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第11話 最強軍団の誕生
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本日のステータス確認
【氏名:よしだまさよし】
【1/20 8:41:05】
【ランク:守護霊】
【精神力:25680】
【精神力消費:「300/1日・0/1時間・0/1分・0/1秒】
【精神力増加:「396/1日・0/1時間・0/1分・0/1秒】
【領域:120m】
朝確認したら、守護霊にランクアップ?していた。
そして、背後霊じゃなくなったせいか、ピットの背後から離れていた。
そして、アイコンが登場
【守護霊になったことにより、ラビット・ピット以下、仲間になった者の更なる進化が可能です。行ないますか?】
すかさずyesを選択。
村全体が光りだし、進化がおこなわれているようだ。
出てきたラビットたちはもはや人間のような姿になっていた。
ピットは175㎝くらいの細身で、日本人のような顔立ち。
白いTシャツにジーンズとラフな格好。
ボウイは200㎝超の大男で、筋骨隆々。
此方は迷彩服を着ていて、どこかの軍人さんに見える。
ツキノは160㎝くらいの金髪ツインテールが似合うかわいい女の子。
服装はブレザーの学生服を着ていて高校生のようだ。
そして3人とも頭に長い耳が付いている。
そんな中、1人の綿帽子を被った男が現れ3人にお祝いの言葉を述べる。
「上様、進化の儀誠におめでとうございます」
「我々も恩恵を受けまして、皆進化を行うことができました」
よく見ると、綿帽子の男の腕には鎌のような刃物が付いている。
「そして、私も進化により名前を思い出すことができました。」
「わが名を『黒田官兵衛』と申します。以後お見知りおきを…」
俺はないはずの腰が抜けた。
はぁ?あの黒田官兵衛?いや、あの流れるような采配みていたから、そうではないかと思っていたけど…つまり彼はカマキリに転生していたってこと?
俺のないはずの心臓が急スピードで上がりっぱなしだ。
「そして、部下の黒田八虎と息子長政と母里武兵衛でございます」
官兵衛と10人の部下は一斉に頭を下げる。
そして、官兵衛一団の隣に、いかつい男が片膝をつき自己紹介を行う。
「わが名は『加藤清正』!身命を賭して忠誠を誓う所存です!」
また大物が出てきた!というか虎之助、ケラに転生していたの?どうりで土木工事がうまい訳だ!
そして、途中で増えた清正公の部下も挨拶をする。
「我ら清正公の家臣16名、共に忠誠を誓います!」
そして、2組の後ろで同じく両膝をつく人物。
「私の名前は左甚五郎と申します。大工と彫刻にはいささか自信がございます。以後、お見知りおきを。」
左甚五郎キター!!てことはラビットの家に彫ってあるのは『眠り猫』ってこと?どっかで見たことあるとは思っていたけど。ってか、甚五郎さんはクモに転生していたのか!
「工具が揃っておりませんでしたので、うまく彫れませんでしたが」
「甚五郎さん、かわいい猫ちゃんを彫ってくれてありがとう!」
満面の笑みでツキノがお礼を言う。
いや、それ日本では国宝だからね。
そして、最後の女性たちが片膝をつく。髪型で何となく誰だかわかるけど。
「我が名を卑弥呼と申します。農作物の管理、及び占いを得意としております。どうか末永く、よろしくお願いいたします。」
そして卑弥呼さん、すごい美人だ!
これは皆が女王様と崇めていた理由もわかるな。
俺もこんな人が上司だったら身を粉にして消えてなくなるまで働きますから!
そう言えば俺の上司の禿課長元気にしているかな…
一通りのあいさつが終わり、官兵衛がピットに話し出す。
「上様、この度は今後の方針を話す良い機会でありますゆえお時間を頂いても宜しいでしょうか?」
「わかりました、官兵衛さん、お願いします」
官兵衛は一礼し、皆に話し出す。
「この度、我々は上様の恩恵を受け、過去の自身を思い出すことができた。」
「そして、次に我々がやらねばならぬことは、新たな人材発掘と、近辺地域の情報把握である。」
「四郎右衛門!」
「ハッ、ここに!」
「お前は他のものを率いて、いまだ出ておらぬ人材の発掘を行え!」
「承知!」
四郎右衛門=栗山善助、つまり黒田家臣の筆頭家老ですね。
「清正殿には甚五郎殿とともに領内の工事をお願い致す」
「「お任せあれ、官兵衛殿!」」
「卑弥呼様は食料調達とツキノ様の知識向上の手ほどきをお願いいたす」
「承知しました」
「卑弥呼ちゃんが先生?やったぁ!宜しくね!」
「フフフ…こちらこそ宜しくね。」
「ボウイ様は、飛びぬけた戦闘センスを磨くために、私の部下である母里太兵衛と後藤又兵衛に槍術を学んでみてはと進言いたします。」
「おぉ、それは願ったり叶ったり!2人とも指南のほどよろしく頼む」
ボウイは頭を下げると、お任せくださいと2人は頭を下げた。
さて、と官兵衛はピットに向き変えると、自身の説明を始める。
「皆の割り当てはこれにて終了です、私はこれから各勢力の確認に向かわせて頂きます。」
「何かございましたら四郎右衛門のご相談くださいませ。」
「一人で行ったら危険じゃないの?」
ピットが心配そうに話すと、官兵衛は笑みを浮かべて返事をする。
「私は大丈夫です、ただ付近にて行き噂を聞いてまわるだけです。」
「我々はまだこの森のことを何も存じておりません。情報なく物事を考えることはできませんので、皆で論議できるようその為の情報収集でございます。」
すべてを話し終え、官兵衛は深くお辞儀する。
「わかった官兵衛、でも、絶対無理しちゃだめだよ?」
「ははっ、必ず無理は致しませんのでご安心を。では!」
くるりと振り向き、官兵衛はそのまま旅に出てしまった。
皆はその後ろ姿にすっと頭を下げて、無事を祈った。
なにこれ?俺がいつも妄想で夢見た世界なのだけど?
卑弥呼が官兵衛や清正と同じ時代を生きている。
一体どんな世界が作られていくのだろう?
そうだ、と思いステータスを確認。
【氏名:よしだまさよし】
【1/20 16:21:35】
【ランク:守護霊】
【精神力:25100】
【精神力消費:「300/1日・0/1時間・0/1分・0/1秒】
【精神力増加:「3960/1日・0/1時間・0/1分・0/1秒】
【領域:120m】
精神増加が10倍になっとる!!
進化で10倍ってすげぇな、おい!
今回は50m領域を広げて、ワクワクしながら次のみんなのアクションを楽しみに待つことにした。
【氏名:よしだまさよし】
【1/20 8:41:05】
【ランク:守護霊】
【精神力:25680】
【精神力消費:「300/1日・0/1時間・0/1分・0/1秒】
【精神力増加:「396/1日・0/1時間・0/1分・0/1秒】
【領域:120m】
朝確認したら、守護霊にランクアップ?していた。
そして、背後霊じゃなくなったせいか、ピットの背後から離れていた。
そして、アイコンが登場
【守護霊になったことにより、ラビット・ピット以下、仲間になった者の更なる進化が可能です。行ないますか?】
すかさずyesを選択。
村全体が光りだし、進化がおこなわれているようだ。
出てきたラビットたちはもはや人間のような姿になっていた。
ピットは175㎝くらいの細身で、日本人のような顔立ち。
白いTシャツにジーンズとラフな格好。
ボウイは200㎝超の大男で、筋骨隆々。
此方は迷彩服を着ていて、どこかの軍人さんに見える。
ツキノは160㎝くらいの金髪ツインテールが似合うかわいい女の子。
服装はブレザーの学生服を着ていて高校生のようだ。
そして3人とも頭に長い耳が付いている。
そんな中、1人の綿帽子を被った男が現れ3人にお祝いの言葉を述べる。
「上様、進化の儀誠におめでとうございます」
「我々も恩恵を受けまして、皆進化を行うことができました」
よく見ると、綿帽子の男の腕には鎌のような刃物が付いている。
「そして、私も進化により名前を思い出すことができました。」
「わが名を『黒田官兵衛』と申します。以後お見知りおきを…」
俺はないはずの腰が抜けた。
はぁ?あの黒田官兵衛?いや、あの流れるような采配みていたから、そうではないかと思っていたけど…つまり彼はカマキリに転生していたってこと?
俺のないはずの心臓が急スピードで上がりっぱなしだ。
「そして、部下の黒田八虎と息子長政と母里武兵衛でございます」
官兵衛と10人の部下は一斉に頭を下げる。
そして、官兵衛一団の隣に、いかつい男が片膝をつき自己紹介を行う。
「わが名は『加藤清正』!身命を賭して忠誠を誓う所存です!」
また大物が出てきた!というか虎之助、ケラに転生していたの?どうりで土木工事がうまい訳だ!
そして、途中で増えた清正公の部下も挨拶をする。
「我ら清正公の家臣16名、共に忠誠を誓います!」
そして、2組の後ろで同じく両膝をつく人物。
「私の名前は左甚五郎と申します。大工と彫刻にはいささか自信がございます。以後、お見知りおきを。」
左甚五郎キター!!てことはラビットの家に彫ってあるのは『眠り猫』ってこと?どっかで見たことあるとは思っていたけど。ってか、甚五郎さんはクモに転生していたのか!
「工具が揃っておりませんでしたので、うまく彫れませんでしたが」
「甚五郎さん、かわいい猫ちゃんを彫ってくれてありがとう!」
満面の笑みでツキノがお礼を言う。
いや、それ日本では国宝だからね。
そして、最後の女性たちが片膝をつく。髪型で何となく誰だかわかるけど。
「我が名を卑弥呼と申します。農作物の管理、及び占いを得意としております。どうか末永く、よろしくお願いいたします。」
そして卑弥呼さん、すごい美人だ!
これは皆が女王様と崇めていた理由もわかるな。
俺もこんな人が上司だったら身を粉にして消えてなくなるまで働きますから!
そう言えば俺の上司の禿課長元気にしているかな…
一通りのあいさつが終わり、官兵衛がピットに話し出す。
「上様、この度は今後の方針を話す良い機会でありますゆえお時間を頂いても宜しいでしょうか?」
「わかりました、官兵衛さん、お願いします」
官兵衛は一礼し、皆に話し出す。
「この度、我々は上様の恩恵を受け、過去の自身を思い出すことができた。」
「そして、次に我々がやらねばならぬことは、新たな人材発掘と、近辺地域の情報把握である。」
「四郎右衛門!」
「ハッ、ここに!」
「お前は他のものを率いて、いまだ出ておらぬ人材の発掘を行え!」
「承知!」
四郎右衛門=栗山善助、つまり黒田家臣の筆頭家老ですね。
「清正殿には甚五郎殿とともに領内の工事をお願い致す」
「「お任せあれ、官兵衛殿!」」
「卑弥呼様は食料調達とツキノ様の知識向上の手ほどきをお願いいたす」
「承知しました」
「卑弥呼ちゃんが先生?やったぁ!宜しくね!」
「フフフ…こちらこそ宜しくね。」
「ボウイ様は、飛びぬけた戦闘センスを磨くために、私の部下である母里太兵衛と後藤又兵衛に槍術を学んでみてはと進言いたします。」
「おぉ、それは願ったり叶ったり!2人とも指南のほどよろしく頼む」
ボウイは頭を下げると、お任せくださいと2人は頭を下げた。
さて、と官兵衛はピットに向き変えると、自身の説明を始める。
「皆の割り当てはこれにて終了です、私はこれから各勢力の確認に向かわせて頂きます。」
「何かございましたら四郎右衛門のご相談くださいませ。」
「一人で行ったら危険じゃないの?」
ピットが心配そうに話すと、官兵衛は笑みを浮かべて返事をする。
「私は大丈夫です、ただ付近にて行き噂を聞いてまわるだけです。」
「我々はまだこの森のことを何も存じておりません。情報なく物事を考えることはできませんので、皆で論議できるようその為の情報収集でございます。」
すべてを話し終え、官兵衛は深くお辞儀する。
「わかった官兵衛、でも、絶対無理しちゃだめだよ?」
「ははっ、必ず無理は致しませんのでご安心を。では!」
くるりと振り向き、官兵衛はそのまま旅に出てしまった。
皆はその後ろ姿にすっと頭を下げて、無事を祈った。
なにこれ?俺がいつも妄想で夢見た世界なのだけど?
卑弥呼が官兵衛や清正と同じ時代を生きている。
一体どんな世界が作られていくのだろう?
そうだ、と思いステータスを確認。
【氏名:よしだまさよし】
【1/20 16:21:35】
【ランク:守護霊】
【精神力:25100】
【精神力消費:「300/1日・0/1時間・0/1分・0/1秒】
【精神力増加:「3960/1日・0/1時間・0/1分・0/1秒】
【領域:120m】
精神増加が10倍になっとる!!
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