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ある日、召喚されました。

応接室へ。

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    はぁー。どうしようこの状況。なんか王女に王子は頭を下げていて、周りはそれを止めさせようとしている。




    うーん。確かに頭を下げたのは好印象だな。
    ……………自分達の非を認めている心からの謝罪ならね。さて、こいつ等は一体どうだろうか?一応心からの謝罪みたいに思えるが、確か貴族というのは嘘が上手いらしい。だから疑ってかかるくらいが一番いいだろう。




    「とりあえず、謝罪は受け取ります。ですが、その邪帝とやらを倒す事に関しては保留にさせてください。ここの世界の事を知らない上私は、戦いとは殆ど無縁の世界から来ているのですから。」




    その声を聴き、王子王女は顔を上げ、王子が答えた。。




    「それもそうですね。分かりました。とりあえず、このままここでの立ち話もなんなのでどうぞこちらについてきてください。応接室まで案内します。」







    という事で私達は応接室まで移動した。
    道中、どんな世界から来たのかとか色々質問をされたが、私は、いや、私と黒瀬って言う人は黙っていた。なので、必然的に他の人達が質問に答えていた。







    歩いて数分がたった時、ようやく応接室に着いたようだ。その扉は木製で綺麗な細かい装飾が施されていた。




    「こちらが応接室です。どうぞお入りください。」




    へー。外から見ても室内は豪華で綺麗な統一感のある造りになっていていいな。




    他の人達が入っていく間に私は【看破】と、【可視化】を発動させ、この部屋に小細工がされていないかを確認した。




    結果。どうやら盗聴の魔法がかけられているらしい。そして、その盗聴先は………。応接室の隣か。どうやらこの魔法を調べてみたらあまり効果範囲は広くない事が判明した。調べた方法は、私はユニークスキルの超賢者の書である。色々分かるとても便利で素晴らしいユニークスキルだ。
    そして、この魔法には媒体がいる。つまり、盗聴器の役割をする何かがいるのだ。
    ……………調べてみるか。
    色々調べたり、考えたりしている内に私が応接室に入る時が来たようだ。




    私は、皆が応接室の中に入ったのを確認して特に盗聴以外は問題無いことも確かめてあるので、応接室に入っていった。




    「どうぞこちらにお座り下さい。」




    そう言って、王女が席を進めた。
    なので、私は進められたソファーを【可視化】で調べ特に何も問題が無かったので座った。
    さぁ、どんな話になるのかな?
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