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空からやって来た!
七歳になりましたー。
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あれから、羅泉と私はお風呂とか以外はベッタリな状態になっていた。いや、最初は羅泉がお風呂にまでやって来るという漫画みたいな出来事があったが、流石に御札で追い出した。身体は六歳でも、心や理性は十八歳です。……………ん?死んだ時の年齢プラス六歳じゃないのかって?いえ、私は誰がなんと言おうと心と理性は十八歳です。
あぁ、それと羅泉は、私の料理がいたく気に入ったらしく、今までは人間の食べ物を食べる事は殆ど無かったらしいが、最近は毎日ご飯とお菓子を要求する様になっていた。
「ねぇ、羅泉。今日もあの草原に行かない?新しい札術を考えたんだー。」
『あぁ。いいぞ。その代わり、しっかりとお茶の用意はしておけよ?』
「勿論。ガトーショコラと、抹茶タルトがあるけどどっちがいい?」
『抹茶タルトだな。』
「りょーかい!」
あぁ、そう言えばなんでこんなにお菓子とかを一人で作れるのかと言うと、放任主義だから。あと、高校卒業資格を持っているくらいの頭があるお陰である程度、自由に買い物とかにも行けるのだ。
ん?お金?あぁ、私って文豪の才能もあるんだよね。頼んだし。だから、この前、というか羅泉と出会って直ぐにコンクールに応募して見事、大賞を取ったので、その時の賞金をお母さんが作ってくれた私専用の口座に入れていて、それを使っていると言う訳だ。
ちなみに、出版もされたから印税とかも入ってきているのだ。なので今の所は、材料費とかを余り気にせずに使えるので有難い。
「んー♪やっぱりここは風が気持ちいいー!」
『まぁな。さて、今日もやるか?』
羅泉はニヤリと笑い、人型になった。
「勿論。新しい札術を考えたって言ったでしょ?」
私もそう言うとニヤリと笑って亜空間から新しく書いた札を五枚取り出し、口元に当てた。
ここまでの会話で分かっただろうが一応伝えておくと、私は羅泉と出会ってから羅泉に稽古をして貰っているのだ。何故ならいくら霊力が強くてもそれを上手く扱えなければ宝の持ち腐れだからである。
……………あっ!あと、すっごい言い忘れていたが私が何故、札術と大量の霊力を持っているのかと言うと、亜空間の時と同じ要領で、私が札術を使えない事を”拒絶”し、霊力を持っていない事と、大量の霊力に耐えられない身体を”拒絶”したのだ。
『フンッ。とっとと始めるぞ?』
「はい。よろしくお願いします!」
ドサッ
私は草原の中に大の字で倒れ込んだ。稽古が終わった後の、何時もの光景である。
「あー。疲れたー!なんで一歩も動いてないのに勝てるんだー!!!」
『フンッ。まだまだだな。こんな事では、いずれ俺に食われて死ぬぞ?』
「くー。やっぱり札術だと発動までに時間がかかるし防がれやすいなー。」
『だが、唯の人の子は札等の補助道具無しで術を使えば、霊力を消費し過ぎて死ぬ危険だってあるぞ?』
「だよねー?どうにかならないかなー?」
……………一応、考えはあるんだけどね。
『フンッ。それよりも抹茶タルトだ。』
「ハイハイ。ほいっ。」
『ふむ。相も変わらず美味そうな見た目だな。』
「おー。それは嬉しいな。はいっ。今日はダージリンティーにしてみたよ?この前、気に入っていたみたいだし。」
『ん!それはいいな。』
「『いただきます。』」
うん。上手くできてるね。
『うん。美味いな。このお茶も美味い。』
そうして、私達は一息ついた。
あぁ、それと羅泉は、私の料理がいたく気に入ったらしく、今までは人間の食べ物を食べる事は殆ど無かったらしいが、最近は毎日ご飯とお菓子を要求する様になっていた。
「ねぇ、羅泉。今日もあの草原に行かない?新しい札術を考えたんだー。」
『あぁ。いいぞ。その代わり、しっかりとお茶の用意はしておけよ?』
「勿論。ガトーショコラと、抹茶タルトがあるけどどっちがいい?」
『抹茶タルトだな。』
「りょーかい!」
あぁ、そう言えばなんでこんなにお菓子とかを一人で作れるのかと言うと、放任主義だから。あと、高校卒業資格を持っているくらいの頭があるお陰である程度、自由に買い物とかにも行けるのだ。
ん?お金?あぁ、私って文豪の才能もあるんだよね。頼んだし。だから、この前、というか羅泉と出会って直ぐにコンクールに応募して見事、大賞を取ったので、その時の賞金をお母さんが作ってくれた私専用の口座に入れていて、それを使っていると言う訳だ。
ちなみに、出版もされたから印税とかも入ってきているのだ。なので今の所は、材料費とかを余り気にせずに使えるので有難い。
「んー♪やっぱりここは風が気持ちいいー!」
『まぁな。さて、今日もやるか?』
羅泉はニヤリと笑い、人型になった。
「勿論。新しい札術を考えたって言ったでしょ?」
私もそう言うとニヤリと笑って亜空間から新しく書いた札を五枚取り出し、口元に当てた。
ここまでの会話で分かっただろうが一応伝えておくと、私は羅泉と出会ってから羅泉に稽古をして貰っているのだ。何故ならいくら霊力が強くてもそれを上手く扱えなければ宝の持ち腐れだからである。
……………あっ!あと、すっごい言い忘れていたが私が何故、札術と大量の霊力を持っているのかと言うと、亜空間の時と同じ要領で、私が札術を使えない事を”拒絶”し、霊力を持っていない事と、大量の霊力に耐えられない身体を”拒絶”したのだ。
『フンッ。とっとと始めるぞ?』
「はい。よろしくお願いします!」
ドサッ
私は草原の中に大の字で倒れ込んだ。稽古が終わった後の、何時もの光景である。
「あー。疲れたー!なんで一歩も動いてないのに勝てるんだー!!!」
『フンッ。まだまだだな。こんな事では、いずれ俺に食われて死ぬぞ?』
「くー。やっぱり札術だと発動までに時間がかかるし防がれやすいなー。」
『だが、唯の人の子は札等の補助道具無しで術を使えば、霊力を消費し過ぎて死ぬ危険だってあるぞ?』
「だよねー?どうにかならないかなー?」
……………一応、考えはあるんだけどね。
『フンッ。それよりも抹茶タルトだ。』
「ハイハイ。ほいっ。」
『ふむ。相も変わらず美味そうな見た目だな。』
「おー。それは嬉しいな。はいっ。今日はダージリンティーにしてみたよ?この前、気に入っていたみたいだし。」
『ん!それはいいな。』
「『いただきます。』」
うん。上手くできてるね。
『うん。美味いな。このお茶も美味い。』
そうして、私達は一息ついた。
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