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謝ると言う行為について。

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 筆者は人が謝るのを見るたびに「何故だろう」と考える。
 どちらかと言うと、謝る方ではなく、謝らせる方にだ。

例えば、ファミリーレストランの店員がお客様の服を汚してしまったとしよう。(それに怒る理由もわからないのだが、それはまたの機会に)
お客様が怒って店員に謝らせる理由がわからないのだ。

「謝らせる。」という行為に意味は無いと思う。
 なぜなら、謝ったところで無かったことにはならないし、社交辞令で謝った場合もあるだろうし、仮に誠意があったとしてもそれで許すのは恐らく謝らせる側の自己満足だろう。

 謝らせたということでこちらが勝ったと思うならそれは個人の自由だが、「こちらの気分が良くなったから許してやろう」と言うようにしか筆者は思えないのだ。

 そんなもので許す許さないが変わるくらいのちっぽけな自論なら最初から謝らせるなと思うのだ。


最初から許せないなら許さない。
許せるなら許す。
そんな意見を持つべきだと私は思う。


例え、謝らせて勝ったと思うのは超個人的な意見であって、社会的には「なにあの人、こわっ 近寄らない方がいい」と思う人が多いだろう。(統計などは無い)
 それは社会的な負けだと思うのだ。
それのわかりやすい例がヤクザだ。

(誤解を生みたくないからしっかりと書くが、ヤクザが全員悪いと言っているわけではない。いいヤクザだって山ほどいるが、警察やメディアの情報操作によって世間的にヤクザは悪いものだと捉えられている。その世間の意見を使うだけであって、私が自身がヤクザが悪いと言うわけではない。)

確かにヤクザが喧嘩をしてムカつく人を倒したとしても、世間的には「怖いから関わらないようにしよう。」となり、自分の首を締めることに繋がる。
それは社会的な負けなのだ。



自己満足のために謝らせたところで自分の立場は良くならない。ならば最初から許せる許せないで決めるべきものだと思うのだ。それが超個人的な意見であってもだ。
 謝らせたという行為に満足して許すような人は「セックスがしたい」と大声で叫び無理やり犯す人と変わらない気がするのだ。

 謝らせる人は相手の頭頂部を見ただけで満足してしまう。クソほどちっぽけな望みしかないデカい野望なんてもっていない人だと私は思う。
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