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転生完了です。
草原の中で
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「へー。それじゃあ、羅泉も昔は人を食べていたんだねー。
……………私も、食べられるの?」
『はっ!ヒョウはまだまだ幼子だろう?ヒョウみたいに小さい奴を食べても食いでがない上、霊力が成長する前に食う阿呆は居らぬわ。』
私と羅泉は草原の入口付近に敷いた敷物の上に座りながらお茶をしながら、羅泉の昔話に耳を傾けていた。
そして、分かった事がある。まず、羅泉は昔、かなり暴れていたらしい。なんか、結構有名な伝説とかにもなっているんだってさ。
そして、羅泉の身体は、大きくなったり、小さくなったり、人型になれるらしい。
……………大きくなった羅泉をモフモフしたいー!!!
「ねぇ、じゃあさぁ、私が大きくなったら、羅泉は私を食べるの?」
『んー。さぁな。お前は今でも、そんじょそこらの祓い屋では敵わんくらいの霊力を持っているからな。この霊力がもっと成長するとなると………食いたい気持ちはある。』
「そっかー。じゃあ私は、羅泉よりも遥かに強くなるように頑張るよ。そうしたら、羅泉は私を食べられないでしょ?」
『ハッハッハッ。所詮お前は人間だ。いくら霊力が強かろうと俺に叶うわけが無かろう。
……………でもまぁ、少しは期待しておいてやる。せいぜい足掻け。』
「うん。分かった。あー。でも、羅泉は傷付けたくないしなー。戦いたくないかも。」
『フンッ!甘い奴だな、ヒョウは。そんな事では強くはなれんぞ?』
「うーん?私って結構冷たい奴だと思うよ?羅泉を傷つけたくないのは、友人だからだし。つまり、私は友人とか、線の内側の人達は守るけど、それ以外は切り捨てるもん。」
『……………お前、本当に六歳か?』
「うん。一応。」
『そうか。』
そう言って、羅泉はクワっと欠伸をし、丸まった。
「ねぇ、羅泉。」
『なんだ?』
「大きくなってよ。私、モフモフしながら眠たい。」
『……………。』
「……………。」
『……………。はぁ。』
ボンッ
そんな効果音と共に羅泉は、ベット位の大きさになって丸まった。
『ほら。』
「わーお!ありがとう、羅泉!」
ボフッ
私は羅泉の身体にダイブした。
うーん。モフモフ、フワフワで気持ちいい。……………いい匂い。ラベンダー?
そんな事を思いながら私は、夢の国に旅立った。
『……………まこと、奇っ怪な娘だ。
おい、そこの妖精ら、こやつが入れた茶や菓子を片してくれ。ヒョウが蹴っては怪我をするやもしれん。』
そんな事を呟いたりしていた羅泉は、またクワっと欠伸をしてスヤスヤと気持ち良さげに眠るヒョウを抱え込んで眠った。
……………私も、食べられるの?」
『はっ!ヒョウはまだまだ幼子だろう?ヒョウみたいに小さい奴を食べても食いでがない上、霊力が成長する前に食う阿呆は居らぬわ。』
私と羅泉は草原の入口付近に敷いた敷物の上に座りながらお茶をしながら、羅泉の昔話に耳を傾けていた。
そして、分かった事がある。まず、羅泉は昔、かなり暴れていたらしい。なんか、結構有名な伝説とかにもなっているんだってさ。
そして、羅泉の身体は、大きくなったり、小さくなったり、人型になれるらしい。
……………大きくなった羅泉をモフモフしたいー!!!
「ねぇ、じゃあさぁ、私が大きくなったら、羅泉は私を食べるの?」
『んー。さぁな。お前は今でも、そんじょそこらの祓い屋では敵わんくらいの霊力を持っているからな。この霊力がもっと成長するとなると………食いたい気持ちはある。』
「そっかー。じゃあ私は、羅泉よりも遥かに強くなるように頑張るよ。そうしたら、羅泉は私を食べられないでしょ?」
『ハッハッハッ。所詮お前は人間だ。いくら霊力が強かろうと俺に叶うわけが無かろう。
……………でもまぁ、少しは期待しておいてやる。せいぜい足掻け。』
「うん。分かった。あー。でも、羅泉は傷付けたくないしなー。戦いたくないかも。」
『フンッ!甘い奴だな、ヒョウは。そんな事では強くはなれんぞ?』
「うーん?私って結構冷たい奴だと思うよ?羅泉を傷つけたくないのは、友人だからだし。つまり、私は友人とか、線の内側の人達は守るけど、それ以外は切り捨てるもん。」
『……………お前、本当に六歳か?』
「うん。一応。」
『そうか。』
そう言って、羅泉はクワっと欠伸をし、丸まった。
「ねぇ、羅泉。」
『なんだ?』
「大きくなってよ。私、モフモフしながら眠たい。」
『……………。』
「……………。」
『……………。はぁ。』
ボンッ
そんな効果音と共に羅泉は、ベット位の大きさになって丸まった。
『ほら。』
「わーお!ありがとう、羅泉!」
ボフッ
私は羅泉の身体にダイブした。
うーん。モフモフ、フワフワで気持ちいい。……………いい匂い。ラベンダー?
そんな事を思いながら私は、夢の国に旅立った。
『……………まこと、奇っ怪な娘だ。
おい、そこの妖精ら、こやつが入れた茶や菓子を片してくれ。ヒョウが蹴っては怪我をするやもしれん。』
そんな事を呟いたりしていた羅泉は、またクワっと欠伸をしてスヤスヤと気持ち良さげに眠るヒョウを抱え込んで眠った。
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