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第2章 未来での再会
第11話 『リア』の戦い~覚醒
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しばらく川に流された後、流れが弱くなったところで水の流れから自らの身を解放する。這い上がってすぐに最後の回復薬を使い気休め程度の癒しを我が身に施すことにした。飲んでも、振りまいても効果を得られるが精神的にも疲労していたせいか、一息つけたい衝動に駆られ一気に飲み干した。
ハアハァと肩で息をし体もふらつく。気力だけで歩を進め、見つけた岩肌に身を隠し乱れる息を整える。幾分落ち着きを取り戻したところで、岩肌から顔を出し気配を探る。
追手の姿はどこにも見当たらない。静寂の中、風が木々を揺らす音だけが通り過ぎる。
『とても静か・・・。でも、今なら!』
岩肌から身を乗り出し、今まさに駆けだそうとしたその瞬間―
「リアちゃん、みーーつけた。」
舌舐めずりをする悪魔がそこにいた。最初からわたしをターゲットにして待ち構えていた黒幕。
先ほどの三人組とは比べようもない程次元が違う。顔は変わらず白い仮面で不明だが見た目から女性ということは分かる。自信があるのか装備は女性のラインを強調したデザイン、背部に蜘蛛を連想させる八つ手を伴った怪しく輝く紫紺の鎧を纏い禍々しいオーラが感じられる。
身動きがとれない。蛇に睨まれた蛙のように四肢が硬直し震えがとまらない。全てが絶望に染まっていく・・・。
「フフフフ、いい顔!でもまだ・・・。」
背部の八つ手が伸び触手となって、わたしを絡め宙に浮かせる。
「足りない!」
瞬間、勢いよく地面に叩きつけられ呻きとともに血を吐いてしまう。
その姿に八つ手の女は仮面の下で笑みを漏らすと触手で拘束したまま足で脇腹を踏みつけ耳元に顔を近づける。
「もっと、もーっと、いい顔にしてア・ゲ・ル。」
踏みつける足に力がこもる。触手の拘束が強まりギリギリと締め上げ、私の体は耐えられず更なる悲鳴をあげる。悪魔はより一層、愉悦に浸る。
「フフフ、いいことを教えてあげる。この辺り一帯に結界を張っているの。人払いとあなたの強制送還魔法を封じる結界をね。ここまで魔物に出会わなかったのもそのせい。リアちゃ~ん、あなたは自ら檻に飛び込んだお馬鹿で哀れな小鹿ちゃんなのよ。」
全身から力が抜け。打つ手が・・・ない。わたしは狩られた獲物となってしまった。まもなく辱められ、蹂躙され、何もかも奪われる・・・、閉ざされた未来がわたしの心を支配した。
「お前達!楽しませてあげるから早くおいで。」
八つ手の女が通信系の魔法で連絡をして数分後、先ほどの三人組も合流した。拘束されているわたしの姿を見て下品な声で笑いながら近づいてくる。
「さっきはよくも馬鹿にしてくれたな!」
「くっ・・う・・かはっ・・・。」
頭を踏みつけられ地面に押しつけられた後、腹部に衝撃を受ける。あきらめから瞳が虚ろになっていく。
「お前、もう終わり。“あいつ”にも見せてやりたかったな~。今のこの状況。」
「フッ、ワッーハッハッハッ!思い出させるなよ。笑えてくるだろ。」
「あの時の“あいつ”マジうけたよな!『僕はどうなってもいいから、シオウと妹に手を出さないでくれ』って泣きながら頼んできたのホント笑えるぜ!」
「それで『いいだろう』って言って散々、ゴーレム使ってボコッた後、『約束なんかするかバーカ』って言ってやった時のあの顔・・・。」
「「「ああ、最高だったよな!」」」
「フフフ、お前たちも最高よ・・・。だってほら、リアちゃん更にいい顔になった。」
“あいつ”はカズヤ君のことだ・・・やっぱり、彼はこの人たちに殺されたんだ。事件の真相と彼の最後の遺言を知ることができたのに何もできない・・・することができない。
全てを知ったわたしが無事に済むとは思えない。もう、わたしは、わたしには・・・。
『わたしにはもう何もできない・・・。』
『あ・・・き・・・ら・・・め・・・な・・・い・・・で・・・。』
幻聴が聞こえる。本当は少し前から聞こえていたような気はしていた。気のせいとして無視していた声。もしかすると、ずっと前から聞こえていたのかもしれない。
『もう・・・、どうしようもない。』
『そんなこと・・・、ない。』
『できることなんて残されて・・・いない。』
『まだ・・・ある・・・よ。』
『嘘・・・。だったら何があるの?』
『精霊・・・召喚・・・。』
『都合良くこの状況を覆す精霊を呼びだすなんて不可能よ。』
『お願い・・・信じて・・・。精霊召喚・・・不可能を断ち切る・・・奇跡の魔法・・・。』
馬鹿げている。上手くいくわけがない。否定の言葉が尽きないにもかかわらず、心のどこかで信じたくなる自分がいる。瞳に力が戻って来る。
「せ・・・しょ・・・ん。」
「ハハハッこいつ何か言ってるぞ!」
「頭がおかしくなったのか?それとも、あきらめて楽しむ気になったのか?」
「おっ。それいいな!そろそろ始めてもいいよな!・・・なっ!」
「せい・・・しょ・・・かん。」
「お前達、待ちなさい。この子には私も用があるの。たっぷり楽しませてあげるから最初は私に譲りなさい・・・フフフ。」
「精霊・・・召喚!」
嘲る彼らの声を割るように渾身の力をこめ叫びあげた。突如、虚空より小さな光が飛来しわたしの中に溶けていく。
『小さい・・・わたし?』
一瞬、目が合った。溶ける瞬間に『大丈夫だから。』と言ってくれた。勇気が溢れだす。これまでにない力が湧いてくる。
周囲に魔法陣が浮かび、わたしを光が包み込んでいく。
『わたしは・・・まだ戦える。』
闘志に火がついた瞬間に凝縮した光が破裂し爆発・・・衝撃と同時に光線が飛び散り容赦なく力なき者の意思を刈り取っていく。
「貴様!一体何をした!」
八つ手の女が睨みを利かせ怒鳴りあげる。これまでにはなかった余裕のない、初めて見せる表情。
三人組の姿はもうない。意識を失う程の衝撃でダメージを受けた時に緊急転移魔法が作動し退場したのだろう。あれだけのことをしたのだ。気絶、即退場だけでは正直気が済まない。後で罪の償いは当然してもらう。
その前に今は、この女をどうにかしなくては・・・。
「わたしにもよくわからない。ただ・・・、込み上げてきた力を解放しただけ。」
「貴様、その姿・・・。」
言われてわたしも気がついた。髪の色が桜色に変わっているばかりか背中には光の翼が生えている。どういう原理なのか自分でもわからないが、執拗な攻撃で傷んだ制服は元の姿を取り戻し、凄まじい魔力を帯びたことで高い防御性能を発揮している。
驚くのは後・・・、気を取り直して剣を拾いあげると光が収束しどんな名剣にも負けないような聖剣へと姿を変えた。
「今度はわたしの番!」
翼から光の粒子が舞い散ると一気に加速し懐に飛び込んだ。渾身のわたしの一撃は、どこからか取り出した巨大な鎌によって遮られる。
「くっ・・・うっ。調子に乗るな!」
鍔迫り合いの元、激しい火花が飛び散る中、先にしびれを切らしたのは八つ手の女だった。わたしの体を捉えるべく触手が迫りくる。―それは、もう見ている。
翼の力加減を調整してバランスを取りながら鎌の柄を蹴りつけ、相手の体勢を崩すと同時に後ろへ回避し触手の魔の手を逃れる。
「そこ!フレア・アロー!」
“フレイム・アロー”とは段違いの威力の矢が放たれ着弾と同時に爆発、合計三本の矢を見舞った。
「貴様っ!キサマッーーーーー!」
装甲の亀裂を視認しダメージを与えたことを実感するが、当然相手はお気に召さかったようだ。怒りにまかせた咆哮と同時に禍々しい魔力は膨れ上がる。ここからが正念場・・・。
わたしは改めて気合いを入れ直すのだった・・・。
ハアハァと肩で息をし体もふらつく。気力だけで歩を進め、見つけた岩肌に身を隠し乱れる息を整える。幾分落ち着きを取り戻したところで、岩肌から顔を出し気配を探る。
追手の姿はどこにも見当たらない。静寂の中、風が木々を揺らす音だけが通り過ぎる。
『とても静か・・・。でも、今なら!』
岩肌から身を乗り出し、今まさに駆けだそうとしたその瞬間―
「リアちゃん、みーーつけた。」
舌舐めずりをする悪魔がそこにいた。最初からわたしをターゲットにして待ち構えていた黒幕。
先ほどの三人組とは比べようもない程次元が違う。顔は変わらず白い仮面で不明だが見た目から女性ということは分かる。自信があるのか装備は女性のラインを強調したデザイン、背部に蜘蛛を連想させる八つ手を伴った怪しく輝く紫紺の鎧を纏い禍々しいオーラが感じられる。
身動きがとれない。蛇に睨まれた蛙のように四肢が硬直し震えがとまらない。全てが絶望に染まっていく・・・。
「フフフフ、いい顔!でもまだ・・・。」
背部の八つ手が伸び触手となって、わたしを絡め宙に浮かせる。
「足りない!」
瞬間、勢いよく地面に叩きつけられ呻きとともに血を吐いてしまう。
その姿に八つ手の女は仮面の下で笑みを漏らすと触手で拘束したまま足で脇腹を踏みつけ耳元に顔を近づける。
「もっと、もーっと、いい顔にしてア・ゲ・ル。」
踏みつける足に力がこもる。触手の拘束が強まりギリギリと締め上げ、私の体は耐えられず更なる悲鳴をあげる。悪魔はより一層、愉悦に浸る。
「フフフ、いいことを教えてあげる。この辺り一帯に結界を張っているの。人払いとあなたの強制送還魔法を封じる結界をね。ここまで魔物に出会わなかったのもそのせい。リアちゃ~ん、あなたは自ら檻に飛び込んだお馬鹿で哀れな小鹿ちゃんなのよ。」
全身から力が抜け。打つ手が・・・ない。わたしは狩られた獲物となってしまった。まもなく辱められ、蹂躙され、何もかも奪われる・・・、閉ざされた未来がわたしの心を支配した。
「お前達!楽しませてあげるから早くおいで。」
八つ手の女が通信系の魔法で連絡をして数分後、先ほどの三人組も合流した。拘束されているわたしの姿を見て下品な声で笑いながら近づいてくる。
「さっきはよくも馬鹿にしてくれたな!」
「くっ・・う・・かはっ・・・。」
頭を踏みつけられ地面に押しつけられた後、腹部に衝撃を受ける。あきらめから瞳が虚ろになっていく。
「お前、もう終わり。“あいつ”にも見せてやりたかったな~。今のこの状況。」
「フッ、ワッーハッハッハッ!思い出させるなよ。笑えてくるだろ。」
「あの時の“あいつ”マジうけたよな!『僕はどうなってもいいから、シオウと妹に手を出さないでくれ』って泣きながら頼んできたのホント笑えるぜ!」
「それで『いいだろう』って言って散々、ゴーレム使ってボコッた後、『約束なんかするかバーカ』って言ってやった時のあの顔・・・。」
「「「ああ、最高だったよな!」」」
「フフフ、お前たちも最高よ・・・。だってほら、リアちゃん更にいい顔になった。」
“あいつ”はカズヤ君のことだ・・・やっぱり、彼はこの人たちに殺されたんだ。事件の真相と彼の最後の遺言を知ることができたのに何もできない・・・することができない。
全てを知ったわたしが無事に済むとは思えない。もう、わたしは、わたしには・・・。
『わたしにはもう何もできない・・・。』
『あ・・・き・・・ら・・・め・・・な・・・い・・・で・・・。』
幻聴が聞こえる。本当は少し前から聞こえていたような気はしていた。気のせいとして無視していた声。もしかすると、ずっと前から聞こえていたのかもしれない。
『もう・・・、どうしようもない。』
『そんなこと・・・、ない。』
『できることなんて残されて・・・いない。』
『まだ・・・ある・・・よ。』
『嘘・・・。だったら何があるの?』
『精霊・・・召喚・・・。』
『都合良くこの状況を覆す精霊を呼びだすなんて不可能よ。』
『お願い・・・信じて・・・。精霊召喚・・・不可能を断ち切る・・・奇跡の魔法・・・。』
馬鹿げている。上手くいくわけがない。否定の言葉が尽きないにもかかわらず、心のどこかで信じたくなる自分がいる。瞳に力が戻って来る。
「せ・・・しょ・・・ん。」
「ハハハッこいつ何か言ってるぞ!」
「頭がおかしくなったのか?それとも、あきらめて楽しむ気になったのか?」
「おっ。それいいな!そろそろ始めてもいいよな!・・・なっ!」
「せい・・・しょ・・・かん。」
「お前達、待ちなさい。この子には私も用があるの。たっぷり楽しませてあげるから最初は私に譲りなさい・・・フフフ。」
「精霊・・・召喚!」
嘲る彼らの声を割るように渾身の力をこめ叫びあげた。突如、虚空より小さな光が飛来しわたしの中に溶けていく。
『小さい・・・わたし?』
一瞬、目が合った。溶ける瞬間に『大丈夫だから。』と言ってくれた。勇気が溢れだす。これまでにない力が湧いてくる。
周囲に魔法陣が浮かび、わたしを光が包み込んでいく。
『わたしは・・・まだ戦える。』
闘志に火がついた瞬間に凝縮した光が破裂し爆発・・・衝撃と同時に光線が飛び散り容赦なく力なき者の意思を刈り取っていく。
「貴様!一体何をした!」
八つ手の女が睨みを利かせ怒鳴りあげる。これまでにはなかった余裕のない、初めて見せる表情。
三人組の姿はもうない。意識を失う程の衝撃でダメージを受けた時に緊急転移魔法が作動し退場したのだろう。あれだけのことをしたのだ。気絶、即退場だけでは正直気が済まない。後で罪の償いは当然してもらう。
その前に今は、この女をどうにかしなくては・・・。
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驚くのは後・・・、気を取り直して剣を拾いあげると光が収束しどんな名剣にも負けないような聖剣へと姿を変えた。
「今度はわたしの番!」
翼から光の粒子が舞い散ると一気に加速し懐に飛び込んだ。渾身のわたしの一撃は、どこからか取り出した巨大な鎌によって遮られる。
「くっ・・・うっ。調子に乗るな!」
鍔迫り合いの元、激しい火花が飛び散る中、先にしびれを切らしたのは八つ手の女だった。わたしの体を捉えるべく触手が迫りくる。―それは、もう見ている。
翼の力加減を調整してバランスを取りながら鎌の柄を蹴りつけ、相手の体勢を崩すと同時に後ろへ回避し触手の魔の手を逃れる。
「そこ!フレア・アロー!」
“フレイム・アロー”とは段違いの威力の矢が放たれ着弾と同時に爆発、合計三本の矢を見舞った。
「貴様っ!キサマッーーーーー!」
装甲の亀裂を視認しダメージを与えたことを実感するが、当然相手はお気に召さかったようだ。怒りにまかせた咆哮と同時に禍々しい魔力は膨れ上がる。ここからが正念場・・・。
わたしは改めて気合いを入れ直すのだった・・・。
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ストーリー展開が三章以降、駆け足気味になります。お読みいただいている方が一人でもいらっしゃる以上、途中で投げ出さずに完結まで書きあげたいと思います。いつもお読みいただいている方、始めて読まれた方も本当にありがとうございます。
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