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第二十一章 新たな仲間編

第65話‐2 手を繋いで並ぶだけでは前に進めない

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「ガニュメデス。君達のユニット対決は想定外の出来事だが、仲間同士で一列に手を繋ぐだけでは、何も見えてこない。互いを知り、高め合うことで初めて見えるものがあるはずだ」
「確かに僕達は馴れ合っている所は否めません。特にヒュアキントスとアドニスは…。意識を変えるきっかけにはなりそうですね!」
「うむ」


仲間同士で競うことで切磋琢磨にもなる。
彼らの殻を破るチャンスに生かそうとアポロンは考えていたのだった。



それから日々は過ぎていき、美少年達は活動に励んでいた。

その間、彼らの初アルバムも発売されたが、予想以上の売れ行きで話題になっていた。
そしてユニット対決も相変わらず話題になっており、時の人となっていた。

同じグループの仲間同士がライバルとなって勝負するという、ゲームやスポーツのような展開がウケているらしい。

どちらが勝つかという予想も白熱し、どちらを応援するかで盛り上がるファンも多くいた。

そんな中、一部のファンの間でとある噂が広まっていた。

それはヒュアキントスとアドニスのことだ。



この2人はファンの間で仲が良いことで有名で、2人の仲良しぶりを推すファンも多くいた。

だがその2人が別のユニットになり対決することになったのだ。
ある時、2人の不仲説や喧嘩説が浮上するようになった。

これは2人を推していたファンにとっては複雑な心境だった。

そしてーーこの不仲説が話題になるようにある者が仕掛けを作っていたことを誰も知る由もなかった。


第66話に続く・・・
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