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第三十一章 最終章③ 真相の開示編
第100話‐3 ヒュアキントスとアドニスの正体
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「………ヒュアキントスとアドニスが、実験体だろうと人工的に作られた神だろうと僕にはどうでもいい。2人が2人であることに何も変わりはない」
ずっと黙っていたナルキッソスが、初めて口を開いた。
ナルキッソスの瞳はまっすぐヒュアキントスとアドニスに向けられている。
「僕も同じです。ヒュアキントスとアドニスが実験体だからと言って何も変わりません」
ガニュメデスも同調するように頷く。
「ナル……ガニュ……」
アドニスは言葉を詰まらせた。
親友だと思っていた2人に肯定されたことで、救われたような気がしたからだ。
「エロス様。貴方の魂胆を教えていただけますか?貴方はまるで面白がっているかのようで、敵なのか味方なのかもわからなかった。なぜ僕達にこんなことをさせ、オリンポス12神まで巻き込んで、僕達を審判したんですか?」
ガニュメデスはきっぱりと言い放つ。
それはいつもの柔和な表情とは違い、鋭い目つきだった。
「そうだね…。君達には知る権利がある。話すとしようーーー」
エロスは一息つくと、ゆっくりと語りだしたーーー
第101話に続く・・・
ずっと黙っていたナルキッソスが、初めて口を開いた。
ナルキッソスの瞳はまっすぐヒュアキントスとアドニスに向けられている。
「僕も同じです。ヒュアキントスとアドニスが実験体だからと言って何も変わりません」
ガニュメデスも同調するように頷く。
「ナル……ガニュ……」
アドニスは言葉を詰まらせた。
親友だと思っていた2人に肯定されたことで、救われたような気がしたからだ。
「エロス様。貴方の魂胆を教えていただけますか?貴方はまるで面白がっているかのようで、敵なのか味方なのかもわからなかった。なぜ僕達にこんなことをさせ、オリンポス12神まで巻き込んで、僕達を審判したんですか?」
ガニュメデスはきっぱりと言い放つ。
それはいつもの柔和な表情とは違い、鋭い目つきだった。
「そうだね…。君達には知る権利がある。話すとしようーーー」
エロスは一息つくと、ゆっくりと語りだしたーーー
第101話に続く・・・
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