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群雄進撃編
第133話 自分の存在価値
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肥前長崎、港町。
この地は300年以上も前から海外との貿易を行い、そのおかげでいろいろな文化が入り混ざり、およそこの国とは思えない洋風の建物が立ち並ぶ。
その小高い丘の上に、ピットたちが住む「トーマト商会」の別荘がある。
韓信が八州を開放し、項羽が郢と長沙を手にした頃、ピットたちはここを拠点に各体制派の者たちと会っていた。
とはいっても、打ち合わせの殆どは、官兵衛と孔明がシフと共にあちこちに出掛けて行っている為、ピットは別荘で自身の剣術を磨いたりしている。
ピットは最低でも自身は守れるように、エルフの女剣士ルクシルに剣の稽古をつけて貰っていた。
ただ、ボウイやツキノと違い、ピットにはあまり戦闘センスがなかった。
力や魔法では二人に敵わず、ここ亜人連合国に来ても大した活躍もできていない。
この国に来て、ルクシルに学んでいる剣術も、一向にうまくならず、ピットの心を更に暗くさせていく。
「…今日の稽古はやめて、少し街でも散策しよう」
ルクシルは気を使って、ピットを外の街に連れ出した。
森から出てきたピットにとって、この街の光景は、何度見ても圧倒させられる。
道は舗装された上に、ガス灯も整備され、街中には多くの商店が立ち並び、多くの人種が商売をやっている。
ドワーフたちは、建物・家具から武具までと、技術が必要な物を作成し販売している。
以前ドワーフ街に行ったときは、半蔵がいろいろな武器や防具を見て、その質の高さに感心していた。
エルフ族はその高い知識を生かして、学校・図書館の運営、自分たちで作った魔導書や植物などの本屋を出している。
犬の顔をしたコボルトたちは商売が上手で、日用品の物から貴族御用達の美術品まで、多くのものを取り扱っている。
獣人達は、狩猟能力や作物知識を生かして、肉や作物を売り、リザードマンたちは養殖や漁を行い、新鮮な魚介類を販売している。
なかでも、人間たちが作る料理は素晴らしく、味付けや色彩を重視したコース料理はもちろん、露天などで簡単に買えるものですら、ラビット国の料理では足元にすら及ばなかった。
更に人間は、不動産経営や、ホテルや遊郭などのサービス業運営なども一手に行っている。
「同じ国なのに、うちとここまで文化水準が違うと、ショックでしかないな」
「…あなたの国はまだ出来たばかりだから仕方ない」
ピットの言葉に、ルクシルは答える。
「それに、森の為にも、自分たちはいつまでも今のところに住み続けるわけにはいかない」
今の森では、ラビット国の住人全員が暮らせるほどの余裕はないのである。
その為にも、この国の領地を手に入れることが出来なければならない。
そんなこともあり、孔明や官兵衛は国の為に日夜奔走している。
「僕は…亜人連合国へ一体何しに来たのだろうか…」
街を歩きながら物思いにふけるピット。
そんな中、ルクシルがピットに話しかける。
「…そこの喫茶店で、少し話をしよう」
そう言ったルクシルは、片手でピットの背中を押し、洋風の喫茶店へと入って行った。
海辺にあるカフェテラス。
昼下がりの海は、太陽が反射してキラキラし、たまに吹く潮風が気持ちいい。
「おう、ルクシル!久しぶりだな!」
店に入ると、コボルトのマスターらしき人がルクシルに挨拶してきた。
「…ああ、20年ぶりくらいかな?」
ルクシルのそっけない態度にも、マスターはニコニコ笑って、外のテラス席を用意してくれた。
席に着いて海を眺める二人に、マスターは飲み物を持ってきてくれた。
「…ハーブティー?よく覚えていてくれたな」
「ああ、お前さんの姿は、20年前とちっとも変っていないんで、きっと今でもこれだと思ってな」
マスターはごゆっくりと言って、店内に戻って行った。
ルクシルはスラリとした、とても綺麗な人だ。
170㎝はあるであろう背丈に、肩まである金色の髪と白い肌、そして長い耳。服装は緑を基調にしたワンピース、胸には革製の鎧を着けている。足元は太股まである白い靴下?を履き、膝まである茶色のブーツを履いている。
また、双剣使いの彼女の両腰には、長剣を2本差してある。
そして、ピットの護衛に専念と言う事もあってか、今まで彼女はあまり自分のことを語ろうとはしなかった。
二人席に付いて、黙って海を眺める時間が続く。
「ルクシルさんは、この店の店主と仲がいいようですが、この街に来たときは良く寄られるのですか?」
「良く寄るのかって…この街に来たのは20年ぶりだぞ?」
ピットの問いにルクシルは少し笑って答えた。
「…まぁ、ここは僕が育った場所でもあるからな」
「えっ、それではここで暮らしていたのですか?」
ピットの質問にルクシルは寂しく答える。
「…そうだな、人間の『奴隷』として30年ほど働いていたよ」
「奴隷…ですか」
「…あぁ、以前この国では、奴隷売買も合法だったからな」
「僕たちエルフは見た目もいいから、森から攫ってきて奴隷にされていたのさ」
言葉を失くすピット。
「今から100年ほど前に僕も攫われて、人間共にこき使われながら暮らしていたのさ」
「その後、今の女王であるアル・アノア様が、この国と国交を結び、その時一緒にエルフ奴隷の解放も行ったのさ」
「その時から、僕は何者にも負けない為に剣術を学び、今はエルフ国要人の護衛を任されている」
淡々と話しているが、壮絶な人生を歩んできたルクシル。
「…気にするな、もう過去のことだ」
黙り込んだピットに、ルクシルは気を使った。
「…それで、僕の身の上話を聞きたかっただけではないのだろう?」
ピットの心を見透かしたように話すルクシルに、彼は心中を吐き出す。
「私は…なぜ王に選ばれたのだろう?」
「兄さんたちのように強くもなく、孔明や官兵衛のように何でもわかる頭脳もない」
「せめて自分の身だけでも守れるようにと、ルクシルさんに剣を教えてもらっているけど、全然強くなれない」
「他にもっとふさわしい人がいるのに…なぜ自分が王様になったのか、まったくわからない!」
そう話したピットは、テーブルに両肘を置き、頭を抱えた。
「…君は神に選ばれて王になったのだろう?」
「であれば、少なくとも君には、王の資質があるという事だ」
少しの沈黙が続き、ルクシルがそう答えた。
さらにルクシルは淡々と答える。
「ただ…今のままじゃ、『人として』だめだと思う」
「…君を3か月間見てきたが…君は誰かを頼るのが当たり前になっている」
「えっ…」
短い返事をしたピットに、ルクシルは話を続ける。
「…君の周りには文武に優れたものが多い」
「だから…自分が出来なくても、周りが何とかしてくれると考えてしまう」
「…結果、君は成長できないでいる」
話し終えたルクシルたちのもとに、マスターがハーブティーを運んできた。
「…いい香りだ」
一言感想を述べたルクシルに、ごゆっくりとマスターは戻っていく。
「…早く飲まないと、冷めるぞ?」
淡々と話すルクシルの対面で、ピットは肩を震わせていた。
「私は…一体どうすればいいんだ…」
軽くため息を吐いたルクシルは、ピットに聞く。
「…理由が分かっているのなら、どうすればいいかもわかるだろ?」
「私がこのまま…みんなと一緒にいたら、きっとまた頼ってしまう」
「ここで踏み出さなければ…私はきっと…」
ピットは震える手でハーブティーをひと啜りする。
「このハーブティー、おいしいです」
そうか、と静かに頷くルクシル。
「ルクシルさんありがとう、私は今決めた」
「これから自分の足で、この国を見て周ります!」
ピットの決意に、ルクシルは少しだけ安心した。
「…そうか、では戻って出立の準備だな」
そう言って二人は席を立ち、別荘へと戻った。
この地は300年以上も前から海外との貿易を行い、そのおかげでいろいろな文化が入り混ざり、およそこの国とは思えない洋風の建物が立ち並ぶ。
その小高い丘の上に、ピットたちが住む「トーマト商会」の別荘がある。
韓信が八州を開放し、項羽が郢と長沙を手にした頃、ピットたちはここを拠点に各体制派の者たちと会っていた。
とはいっても、打ち合わせの殆どは、官兵衛と孔明がシフと共にあちこちに出掛けて行っている為、ピットは別荘で自身の剣術を磨いたりしている。
ピットは最低でも自身は守れるように、エルフの女剣士ルクシルに剣の稽古をつけて貰っていた。
ただ、ボウイやツキノと違い、ピットにはあまり戦闘センスがなかった。
力や魔法では二人に敵わず、ここ亜人連合国に来ても大した活躍もできていない。
この国に来て、ルクシルに学んでいる剣術も、一向にうまくならず、ピットの心を更に暗くさせていく。
「…今日の稽古はやめて、少し街でも散策しよう」
ルクシルは気を使って、ピットを外の街に連れ出した。
森から出てきたピットにとって、この街の光景は、何度見ても圧倒させられる。
道は舗装された上に、ガス灯も整備され、街中には多くの商店が立ち並び、多くの人種が商売をやっている。
ドワーフたちは、建物・家具から武具までと、技術が必要な物を作成し販売している。
以前ドワーフ街に行ったときは、半蔵がいろいろな武器や防具を見て、その質の高さに感心していた。
エルフ族はその高い知識を生かして、学校・図書館の運営、自分たちで作った魔導書や植物などの本屋を出している。
犬の顔をしたコボルトたちは商売が上手で、日用品の物から貴族御用達の美術品まで、多くのものを取り扱っている。
獣人達は、狩猟能力や作物知識を生かして、肉や作物を売り、リザードマンたちは養殖や漁を行い、新鮮な魚介類を販売している。
なかでも、人間たちが作る料理は素晴らしく、味付けや色彩を重視したコース料理はもちろん、露天などで簡単に買えるものですら、ラビット国の料理では足元にすら及ばなかった。
更に人間は、不動産経営や、ホテルや遊郭などのサービス業運営なども一手に行っている。
「同じ国なのに、うちとここまで文化水準が違うと、ショックでしかないな」
「…あなたの国はまだ出来たばかりだから仕方ない」
ピットの言葉に、ルクシルは答える。
「それに、森の為にも、自分たちはいつまでも今のところに住み続けるわけにはいかない」
今の森では、ラビット国の住人全員が暮らせるほどの余裕はないのである。
その為にも、この国の領地を手に入れることが出来なければならない。
そんなこともあり、孔明や官兵衛は国の為に日夜奔走している。
「僕は…亜人連合国へ一体何しに来たのだろうか…」
街を歩きながら物思いにふけるピット。
そんな中、ルクシルがピットに話しかける。
「…そこの喫茶店で、少し話をしよう」
そう言ったルクシルは、片手でピットの背中を押し、洋風の喫茶店へと入って行った。
海辺にあるカフェテラス。
昼下がりの海は、太陽が反射してキラキラし、たまに吹く潮風が気持ちいい。
「おう、ルクシル!久しぶりだな!」
店に入ると、コボルトのマスターらしき人がルクシルに挨拶してきた。
「…ああ、20年ぶりくらいかな?」
ルクシルのそっけない態度にも、マスターはニコニコ笑って、外のテラス席を用意してくれた。
席に着いて海を眺める二人に、マスターは飲み物を持ってきてくれた。
「…ハーブティー?よく覚えていてくれたな」
「ああ、お前さんの姿は、20年前とちっとも変っていないんで、きっと今でもこれだと思ってな」
マスターはごゆっくりと言って、店内に戻って行った。
ルクシルはスラリとした、とても綺麗な人だ。
170㎝はあるであろう背丈に、肩まである金色の髪と白い肌、そして長い耳。服装は緑を基調にしたワンピース、胸には革製の鎧を着けている。足元は太股まである白い靴下?を履き、膝まである茶色のブーツを履いている。
また、双剣使いの彼女の両腰には、長剣を2本差してある。
そして、ピットの護衛に専念と言う事もあってか、今まで彼女はあまり自分のことを語ろうとはしなかった。
二人席に付いて、黙って海を眺める時間が続く。
「ルクシルさんは、この店の店主と仲がいいようですが、この街に来たときは良く寄られるのですか?」
「良く寄るのかって…この街に来たのは20年ぶりだぞ?」
ピットの問いにルクシルは少し笑って答えた。
「…まぁ、ここは僕が育った場所でもあるからな」
「えっ、それではここで暮らしていたのですか?」
ピットの質問にルクシルは寂しく答える。
「…そうだな、人間の『奴隷』として30年ほど働いていたよ」
「奴隷…ですか」
「…あぁ、以前この国では、奴隷売買も合法だったからな」
「僕たちエルフは見た目もいいから、森から攫ってきて奴隷にされていたのさ」
言葉を失くすピット。
「今から100年ほど前に僕も攫われて、人間共にこき使われながら暮らしていたのさ」
「その後、今の女王であるアル・アノア様が、この国と国交を結び、その時一緒にエルフ奴隷の解放も行ったのさ」
「その時から、僕は何者にも負けない為に剣術を学び、今はエルフ国要人の護衛を任されている」
淡々と話しているが、壮絶な人生を歩んできたルクシル。
「…気にするな、もう過去のことだ」
黙り込んだピットに、ルクシルは気を使った。
「…それで、僕の身の上話を聞きたかっただけではないのだろう?」
ピットの心を見透かしたように話すルクシルに、彼は心中を吐き出す。
「私は…なぜ王に選ばれたのだろう?」
「兄さんたちのように強くもなく、孔明や官兵衛のように何でもわかる頭脳もない」
「せめて自分の身だけでも守れるようにと、ルクシルさんに剣を教えてもらっているけど、全然強くなれない」
「他にもっとふさわしい人がいるのに…なぜ自分が王様になったのか、まったくわからない!」
そう話したピットは、テーブルに両肘を置き、頭を抱えた。
「…君は神に選ばれて王になったのだろう?」
「であれば、少なくとも君には、王の資質があるという事だ」
少しの沈黙が続き、ルクシルがそう答えた。
さらにルクシルは淡々と答える。
「ただ…今のままじゃ、『人として』だめだと思う」
「…君を3か月間見てきたが…君は誰かを頼るのが当たり前になっている」
「えっ…」
短い返事をしたピットに、ルクシルは話を続ける。
「…君の周りには文武に優れたものが多い」
「だから…自分が出来なくても、周りが何とかしてくれると考えてしまう」
「…結果、君は成長できないでいる」
話し終えたルクシルたちのもとに、マスターがハーブティーを運んできた。
「…いい香りだ」
一言感想を述べたルクシルに、ごゆっくりとマスターは戻っていく。
「…早く飲まないと、冷めるぞ?」
淡々と話すルクシルの対面で、ピットは肩を震わせていた。
「私は…一体どうすればいいんだ…」
軽くため息を吐いたルクシルは、ピットに聞く。
「…理由が分かっているのなら、どうすればいいかもわかるだろ?」
「私がこのまま…みんなと一緒にいたら、きっとまた頼ってしまう」
「ここで踏み出さなければ…私はきっと…」
ピットは震える手でハーブティーをひと啜りする。
「このハーブティー、おいしいです」
そうか、と静かに頷くルクシル。
「ルクシルさんありがとう、私は今決めた」
「これから自分の足で、この国を見て周ります!」
ピットの決意に、ルクシルは少しだけ安心した。
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