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いざ初異世界へ!
冒険者ギルド
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「……………あの、本当にこれでいいのですか?」
「はい。何か問題がありましたか?」
「いえ、問題はありません。では、こちらが貴方のカードになります。あなた以外がこのカードを使おうとしたらこのカードが灰色になるので一発で分かります。そして、討伐したら、その討伐した種族と数が表示されます。なので悪用される事は無いのでご安心ください。」
そう言って、私に緑色のクレジットカードサイズのカードを差し出した。
「ありがとうございました。」
早速貰ったカードを覗いてみるとこんな事が書いてあった。
──────
名前,スー
年齢,12
階級,F
職業,冒険者(特化)─
得意技,─
パーティ,─
──────
ふぅーん。こんな風なんだ。
「ギルドについて説明を聞きますか?」
「んー。では、お願いします。」
「はい。ではまず依頼についてです。あちらのボードに貼ってある依頼でしたら目安として、推奨階級が書かれています。ですが、自身の階級関係なく受ける事が出来ます。しかし、死傷しても自己責任ですのでお気をつけください。受けたい依頼がありましたら、カウンターの方で受付します。そして、ボードに貼ってある依頼以外に、指名依頼というのがございます。こちらは依頼がありましたら、カウンターにてお知らせします。受けるか受けないかは、ご自由ですので自身で判断してください。
次は、階級についてです。
階級は下から、F,E,D,C,B,A,S,SS,SSSとなります。こなした依頼の難易度や量により、自身の階級は上がっていきます。そして、Sランク以上になると別名、『国を持たぬ王』と呼ばれ、例え王様の勅命であろうと拒否出来るようになります。ですがその代わり、年に一度行われる各国の王様や貴族達が集まる新年会に参加するという決まりがあります。この決まりは、一つの国がその冒険者を囲んで戦力として独占しないようにする為です。つまり、戦争の防止ですね。
まぁ、各国は取り入ろうとしますが、あなた方が自分の意思でどこかの国の騎士団に入ったりするのは全然構いませんのでご安心ください。」
……………うん。階級についてはいいとして、なるほどね。確かに、強い冒険者を国が取り込んだとしたら、その冒険者の力を使って侵略とか考える奴は出てくるもんね。つまり、その新年パーティで各国が牽制し合っているからこそ自由に冒険者は暮らせているという事か。
「ありがとうございました。もう大丈夫です。あっ、ですが最後に、依頼達成の報酬はカウンターで受け取れるのですよね?」
「はい。その認識であっています。」
「分かりました。ありがとうございました。」
そう言って私はカウンターを離れ、早速依頼が貼ってあるボードに向かった。
………………………うん。テンプレの誰かに絡まれたとかは起きないね。というか、そんな絡んでくるような奴が朝のギルドにいる訳が無いか。
「はい。何か問題がありましたか?」
「いえ、問題はありません。では、こちらが貴方のカードになります。あなた以外がこのカードを使おうとしたらこのカードが灰色になるので一発で分かります。そして、討伐したら、その討伐した種族と数が表示されます。なので悪用される事は無いのでご安心ください。」
そう言って、私に緑色のクレジットカードサイズのカードを差し出した。
「ありがとうございました。」
早速貰ったカードを覗いてみるとこんな事が書いてあった。
──────
名前,スー
年齢,12
階級,F
職業,冒険者(特化)─
得意技,─
パーティ,─
──────
ふぅーん。こんな風なんだ。
「ギルドについて説明を聞きますか?」
「んー。では、お願いします。」
「はい。ではまず依頼についてです。あちらのボードに貼ってある依頼でしたら目安として、推奨階級が書かれています。ですが、自身の階級関係なく受ける事が出来ます。しかし、死傷しても自己責任ですのでお気をつけください。受けたい依頼がありましたら、カウンターの方で受付します。そして、ボードに貼ってある依頼以外に、指名依頼というのがございます。こちらは依頼がありましたら、カウンターにてお知らせします。受けるか受けないかは、ご自由ですので自身で判断してください。
次は、階級についてです。
階級は下から、F,E,D,C,B,A,S,SS,SSSとなります。こなした依頼の難易度や量により、自身の階級は上がっていきます。そして、Sランク以上になると別名、『国を持たぬ王』と呼ばれ、例え王様の勅命であろうと拒否出来るようになります。ですがその代わり、年に一度行われる各国の王様や貴族達が集まる新年会に参加するという決まりがあります。この決まりは、一つの国がその冒険者を囲んで戦力として独占しないようにする為です。つまり、戦争の防止ですね。
まぁ、各国は取り入ろうとしますが、あなた方が自分の意思でどこかの国の騎士団に入ったりするのは全然構いませんのでご安心ください。」
……………うん。階級についてはいいとして、なるほどね。確かに、強い冒険者を国が取り込んだとしたら、その冒険者の力を使って侵略とか考える奴は出てくるもんね。つまり、その新年パーティで各国が牽制し合っているからこそ自由に冒険者は暮らせているという事か。
「ありがとうございました。もう大丈夫です。あっ、ですが最後に、依頼達成の報酬はカウンターで受け取れるのですよね?」
「はい。その認識であっています。」
「分かりました。ありがとうございました。」
そう言って私はカウンターを離れ、早速依頼が貼ってあるボードに向かった。
………………………うん。テンプレの誰かに絡まれたとかは起きないね。というか、そんな絡んでくるような奴が朝のギルドにいる訳が無いか。
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