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淫らな悪魔の契約者開発♡

熟成させたいキミのこと♡ ⑥ ~休息~

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「あ、ぁ……ぁぁ…♡ ……ぁ、は……」
「……あれ、これって結局は胸でイってる? まぁいいか。どっちにしろ、キミが性器を舐めて勃てる淫乱であることは間違いないんだし」
「う゛ぅ…ッ♡」

 安直な言葉責めにすら気持ちよくなってしまう。嫌だと思う心はずっとそこにあるのに、体は素直に快楽を求めている。まだ足りない。もっと犯してほしい。もっとキモチイイのが良い。ユダの長くてぶっといちんこでいっぱい突いてほしい。中出しだってもっとしていい。

 ……おかしい、やっぱりおかしい。沢山イってるのに、イったら頭がすっきりする筈なのに、ずーっと思考は卑猥な色に染まってる。性欲の終わりが見えない。

 てか、そもそもなんでこんだけヤってて俺はトばないんだよ。何回イったか分かんないくらいイカされてるのに。確かに、最も性欲が強くなる時だっていわれる十代を謳歌する高校生ではあるけど。それにしたって限度ってもんが……意外と大丈夫なのか? もうどこまでが人間的で、どこからが人外の領域なのか分からなくなってる。

「ふふふ、不思議そうな顔だね。答えてあげるよ。確かに、今キミの頭がセックスへの快楽しかないのは私がそうさせているからだ」
「お、まぇ、なぁ……っ」

 やっぱりか! 性欲はあれど噛みつく体力は無くて、ベッドの上に上体を投げ出したまま床に座り込み、視線だけで強くユダを睨みつけた。この重たい気だるさも反抗させないために使ったコイツの力なのかもしれない。嫌な奴め!
 けれど、俺の向けた視線なんてどこ吹く風でユダは飄々と言葉を続けやがる。

「あー、でも。誤解しないで? 私は欲を刺激しただけ。具体的な願望……突っ込まれたいとか、もっと犯してほしいとか、どこを弄ってほしいとかは全部キミの願望だ。キミ自身が持つ欲だよ」
「なっ……」
「契約上、私が主を害することが出来ないのはキミも知っているだろう? 私が出来るのはちょっかいをかけることだけ。せいぜい欲望をちょっと刺激したり、感度を高めたりするだけだ。抗う気持ちが主にあったなら、そちらが優先されて私の悪戯は雑念となって終わる」

 奇襲すれば初撃は与えられるけどね。
 そんなことを言いながら、愉快そうな笑みを浮かべてユダは絶句する俺の隣に腰かけた。ぼすんっ、と揺れ伝わった振動がなんとなくセックス中の揺れを彷彿とさせて、……ああいや、そんな訳ない。なんでも『そっち』に繋げるな俺。
 絶え間なく浮かぶ卑しい想像に身悶える俺を見下ろして、ユダはいつものニヤついた面を晒して言った。

「なのに、キミはいつも私の戯れに弄ばれる。今だって、何度射精してもその欲が尽きずセックスをしたいと思っているんだろう? 結腸まで挿れてほしいんだっけ? だとすれば、それは私のせいではない。……キミが、キミ自身が、もっとエッチなことをしたいと思っているからだよ。翔馬♡」

 告げられた言葉に、カァッと体中が熱くなった。
 まるで、事実だと肯定するように。
 
「ち、ちが…っ! 俺はそんなことっ」
「さて、お遊びの時間もそろそろ終わりだ。ちゃんと付き合ってくれたご主人様にお詫びをあげなきゃね」

 床に座り、上体をベッドに預けて脱力していた俺の眼前に反り返ったソレが見せびらかされる。今日は数えるのも馬鹿らしいくらいシた筈なのに、やっぱりコイツの肉棒は今も固くて赤黒い。先端からはとろとろと先走りが流れてて、それがフェラの名残である俺の唾液と絡み合ってテラテラと輝いていた。
 その大きくて熱い塊に目を奪われている間に、ユダは俺の身体を簡単に抱き上げてベッドへと寝かせた。そのまま覆いかぶさられて、視界は見慣れてしまった景色へと落ち着く。ああ、また、抱かれる。犯されるんだ。期待を一層強めたアソコがひくひくとユダを求めて、ナカは甘く震え始めた。

「それじゃあ、改めて聞こうか。何がほしいって? アルジサマ♡」

 羞恥心や屈辱を煽るようなわざとらしい呼びかけに歯噛みする。それでも、消えない熱に侵された身体はすんなりと足を開いてソコを見せた。

「……いっぱい、結腸突いて……ぶち込んでぇ…っ」

 満足そうに一つ頷いたユダが舌なめずりをするのが見えた。
 ああ、犯してくれる。


 その事実に、俺も笑ってた。
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