夜霧の怪談短編集

夜霧の筆跡

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第四十四話 呪いと幻想の迷宮

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僕が体験した話の発端は、僕が働いている図書館ってことになるのかな。

その図書館は少し独特な成り立ちで……
建物は、もともとは児童養護施設だったそうです。
実は僕、児童養護施設出身なので、その話を聞いて少し親近感を感じてしまって。

特に図書館の職員になりたいなんて気持ちはなかったんですけど、ちょうど求職中に職員を募集している張り紙を見て、軽い気持ちで応募したら採用されて、今に至ります。
本当に偶然に偶然が重なった結果です、ご縁って不思議なものですよね。

この図書館が元児童養護施設じゃなかったら、僕が児童養護施設出身じゃなかったら、その時僕が求職中じゃなかったら、たまたま職員を募集していなかったら。
本当に、このうちひとつでも違っていたら、僕はあそこで働くことにはならなかったと思うんです。
そう、だったら友人を失うこともなかったのに……





あの日の館内はいつもと変わらず落ち着いた雰囲気で、利用者が思い思いに読書を楽しんでいる様子が見えました。
利用者は老若男女さまざまで、子供向けのおすすめ絵本コーナーや、若者向けの新作話題作を集めたコーナーが特に人気でした。

僕は返却された本を棚に戻すため、館内を回ってました。

「お疲れさま」

そう声をかけられ振り向くと、友人が来ていました。
彼は僕が児童養護施設にいたころからの親友で、育ちの複雑な僕に偏見を持つことなく接してくれる優しいやつでした。

「珍しいね、なにか読みたい本でも?」

僕がそう返すと、友人は苦笑いをしながら手をヒラヒラさせました。

「まさか、活字離れ世代のこの俺が。
今夜はおまえと飲みたいなと思ってさ。
適当に時間つぶして仕事上がるの待ってるよ」

友人はそう言うと、スタスタと本棚の奥へと消えていきました。
僕はその背中を見送り、仕事に戻っていきました。

彼は自分では『活字離れ』なんて言っていましたが、本を読んで時間をつぶせるタイプです。
ほっとけば静かに僕の終業時間まで待っていてくれることはわかっていました。

僕は僕で、一緒に食事に行く相手がいるとか、そんなことはまったくないタイプ。
アポなしで訪ねてこられても『予定があるから無理』なんてことは絶対にありえない。
そのことを友人もよくわかっているから、こんなふうに突然来るんです。

これもひとつの『阿吽(あうん)』っていうんですかね。
本当に、唯一無二の親友だったんです。





やがて、閉館時間を報せる放送が流れ始めました。

小さな図書館ですからね、その日の職員は僕一人でした。
友人以外のすべての利用者が図書館を出たことを確認して施錠。
閉館後の片付けをする間、友人には館内で待っていてもらう、いつものことでした。

いつもと違ったのは、片付け中に古めかしいボロボロの日記帳を見つけたことです。
紙の傷みや装丁からも、かなり古い時代のものであることがわかりました。

「なんだそれ? ちょっと見てみようぜ」

気まぐれに片付けを手伝いに寄ってきた友人が興味本位に促してきました。
それで、乱暴に扱えば崩壊してしまいそうなその日記を、僕はそろりそろりとめくってみることにしたんです。

どうやら児童養護施設の院長の日記のようでした。

僕の出身である児童養護施設は、院長も職員も、そして孤児たちも、みんな仲良しで穏やかで優しい時間の流れる、居心地のいい場所でした。
だから、想像もつかなかったんです。
『児童養護施設を経営する』ということには大変な苦労が伴うこともあるのだと。

日記帳には、世間に対する院長の恨みつらみが延々と書きつづられていました。

──もともとは『かわいそうな子どもたちのために』という純粋な気持ちから児童養護施設をたち上げた。
だけど、継続的に資金援助してくれるスポンサーは見つからず、外で働きながら資金を稼ぐしかなかった。
当然職員に給料を支払えるほどの資金力もないので、ボランティアで子供の世話をしてくれる人を探すも、そうは見つからなかった。
毎日休みなく働き、ワンオペで孤児たちの世話、それに加えて子供の声がうるさいなど近隣からの苦情──

日記帳を読み進めれば、院長の精神が疲弊していく様子がありありと伺えました。

そして、世間への恨みをこじらせた院長が『呪いの儀式』を実行に移しはじめたことが書かれていました。
儀式に必要なものを集め、着々と準備を進めていく院長……
その様子が鮮明に目の前に浮かぶかのように、詳細に記されていました。

だけど、一番肝心な『呪いたい相手の体の一部』を入手する段階でふと正気に返ったようです。
ずっと書きなぐるかのように乱暴に書かれていた文字に、落ち着きと丁寧さが戻ってきた感じがしました。

──呪いたい相手が誰かなんてわかるものか。私は世間そのものに諦めを感じていただけだった──

そう締めくくられて、日記帳は終わっていました。
日付を見ると、児童養護施設が閉じられ図書館がオープンしたとされる時期と一致していました。
きっともう、ひとりで児童養護施設を続けていくことに限界を感じて閉鎖を決心したんでしょうね。

力になってくれなかった世間を呪いたい気持ちもわからなくはないけど……
具体的に『呪いたい相手』なんて言われても、世間の人間すべての体の一部を集めてくるなんてあまりに現実的ではありません。

『髪の毛一本や爪のかけらひとつでも良い』
『体液であればなお良い』
『一番効果が高いのは血液』

なんて補足もあったけど、もはやなんの意味もない情報でしょう。

最初はひやかし半分で

「見てみようぜ」

なんてはしゃいでた友人もすっかりしんみりしてしまいました。

「と、とりあえずこれは明日図書館の館長に報告しておくよ。
今日はこれでおしまいにして、飲みに行こう。
どうせまたフラれたとかなんとか愚痴りたくて来たんだろ?」

僕はそう言って気を取り直そうと、日記帳を閉じました。
すると、ページのすきまからハラリと一枚の紙が落ちたんです。

「ボロすぎてページ抜けちゃったか、ほら」

「ああ、ありがと」

ちょうど足元に落ちたのを拾い上げ、友人が渡してくれたその紙は…… 日記帳から抜けたページではありませんでした。
はさみこんであった、儀式のために準備された用紙。
魔法陣みたいな…… よくわからない模様が書き込んであって、なんか不気味で……

「おいおい、何それ? ちょっとよく見せてみろよ」

友人がまた茶化して紙をのぞき込んできました。

「もういいだろ、なんか薄気味悪いよ。ほら、行こう、今夜は飲みあかそう」

僕たちはいつものように肩を並べて夜の街に繰り出しました。





そうしてその夜、ほろ酔い気分で別れた…… それが最後に見た友人の姿でした。
翌日以降、メッセージを送っても既読もつかないし、電話も出ず、メールの返信もない。

僕は心配になって友人の家を訪ねてみることにしました。
そこは図書館からそう遠くない住宅街の一角で、古びた小さなアパートでした。
呼び鈴を鳴らし続けましたが反応はなく、どうしたものかと思案していると隣のドアが開いて、中から初老の女性が顔を出しました。

「ここのお部屋は何年も空き家ですよ?」

「ええっ!?」

僕は驚いて大声を上げてしまいました。

だって、そんなわけないんですよ。
つい数日前にだって、僕は友人の部屋を訪ねてるんですから。
何度も遊びに来たし泊まったこともある部屋です、間違えるわけもありません。

僕はわけがわからなくなって、彼との共通の友人に相談することにしました。

「ん? 誰のこと? そんなヤツ、いたっけ?」

友人の反応はこれまた信じられないものでした。
そんな変な冗談を言うようなやつじゃありませんから。

恐ろしくなって…… でも、僕にはもう相談できる相手なんていないんです。





考えた末、僕は匿名掲示板のオカルトカテゴリーで質問することにしました。

『親友が行方不明なんです』

最初は反応も薄く、たまにレスポンスがあったとしても冷たいものでした。

『K察池』
『うpはよ』
『釣りか?』

僕は諦めず、もっと詳しく書き込むことにしました。
匿名掲示板を利用するのは初めてで、特定とかなんとか怖いイメージがあったから、情報を書き込みすぎないように警戒してたんです。
でも、さすがに情報がなさすぎて…… 今思い返せば、こんな反応しかないのも当然のことでしたよね。

『連絡がつかなくて家に行ったらずっと空き家だったと言われました
共通の友人に聞いたらそんな人は知らないって言われました』

追加の情報を書き込んだことで、少しずつ興味を持ってくれる人が増えてきました。

『家間違ったんじゃね?』
『引っ越したとか』

『引っ越すなんて話はしてませんでした
何度も行ってるしほんの数日前にも行きましたから間違えることもないです
ですから何年も前から空き家なんてこともありえません』

このスレッドの回答者はいざ話してみるとみんな親切で、いろんなことを教えてくれました。

『親友だと思ってたのはおまえだけで本当はウザがられてたんじゃないの』
『ずいぶん手の込んだ絶縁だなwww』

なんてひどいことを言われることも、ときにはありました。

(そうなのかな……?
僕のこと本当はウザいと思ってて、だから突然姿を消して……
共通の友人にも口裏を合わせてもらって……?

ううん、そんなわけがない!
だったらどうしてわざわざ僕に会いに来て、僕の仕事が終わるのを待ってくれたんだよ!
ウザいと思ってる相手と、そうまでして一緒に飲みに行くわけがない。)

少し気持ちがゆらいだりもしたけど、こういう書き込みは無視を決め込むことにしたんです。

『共通の友人だってウソをついているとは思えません』

『そんなヤツ知らないって言ったんだっけ?
共通の友人とおまえの親友ってどの程度の仲なの?』

『3人で一緒に飲みに行くこともよくありました
僕抜きでふたりで会うことだってありました』

『付き合いが浅くて認識が薄いわけではないんだな』

そこで、ふと思いついたことがありました。

(そうだ、一緒にとった写真だってあったはずだ。
これを共通の友人に見せれば……!)

僕は早速彼に写真を添付してメッセージを送りました。
返事はすぐに返ってきました。

『なに送ったん? 画像壊れてる、見れない』

もう一度送ると、今度はエラーメッセージが返ってきて、送信さえできませんでした。

『うまく送れない。今度会ったときに直接見せる』

そう、写真を添付していないメッセージはすんなり送れて『了解』のスタンプが返ってきました。

(なにか…… なにかがおかしい)

僕は漠然とした不安感に襲われ、再び匿名掲示板に視線を戻しました。

『共通の友人と親友と僕と3人でとった写真がありました
メッセージで送って見てもらおうとしましたがうまく送信できません
今度会ったときに直接見せることにします』

すると『3人でとった写真』という情報に食いついた人が『うp』と言い出しました。
そう言われてもさすがに本人たちの了承もなく匿名掲示板に写真をのせるわけにはいきません。

何人かに『写真をアップロードしろ』としつこく言われてそれを断っているうち、スレッドがなんだか白けたムードになってきました。
レスポンスを返してくれる人もだんだんと減って、ついには誰も反応してくれなくなってしまったんです。

(見ず知らずの人なんて興味を持てれば食いつくけど、事態になんの責任を持っているわけでもなし……
興味がなくなったら、やっぱりこんなものか)





僕はそれ以来、掲示板に書き込むのはやめました。
そして数日後…… スレッドが消えているのに気付きました。

しばらく書き込みが行われないスレッドは古い順番に消えていく、それはわかります。
でもそんな感じではなくて、過去ログも残さずに完全に消えているんです。
まるで最初からそんなスレッドなど存在しなかったかのように、なんの痕跡も残さずに。

その日は共通の友人と会う日でした。
友人に会ったときにスレッドの内容も見てもらおうと思って…… それで消えていることに気付いたんです。

「お~久しぶり」

友人は明るい笑顔で僕を迎えました。

「なんかあったん? 急に会おうなんて」

「うん、こないだもちょっとメッセしたことなんだけど……」

僕は友人に、行方不明の親友について順序立てて説明していきました。

「ん~やっぱりそんなやつに覚えはないんだけどなあ……
とりまその送ろうとしてた写真見せてよ」

そう言われて、スマホを取り出し画像フォルダーを開くと、またも恐ろしいことが起きていました。
親友が写っているはずの写真がすべて壊れた画像になっていたんです。
面積の9割が真っ黒になっていたり、全体にノイズが乗っていて何も見えない状態になっていたり、サムネイルでは普通に見えているのに開いて見ようとするとエラーで開けなかったり。

「なにこれ……なんで……?」

僕は少し泣きそうになってしまって、震えた声で言いました。
友達はいぶかしげに写真をのぞき込んできました。

「ホントだ、おかしいね」

写真のデータが壊れることはたまにあることかもしれませんけど、こんなにも大量に、しかも明らかに親友が写っているもののみに起きているんです。
僕の顔色を見て、さすがにまともな事態ではないと察したのか、友人も身を乗り出して事情を聞いてくれました。

「その『親友』と最後に別れたのが、仕事帰りに行ったバーの後ね。
じゃあ、そのバーに行ってみない? 店員とか常連客とか、誰か覚えてるかも」

友人の提案で、僕の家に荷物を置いて、さっそく件のバーに向かうことになりました。





古い雑居ビルの2階にある、なじみのバー。
親友と一緒に何度も訪れたことがあるし、客商売のマスターなら顔を忘れるわけがありません。

「こんばんは」

マスターはすぐに笑顔で応えてくれました。

「や、いらっしゃい。こないだぶり?」

「そうだね。今日はちょっと聞きたいことがあって……
よく僕と一緒に来てた男のこと覚えてる? こないだも一緒に来たよね?」

「えっ…… と……」

マスターは困った顔で作り笑いを浮かべました。
そこで友人が助け舟を出したんです。

「覚えてない? こいつはいつも誰と一緒にここ来てたの?」

「えっと…… あなたはいつも、おひとりでご来店……」

マスターは首をかしげながら、思い出そうとしてくれているようなしぐさを見せました。
ああ…… 僕はショックだったけど、マスターにも申し訳なくなってしまったので、話を切り上げることにしてごまかしました。

「あ、ご、ごめんねマスター、他の店だった。勘違いしちゃったよ」

僕は友人に目配せをして無難な話題に切り替え、度数の低いお酒を飲みほして店を出ました。





「もしかしたら」

友人とふたり、並んで歩きながらぽつりぽつりと話し始めました。

「僕は頭がおかしくなったのかもしれない。
親友なんてものは僕の想像上の存在に過ぎないのではないか……
おまえもうすうすそう思ってるんだろ?」

「そんなこと……」

ない、とはっきり否定できないところを見ると、多少はそういう気持ちもあったんだろう。

「こういう場合、どの科を受診すればいいんだろ。精神科? 心療内科?」

「い、いや、待て待てそうあわてるな。もうちょっと考えていこう。
確かに俺もその『親友』の存在に関しては信じきれてない部分もあるけど……
おまえが、その、おかしくなったなんて、そんなふうには思えない。
だって『親友』のこと以外はまるで正常じゃないか」

僕はもうスマホで受診できそうな病院を検索しはじめていたけど、友人の言葉を聞いてその手を止めた。

「もう少し話聞かせてくれよ、な?」

友人に促され、僕は親友と最後に会った日のことを思い返し、順序立てて丁寧に丁寧に話していきました。





そこでやっと思い出したんです、あの恐ろしい内容がつづられた日記帳、そしてそこにはさまっていた呪いの儀式のための台紙!

(どうして今まで忘れていたんだろう、あんなインパクトの強い出来事を)

「呪いなんて眉唾だと思ってたけど、本当に発動するんだとしたら……
あいつはそれに触ってしまったがために巻き込まれて……!?」

「落ち着けって、だったらおまえだって無事なわけないじゃん、受け取ったんだろ?
それに、翌朝館長に報告したって言ったよな。館長は? 無事?」

そう言われてみれば確かにそうなんです。
僕だって、館長だって……

「無事…… だ…… じゃあ、なんで、あいつだけ……」

友人は動揺する僕の肩に手を置いて、安心させようと努めてくれました。

「とはいえ、その日記帳、明らかに怪しいな。それもう一度調べることってできないの?」

真剣な顔でそう提案する友人に、僕は目頭が熱くなる思いでした。
だって、普通なら僕の頭がおかしくなったと考えて適当に流すところじゃないですか。
自分には理解できない話を、僕が言ってるだけの話を、彼は本気で信じて一緒に考えてくれているんです。

「明日、館長にかけあってみる」





そして翌日。
僕は早速館長に日記帳について訪ねてみました。

『特に歴史的な価値があるということもない個人的な日記だし、内容が内容だ。
持ち主が存命だったとしても、もう目にしたくもないだろうから、返却もはばかられる』

というわけで、こちらでひっそりと処分しようということになっていたらしいです。

「では僕が処分しておきますね」

「あ、そう? じゃあお願いします」

こうして、あっさりと日記帳は僕の手に渡りました。
早速この日記帳を持ち帰り、なにか手がかりがないか調べてみることにしました。

1枚1枚ページをめくり…… 手を止めました。
僕が落としてしまって、あいつが拾って、挟み込んだ。あの紙。
それを挟んだページにたどり着きました。

日記帳を読むことにも疲れ始めていた僕は、気分転換にとその紙を広げてみました。
見ると、赤黒い点のような汚れがついていました。

たしか日記帳発見時にはこんな汚れはついてなかったはず。

(これは、血……?)

僕は、呪いの儀式の最後の工程を思い出しました。

『髪の毛一本や爪のかけらひとつでも良い』
『体液であればなお良い』
『一番効果が高いのは血液』

(もしかしてあいつ、紙で指を切ったかどうかして、血が出てたんじゃないか?
それで、最も呪いの効果が高いとされる血液を付着させてしまったことで、呪いが発動したんじゃないか?)

『呪い』の目的が相手の存在そのものを消し去るというものであれば、つじつまが合います。
僕は友人にこのことを話し、彼もその推測に同意してくれました。





日記帳を近所の神社に持って行ってお祓いと処分をお願いして預けてきました。

「お疲れさま。やるだけのことはやった。
つらいだろうけど、気持ちを切り替えて生きていこう、な」

友人はそう励ましてくれました。





ただ、念のため精神科を受診もしました。
統合失調症と診断され、今では薬を飲んで落ち着いています。

それでも……
親友の存在だけは、想像上のものだったとは思えないんです。
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