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第十四章 恋愛禁止編
第39話‐2 恋愛禁止令
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「脱退…そ、そんな……」
ナルキッソスに続き、まさか自分達まで脱退の危機に晒されるとは思わず、彼らは動揺を隠しきれなかった。
「待ってください、エロス様」
そこで発言したのはガニュメデスだった。
「2人も抜けられたのではこのグループの存続自体が危ぶまれます。どうかご猶予をいただけませんか。お願いします」
するとエロスは不敵な笑みを浮かべてこう言った。
「そうは言っても違反は違反だからね。だったらこういうのはどう?ガニュメデス君が代わりに脱退する。それなら1人で済むからね」
「「え!!??」」
それを聞いて驚いたのは他でもない、当事者でもある彼らだった。
「ま、待ってください!ガニュは関係ないんです。罰なら俺たちが受けます」
アドニスは慌ててそう言ったが、それを遮るようにガニュメデスが言った。
「エロスさまがそう仰るのなら僕はそれでも…」
「何言ってんだ!そんなのダメだ!お前は仲間なんだよ、仲間を犠牲にできるかよ!」
アドニスは必死に止めたが、彼の意思は変わらないようだった。
その時だったーーー。
「2人が脱退するんだったら。僕も一緒に辞めます」
ずっと無言だったナルキッソスが、唐突にそう言い放ったのだった。
第40話に続く・・・
ナルキッソスに続き、まさか自分達まで脱退の危機に晒されるとは思わず、彼らは動揺を隠しきれなかった。
「待ってください、エロス様」
そこで発言したのはガニュメデスだった。
「2人も抜けられたのではこのグループの存続自体が危ぶまれます。どうかご猶予をいただけませんか。お願いします」
するとエロスは不敵な笑みを浮かべてこう言った。
「そうは言っても違反は違反だからね。だったらこういうのはどう?ガニュメデス君が代わりに脱退する。それなら1人で済むからね」
「「え!!??」」
それを聞いて驚いたのは他でもない、当事者でもある彼らだった。
「ま、待ってください!ガニュは関係ないんです。罰なら俺たちが受けます」
アドニスは慌ててそう言ったが、それを遮るようにガニュメデスが言った。
「エロスさまがそう仰るのなら僕はそれでも…」
「何言ってんだ!そんなのダメだ!お前は仲間なんだよ、仲間を犠牲にできるかよ!」
アドニスは必死に止めたが、彼の意思は変わらないようだった。
その時だったーーー。
「2人が脱退するんだったら。僕も一緒に辞めます」
ずっと無言だったナルキッソスが、唐突にそう言い放ったのだった。
第40話に続く・・・
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