154 / 317
群雄進撃編
第153話 鮮血の戦士
しおりを挟む
3人の護衛に守られた将軍と、刀を持った若武者1人が対峙し、その足元には数人の護衛が転がっていた。
「なんや~将軍様の援軍か?」
笑いながらピットを振り返る若武者の顔は、美しくも返り血に染められていた。
「おはんら、少しの間そこでじっとしとれ」
「この将軍様殺したら、おいは帰るから」
ピットとルクシルは、その若武者の言葉と目を見て背筋が凍り付いた。
(僕の勘が告げている)
(こいつは…逃げないと危険だ!)
ピットの勘とは裏腹に、ルクシルは双剣を抜き武者に構える。
「…ピット殿、逃げてくれ」
「ここは僕が何とかするから」
その言葉に若武者は大笑いする。
「ハッハッハッッハッ!ぬしもおいとの力量差があっことぐらい戦わんでもわかっじゃろ!」
「おいはおなごは斬らん、さっさといね!」
その話の途中に、将軍の護衛3人が同時に斬りかかる!
「チェストー!!」
咆哮した若武者は、一瞬で振り上げた刀を一気に振り下ろし、一人を切り捨てた後、横払いで残り二人を真っ二つに切り捨てた。
「まったく、人が話をしよっときに、おはんらはやることが汚かのう!」
もはやこの中にいる者達では、この武者を止める術はないと思われた。
しかし、次の瞬間この局面を打開するものが現れる。
その男は、武者に煙幕を投げつけて視界を塞ぎ、6本の苦無を同時に投げた。
煙の中で金属を弾く音が聞こえる。
「半蔵、来てくれたか!」
喜ぶピット。
「半蔵只今参上!」
「ピット様、上の敵はあらかた始末しました」
「ここは任せて急いで船上へ避難ください!」
半蔵がそう話し終えた途端、土煙から刀が横殴りに半蔵を襲ってきた。
間一髪、刀で防いだ半蔵だが、そのまま壁まで吹き飛ばされた。
「ぐっ、何者だこいつ?」
「わはははは!よかぞよかど!」
「これだから戦はやめれん!」
煙の中から再度現れた若武者は、体が獣の姿になっていた。
「半獣化?」
ピットのその言葉に、若武者は反応する。
「ほう、ぬしもこの半獣化を知っとるのか?」
「じゃあ生きては返せんのう!」
この言葉にピットも剣を抜く。
「そう簡単に、私を倒せると思うなよ!」
「ええぞ~おいを楽しませてくれ!」
ピットの言葉をあざ笑うかのように、若武者は言葉を返した。
次の瞬間、若武者は後ろからの斬撃を受ける。
「この『柳生新陰流』免許皆伝の私に背を向けるとは、油断しすぎじゃ!」
抜刀した将軍は、若武者の背中を袈裟切りにした。
「なるほど~おはんらは俺をまっこて楽しませてくれる!」
「将軍様、助けに参りました!」
龍馬と麟太郎が援軍に駆けつけてきた。
「わははは!これはあぶないのう」
「仕方ないから、おいも奥の手を使おう!」
そういった武者は、スキルを唱えた。
『狂戦士(バーサーカ-)!』
この言葉と同時に、若武者の体は倍に膨れ上がり、真っ赤な目で鼻息を荒くして周りを見渡す。
「ウオォー!」
若武者の咆哮が船内中に響き渡ると同時に、持っている刀で将軍を串刺しにした。
「「将軍様!」」
血を吐き倒れる将軍を見て、半獣化した龍馬と麟太郎は攻撃を仕掛ける。
それと同時に半蔵が風魔法『鎌鼬(かまいたち)』を投げつけ、ピットは斬り掛かる!
「こいはおおごとやな!」
若武者は将軍が刺さった刀もろとも、龍馬と麟太郎に投げつけ、立ち位置を変える。
龍馬は将軍を受け止め、勝は横に逃げ突きを出す。
「かかったな!」
しかし、勝の攻撃ルートは読まれており、右足で蹴り飛ばされ、壁に激突した。
「ぐはっ!」
体を打ち付け、呼吸ができない勝。
「ほぉ、本気で蹴ったとに死なんとは、お見事、お見事!」
「おんしゃ!よくも先生を!」
将軍を床に置いた龍馬は、槍を持って襲い掛かる。
既に半蔵の対応をしている若武者は振り返り、龍馬の槍突きを紙一重で躱し、棒を掴み引き寄せ、龍馬の額に頭突きを食らわせた。
「ぐわっ」
若武者はそのまま龍馬を掴み、半蔵の近くに投げつけた。
半蔵は受け止めようとするが間に合わず、龍馬は肩から激突する。
「ぬしは早かが、場数が足りとらん!」
半蔵は壁や天井を走りながら苦無や、鎌鼬を投げ、若武者を翻弄する。
「こいつは面倒くさか奴やね!」
若武者が後ろを向いているその時に、ピットも渾身の力で相手の右腕に斬りかかる!が、若武者の毛は硬化されていて刀が通らない。
「お前はあとじゃ!」
そのままピットは反対の手で壁に投げつけられ、動けなくなってしまう。
「「ピット様!」」
焦って斬りかかってきた半蔵を、若武者は裏拳で吹き飛ばした。
「忍者よ、しくじったのう!」
壁に叩きつけられた半蔵は、そのまま若武者のラッシュを受ける。
「はははは!お前は固かのう!」
必死に耐えていた半蔵だったが、やがて手がだらりと垂れて無反応となる。
「またせたのう、じゃあ、あの世に送ってやる」
振り返った若武者の拳が、倒れたピットを襲う!
「おらー!お命頂戴!」
若武者がピットを殴り潰そうとした絶望的な状況で、ルクシルがその拳を止めにかかった。
「ほ~う、双剣に障壁を張りながら防ぐとは、なかなか器用じゃな、おなご!」
そう言い放ち、若武者は障壁を張った剣の上から次々と殴り続ける。
苦しそうに攻撃に耐え続けるルクシル。
「もういい…ルクシル…君だけでも…逃げて」
混濁する意識の中でそう呟くピット。
「馬鹿かお前!…護衛が王を置いて逃げるわけがなかろう!」
「王?」
若武者は渾身の右で障壁を破り、ルクシルを壁に吹き飛ばした。
「ピット…様…」
ルクシルはそのまま気を失った。
若武者は『狂戦士(バーサーカ-)』が収まり、ピットに近づく。
「いたたた、こいをやると当分全身が痛とうなるから、あんま使いとなかとがな」
「まあ、こんだけん相手だから仕方なかか」
そう言ってピットの胸ぐらを掴む。
「おい、お前もしかして『森の争乱』を治めたっちゅう、ピット王ってやつか?」
「だからなんだ…さっさと殺せ…」
ピットは覚悟を決めていた。
「ほ~う?」
ピットの目を暫く見た若武者は、掴んだ手を放し大笑いを始めた。
「わはははは、こいつはおもしろか!」
「将軍暗殺とかいうしょうもない任務を受けて萎えとったが、まさかあの騒乱を治めた王様に会えるとはのう!」
笑い終えた若武者のもとに、部下らしき男が現れて、急いで報告する。
「若様、敵艦隊がこの船を囲みつつあります、急いで退却を!」
部下の言葉に若武者は頷き、ピットに告げる。
「おい、今回の任は将軍の暗殺だけだったから、これで帰らせてもらう」
「無事生き残ってまた会えたら、『森の争乱』の話でも聞かせてくれや!」
若武者は笑いながら船内を後にした。
「ルクシル…大丈夫か…?」
ピットは朦朧とした意識で呼びかけたが返事がない。
「ルクシル?」
ピットはルクシルが飛ばされた方向に顔を向けると、そこには褐色で銀髪の女性が、壁にもたれて倒れていた。
「銀髪の…エルフ…?」
そしてピットも、そのまま気を失ってしまった。
「なんや~将軍様の援軍か?」
笑いながらピットを振り返る若武者の顔は、美しくも返り血に染められていた。
「おはんら、少しの間そこでじっとしとれ」
「この将軍様殺したら、おいは帰るから」
ピットとルクシルは、その若武者の言葉と目を見て背筋が凍り付いた。
(僕の勘が告げている)
(こいつは…逃げないと危険だ!)
ピットの勘とは裏腹に、ルクシルは双剣を抜き武者に構える。
「…ピット殿、逃げてくれ」
「ここは僕が何とかするから」
その言葉に若武者は大笑いする。
「ハッハッハッッハッ!ぬしもおいとの力量差があっことぐらい戦わんでもわかっじゃろ!」
「おいはおなごは斬らん、さっさといね!」
その話の途中に、将軍の護衛3人が同時に斬りかかる!
「チェストー!!」
咆哮した若武者は、一瞬で振り上げた刀を一気に振り下ろし、一人を切り捨てた後、横払いで残り二人を真っ二つに切り捨てた。
「まったく、人が話をしよっときに、おはんらはやることが汚かのう!」
もはやこの中にいる者達では、この武者を止める術はないと思われた。
しかし、次の瞬間この局面を打開するものが現れる。
その男は、武者に煙幕を投げつけて視界を塞ぎ、6本の苦無を同時に投げた。
煙の中で金属を弾く音が聞こえる。
「半蔵、来てくれたか!」
喜ぶピット。
「半蔵只今参上!」
「ピット様、上の敵はあらかた始末しました」
「ここは任せて急いで船上へ避難ください!」
半蔵がそう話し終えた途端、土煙から刀が横殴りに半蔵を襲ってきた。
間一髪、刀で防いだ半蔵だが、そのまま壁まで吹き飛ばされた。
「ぐっ、何者だこいつ?」
「わはははは!よかぞよかど!」
「これだから戦はやめれん!」
煙の中から再度現れた若武者は、体が獣の姿になっていた。
「半獣化?」
ピットのその言葉に、若武者は反応する。
「ほう、ぬしもこの半獣化を知っとるのか?」
「じゃあ生きては返せんのう!」
この言葉にピットも剣を抜く。
「そう簡単に、私を倒せると思うなよ!」
「ええぞ~おいを楽しませてくれ!」
ピットの言葉をあざ笑うかのように、若武者は言葉を返した。
次の瞬間、若武者は後ろからの斬撃を受ける。
「この『柳生新陰流』免許皆伝の私に背を向けるとは、油断しすぎじゃ!」
抜刀した将軍は、若武者の背中を袈裟切りにした。
「なるほど~おはんらは俺をまっこて楽しませてくれる!」
「将軍様、助けに参りました!」
龍馬と麟太郎が援軍に駆けつけてきた。
「わははは!これはあぶないのう」
「仕方ないから、おいも奥の手を使おう!」
そういった武者は、スキルを唱えた。
『狂戦士(バーサーカ-)!』
この言葉と同時に、若武者の体は倍に膨れ上がり、真っ赤な目で鼻息を荒くして周りを見渡す。
「ウオォー!」
若武者の咆哮が船内中に響き渡ると同時に、持っている刀で将軍を串刺しにした。
「「将軍様!」」
血を吐き倒れる将軍を見て、半獣化した龍馬と麟太郎は攻撃を仕掛ける。
それと同時に半蔵が風魔法『鎌鼬(かまいたち)』を投げつけ、ピットは斬り掛かる!
「こいはおおごとやな!」
若武者は将軍が刺さった刀もろとも、龍馬と麟太郎に投げつけ、立ち位置を変える。
龍馬は将軍を受け止め、勝は横に逃げ突きを出す。
「かかったな!」
しかし、勝の攻撃ルートは読まれており、右足で蹴り飛ばされ、壁に激突した。
「ぐはっ!」
体を打ち付け、呼吸ができない勝。
「ほぉ、本気で蹴ったとに死なんとは、お見事、お見事!」
「おんしゃ!よくも先生を!」
将軍を床に置いた龍馬は、槍を持って襲い掛かる。
既に半蔵の対応をしている若武者は振り返り、龍馬の槍突きを紙一重で躱し、棒を掴み引き寄せ、龍馬の額に頭突きを食らわせた。
「ぐわっ」
若武者はそのまま龍馬を掴み、半蔵の近くに投げつけた。
半蔵は受け止めようとするが間に合わず、龍馬は肩から激突する。
「ぬしは早かが、場数が足りとらん!」
半蔵は壁や天井を走りながら苦無や、鎌鼬を投げ、若武者を翻弄する。
「こいつは面倒くさか奴やね!」
若武者が後ろを向いているその時に、ピットも渾身の力で相手の右腕に斬りかかる!が、若武者の毛は硬化されていて刀が通らない。
「お前はあとじゃ!」
そのままピットは反対の手で壁に投げつけられ、動けなくなってしまう。
「「ピット様!」」
焦って斬りかかってきた半蔵を、若武者は裏拳で吹き飛ばした。
「忍者よ、しくじったのう!」
壁に叩きつけられた半蔵は、そのまま若武者のラッシュを受ける。
「はははは!お前は固かのう!」
必死に耐えていた半蔵だったが、やがて手がだらりと垂れて無反応となる。
「またせたのう、じゃあ、あの世に送ってやる」
振り返った若武者の拳が、倒れたピットを襲う!
「おらー!お命頂戴!」
若武者がピットを殴り潰そうとした絶望的な状況で、ルクシルがその拳を止めにかかった。
「ほ~う、双剣に障壁を張りながら防ぐとは、なかなか器用じゃな、おなご!」
そう言い放ち、若武者は障壁を張った剣の上から次々と殴り続ける。
苦しそうに攻撃に耐え続けるルクシル。
「もういい…ルクシル…君だけでも…逃げて」
混濁する意識の中でそう呟くピット。
「馬鹿かお前!…護衛が王を置いて逃げるわけがなかろう!」
「王?」
若武者は渾身の右で障壁を破り、ルクシルを壁に吹き飛ばした。
「ピット…様…」
ルクシルはそのまま気を失った。
若武者は『狂戦士(バーサーカ-)』が収まり、ピットに近づく。
「いたたた、こいをやると当分全身が痛とうなるから、あんま使いとなかとがな」
「まあ、こんだけん相手だから仕方なかか」
そう言ってピットの胸ぐらを掴む。
「おい、お前もしかして『森の争乱』を治めたっちゅう、ピット王ってやつか?」
「だからなんだ…さっさと殺せ…」
ピットは覚悟を決めていた。
「ほ~う?」
ピットの目を暫く見た若武者は、掴んだ手を放し大笑いを始めた。
「わはははは、こいつはおもしろか!」
「将軍暗殺とかいうしょうもない任務を受けて萎えとったが、まさかあの騒乱を治めた王様に会えるとはのう!」
笑い終えた若武者のもとに、部下らしき男が現れて、急いで報告する。
「若様、敵艦隊がこの船を囲みつつあります、急いで退却を!」
部下の言葉に若武者は頷き、ピットに告げる。
「おい、今回の任は将軍の暗殺だけだったから、これで帰らせてもらう」
「無事生き残ってまた会えたら、『森の争乱』の話でも聞かせてくれや!」
若武者は笑いながら船内を後にした。
「ルクシル…大丈夫か…?」
ピットは朦朧とした意識で呼びかけたが返事がない。
「ルクシル?」
ピットはルクシルが飛ばされた方向に顔を向けると、そこには褐色で銀髪の女性が、壁にもたれて倒れていた。
「銀髪の…エルフ…?」
そしてピットも、そのまま気を失ってしまった。
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
原産地が同じでも結果が違ったお話
よもぎ
ファンタジー
とある国の貴族が通うための学園で、女生徒一人と男子生徒十数人がとある罪により捕縛されることとなった。女生徒は何の罪かも分からず牢で悶々と過ごしていたが、そこにさる貴族家の夫人が訪ねてきて……。
視点が途中で切り替わります。基本的に一人称視点で話が進みます。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】私の見る目がない?えーっと…神眼持ってるんですけど、彼の良さがわからないんですか?じゃあ、家を出ていきます。
西東友一
ファンタジー
えっ、彼との結婚がダメ?
なぜです、お父様?
彼はイケメンで、知性があって、性格もいい?のに。
「じゃあ、家を出ていきます」
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
魔道具作ってたら断罪回避できてたわw
かぜかおる
ファンタジー
転生して魔法があったからそっちを楽しんで生きてます!
って、あれまあ私悪役令嬢だったんですか(笑)
フワッと設定、ざまあなし、落ちなし、軽〜く読んでくださいな。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
インフィニティ•ゼノ•リバース
タカユキ
ファンタジー
女神様に異世界転移された俺とクラスメイトは、魔王討伐の使命を背負った。
しかし、それを素直に応じるクラスメイト達ではなかった。
それぞれ独自に日常謳歌したりしていた。
最初は真面目に修行していたが、敵の恐ろしい能力を知り、魔王討伐は保留にした。
そして日常を楽しんでいたが…魔族に襲われ、日常に変化が起きた。
そしてある日、2つの自分だけのオリジナルスキルがある事を知る。
その一つは無限の力、もう一つが人形を作り、それを魔族に変える力だった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
聖獣達に愛された子
颯希
ファンタジー
ある日、漆黒の森の前に子供が捨てられた。
普通の森ならばその子供は死ぬがその森は普通ではなかった。その森は.....
捨て子の生き様を描いています!!
興味を持った人はぜひ読んで見て下さい!!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
婚約破棄騒動に巻き込まれたモブですが……
こうじ
ファンタジー
『あ、終わった……』王太子の取り巻きの1人であるシューラは人生が詰んだのを感じた。王太子と公爵令嬢の婚約破棄騒動に巻き込まれた結果、全てを失う事になってしまったシューラ、これは元貴族令息のやり直しの物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる