重臣たちに、キッチョムは目を閉じ静かに聞く。
「仮に、ピット王はこの3国が結託して攻め込んだとしたら、どうすっとですか?」
イチゾウの質問に、ピットは答える。
「我が国はこの件の対応に関しましては、まだ何も決めておりませんが、悪魔に占拠されている『宋国』『秦国』は、いずれ魔族を滅ぼし、領民を開放していきます」
「魔族を滅ぼす?ピット国はそんかことが出来るほどの、軍事力があるとですか?」
ピットの言葉に、タテワキも思わず質問する。
「現在我が国と同盟を結んでおります、『韓国』が『宋国』を、『楚国』が『秦国』を攻撃し、既に多くの領地を開放しております」
「この亜人連合国は、特に魔族の話も聞きませんので、長崎の『グラバー商会』で、武器斡旋の話をしておりましたところ、この情報が入り、たまたま縁があった『とくもち』公と富士山丸内で会談予定でした」
「何!将軍様の乗る富士山丸に一緒に乗っていたという事は、そういう事でごわしたか!」
「はい」
「しかし残念ながら、将軍が暗殺されてしまいましたので、この件についてお話しするのは薩摩の方々が初めてです」
「ちょっと待ってください、いま『将軍様』が暗殺されたと聞こえましたが?」
タテワキが顔色を変えて、ピットに確認する。
「はい、私たちも将軍様と一緒に『薩摩訛りの暗殺者』と戦いましたが、将軍様は殺されて、我々も倒されてしまいました」
「その者は、『今回は将軍の暗殺だけに来た』と話し、そのまま去って行ったのです」
「我々以外に生き残った者も『薩摩訛りの暗殺者』を確認しております」
ざわつく薩摩の重臣たち。
「そんなはずはなか!」
「将軍『とくもち』公の母君は、我らが島津家の姫様であった『天璋院(てんしょういん)』様であられるぞ!」
「そんなことは、我らが殿である『しまあきら』様が断じて許しはせん!」
顔色を変えて否定するタテワキ。
「そうだ!こいは幕府が薩摩を朝敵にするために画策したにちがいなか!」
「いや、こいは土佐がやったのかもしれんぞ?」
ハンジロウとシンベエも色々と推察を始めた。
「皆、静まりんせ!」
「つまりピット王は、将軍様暗殺は、我々薩摩藩がやったと思っとるのですか?」
キッチョムの言葉で、皆が一斉にピットを注目する。
「はい、私は薩摩がやったと思っています」
「「なんじゃと!ぬしゃー!」」
ハンジロウとシンベエが怒って刀に手を掛ける。
「やめんか!二人とも!」
怒るタテワキを横目に、ピットは平然と説明を続ける。
「ただし、これは薩摩藩ではなく、『日ノ本の薩摩国』の仕業です」
「そしてこれは、亜人連合国に『日ノ本』が攻め込むための下準備の一つと推測します」
ピットの言葉を聞き、黙って頷くキッチョム。
ハンジロウとシンベエは驚きつつも謝罪して姿勢を正す。
「薩摩国…我が島津家のご先祖様が住む国でごわすか…」
「まさか、こん世界で同じ薩摩同士が戦う可能性があっとはのう…」
キッチョムとイチゾウは困惑した顔で考える。
「それで…話は戻るのですが、今後の『薩摩藩』の方針を伺いたいのです」
「丁度こちらにはキッチョム殿を始め、藩の重鎮の方々が揃っている様子」
「皆さま、お答えをお聞かせください」
ピットの質問に、しばし沈黙する藩士たち。
やがてキッチョムが口を開く。
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