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オリジナル襲来
初めまして。
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「とりあえずビィファニール、ノックくらいしたらどうだ?」
「ん?それもそうだった。すまぬ。」
「まぁいい、積もる話もあるだろう?座って話そうか。ヒョウ、お茶と菓子をくれ。」
「了解。」
羅泉の問いに答えると、ビィファニールはこちらを見た。
「黒猫、この人の子は誰だ?」
「あぁ、俺の連れだ。」
「……………ふむ。お前が動き出した理由は此奴か?
おい、人の子名はなんと言う?」
「ん?私は、白崎 氷華。羅泉からはヒョウって呼ばれています。
貴方の名前は?」
「ほぅ。人の子なのに我を前にしても、平然と受け答えするか………。その度胸に免じて、答えてやろう。我が名は、ビィファニール・ロン・エスペロスこの名を胸に刻むが良い。
面白い人の子を拾ったな、黒猫。」
「ふん。挨拶はその位にして、座れ。ヒョウのお茶と菓子は、最高だぞ。」
「ほぅ。それは楽しみだ。」
いや、お菓子とかを褒めてもらえるのは嬉しいけど、あんまりハードル上げないでくれるかな~。
ビィファニールって、ヴァンパイアのオリジナルなんでしょ?怒らせたらプチッと、潰される未来しか見え無いんだけど?まぁ、そんな事になったら、全力で抵抗するけど………。
とりあえず、ヴァンパイアって西洋の方で生まれたんだよね?だったら、日本茶より紅茶とかの方がいいか。お菓子も、洋菓子にしよう。
私はいつも通り、亜空間からお茶とお菓子を取り出した。
「はい、羅泉はアールグレイでしょ?
ビィファニールさんはアールグレイかローズティー、ストレートティーどれがいいですか?」
「……………何処から出した?」
あぁ、ナチュラルに亜空間使ってたよ。
「あぁ、これは私の技ですね。それで、何にします?
あと、お菓子はフォンダンショコラといちごタルト、チーズケーキがあります。何がいいですか?」
「ふむ………。黒猫が動き出した理由が少し分かったかもな………。
とりあえず、アールグレイとチーズケーキをくれ。」
「分かりました。後、一応ここは理事長室なので、話が長くなる様でしたら私の部屋に移動して貰えますか?」
「いや、その必要は無い。」
そう理事長が言いながら、理事長室へと入ってきた。
少し、顔色を悪くして。
「おや、そんなに疲れた様子でどうした?」
「エスペロス様!いらっしゃるのなら、今度からきちんと連絡をしてください。
侵入者かと思い、攻撃してしまったではありませんか!」
「ふん。そんな事は知らぬ。それより雷獣、この娘は何者だ?」
「それは、私も聞きたいことです。
白崎くん、君は一体何者なんだい?君が連れていた化けね………妖怪はオリジナルの様だし………。」
うおっ!今その質問するか!?せっかく、はぐらかせていたと思ったのだが、まぁいいか。
「えーっと、何者かと言われましても、白崎 氷華としか答えようが無いのですが?」
「そういう事では無い。雷獣が言っているのは人の子、お前の力と黒猫との事だ。」
「羅泉とは、小さい時に出会ってそれから一緒に居ますね。あぁ後、どうやら十八歳位になったら私を食べるみたいです。
一緒に居るのは言わば、獲物を横取りされないようにする為でしょうか?
そして、私の力についてでしたら、生まれつきかと。物心ついた時から妖怪等が見えていましたので。
後、今は自身の自衛と羅泉の娯楽?の為、羅泉に霊力などの特訓を付けて貰っていますね。」
「ほぅ。黒猫が特訓を………か。」
ん?なんか不穏な空気に、なってきたかな?
ビィファニールは面白そうに羅泉と私を交互に見、理事長は何やら考え込みだした。羅泉は、気まずそうにフイッとビィファニールから顔を背け、チーズケーキを食べている。
うん。どうしようかね?
「ん?それもそうだった。すまぬ。」
「まぁいい、積もる話もあるだろう?座って話そうか。ヒョウ、お茶と菓子をくれ。」
「了解。」
羅泉の問いに答えると、ビィファニールはこちらを見た。
「黒猫、この人の子は誰だ?」
「あぁ、俺の連れだ。」
「……………ふむ。お前が動き出した理由は此奴か?
おい、人の子名はなんと言う?」
「ん?私は、白崎 氷華。羅泉からはヒョウって呼ばれています。
貴方の名前は?」
「ほぅ。人の子なのに我を前にしても、平然と受け答えするか………。その度胸に免じて、答えてやろう。我が名は、ビィファニール・ロン・エスペロスこの名を胸に刻むが良い。
面白い人の子を拾ったな、黒猫。」
「ふん。挨拶はその位にして、座れ。ヒョウのお茶と菓子は、最高だぞ。」
「ほぅ。それは楽しみだ。」
いや、お菓子とかを褒めてもらえるのは嬉しいけど、あんまりハードル上げないでくれるかな~。
ビィファニールって、ヴァンパイアのオリジナルなんでしょ?怒らせたらプチッと、潰される未来しか見え無いんだけど?まぁ、そんな事になったら、全力で抵抗するけど………。
とりあえず、ヴァンパイアって西洋の方で生まれたんだよね?だったら、日本茶より紅茶とかの方がいいか。お菓子も、洋菓子にしよう。
私はいつも通り、亜空間からお茶とお菓子を取り出した。
「はい、羅泉はアールグレイでしょ?
ビィファニールさんはアールグレイかローズティー、ストレートティーどれがいいですか?」
「……………何処から出した?」
あぁ、ナチュラルに亜空間使ってたよ。
「あぁ、これは私の技ですね。それで、何にします?
あと、お菓子はフォンダンショコラといちごタルト、チーズケーキがあります。何がいいですか?」
「ふむ………。黒猫が動き出した理由が少し分かったかもな………。
とりあえず、アールグレイとチーズケーキをくれ。」
「分かりました。後、一応ここは理事長室なので、話が長くなる様でしたら私の部屋に移動して貰えますか?」
「いや、その必要は無い。」
そう理事長が言いながら、理事長室へと入ってきた。
少し、顔色を悪くして。
「おや、そんなに疲れた様子でどうした?」
「エスペロス様!いらっしゃるのなら、今度からきちんと連絡をしてください。
侵入者かと思い、攻撃してしまったではありませんか!」
「ふん。そんな事は知らぬ。それより雷獣、この娘は何者だ?」
「それは、私も聞きたいことです。
白崎くん、君は一体何者なんだい?君が連れていた化けね………妖怪はオリジナルの様だし………。」
うおっ!今その質問するか!?せっかく、はぐらかせていたと思ったのだが、まぁいいか。
「えーっと、何者かと言われましても、白崎 氷華としか答えようが無いのですが?」
「そういう事では無い。雷獣が言っているのは人の子、お前の力と黒猫との事だ。」
「羅泉とは、小さい時に出会ってそれから一緒に居ますね。あぁ後、どうやら十八歳位になったら私を食べるみたいです。
一緒に居るのは言わば、獲物を横取りされないようにする為でしょうか?
そして、私の力についてでしたら、生まれつきかと。物心ついた時から妖怪等が見えていましたので。
後、今は自身の自衛と羅泉の娯楽?の為、羅泉に霊力などの特訓を付けて貰っていますね。」
「ほぅ。黒猫が特訓を………か。」
ん?なんか不穏な空気に、なってきたかな?
ビィファニールは面白そうに羅泉と私を交互に見、理事長は何やら考え込みだした。羅泉は、気まずそうにフイッとビィファニールから顔を背け、チーズケーキを食べている。
うん。どうしようかね?
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