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第5章 学園騒乱
第32話 始動!マジックショップ
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人気がないのを幸いに、二人きりの世界に入り込んでいたのをぶち壊したのは俺のよく知る人達だった。
俺とリアは状況が飲み込み切れず、互いに密着したままだ。二人して目をパチクリさせながら固まってしまっている。
「カズヤ君・・・、彼女さんが好きなのは分かるけど、場所は考えた方がいいよ」
膠着状態を嫌い、ナオヒトさんが口を開く。先程まで焚きつけようとしていたのは誰だったのか、もう忘れてしまったようだ。今は「やれやれ」といった呆れ顔の表情と仕草で俺達に訴えかける。
「ナオヒトさん・・・どうして?母さんも帰ったんじゃなかったの?」
「そ、そう!ママもなんでここにいるの?仕事のはずじゃ・・・」
凍りついた時間からようやく解放を果たした俺とリアはそれぞれ疑問を口にする。同時に、いまだ密着したままでいる俺達に、からかう視線が向けられていることに気付き慌てて互いの距離をとった。名残惜しそうにしている俺達をアリスさんが面白そうに目を細め笑みをこぼした。
「学園内でマジックショップを開くことになったのよ!協会の支援でね!」
「アリスと私はその準備でここにいるの。私も有給はあまり残っていないから、こうして後から仕事に入っているの」
アリスさんが最後に片目を閉じてウインクすると、その空気をそっと消すように母さんが付け加える。
納得はできるが謎はまだ残っている。本命の主の表情はみるみる内に暗くなっていくのがよくわかる。先程、からかってくれた礼はしても、バチは当たらないだろう。
「それで、ナオヒトさんはどうしてここにいるんですか?」
「ああ、ぼくはね・・・なんでだろうね。色々な人の思惑やら組織の都合やら様々な事情が複雑に絡み合ってね。気付いたらここで働くことになっていたんだ。ははは」
「正式な辞令も出ているんだよ・・・ほら」と色々なものを諦めたような顔をして哀愁を漂わせるナオヒトさん。その背中は社会人の厳しさの一端を語っているような気がした。
「あら、シラナギ君・・・何か不満があるの? ねぇ?」
「ひぃ!い、いえ、不満なんてありません。環境にも恵まれて自分は満足です」
「あら、てっきり私みたいな“オバサン”の下につくのが嫌とでもいうのかと思ったけど? クスクスっ」
『そういうことか』と納得すると同時に呆れと恐れを感じずにはいられなくなる。俺が保護された時にナオヒトさんが漏らした『オバサン』発言、他にも『上司になってほしくない』とも言っていた。アリスさんはそれを根に持って、あらゆる手段を用いナオヒトさんの上司になったということだろう。やりすぎではないだろうか?
「アリス、あまりからかうと『パワハラ』になるわよ!それからカズヤ達、少し誤解してるみたいね」
「「誤解?」」
アリスさんの行いに俺とリアが呆れていると母さんが色々と説明してくれた。
元々、学園内に協会の施設を設置する話が前からあったことが告げられた。話の発端は学園生の封鎖大陸内での過度な負傷に事故、遭難等が増加傾向にあることを問題視しての処置となる。
原因としては、学園の実技の特殊な制度及び方針にある。
実戦とかけ離れたダメージ判定の仕様での戦闘に慣れ過ぎているため、いざ本番となった時の判断ミスが多いこと。
魔力と装備品の優劣だけで全てが決まってしまう現行の評価制度では、学園生も特定の能力しか伸ばさなくなってしまっている。そのため同じような人しかいなくなってしまい様々な事態に対処ができないケースが多いそうだ。
事故が起きたあるパーティでは、全員が重装甲一撃必殺型だった例もあったとのこと。回復要因、罠解除・危険察知、支援どころか前衛と後衛の区別もない場合もあるとか・・・。
そこで、現役の探索者として活躍し、実際に学園生を多く救助した実績のあるナオヒトさんに白羽の矢が立った。学園に派遣して情報提供や現場の雰囲気を知るきっかけを作ろうとしたわけだ。
本来は講師としてという意見もあったそうだが、授業と言う形ではなく生の声をということで、情報の提供や学生が探索可能なエリア内で役に立つアイテムの販売を行う形で落ち着いた。ナオヒトさんが探索に同行するサービスも時折行う予定だという。なんだか面白そうだ。
ちなみに普段、常駐するのはナオヒトさんだけとなる。アリスさんが直属の上司となった理由は権力絡みの横やりの予防とのことだ。
「そうしたら、ママが暴走したわけではないんだ・・・、良かった」
「良かったな・・・、リア」
「アリス、娘からも信用ないのね?」
「サヤカ達が変な入れ知恵しているだけでしょ!」
安心した俺達二人に、母さんとアリスさんの掛け合いがこだまする。あの後母さんのことが心配だったけど大丈夫そうだ。そろそろ休み時間も終わるころだ。仕事の邪魔をしてはいけない。立ち去ることにしよう。リアに合図し、母さん達に話したところでアリスさんに引き留められる。
「そうだ、カズヤ君!」
噂の内容がすさまじいだけに委縮してしまうと「そんなに怖がらないで」といわれてしまった。真剣な顔でどこか優しい、そんな顔で見つめてくる。この世界に来て初めてあった時と同じ表情、それは・・・・。
「朝、校長室で色々あったんだって?」
「え、ええ」
「嫌なこと、これからもあるかもしれないけど自暴自棄にはならないでね。楽しいこともいっぱいあるはずだから」
アリスさんの今の顔・・・母さんもする「母親」の顔だ。
「少なくともカズヤ君の学園生活にはあの子が『リア』がいるでしょ?それは『リア』も同じなの。カズヤ君は学園に何も求めていないし必要ないかもしれない。でも、それであなたが学園での生活を捨てたら、リアはあなたのいない学園生活を送ることになるの。」
「アリスさん・・・俺は・・・」
「卑怯な言い方かもしれないね。カズヤ君とリアの・・・、二人がいる楽しい思い出を作るの。頑張れるよね?今日からは学園にはシラナギ君もいる。私やサヤカ達だっている。だから・・・ね?」
アリスさんはリアと俺のことを心配し、ただ幸せを願ってくれている。俺の答えは決まっている悩む必要もない。
「ありがとうございます。アリスさん!俺は大丈夫です。リアがいて不幸なんてことは絶対にないですから!」
「そうだよ、ママ!」
リアと並んではっきりと答えることにした。
温かい人達に囲まれている喜びを感じながら二人でその場を後にした。
☆★☆
幸せそうに仲良く立ち去る我が子の背を見送り母親二人は互いを見合わせ嬉しそうに話し出す。
ナオヒトの『しゃべってないで手伝ってくださいよ!』という目は当たり前の如く無視して話に花を咲かせた。
「アリスもようやくあの子のこと認めてくれたのね」
「わ、私は最初からカズヤ君はやれば出来る子だとは思っていたわよ」
「本当かしら・・・」
ジト~、とした目でアリスを睨むカズヤの母、サヤカ。こういう表情を彼女は滅多に人前では見せないこともあり、アリスは内心冷や汗をかく。
さすがの“黄金の腹黒魔女”もこういう場面では“沈黙の暗殺人形”にリードを許してしまうことが多い。
「ほっ、本当よ!あの子、トウマに似て剣の腕も確かで真面目だから・・・」
「ふ~ん?」
「そうでなければ引っ越しの時、リアを残したりしないわ。一緒に連れていったはずだもの」
「そう・・・、そうなると後は・・・」
「ウチの旦那ね。あの人、『自分より弱い男に娘はやれん!』って言ってるから・・・、娘達が一生、独身になりそうで心配なの。勝てるのってトウマくらいでしょ」
アリスは最後の難関の顔を思い浮かべると頭が痛くなり、思わずこめかみに手を当てて唸りだしてしまった。そんなアリスを見るサヤカの瞳は「その言葉を待ってました」と言いたげだ。
「カズヤ、トウマよりずっと強いわよ」
「嘘でしょ!あのトウマより強い生き物なんて、この世にいるの?」
「本当よ。この前、打ち合っている時は互角に見えたけど、隠している力はカズヤの方がずっと上・・・。もっとも『隠している』というより『今は出せない』が正しいかな」
「はっ、ははは・・・」
得意げに語るサヤカと驚きを通り越しているアリス、二人の表情は対照的だ。
「そっ、それなら問題なさそうね。あの子達には幸せになってほしいものね」
「そうね、なれるわ。私達の子だもの・・・私達も『おばあちゃん』になるのかな・・・」
クスクスと二人で笑い合い、その未来予想図が現実になることをただ願った。
その間、ナオヒトは二人のことはあきらめて、黙々と開店準備を進めるのであった。その背中にはひどく哀愁が漂っていたのであった。
俺とリアは状況が飲み込み切れず、互いに密着したままだ。二人して目をパチクリさせながら固まってしまっている。
「カズヤ君・・・、彼女さんが好きなのは分かるけど、場所は考えた方がいいよ」
膠着状態を嫌い、ナオヒトさんが口を開く。先程まで焚きつけようとしていたのは誰だったのか、もう忘れてしまったようだ。今は「やれやれ」といった呆れ顔の表情と仕草で俺達に訴えかける。
「ナオヒトさん・・・どうして?母さんも帰ったんじゃなかったの?」
「そ、そう!ママもなんでここにいるの?仕事のはずじゃ・・・」
凍りついた時間からようやく解放を果たした俺とリアはそれぞれ疑問を口にする。同時に、いまだ密着したままでいる俺達に、からかう視線が向けられていることに気付き慌てて互いの距離をとった。名残惜しそうにしている俺達をアリスさんが面白そうに目を細め笑みをこぼした。
「学園内でマジックショップを開くことになったのよ!協会の支援でね!」
「アリスと私はその準備でここにいるの。私も有給はあまり残っていないから、こうして後から仕事に入っているの」
アリスさんが最後に片目を閉じてウインクすると、その空気をそっと消すように母さんが付け加える。
納得はできるが謎はまだ残っている。本命の主の表情はみるみる内に暗くなっていくのがよくわかる。先程、からかってくれた礼はしても、バチは当たらないだろう。
「それで、ナオヒトさんはどうしてここにいるんですか?」
「ああ、ぼくはね・・・なんでだろうね。色々な人の思惑やら組織の都合やら様々な事情が複雑に絡み合ってね。気付いたらここで働くことになっていたんだ。ははは」
「正式な辞令も出ているんだよ・・・ほら」と色々なものを諦めたような顔をして哀愁を漂わせるナオヒトさん。その背中は社会人の厳しさの一端を語っているような気がした。
「あら、シラナギ君・・・何か不満があるの? ねぇ?」
「ひぃ!い、いえ、不満なんてありません。環境にも恵まれて自分は満足です」
「あら、てっきり私みたいな“オバサン”の下につくのが嫌とでもいうのかと思ったけど? クスクスっ」
『そういうことか』と納得すると同時に呆れと恐れを感じずにはいられなくなる。俺が保護された時にナオヒトさんが漏らした『オバサン』発言、他にも『上司になってほしくない』とも言っていた。アリスさんはそれを根に持って、あらゆる手段を用いナオヒトさんの上司になったということだろう。やりすぎではないだろうか?
「アリス、あまりからかうと『パワハラ』になるわよ!それからカズヤ達、少し誤解してるみたいね」
「「誤解?」」
アリスさんの行いに俺とリアが呆れていると母さんが色々と説明してくれた。
元々、学園内に協会の施設を設置する話が前からあったことが告げられた。話の発端は学園生の封鎖大陸内での過度な負傷に事故、遭難等が増加傾向にあることを問題視しての処置となる。
原因としては、学園の実技の特殊な制度及び方針にある。
実戦とかけ離れたダメージ判定の仕様での戦闘に慣れ過ぎているため、いざ本番となった時の判断ミスが多いこと。
魔力と装備品の優劣だけで全てが決まってしまう現行の評価制度では、学園生も特定の能力しか伸ばさなくなってしまっている。そのため同じような人しかいなくなってしまい様々な事態に対処ができないケースが多いそうだ。
事故が起きたあるパーティでは、全員が重装甲一撃必殺型だった例もあったとのこと。回復要因、罠解除・危険察知、支援どころか前衛と後衛の区別もない場合もあるとか・・・。
そこで、現役の探索者として活躍し、実際に学園生を多く救助した実績のあるナオヒトさんに白羽の矢が立った。学園に派遣して情報提供や現場の雰囲気を知るきっかけを作ろうとしたわけだ。
本来は講師としてという意見もあったそうだが、授業と言う形ではなく生の声をということで、情報の提供や学生が探索可能なエリア内で役に立つアイテムの販売を行う形で落ち着いた。ナオヒトさんが探索に同行するサービスも時折行う予定だという。なんだか面白そうだ。
ちなみに普段、常駐するのはナオヒトさんだけとなる。アリスさんが直属の上司となった理由は権力絡みの横やりの予防とのことだ。
「そうしたら、ママが暴走したわけではないんだ・・・、良かった」
「良かったな・・・、リア」
「アリス、娘からも信用ないのね?」
「サヤカ達が変な入れ知恵しているだけでしょ!」
安心した俺達二人に、母さんとアリスさんの掛け合いがこだまする。あの後母さんのことが心配だったけど大丈夫そうだ。そろそろ休み時間も終わるころだ。仕事の邪魔をしてはいけない。立ち去ることにしよう。リアに合図し、母さん達に話したところでアリスさんに引き留められる。
「そうだ、カズヤ君!」
噂の内容がすさまじいだけに委縮してしまうと「そんなに怖がらないで」といわれてしまった。真剣な顔でどこか優しい、そんな顔で見つめてくる。この世界に来て初めてあった時と同じ表情、それは・・・・。
「朝、校長室で色々あったんだって?」
「え、ええ」
「嫌なこと、これからもあるかもしれないけど自暴自棄にはならないでね。楽しいこともいっぱいあるはずだから」
アリスさんの今の顔・・・母さんもする「母親」の顔だ。
「少なくともカズヤ君の学園生活にはあの子が『リア』がいるでしょ?それは『リア』も同じなの。カズヤ君は学園に何も求めていないし必要ないかもしれない。でも、それであなたが学園での生活を捨てたら、リアはあなたのいない学園生活を送ることになるの。」
「アリスさん・・・俺は・・・」
「卑怯な言い方かもしれないね。カズヤ君とリアの・・・、二人がいる楽しい思い出を作るの。頑張れるよね?今日からは学園にはシラナギ君もいる。私やサヤカ達だっている。だから・・・ね?」
アリスさんはリアと俺のことを心配し、ただ幸せを願ってくれている。俺の答えは決まっている悩む必要もない。
「ありがとうございます。アリスさん!俺は大丈夫です。リアがいて不幸なんてことは絶対にないですから!」
「そうだよ、ママ!」
リアと並んではっきりと答えることにした。
温かい人達に囲まれている喜びを感じながら二人でその場を後にした。
☆★☆
幸せそうに仲良く立ち去る我が子の背を見送り母親二人は互いを見合わせ嬉しそうに話し出す。
ナオヒトの『しゃべってないで手伝ってくださいよ!』という目は当たり前の如く無視して話に花を咲かせた。
「アリスもようやくあの子のこと認めてくれたのね」
「わ、私は最初からカズヤ君はやれば出来る子だとは思っていたわよ」
「本当かしら・・・」
ジト~、とした目でアリスを睨むカズヤの母、サヤカ。こういう表情を彼女は滅多に人前では見せないこともあり、アリスは内心冷や汗をかく。
さすがの“黄金の腹黒魔女”もこういう場面では“沈黙の暗殺人形”にリードを許してしまうことが多い。
「ほっ、本当よ!あの子、トウマに似て剣の腕も確かで真面目だから・・・」
「ふ~ん?」
「そうでなければ引っ越しの時、リアを残したりしないわ。一緒に連れていったはずだもの」
「そう・・・、そうなると後は・・・」
「ウチの旦那ね。あの人、『自分より弱い男に娘はやれん!』って言ってるから・・・、娘達が一生、独身になりそうで心配なの。勝てるのってトウマくらいでしょ」
アリスは最後の難関の顔を思い浮かべると頭が痛くなり、思わずこめかみに手を当てて唸りだしてしまった。そんなアリスを見るサヤカの瞳は「その言葉を待ってました」と言いたげだ。
「カズヤ、トウマよりずっと強いわよ」
「嘘でしょ!あのトウマより強い生き物なんて、この世にいるの?」
「本当よ。この前、打ち合っている時は互角に見えたけど、隠している力はカズヤの方がずっと上・・・。もっとも『隠している』というより『今は出せない』が正しいかな」
「はっ、ははは・・・」
得意げに語るサヤカと驚きを通り越しているアリス、二人の表情は対照的だ。
「そっ、それなら問題なさそうね。あの子達には幸せになってほしいものね」
「そうね、なれるわ。私達の子だもの・・・私達も『おばあちゃん』になるのかな・・・」
クスクスと二人で笑い合い、その未来予想図が現実になることをただ願った。
その間、ナオヒトは二人のことはあきらめて、黙々と開店準備を進めるのであった。その背中にはひどく哀愁が漂っていたのであった。
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ストーリー展開が三章以降、駆け足気味になります。お読みいただいている方が一人でもいらっしゃる以上、途中で投げ出さずに完結まで書きあげたいと思います。いつもお読みいただいている方、始めて読まれた方も本当にありがとうございます。
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