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苦手な先生

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 外は大雨、いい加減この雨音にも聞き飽きてきた頃だった。

「次の授業は体育館でバスケなー」

 教室にそれだけを言って出て行ってしまったのは体育教師の岡野。
 岡野は柔道経験者でその見た目から生徒達からは影で『ゴリラ』と呼ばれている。嫌われているわけではないのだが、明るくて誰よりも熱い性格が苦手だと言う生徒もいる。その一人が遠野である。
 体育館。バスケットボールをつく音と生徒たちの声が響く。
 球技が苦手な遠野は皆が試合をしているなか、体育館の端の方でボールをついて遊んでいた。

「ん?」

 ふと舞台上に目を向けると舞台袖の所に先生がいて、ちょいちょいと手招きをしている。
 遠野が「俺?」と自分を指差すと岡野は大きく頷いた。
 皆にばれないようにこっそり舞台裏に行くと、そこでは岡野がズボンを少しだけ下ろして股間だけを露出させていた。
 勃起した男根を見てギョッとした遠野は「まさか今ここでやるの?」と少し嫌な顔をする。すると岡野は良い笑顔で言った。

「いいじゃないか、先生もうガチガチなんだ。手で良いから抜いてくれないか?」
「え~、まあいいけどさ……」

 暇だったし、と思いながら遠野はカウパーが溢れる先っぽを指先で触れた。
 にちゃ、にちゃ。亀頭に塗り付けると岡野は「おぉぅ」と発情した雄の声を出す。

「先生声抑えてよね」
「わかって、る……っ」

 ちゅこちゅこ、竿を扱く。カウパーだけじゃ滑りが足りないと感じた遠野は膝をつき唾液を股間へ垂らした。

「あぁっ」

 岡野の腰がびくんと跳ねる。

「咥えると思った?」
「っ……」
「悪いちんぽだなぁ。生徒たちが真面目に試合してるのにこんなにバキバキにさせて」
「く、ぁっ」

 遠野が睾丸を軽くペロッと舐める。手つきをだんだん速くして赤黒いグロテスクな男根を、れろぉっと舐めるフリをする。
 次の瞬間、びゅるるっ!岡野は遠野の手の中に大量の精液を吐き出した。しかし未だに股間は上を向いたままである。

「遠野、お前休み時間空いてるか?」
「空いてますけど……俺先生とすんのやだよ?」
「どうしてだ?」

 尋ねながらも岡野は自らの性器を扱き続ける。「ぅ、あぁっ」と再び射精をすると少量の精液が床にぱたぱた落ちた。

「だって先生しつこいんだもん」

 遠野は目の前の勃起した男根を指でピンと弾く。

「あぁっ」
「俺がやめてって言ったらちゃんとやめてくれる?」
「ああ、もちろんだ」
「ならいいけど」
「よっしゃ、じゃあ昼休み旧校舎の一階のトイレに来いよ」
「はーい」


*


 昼間だというのに暗いトイレの一室で、和式便器を跨ぐように立った遠野は後ろから性器を突き立てる岡野に泣きついた。

「あ"あ"ぁ"っも、もおやらっもおでない、からぁ……っ!」

 パンッパンッパンッパンッ
 便器は遠野が出した精液で酷い有り様だった。
 休む間のない高速ピストンにより、何度も絶頂している遠野はもう立っているのもやっとだった。
 目は虚ろで口からは涎を垂らしている。アナルを責められながら性器を扱かれ、もう出ないのにどうして触るんだと怒りながら啼いている。
 一方で、体力のある岡野は疲れた素振りなども見せず、夢中で腰を振りたくる。舞台袖で言われた「やめてって言ったらやめて」などという言葉は頭にないようだ。

「あ"ぅっあ"ぅっ」
「遠野……お前のまんこ、熱くてうねうねしてるぞ……」
「ゃ、め"でっせん、せっ、でちゃ……うぅ、おしっこ、でちゃうぅっ」
「出していいぞ、ここはトイレだからな、ほーらたくさん出しちゃえ」

 弄られすぎて真っ赤になった遠野の性器を扱き続ける岡野。次の瞬間、プシャッ!透明な液体が噴き出る。

「おぉっすっげぇ潮噴きしてる……っ!」

 岡野は潮を噴き出す性器を見つめながら興奮した様子で更に強く腰を打ち付ける。 

「あ~いくいくっ、いくぞ遠野っ!!」
「お"お"、ん"っ!」

 ドピュッ!!ドピュッ!!
 何度目かわからない中出しをされた遠野はついに膝から崩れ落ちた。それを支えた岡野は生徒の体を抱き起こして「すごいな、潮噴けたんだな」と笑う。呑気なものである。遠野は疲労と呆れでもう何も言えなくなってしまったのだった。
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