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第5章 学園騒乱
第38話 決戦の異空間
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「これって一体・・・何がどうなっているの!?」
ナナクサさんの悲鳴を皮切りに、この場にいる者それぞれが置かれた現状への理解に意識を集中させていく。こめかみに手を当て頭を振りながら、もっとも混乱して叫ぶナナクサさんの肩を抱き、背中をさすっているのはリアだった。
「少しは落ち着いた?」
コクリと返事をしているところを見ると、まだ不安は感じられるが取り乱して取り返しのつかない行動をすることだけは避けられそうだ。
空は一面に暗い靄がかかり、地面は何もなくただ荒野が広がるのみ。マンモスやコブラの時と同じく、ここが現実の世界と都合よく切り離された結界内と見て間違いないだろう。恐らくこの場で、俺達に大がかりなことを仕掛けるに違いない。
今、ここにいる面々は闘技場で戦っていた俺、リア、ヒノシンに加え、ヒカリにナナクサさん、それに母さんとアリスさん、ナオヒトさん、後は・・・
「あなた・・・、とんでもないことをしたわね」
先程まで観客を先導していたキヤが母さんに取り押さえられている。母さんが放つ殺気は正直尋常ではない。大小ではなく、その質にある。
全てを凍りつかせ、肉体に限らず心や魂までをも塵になるまで切り刻むような心象を相手に与える。それを今、全身に浴びているキヤは何もすることが出来ず固まってしまっている。
喜怒哀楽の感情程度の枠組みでは到底推し量ること等できない程の威圧に、心身共に感情表現を諦めたかのようだ。
この前の校長室で、母さんがかなり抑えていただろうことは容易に伺える。
「サヤカ、少し抑えて!あなたの“気”に耐えられない人もいるのよ!」
アリスさんが母さんの肩を軽く叩くと、幾割かは和らぎ顔を見合せながら少しばつの悪そうな表情を浮かべた。
「ここは敵の結界内だ。恐らく良くないものがこれから出てくる。十分に警戒して欲しい」
俺の言葉に、母親二人とヒノシンは似た経験があるのか「やっぱりか」という表情を浮かべ、ナオヒトさんとヒカリは「これがそうなんだ」と反応した。
「それじゃ、私とサヤカの二人は、この犯罪人とナナクサさんの様子を見ているから後は子供達同士で解決なさい。大人は大人同士でやっておくから・・・」
「店長!ぼくは大人に入らないんですか!?」
手をヒラヒラと広げてシッシッとするアリスさんにナオヒトさんは疑問を投げかける。多分これは確認だろう。
「顔に『ぼくは行きたいです』って書いていますよ。何ならアリスと私で追加の手当も考えてみるから・・・安心して行ってきなさい」
「ありがとうございます!店長、トキノさん!」
「そちらは解決したようですね。それなら、そこで気配を消しているルカも連れて行っていいんですよね?」
「バレたか・・・」
俺がアリスさんの後ろに視線を向け呼び掛けると、舌を出しながらすっと現れる。ルカは別の学園に通っている。「何でここにいるの?」と言いたげな視線が集まるが、その答えを聞く時間はなさそうだ。
まあ、ヒノシンへのサプライズでこっそり来た、といったところだろう。
「カズヤ君、敵さん、なりふり構っていないみたいだね」
「面倒くさそう・・・」
正面に現れる影の集団、敵の数は五百~六百、といったところか?
前にリアが言っていたゴーレムタイプの狼達だ。
「ナオヒトさん心配いりません。ヒカリも面倒とか言うな。まあ、俺に任せろ!」
「あっ!わたしもやるね!」
俺とリアは精霊闘衣を纏い、ソウル・フェニックスを発動させる。
最初は俺からだ!
敵の正面へ駆け出し、勢いよく跳躍し、敵全体を視界に入れる。月輪を構え範囲攻撃用の剣技を放つ。
「閃光剣、“星の型”、月雨流星斬!!」
弐の型の飛剣・三日月の応用で、目前に斬撃で発生させた月型の残光をそのまま飛ばさず高速による連続した「刺突」で細かく雨のように飛ばしてから、三日月や飛ぶ「刺突」を辺り一帯に数えきれない程繰り出す乱暴な技だったりする。
要は斬撃と突きの雨あられを降り注ぐ技、集団戦では雑魚殲滅、個人戦では回避不能を試みる。俺の閃光剣系列の技の中で最も過激な技といってもいい。
「残りはわたしが!日輪・・・、形態変化ファイナル・ランチャー・フルバースト!」
一方のリアはリアで、日輪をこの前の最終兵器モードにしただけでは飽き足らず、周囲にいくつものキャノン砲のようなものを浮かべている。一体、どこまで進化するのだろうか、俺の彼女さんは・・・
「ターゲット・マルチロック!フル・ファイヤ!」
全砲門が一斉に火を噴き、俺の剣の範囲から逃れた敵と増援部隊を一方的に撃ち抜き、焼き払っていく。荒野一帯が火の海に沈むのに時間はそうかからなかった。
全てを蹂躪し塵へと変えると炎は何もなかったように消え去った。
「敵はきっと、この奥だ!さあ、行こう!」
「ヒノモト君!ちゃんとレベルアップしてくるのよ~!危なくなったら介入するから安心していってらっしゃ~い!」
アリスさんの緊張感の欠片もない発言が響き渡るのだった。
敵は俺達をここに誘い込んだつもりかもしれないが、逆に自ら首を絞めているのかもしれない。少なくとも母さんとアリスさんをこの空間に招き入れたのは大きな失策と言える。
三人と罪人一人を残し俺達は駆け出した。
☆★☆
「さて、キヤセンセ、これは何でしょう」
「!?」
アリスが呼び掛けると意識を取り戻し、差し出された携帯端末を見て驚愕する。そこに表示されていたのはある情報。
キヤが支援していた三人組の保護者の横領が発覚し逮捕された旨の報せだった。
「つまり、センセがいくら頑張っても財布はちっとも潤わない、というわけ・・・」
「それだけじゃない。あなたにも横領に一枚噛んでいる疑惑がある」
「センセが『精霊封じの水晶』を使った話を聞いたのが決め手だったかな~。前々から疑っていたのよ」
精霊封じの水晶は精霊を無理矢理従わせる性質があることから、使用や所持に関して制限が設けられている。協会内で管理している貴重な魔法道具や武具などの一部の在庫が合わない事実が発覚し調査は以前から進められていた。
そこでキヤがカズヤとの戦闘中に使用したことを聞き、そこを切り口に調査を進めていくと、キヤと三人組の保護者が繋がっていること、そしてその保護者の中に協会関係者と取引先企業の経営及び勤務者がいたことが発覚し首謀者が判明した、というわけだ。協会だけではなく学園内にも横領の調査が進められており、間もなくキヤはお縄につくというわけである。
「こういうことは私達が片づけておくからカズヤ・・・あなたは自分の戦いに集中しなさい」
サヤカはそっとカズヤ達が走り抜けた方を見やり、我が子のことを想った。その目には心配の色は一切なかった。
☆★☆
「カズヤ君、ここはぼくが引き受けるから先へ進むんだ」
「ナオヒトさん・・・」
しばらく進んだところで赤・青・黄・緑色のワイバーンが4体現れ、ナオヒトさんが俺達に先へ行くように促した。
俺が心配していることが正しいのならば、提案通り先へ進むのが望ましいが・・・
「しかし、一人では!」
「心配いらないよ。ぼくにはこれがあるからね」
俺が以前、渡した腕輪をトントンと叩きながら、ナオヒトさんは「ほら、行った、行った」とばかりにシッシッと手の平を振る。顔を見るからに余裕が感じられる。俺は少しナオヒトさんの実力を計り損ねていたのかもしれない。
「わかりました。気を付けてください!」
俺達はこの場をナオヒトさんに預け先を急いだ。
・・・。
「さて、邪魔物はいなくなったことだし、そろそろ始めようか? ワイバーン君・・・」
ナオヒトの呟きと共に右肩から右手の指先にかけ、少しの隙間もなく黒く染めあがり手の平に闇色の円形をした空間が浮かび上がると、中から漆黒の太刀が出現した。刀身から溢れだす赤黒いオーラにワイバーン達は生き物の本能で察知する。これは『危険』だと。
「逃げ出すのかい?でもこいつは逃がしてはくれないよ。久しぶりの食事なんだ。こいつも張りきってしまっている。絶対に逃げられない・・・よ!!」
漆黒の太刀を横薙ぎに振うと黒き斬撃から影が溢れだし、4色のワイバーンは全て跡形も無く消え去った。血が付いているわけでもないが、払うように一振りすると太刀は右腕に吸い込まれ消えてしまった。腕の色も元に戻っている。
「やっぱり、これが限界かな。これ以上は無理そうだ。カズヤ君、頑張るんだよ」
力のほぼ全てを使いきったかのごとく地べたに座り込み、カズヤ達の背中の方を眺めて、そっと呟いた。
ナナクサさんの悲鳴を皮切りに、この場にいる者それぞれが置かれた現状への理解に意識を集中させていく。こめかみに手を当て頭を振りながら、もっとも混乱して叫ぶナナクサさんの肩を抱き、背中をさすっているのはリアだった。
「少しは落ち着いた?」
コクリと返事をしているところを見ると、まだ不安は感じられるが取り乱して取り返しのつかない行動をすることだけは避けられそうだ。
空は一面に暗い靄がかかり、地面は何もなくただ荒野が広がるのみ。マンモスやコブラの時と同じく、ここが現実の世界と都合よく切り離された結界内と見て間違いないだろう。恐らくこの場で、俺達に大がかりなことを仕掛けるに違いない。
今、ここにいる面々は闘技場で戦っていた俺、リア、ヒノシンに加え、ヒカリにナナクサさん、それに母さんとアリスさん、ナオヒトさん、後は・・・
「あなた・・・、とんでもないことをしたわね」
先程まで観客を先導していたキヤが母さんに取り押さえられている。母さんが放つ殺気は正直尋常ではない。大小ではなく、その質にある。
全てを凍りつかせ、肉体に限らず心や魂までをも塵になるまで切り刻むような心象を相手に与える。それを今、全身に浴びているキヤは何もすることが出来ず固まってしまっている。
喜怒哀楽の感情程度の枠組みでは到底推し量ること等できない程の威圧に、心身共に感情表現を諦めたかのようだ。
この前の校長室で、母さんがかなり抑えていただろうことは容易に伺える。
「サヤカ、少し抑えて!あなたの“気”に耐えられない人もいるのよ!」
アリスさんが母さんの肩を軽く叩くと、幾割かは和らぎ顔を見合せながら少しばつの悪そうな表情を浮かべた。
「ここは敵の結界内だ。恐らく良くないものがこれから出てくる。十分に警戒して欲しい」
俺の言葉に、母親二人とヒノシンは似た経験があるのか「やっぱりか」という表情を浮かべ、ナオヒトさんとヒカリは「これがそうなんだ」と反応した。
「それじゃ、私とサヤカの二人は、この犯罪人とナナクサさんの様子を見ているから後は子供達同士で解決なさい。大人は大人同士でやっておくから・・・」
「店長!ぼくは大人に入らないんですか!?」
手をヒラヒラと広げてシッシッとするアリスさんにナオヒトさんは疑問を投げかける。多分これは確認だろう。
「顔に『ぼくは行きたいです』って書いていますよ。何ならアリスと私で追加の手当も考えてみるから・・・安心して行ってきなさい」
「ありがとうございます!店長、トキノさん!」
「そちらは解決したようですね。それなら、そこで気配を消しているルカも連れて行っていいんですよね?」
「バレたか・・・」
俺がアリスさんの後ろに視線を向け呼び掛けると、舌を出しながらすっと現れる。ルカは別の学園に通っている。「何でここにいるの?」と言いたげな視線が集まるが、その答えを聞く時間はなさそうだ。
まあ、ヒノシンへのサプライズでこっそり来た、といったところだろう。
「カズヤ君、敵さん、なりふり構っていないみたいだね」
「面倒くさそう・・・」
正面に現れる影の集団、敵の数は五百~六百、といったところか?
前にリアが言っていたゴーレムタイプの狼達だ。
「ナオヒトさん心配いりません。ヒカリも面倒とか言うな。まあ、俺に任せろ!」
「あっ!わたしもやるね!」
俺とリアは精霊闘衣を纏い、ソウル・フェニックスを発動させる。
最初は俺からだ!
敵の正面へ駆け出し、勢いよく跳躍し、敵全体を視界に入れる。月輪を構え範囲攻撃用の剣技を放つ。
「閃光剣、“星の型”、月雨流星斬!!」
弐の型の飛剣・三日月の応用で、目前に斬撃で発生させた月型の残光をそのまま飛ばさず高速による連続した「刺突」で細かく雨のように飛ばしてから、三日月や飛ぶ「刺突」を辺り一帯に数えきれない程繰り出す乱暴な技だったりする。
要は斬撃と突きの雨あられを降り注ぐ技、集団戦では雑魚殲滅、個人戦では回避不能を試みる。俺の閃光剣系列の技の中で最も過激な技といってもいい。
「残りはわたしが!日輪・・・、形態変化ファイナル・ランチャー・フルバースト!」
一方のリアはリアで、日輪をこの前の最終兵器モードにしただけでは飽き足らず、周囲にいくつものキャノン砲のようなものを浮かべている。一体、どこまで進化するのだろうか、俺の彼女さんは・・・
「ターゲット・マルチロック!フル・ファイヤ!」
全砲門が一斉に火を噴き、俺の剣の範囲から逃れた敵と増援部隊を一方的に撃ち抜き、焼き払っていく。荒野一帯が火の海に沈むのに時間はそうかからなかった。
全てを蹂躪し塵へと変えると炎は何もなかったように消え去った。
「敵はきっと、この奥だ!さあ、行こう!」
「ヒノモト君!ちゃんとレベルアップしてくるのよ~!危なくなったら介入するから安心していってらっしゃ~い!」
アリスさんの緊張感の欠片もない発言が響き渡るのだった。
敵は俺達をここに誘い込んだつもりかもしれないが、逆に自ら首を絞めているのかもしれない。少なくとも母さんとアリスさんをこの空間に招き入れたのは大きな失策と言える。
三人と罪人一人を残し俺達は駆け出した。
☆★☆
「さて、キヤセンセ、これは何でしょう」
「!?」
アリスが呼び掛けると意識を取り戻し、差し出された携帯端末を見て驚愕する。そこに表示されていたのはある情報。
キヤが支援していた三人組の保護者の横領が発覚し逮捕された旨の報せだった。
「つまり、センセがいくら頑張っても財布はちっとも潤わない、というわけ・・・」
「それだけじゃない。あなたにも横領に一枚噛んでいる疑惑がある」
「センセが『精霊封じの水晶』を使った話を聞いたのが決め手だったかな~。前々から疑っていたのよ」
精霊封じの水晶は精霊を無理矢理従わせる性質があることから、使用や所持に関して制限が設けられている。協会内で管理している貴重な魔法道具や武具などの一部の在庫が合わない事実が発覚し調査は以前から進められていた。
そこでキヤがカズヤとの戦闘中に使用したことを聞き、そこを切り口に調査を進めていくと、キヤと三人組の保護者が繋がっていること、そしてその保護者の中に協会関係者と取引先企業の経営及び勤務者がいたことが発覚し首謀者が判明した、というわけだ。協会だけではなく学園内にも横領の調査が進められており、間もなくキヤはお縄につくというわけである。
「こういうことは私達が片づけておくからカズヤ・・・あなたは自分の戦いに集中しなさい」
サヤカはそっとカズヤ達が走り抜けた方を見やり、我が子のことを想った。その目には心配の色は一切なかった。
☆★☆
「カズヤ君、ここはぼくが引き受けるから先へ進むんだ」
「ナオヒトさん・・・」
しばらく進んだところで赤・青・黄・緑色のワイバーンが4体現れ、ナオヒトさんが俺達に先へ行くように促した。
俺が心配していることが正しいのならば、提案通り先へ進むのが望ましいが・・・
「しかし、一人では!」
「心配いらないよ。ぼくにはこれがあるからね」
俺が以前、渡した腕輪をトントンと叩きながら、ナオヒトさんは「ほら、行った、行った」とばかりにシッシッと手の平を振る。顔を見るからに余裕が感じられる。俺は少しナオヒトさんの実力を計り損ねていたのかもしれない。
「わかりました。気を付けてください!」
俺達はこの場をナオヒトさんに預け先を急いだ。
・・・。
「さて、邪魔物はいなくなったことだし、そろそろ始めようか? ワイバーン君・・・」
ナオヒトの呟きと共に右肩から右手の指先にかけ、少しの隙間もなく黒く染めあがり手の平に闇色の円形をした空間が浮かび上がると、中から漆黒の太刀が出現した。刀身から溢れだす赤黒いオーラにワイバーン達は生き物の本能で察知する。これは『危険』だと。
「逃げ出すのかい?でもこいつは逃がしてはくれないよ。久しぶりの食事なんだ。こいつも張りきってしまっている。絶対に逃げられない・・・よ!!」
漆黒の太刀を横薙ぎに振うと黒き斬撃から影が溢れだし、4色のワイバーンは全て跡形も無く消え去った。血が付いているわけでもないが、払うように一振りすると太刀は右腕に吸い込まれ消えてしまった。腕の色も元に戻っている。
「やっぱり、これが限界かな。これ以上は無理そうだ。カズヤ君、頑張るんだよ」
力のほぼ全てを使いきったかのごとく地べたに座り込み、カズヤ達の背中の方を眺めて、そっと呟いた。
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ストーリー展開が三章以降、駆け足気味になります。お読みいただいている方が一人でもいらっしゃる以上、途中で投げ出さずに完結まで書きあげたいと思います。いつもお読みいただいている方、始めて読まれた方も本当にありがとうございます。
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