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12.朝比奈さんはお怒り

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「仕事をを放ったらかして生徒と添い寝とは……随分じゃないか」
「本当に申し訳ございません!」

 英は深く頭を下げた。
 朝比奈が脚を組み直すと椅子がぎっと音を立てる。その音にさえ怖がっている高山英という無防備で流されやすい青年を、無表情で見つめた朝比奈は「来なさい」と彼に命令した。

「はい……」
「私がどれだけ心配したかわかるかな?」
「……は、はい」
「わかっていないようだから教えてあげるけど、中庭にホースだけ残して夕方まで姿を現さないなんて普通おかしいと思うだろう?」
「ッ……すみません……本当に、これからは気を付けます……」
「気を付けます、ねぇ……ここは絶対にしませんっていう返事が欲しかったんだけど……」
「すっすみません!!」
「どうやら君には少しお仕置きが必要みたいだね」
「おしおき……?」
「そうだ、ほら、そんなとこで突っ立ってないでここに座りなさい」

 怒り心頭の朝比奈がここと言ったのは、朝比奈の膝の上だった。戸惑う英をそのままに「早くしろ」と言うと、朝比奈らしからぬ言葉遣いに驚いた英が、怖がりながらそれに従う。

「こ、こうでしょうか?」
「うん、いい子」

 朝比奈は膝に跨った英の尻を撫でながら、シャツの上から胸に顔を寄せる。

「あ、朝比奈さん!そこはっ」

 乳首をちゅうっと吸われた英の体がビクッと飛び跳ねる。反対側の乳首は爪でかりかり刺激されて、英は朝比奈のスーツを掴んだ。

「コラッ、皺になるから掴むな」
「ひっ!、あっぁう、も、もーしわけ、ございませんっ!」

 優しい上司はどこに行ったのか、英は目に涙を浮かべる。
 ぐすん、ぐすん、泣き出しても今の朝比奈は慰める事などしない。それどころか、乳首を軽く噛んで引っ張りながらもっと泣けと言わんばかりである。

「いたっ、あっや、やだっ朝比奈さん……っ!」

 前から与えられる刺激から逃げるように後ろのデスクに手をつく。しかし逃れても追いかけるように乳首に噛みつかれ英は涙を溢しながら朝比奈を見つめた。

「あ、あさひ、なさっん……あ、ぁあ!」

 噛まれていた乳首を今度はちゅうちゅう吸われる。

「ぅう、ごめんなさい……っ、も、もぉ絶対に、仕事サボりませんからっ」

 何を考えているのか分からない朝比奈の目が怖い。それなのに英の股間はしっかり反応していた。
 朝比奈がくすりと笑う。

「怒られてるのに勃起してるんだ」

 悪い子だね、そう言われて左右の乳首を摘まれる。

「あぁっ!あっあっあっ」
「腰揺らしてどうしたの」
「んっ、んん……ぁっ、だって……ッ」
「だって何?これはお仕置きだよ、分かる?」
「んんっ、は、はい……」

 指でくりくり刺激され、かと思えば強めにきゅっと摘まれる。それの繰り返しに英はどうしても腰が揺れてしまう。快楽に耐えようと口を閉じるも、乳首が気持ち良すぎて喉を反らして甘い声を出した。

「あぁっ!ん、んんっごめん、なさっ」
「それは何に対しての謝罪?」
「ち、ちくび……っ感じて……、腰止まんないッ」
「ふうん、そう」

 朝比奈はそう言うだけで英の膨らんだ股間へは目もくれず、乳首を摘んでくりくりし続けた。
 数分後。英は涎を垂らしながらデスクの上に仰向けになっていた。全身を震わせながら、ずっと触ってもらえなかった股間が可哀想なほどにパンパンに膨らんでいる。

「ぁ……っぁぅ……っ」
「こんなエッチな体で、添い寝していた生徒と何も無かった分けないよね」

 朝比奈は呟くように言うと、嫉妬を含んだ瞳で英を見下ろし、ズボンを押し上げていた股間をペシッと軽く叩いた。

「ひぁっ!」
「その生徒とセックスはしたの?」
「ん……ん、」
「ちゃんと答えなさい」
「し、してませ、ん……本当に何も……」
「ふうん、じゃあ嘘をついてないか確かめないと」

 脱いで、朝比奈が言うと英はおずおずと作業服を脱ぎ床に落とした。

「いい子だ、じゃあお尻が見えるように脚抱えて」
「ッ……はい、」

 窄まったそこが丸見えになると朝比奈はまじまじと見つめてから、自分の指を舐めてそこへ挿入した。

「あぁっ!」
「指挿れられただけで感じるの?ちんぽビンビンだね、だらしない体」
「あ……っや、やだ、言わないでください……っ」
「ほら、二本目も挿れちゃうよ」
「え、あっ、あ、あ……っ」

 ずぷっ、ずぷぷ。簡単に飲み込んでいくアナルに朝比奈がくすりと笑う。

「緩いけつまんこだねぇ、本当に遊んでないの?」
「あぁっ、ほんと、ほんとですっ」
「そう、じゃあ君の中に入ったのは私のちんぽが最初で最後ってわけだ」
「んっ、そ……そうですっ」

 満足気に笑った朝比奈は指を引き抜き自らのペニスを取り出した。反り返って我慢汁を垂らす逞しいソレが、ひくひくと収縮を繰り返すアナルに押し付けられる。

「あ、あぁ……っ入ってくる……!朝比奈さんのっちんぽぉ……!」
「これが欲しかったんでしょ?ちんぽでケツアナ穿られて感じたかったんだよね、この淫乱が」

 ばちゅんっ!!

「ああぁっ!お、ぉっおく、入ってきたぁ……ッ!」

 根本までずっぷりハメられた英は、その質量に耐える間もなく腰をぶつけられた。
 パンッ!パンッ!パンッ!

「あぁっあひっ、ん、ぁうっごめ、ごめんなさいっ」
「もう浮気しないように奥までしっかり私の形にしてあげるからね」
「はぁぅ!んっあっ、あぁっ!」

 お仕置きという名のセックスは外が暗くなるまで続いた。

*

「大丈夫?ごめんね、少し怒りにまかせてヤリすぎちゃった、腰は痛くない?」

 セックスが終わり、ようやっと泣き止んだ英は小さく頷いた。

「腰よりも、乳首が痛いです……」

 ヒリヒリする両胸を手で抑える。

「それは高山くんが生徒と浮気なんてするから」
「う、浮気なんてしてないですっ、そもそも朝比奈さんとも別につ、付き合ってるわけじゃないですし……」
「えー酷いなぁ、中庭見たらホースが出しっぱなしだったから心配したんだよ?」
「そ、それは……本当にすみませんでした……具合が悪い生徒がいたので付き添ってたんです」
「それならそうと最初に言ってよ」
「言おうとしたけど……朝比奈さんすごく怒ってて怖くて……」
「あーごめんね?君が生徒と添い寝してたって言うからつい嫉妬しちゃって。今度する時はもっと優しくしてあげるから許してよ、ね?♡」

 そう言うと朝比奈は英の腰を厭らしく撫でた。
 ぞわりと背筋が震えた英は、今度……?今度があるのかぁ……とエッチな想像をして顔を真っ赤にさせたのだった。
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