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転生したった
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「はぁ、食べた食べた」
「何言ってんですか。牛乳しか飲んでませんよ」
「牛乳の栄養分とカロリー舐めんな」
「舐めてませんよー」
「おい」
「では、お茶菓子でもどうですか?
今日のおやつはシャルロットですよ」
「ワンホールは無理」
「もちろん一切れです」
そうですか。なぜか最近メイドが私にそっけないのはどうして?あれか、友情が深まると素っ気なくなるやつか?深まって、素っ気なくなって、なんか友情が薄れて…………疎遠になる。そんな未来が見えるのですが?まあいっか。私は前世では無視が普通だったし。話しかけてくれるだけでありがたいよ。うん、ほんの1ミクロンも仕事しろよ。萌え萌えキュンしろよ。なんて思ってないからね。
「お嬢様、目が怖いですよ」
「あら、ごめんなさい」
うわ、何そのなんとも言えない目!なんでさ!私はご令嬢なんだからお嬢様らしくしてて当然でしょうが。と言っても普段の態度があれなので仕方がないか。
お茶菓子を部屋に持ってくるように言ってから静かに自室へ戻りカーテンを閉める。
あー、本当にやだ。こうやってやるとさ真っ暗になっちゃうんだよね。この世界中世ヨーロッパのパチもんみたいな感じだからさ、当然のごとく電気とかないわけ。電子機器とかないわけ。引きこもりくそオタニートからそれ奪ったら何が残るわけよ。まぁ私の場合は容姿を恵んでくださいましたけど、秋葉のメイド喫茶に週一で通ってるオタクどもは外見直してもどうにもならない根性あるんだからね?と、夢に出てきた神に毎回のように畳み掛けている。
さて、とてつも長い前置きはここまで。そうです、ありきたりですが魔法あります。うわ、面倒くせぇ、覚えたくねぇ、と思ってましたが教科書(読める)を読んだら元々の私が暗記していたようでそこそこのものならできました。まぁ、テストに出る範囲は難なくできるぐらい。かもなく不可もなく。そうそう、それが大事。
……………ごめん、何のんきに話しているのだろう。自己紹介がまだでした。アンシャール・アグニス・シーニュ。名前がいっぱいで紛らわしいので説明しますとアンシャールがラストネーム。つまり苗字ね。アグニスがミドルネーム。これは、私のひいお婆様に当たる方の名前。なんでもこの国一の魔法使いだったんですって。だからお父様のミドルネームもアグニス。父方のお婆様らしいので。で、ファーストネームつまり名前がシーニュ。なんか、いろいろ意味がありそうだけど案外どうでもいいのでパスします。だって私からすれば他人からつけられた名前だからね。ごめんよ、私はそこまで人情深くはないのさ。
さて、シャルロットが運ばれてきましたよ。お茶は、ルイボスティーと、東の国発祥のトウモロコシの根を使ったこん茶だそうです。コーン茶ね。はいはい。知ってますよ。我が家のシェフやコックたちが心配してせめてお茶で栄養分を取って欲しいとのことで二種類あるらしい。1つ突っ込ませてくれ。シャルロットにコーン茶はいくらなんでもないだろうよ。コーン茶って焼肉とか韓国料理食べる時に出てくるやつだぜ?まじかよ……と思っているとこれまた東の国の伝統品米焼きが出てきました。おせんべいですね。知ってます。前世では大好物でした。おばあちゃんが。
ちびちびとシャルロットとお茶を口に運びながらそういえばと思い出す。
「明日は朗読会ね」
「あら、そうでしたか。それではお洋服を決めないと」
「違うのよ。明日のメンバー全員連れがいるのよ」
あっ、おい今鼻で笑ったろ。ふって鼻息聞き逃さなかったぞ!表情は崩さなかったけど今のは絶対笑ったね。ジト目で見てたらニコッと笑顔を返された。うちのメイド優秀すぎやしないかい?
「では、片っ端からフリーの殿方を漁りましょう。お嬢様の容姿でしたら一発ですよ」
「いや、ここは敢えてワンランク上の」
「まさか………」
「そう、お兄様を召喚しようではないか」
「必殺技ですね」
「ははははは」
さあ、私の最終兵器イケメンどSお兄様を召喚しようではないか!
「何言ってんですか。牛乳しか飲んでませんよ」
「牛乳の栄養分とカロリー舐めんな」
「舐めてませんよー」
「おい」
「では、お茶菓子でもどうですか?
今日のおやつはシャルロットですよ」
「ワンホールは無理」
「もちろん一切れです」
そうですか。なぜか最近メイドが私にそっけないのはどうして?あれか、友情が深まると素っ気なくなるやつか?深まって、素っ気なくなって、なんか友情が薄れて…………疎遠になる。そんな未来が見えるのですが?まあいっか。私は前世では無視が普通だったし。話しかけてくれるだけでありがたいよ。うん、ほんの1ミクロンも仕事しろよ。萌え萌えキュンしろよ。なんて思ってないからね。
「お嬢様、目が怖いですよ」
「あら、ごめんなさい」
うわ、何そのなんとも言えない目!なんでさ!私はご令嬢なんだからお嬢様らしくしてて当然でしょうが。と言っても普段の態度があれなので仕方がないか。
お茶菓子を部屋に持ってくるように言ってから静かに自室へ戻りカーテンを閉める。
あー、本当にやだ。こうやってやるとさ真っ暗になっちゃうんだよね。この世界中世ヨーロッパのパチもんみたいな感じだからさ、当然のごとく電気とかないわけ。電子機器とかないわけ。引きこもりくそオタニートからそれ奪ったら何が残るわけよ。まぁ私の場合は容姿を恵んでくださいましたけど、秋葉のメイド喫茶に週一で通ってるオタクどもは外見直してもどうにもならない根性あるんだからね?と、夢に出てきた神に毎回のように畳み掛けている。
さて、とてつも長い前置きはここまで。そうです、ありきたりですが魔法あります。うわ、面倒くせぇ、覚えたくねぇ、と思ってましたが教科書(読める)を読んだら元々の私が暗記していたようでそこそこのものならできました。まぁ、テストに出る範囲は難なくできるぐらい。かもなく不可もなく。そうそう、それが大事。
……………ごめん、何のんきに話しているのだろう。自己紹介がまだでした。アンシャール・アグニス・シーニュ。名前がいっぱいで紛らわしいので説明しますとアンシャールがラストネーム。つまり苗字ね。アグニスがミドルネーム。これは、私のひいお婆様に当たる方の名前。なんでもこの国一の魔法使いだったんですって。だからお父様のミドルネームもアグニス。父方のお婆様らしいので。で、ファーストネームつまり名前がシーニュ。なんか、いろいろ意味がありそうだけど案外どうでもいいのでパスします。だって私からすれば他人からつけられた名前だからね。ごめんよ、私はそこまで人情深くはないのさ。
さて、シャルロットが運ばれてきましたよ。お茶は、ルイボスティーと、東の国発祥のトウモロコシの根を使ったこん茶だそうです。コーン茶ね。はいはい。知ってますよ。我が家のシェフやコックたちが心配してせめてお茶で栄養分を取って欲しいとのことで二種類あるらしい。1つ突っ込ませてくれ。シャルロットにコーン茶はいくらなんでもないだろうよ。コーン茶って焼肉とか韓国料理食べる時に出てくるやつだぜ?まじかよ……と思っているとこれまた東の国の伝統品米焼きが出てきました。おせんべいですね。知ってます。前世では大好物でした。おばあちゃんが。
ちびちびとシャルロットとお茶を口に運びながらそういえばと思い出す。
「明日は朗読会ね」
「あら、そうでしたか。それではお洋服を決めないと」
「違うのよ。明日のメンバー全員連れがいるのよ」
あっ、おい今鼻で笑ったろ。ふって鼻息聞き逃さなかったぞ!表情は崩さなかったけど今のは絶対笑ったね。ジト目で見てたらニコッと笑顔を返された。うちのメイド優秀すぎやしないかい?
「では、片っ端からフリーの殿方を漁りましょう。お嬢様の容姿でしたら一発ですよ」
「いや、ここは敢えてワンランク上の」
「まさか………」
「そう、お兄様を召喚しようではないか」
「必殺技ですね」
「ははははは」
さあ、私の最終兵器イケメンどSお兄様を召喚しようではないか!
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