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第八章 TV出演編
第24話-3 アドニスとガニュメデスの戦い
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「全く!本番中に無茶ぶりするなんて!」
TV局を出た後、ヒュアキントスはリーダーとして2人を叱っていた。
「ごめんって!」
「悪かったって!」
「もう……。まあ、結果的には上手くいったけどさ♪」
ヒュアキントスは上機嫌だった。まさかレギュラー出演することになるとは思わぬ展開だったからだ。
アドニスは、ガニュメデスの隣を歩いていた。
「なかなか君もやるね。今回は君の勝ちだよ」
ガニュメデスはそう言って微笑んだ。
「……。俺だってさ、お前に何もかも負けてることくらいわかってんだよ。悔しいがお前の方が上だよ。だけどな……」
「ん……?」
アドニスは少し間を置いてこう言った。
「女性人気だけはお前には負けないからな!それに…言っとくけど、俺はもう経験済みだし♪」
そう言ってアドニスは
「ニヒヒッ☆」と悪戯っぽく笑い、前を走っていった。
(ガキだねえ…)
ガニュメデスは苦笑しながらも、楽しそうに微笑んでいた。
***
「いや~、君達!TV番組観たが良かったよ!視聴率も良かったそうで、プロデューサーも大喜びだ!おまけにレギュラー出演も決めるとはさすがだね!」
数日後、マスターはいつものように画面越しから現れ、美少年達を称賛していた。
「そして朗報だ!君達のデビュー曲だがTV出演の影響で予約が殺到しているそうだ。初週に10位以内にランクインも見えてきたぞ」
それを聞いた4人は歓喜した。自分達が評価され、ファンが増えたことが嬉しかったからだ。
(これもアルテミス様たちのおかげだな…!)
「これから君達が契約した企業のCMも流されていくだろう。そうすれば君達の知名度はさらに上がるはずだ」
それを聞いてヒュアキントスはとても喜んでいた。
強制的に課せられたCMスポンサー探しだったが、知名度を上げるためには企業との契約ができたのは大きな収穫だったと言える。
(マスターさんはいつも無茶ばかり言ってくるみたいで、実は僕たちのこと考えてくれてるんだな…)
そして後日・・・ついに彼らのデビューシングルが発売される日がやってきたーーー!
第25話に続く・・・
TV局を出た後、ヒュアキントスはリーダーとして2人を叱っていた。
「ごめんって!」
「悪かったって!」
「もう……。まあ、結果的には上手くいったけどさ♪」
ヒュアキントスは上機嫌だった。まさかレギュラー出演することになるとは思わぬ展開だったからだ。
アドニスは、ガニュメデスの隣を歩いていた。
「なかなか君もやるね。今回は君の勝ちだよ」
ガニュメデスはそう言って微笑んだ。
「……。俺だってさ、お前に何もかも負けてることくらいわかってんだよ。悔しいがお前の方が上だよ。だけどな……」
「ん……?」
アドニスは少し間を置いてこう言った。
「女性人気だけはお前には負けないからな!それに…言っとくけど、俺はもう経験済みだし♪」
そう言ってアドニスは
「ニヒヒッ☆」と悪戯っぽく笑い、前を走っていった。
(ガキだねえ…)
ガニュメデスは苦笑しながらも、楽しそうに微笑んでいた。
***
「いや~、君達!TV番組観たが良かったよ!視聴率も良かったそうで、プロデューサーも大喜びだ!おまけにレギュラー出演も決めるとはさすがだね!」
数日後、マスターはいつものように画面越しから現れ、美少年達を称賛していた。
「そして朗報だ!君達のデビュー曲だがTV出演の影響で予約が殺到しているそうだ。初週に10位以内にランクインも見えてきたぞ」
それを聞いた4人は歓喜した。自分達が評価され、ファンが増えたことが嬉しかったからだ。
(これもアルテミス様たちのおかげだな…!)
「これから君達が契約した企業のCMも流されていくだろう。そうすれば君達の知名度はさらに上がるはずだ」
それを聞いてヒュアキントスはとても喜んでいた。
強制的に課せられたCMスポンサー探しだったが、知名度を上げるためには企業との契約ができたのは大きな収穫だったと言える。
(マスターさんはいつも無茶ばかり言ってくるみたいで、実は僕たちのこと考えてくれてるんだな…)
そして後日・・・ついに彼らのデビューシングルが発売される日がやってきたーーー!
第25話に続く・・・
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