受け継ぎし想い~彼と彼女の光の剣閃

ときしさ

文字の大きさ
19 / 52
第2章 未来での再会

第16話 無知な自分と頼れる?物知りお兄さん。

しおりを挟む
おかしい。山道を下っていたはずなのに人里に出るどころか崖に辿り着いてしまった。所謂行き止まりというやつだ。空を飛べれば解決するのだろうが、飛行魔法が可能な精霊は全員休眠中、その手段は使えない。
そういえば、かつての仲間達どころか臨時で組んだ人達からも『お前に先頭は歩かせない。』と言われたものだ。

「そういえば俺、方向音痴だった。」

何故か景色に見覚えがあったため、勇み足で歩を進めたのが悪かったらしい。状況は悪化している。ならば道を知っていそうな人に尋ねるしかない。少し前から“後をつけてきている人”に教えてもらうとしよう。

「ちょっ、ちょっと君、黙って見ていたけど、どこに行く気なんだい?」

幸か不幸か先に動き出したのは相手の方だった。慌てた口調ではあるものの隙のない足取りで姿を現した。歳は若くツンツンとした伸ばし気味の白い髪、長めのそれは後ろで結っている。長身でありながら威圧感は感じず、物腰は柔らかい。“お兄さん”、“兄貴分”といった言葉が第一印象だ。
初対面のはずなのに警戒心は徐々に薄れゆく。
似ている・・・。五百年前、俺が育った村にいたお調子者だけど面倒見がいい武器屋のお兄さんに顔も声もそっくりだ。

こちらの警戒が解かれるのを確認すると、お兄さんは続ける。

「君、学生でしょ?もう時間も遅いしこれ以上は危ないよ。特に今日は魔物の様子が変だ。初級エリアとはいえ油断はできない。引き返した方がいい。それにしても、こんな時間なのにリターンの気配もない。協会とは反対の方向に進んでいるから道に迷ったのかと思えば、足取りに迷いはない。一体、学園は生徒に何を教えているんだ・・・。」

後半、ブツブツと呟きだしたところで申し訳ないが、折角舞い降りた情報収集の機会を手放したくはない。素直に色々質問するとしよう。

「あの、すみません。“初級エリア”って何ですか?“リターン“や“協会”もよくわからないのですが・・・。」
「君、授業中、いつも寝ていたのかい?まあ、見たところ修練は積んでいるようだから、実技は真面目に取り組んでいるようだけど、腕っ節だけでは“探索者“はやれないよ。」
「ええと・・・、“探索者”って何ですか?“冒険者“とは違うのですか?」

じっとりとした視線に耐えながら、さらに申し訳なくなる衝動を抑え質問すると、お兄さんはひどく驚いた。

「君!本当に大丈夫かい!“探索者”を知らない人はどこにもいないと言ってもいい。君はどこから来たんだ?名前は?」
「名前は多分、“カズヤ”、“カズヤ・トキノ”だと・・・思います。どこから来たかについては答えるのが難しいです。気づいたらここにいた、が一番正確だと思います。」
リアも同じだったんだ。恐らく俺の名前も同じはずだ。

「”多分”ってもしかして記憶喪失?妙に気になったから後を追いかけてきたけど正解だったみたいだね。まずは場所を変えよう。そうだぼくの名前は“ナオヒト”、“ナオヒト・シラナギ”少しの間よろしくね。」
「こちらこそお願いします。」
「少し、急ごうか。」
「そうですね。何か集まってきていますから。」
「へえ~、これに気付くのか。一介の学生にしとくのは勿体ないな。」
「急ぐのでは?」
「ああ、そうだったね。行こうか。ついて来て。」

軽く応答した後駆け出す二人、取り囲まれる失態はさすがに避けたが衝突は必須のようだ。

「前に何かいますね。」
「そうだね。先程の別働隊か何かかもしれないね。」

来た!正面から飛んできた矢を二人で左と右に飛び回避する。その数三本。

「ぼくが全部、倒してもいいけど、トキノ君はどうする?」
「大丈夫です。戦えます。」
「わかった。まずは正面の敵を一気に蹴散らそう。いいね。」
「はい問題ありません。」

実は二人とも伏兵が複数、左右の離れた場所から伺っていることには気付いたがあえて放置した。潰しに行くのは容易いが森の中に入りこみ、分断され取り囲まれる可能性が高い。特に俺はシラナギさんと逸れると正しい道がわからない。ならば、正面の敵を駿殺・突破し、そのまま逃げ切るか最悪挟み撃ちを避ける方が最善だ。囲まれてもどうにかする戦力はあるが、わざわざ自ら進んで包囲されても得はない。

「また、矢が飛んでくるよ!気をつけて!」
「任せてください!」

シラナギさんの前に跳び飛来する矢を一閃の元、全て斬り払う。

「見事!ならこっちも・・・。」
背から極々、一般的なデザインのブーメランを取り出し前方に向けて投げ放つ。何かにぶつかる音がし悲鳴じみた音がすると二人で一気に肉薄し一撃の元で三体の魔物の命を刈り取った。緑色の小柄な体躯、額に角、皮の腰巻に多少の武装、こいつは確か“森の小人さん”だ。

「シラナギさんも“刀”なんですね。」
「普段は使わないようにしているけれど今は、ね。」

普段、ブーメランを愛用しているようだが、動きを見る限り本職は明らかに“刀”のようだ。理由は恐らく・・・。

「伏兵に何かされても面倒だし急ごう。戦利品は仕方ない。大したことないだろうしあきらめよう。」

「そうですね。こいつら見たところ“森の小人さん”ですよね。集団で来られると面倒ですし急ぎましょう。」
「トキノ君・・・、そいつら“ゴブリン”だから・・・。」

気まずい空気を華麗にスルーし、終始二人とも無言のまま走り抜けること数分後、周囲に魔物の気配が感じられない。戦闘の心配はなさそうだ。

「トキノ君、疲れてはない・・・みたいだね。」
「ええ、問題ありません。シラナギさんも平気そうですね。」
「鍛えているからね。それにこう見えてもB級探索者だから、このくらいは当然だよ。
「B級?」
「後で説明するよ。ほら、見えてきた。」
「本当だ。何かある。」

山道だった風景はいつしかなくなり、開けた場所に行き着いた。簡素ではあるが木造りの建物もいくつか存在し、中には何かの店らしきものも見受けられる。もっとも今は遅い時間のせいか閉店している箇所がほとんどのようだ。

「あそこで手続きをするから一緒に来てくれるかい?」

その言葉に従い付いていくと、それまでの建築物とは一風変わった材質でできた建物に到着した。デザインこそ特別なことはないが、外壁は魔力で補強され頑丈そうだ。中に入ると受付のカウンターが存在し、その隣には掲示板、奥は事務所になっているようだ。
そうだ。かつて旅をした世界に存在した“冒険者協会”に似ている。
あたりをキョロキョロと見まわしていると、「ちょっと待ってて。」と俺に声をかけ、シラナギさんは受付につくと「すみませーん。」と人を呼び出した。
「こんな遅くに、どうしましたか?」と少々駆け足で出てきたのは若い女性、恐らくスタッフの方なのだろう腕には若草色の腕章をつけている。

「残業させるようで申し訳ないけど、ちょっとこの子のことで調べてほしいんだ。何かのトラブルで記憶喪失になったみたいだ。リターンの魔法も切れているようだし、協会にとっても一大事だろう?
捜索依頼がないかの確認をお願いしたい。頼めるだろうか?」
「シラナギさんはいつも本当に面倒見がいいですね。ついこの間も助けていたの見ましたよ。わかりました、いいですよ。」
「ありがとう。」

手がかりになりそうなのは、“カズヤ・トキノ”の名前と恐らく学生であること。
捜索依頼の有無についての確認はすぐにとれた。

「捜索依頼はないですね。協会が受けている行方不明者の依頼自体が一件もありませんので調べようがないですね。」
「“捜索依頼は”ということは別の線では調べようがある、と?」
「はあ~、シラナギさんには敵いませんね。調べられますが個人情報に関係してきますので、上司の判断を仰がないとどうしようも・・・。」
「頼む。この通りだ。ぼくはこの子の力になってあげたいんだ。」
「わかりました。上司に掛け合ってみます。記憶喪失は本当のようですから。」
「ありがとう!」
「わ、わかりましたから、しばらく待っていてください。」

立ち去る受付の女性を見送ると、近くのソファーにかけて待つことにした。それにしても頬が少し赤かったのに気がついた。口調も砕けていたことから恐らく二人は知り合いだ。シラナギさん格好いいしモテるのだろう。

「時間、かかるみたいだね。」
「そうみたいですね。シラナギさん、どうしてここまでしてくれるんですか?」
思った疑問を口にした。

「下心だよ。」
その返事には少々ギョッとする。俺にその手の趣味はない。
「勘違いしないで!変な意味ではないからね。要はここでトキノ君との縁を作って今後、時々でいいから一緒に組んで探索したいということさ。」
「そういうことですか。でもどうして俺なんですか?」
「“君だから”だよ。下手な大人と組むと契約料や戦利品の分配で騒動になることが多い。約束事を書面で交わしても文句を言う輩は多くいる。正直、面倒なんだよ。その点、君は今日少し見ただけど、その心配はなさそうだ。背中を預けられる実力もある。それに戦利品を見逃した時も一切の躊躇がなかった。命とお金を天秤にかけて迷わず命を選択できる。それも理由さ。」
「褒めすぎですよ。」
「そんなことないさ。当然、君にもメリットはあるから安心してほしい。記憶がないのでわからないだろうけど、君は学生だろ?探索の際にはその範囲と時間に相応の制限が設けられる。」
「俺のメリットはもしかして・・・。」
「察しがいいね。そう、B級探索者の僕と組むと制限が大幅に取り払われる。少々言いすぎかもしれないけど、見たところ初級エリアで君が物足りなく感じるようになるのも時間の問題だろうしね。まあ、魔物の名前を覚えるのは頑張った方がいいかな。“ゴブリン”を“森の小人さん”は流石にないよ。」

ハハハ、と苦笑いを受かべることしか俺はできないが、話の内容自体は魅力的だ。

「ありがたい話ですね。」
「そう言ってもらえると助かる。そのためにも親御さんの了解を得ないとね。身元、わかるといいね?」
「ありがとう・・・ございます。」
「まだ時間がかかりそうみたいだね。聞きたいこともあるようだし、もう少し話そうか。順番を追って説明しよう。まずはここがどういう場所かからだね。」


封鎖大陸・・・、人によっては異界島、未開大陸等とも言う島。それは十五年前に突如、海上に出現した不思議な大陸。未知の生き物が徘徊し希少な鉱石が眠るこの地は人々にとっては夢の大陸といっても過言ではない。
だからといって良いことばかりではない。
大陸が出現した当初、大陸からかつてないほど強力な魔物が流出し一時世界は混乱することとなった。これを収めたのが後にS級探索者、またはそれ以上と呼ばれられるようになる者達だ。彼らによって混乱は鎮圧されるとともに、そのメンバーの内のある4人が主体となって大陸全土に結界が張られた。
一見、全てが解決したように思われたが始まりの序章に過ぎなかった。

人の手で魔物を抑えられることを知った各国の代表が大陸の資源の所有権を主張し始めた。開発に邪魔な結界を解くように訴える国もあった。結界を張ったメンバーが中心となって、大陸の危険性を主張したが逆に仇となった。
なぜなら、中心メンバーの4人の出身国が同じのため、『資源を独占している』として抗議しだした。過剰な行動をしようとした国もあったようだが未遂に終わっている。噂では何者かによって粛清されたらしいが真偽は定かではない。

世界大戦勃発寸前まで世界の緊張が高まる中、本格的な解決に乗り出したのもまた、先の4人のメンバーであった。彼らは“探索者協会“を設立し、大陸への上陸者の上陸管理、援助の他、解明した情報を共有する基盤を作り上げた。
一般的には冒険者が世界をまたにかけるのに対し、探索者はこの大陸限定で活動する者を指すようになっている。
当然、数人だけでこれだけのことを実現することは難しい。支援を惜しみなく行った国もいくつかあった。
援助を惜しまなかった国に対しては大陸直通の転移魔法陣サークル及び協会支部が設置され開拓に有利な立場となった。
上陸者への安全配慮も忘れてはいけない。
各々には協会の基準で探索者ランクが設定される。

『S>A>B>C>D>E>F(学生含む)』となり上位になるほど探索エリア・探索許可時間が拡大する制度だ。
特に優秀とされたのが強制送還魔法の登場だ。業界の中では“強制リターン”や単純に“リターン”と呼ばれている。
全ての上陸者=探索者は協会で上陸手続きを取ると全員、この魔法が施される。
効果は次の内容

一つ、低ランク者が侵入を許可されない自身より高ランクのエリアに近づくと警告音が発生、侵入すると協会まで強制送還される。
一つ、一定以上の負傷、または意識を失った場合、協会まで強制送還される。
一つ、ランクに応じて一定時間が経過すると強制送還される。ただし事前申請である程度の短縮・延長は可能。
一つ、協会の断りなく強制送還魔法の解除が行われようとした場合、協会まで強制送還され罰則が与えられる。転移の対象となるのは魔法が施された者だけではなく解除しようとした者も含まれる。よって自身で解除しようとした場合も誰かに依頼した場合も関係者の身柄が拘束される仕組となっている。


「と、まあ、トキノ君が気になっていた大まかなところは、大体こんなところかな。」
「ありがとうございます。おかげで勉強になりました。」
「あとは、そうだなあ・・・。何か質問はあるかな?」
「そこの掲示板に貼ってあるのは?」
「あれは依頼書、ぼく達は“クエスト”と呼んでいる。」
「国や企業、個人、その他の団体等が依頼書を協会に申請して、受理されると難易度に応じ格付けされて貼りだされるんだ。素材の採集や警護が多いかな。ちなみに自身のランクより上のクエストは受けられないようになっている。」
「身の丈に合わないクエストに手を出して命を危険にさらさないようにするため、失敗の確率を減らすため、ですね。」
「そういうこと。」
「確か、シラナギさんは“Bランク”なんですよね?」
「そうだよ。」
「本当に?」
「間違いないよ。ランクは単純に腕っ節が強ければいい、というわけではなく知識や判断力も問われるからね。」
「だったら尚更、気になります。シラナギさん程の知識と実力でBランクですよね。Sランクはどんな化け物なんですか?」
「ぼくの戦闘力はそんなに高くないよ。見ていただろ?なぜ、そんなに気になるんだい。」

眼光が一瞬、鋭くなったような気がしたが、隠さず尋ねることにした。触れてはいけない部分かもしれないが、この人にその類の遠慮はしない方がいいと直感も告げている。

「右腕・・・、その右腕に相当な暴れ馬を飼っていますよね?それも二体。それ程のモノを宿して通常でいられる人が“Bランク”というのが恐ろしく感じるんですよ。」

「フフ、ハハハ、アハハハッ!まさか、これまで見破るとは思わなかったよ。初めてだよこんなことは。ハハハッ!ホント凄いよ君は。」

右腕を掲げながら、本当に嬉しそうに笑いだす。

「そうだよ。ぼくの元のランクは“SS”、オーバー“S”ランカーさ。もっとも、このじゃじゃ馬を宿した時にただでは済まなくてね。全力を出せなくなったばかりか、特に魔法に対する抵抗力が著しく落ちてしまってね。それでランクダウン。今では知識と経験を生かして魔法を使う魔物から逃げ回る日々、といったところかな。決めたよ、ぼくは必ず君をご家族の元に届ける。ここで何もわからなくても絶対に探し出す。このクエストは必ず達成する!」

「クエストですか?」

「そうさ。ぼくから言い出したことだから押しつけみたいになるけれど、ぼくはご家族と再会させる。報酬はトキノ君と組んでこの広大な大陸を探索する。後々、この腕が足を引っ張るかもしれないけど、君と組むと何かが変わりそうだ。何かが見えそうなんだ。ぼくはその何かが欲しい。」

この感覚・・・、久しぶりに感じたような気がする。かつて仲間達と見知らぬ場所を冒険し、多くを語らった。その時、常に感じていた空気だ。一緒にいて心地がいい。力になりたくなる。俺もシラナギさんが重い描いている景色が見たくなる。


「その負担のことですが気休め程度でよければ、何とかしてみましょうか?」
「え?」
「じゃじゃ馬の負担を減らす、ということですよ。」

収納空間を呼び出しいくつかの素材を取りだす。

「スペースまであるのか。凄いね、うらやましくなるよ。」

どうやら収納空間のことを“スペース”と言うらしい。この世界では“アイテムボックス”とは呼ばないのかな?

取りだしたのはゴーレムの欠片に壊れたコア、その他“土”属性の素材。

「クレス頼む。」

素材回収の時と同様に淡く輝くと歯車及び立方体が出現、もっとも今回は地面に突き刺さらずサイズも両の手の平で収まるくらい。
立方体が素材を吸い込むと歯車と一緒になって回り出す。クレスも一緒に回り出す。
「何、このカブトムシ?踊っているの?」
「そうみたいですね。」
「この悪魔召喚的な儀式は何かな?」
「なんでしょう?でも、すぐにわかりますよ。もういいみたいです。」

チンッ!と音が鳴るとともに立方体の中から、土色の宝珠と腕輪が現れる。

「スペースを使えるようになる宝珠と、右腕の負担を和らげる土精霊の加護の腕輪です。気にされていた魔法防御も少しは良くなるはずです。差し上げますので使ってみてください。」

「嘘・・・いや、信じるよ使ってみてもいいかい?」
「ええ、どうぞ。」

そっと右腕にはめ、腕を上げ下げし具合を確かめると、表情が驚きに染まる。宝珠についても問題ないようだ。魔力を流し込み本人登録が済むと収納空間スペースを出現させて所持品の出し入れを行っている。


「これ、市場に流すと、かなりのお金になる。流石にこれはいただけない。それに今のは余程信頼できる人以外には見せない方がいい。作ったモノを渡すのもだ。これが知られると世の中がひっくり返る。君は色々なモノに狙われる。」

「忠告は受け取りますが、宝珠と腕輪は差し上げます。」
「いや、しかし。」
「クエストですよ。俺にとってこれはクエストだからです。」
「シラナギさんの悩みを解決すること、収納空間スペースはオマケです。その報酬は一緒にこの大陸を駆け巡ることです。“仲間”になれたらいいな、と思っています。それにほら、力を出せるようになればランクも上がりますよね?探索可能な範囲が増えるので俺にもメリットがあるんですよ。」

どうしても受け取って欲しくて、最後は打算的なことを付け加える。
驚きながらも不敵に笑うシラナギさん、どうやら交渉成立のようだ。

「ナオヒトだ、ぼくのことは名前で呼んで欲しい。」
「ならこっちも“カズヤ”でお願いします。ナオヒトさん。」
「わかった。これからもよろしく。カズヤ君。」
「こちらこそ、よろしくお願いします。」


きっかけは些細であるものの、俺はこの出会いに感謝した。
二人で握手を交わし笑い合うのであった。











































しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。

沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。 すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。 だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。 イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。 変わり果てた現実を前に、 夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。 深い後悔と悲しみに苛まれながら、 失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。 しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。 贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。 そして、母の心を知っていく子供たち。 イネスが求める愛とは、 そして、幸せとは――。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

時き継幻想フララジカ

日奈 うさぎ
ファンタジー
少年はひたすら逃げた。突如変わり果てた街で、死を振り撒く異形から。そして逃げた先に待っていたのは絶望では無く、一振りの希望――魔剣――だった。 逃げた先で出会った大男からその希望を託された時、特別ではなかった少年の運命は世界の命運を懸ける程に大きくなっていく。 なれば〝ヒト〟よ知れ、少年の掴む世界の運命を。 銘無き少年は今より、現想神話を紡ぐ英雄とならん。 時き継幻想(ときつげんそう)フララジカ―――世界は緩やかに混ざり合う。 【概要】 主人公・藤咲勇が少女・田中茶奈と出会い、更に多くの人々とも心を交わして成長し、世界を救うまでに至る現代ファンタジー群像劇です。 現代を舞台にしながらも出てくる新しい現象や文化を彼等の目を通してご覧ください。

屈辱と愛情

守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。

愛しているなら拘束してほしい

守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

処理中です...