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第51話~え?何しに来たの?~
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結婚…
元の世界では、いや俺の人生において一生縁のないものだと思ってた。
願望はあったが相手もいないしこのまま老いていくだけだと思ってた、
それが全てをすっ飛ばしてまさかの結婚!?
いやいやいや!
何故そうなるってか何故そんな発想にいたるんだ!?
え?どういう事だ?
「あ、あのすいません…お嬢様と結婚とはどういう事でしょうか?」
「娘から聞いていないのですか?竜人族では結婚をする際相手に自身の強さを見せる必要があります。ただ強いだけではなく気高さを持っていなければ認められることはありません。」
パーラさんの話を聞いていて心当たりがないかと思い返してみたが…あったよ…
あの時里長の状態を診た時に喧嘩を売ってきた今隣で酒を呑んでいるブルスタインさんだ!
確かこの人里で1、2を争う実力の持ち主って言ってたよな
そんな人を倒したから実力を認められたという事か!
そんな話しをしてるのにこの人全然話聞いてねぇし!
ネフリティスさんはネフリティスさんで顔赤くなってるし!ハッ!だ、だが1つ肝心なものを見落としているぞ?
「あの、先程気高さがないとって言ってましたけど自分のどこにあるのでしょうか?」
「あらあら、何をおっしゃいます?アオイ殿は私の病を診るために里まで来ていただき、原因を言い当て異を唱えた者に力ではなく言葉で返し、最後に力を持ってぶつかり、我らの考えが及ばぬ知識で薬を作り病を治して頂いた。ここまでやってくれた方のどこが気高くないと言えるでしょうか?」
何か凄い上げてくれてるけど普通に聞いたらこれただヤバいやつなんじゃ…
それに治して頂いたって言うけどあくまで腸の負担を減らしただけだからまだ完治したとは言えない。
たがパーラさんもそこは分かっているみたいで今後も薬を飲んだり、軽く歩いたりなど運動をして少しずつ治していくようだ
そこは薬師さん達に説明しているし大丈夫だろう。
と、話が逸れてしまったが結婚の事だ。
何故そんな話が出たのかというとおおよそ把握が出来た。
元々ネフリティスさんはそろそろ結婚をするタイミングだったらしく、里の者か別の里の者と結婚する予定だったらしい。だがそんなタイミングでパーラさんが病で倒れてしまいそれどころではなかったみたいだ。
そんな時に外で俺と出会って俺がブルスタインさんをぶっ飛ばし、パーラさんを治療する姿を見てこの人だと思ったらしい。
だが1番の理由は背中に乗って俺が落とされないように思いっきりしがみついていてのがきっかけらしい…
…うん、ありえないよね普通?!
何?その少女漫画でも起きそうにない展開は?
おかしすぎるでしょ?というか、ネフリティスさんそんな理由で好きになったらダメでしょ!!
絶対悪いやつに引っかかるやつですよそれ!
俺は心の中で突っ込みながらどうしたらいいか悩んでいた。するとパーラさんがとんでもないことを言ってきた。
「ですが、すぐに結婚するのではなくまずはお互い人となりを見てからでも遅くはないでしょうし、同じ屋根の下で一緒に住んでみてはいかがでしょう?」
何さらっと爆弾を投げているんだこの方は!!
嫁入り前の娘を何平気に差し出してるんだ!
「いや、あの…そんな一緒に住むなんてそんなこと…」
「おや、これは不思議なことをいずれ結婚する2人ならば一緒に住んでお互いを知るなど普通のことですよ?」
「いや、おっしゃることは分かるのですが…既に仲間と3人で家を買って暮らしていますし、慣れない土地に住むのは大変かと思うのですが…」
「これは娘の事を気遣ってくれるとは…アオイ殿は本当に素晴らしい御仁です事それでしたらアオイ殿達がこの里で暮らすのはいかがでしょう?幸い部屋はたくさんありますし私もアオイ殿に診ていただけるので助かりますし問題はないかと」
だから何でそんな解釈になるんだこの里長は!!
もしかして竜人族って皆こんな感じなのか!?
しかもここで暮らせばいいってそれこそ全力でお断りしたいよ…俺には店があるしそのままに出来ない…し…待てよ?
忘れていたけどあれから何日たった?
確か街を出て一度野宿してそこから森でネフリティスさんに会ってそこから竜人族の里に行ってパーラさんの治療をして…大体3週間か…3週間!!
や、ヤバい!かなりヤバイ!
俺店1週間休むって言ってたのに3週間もたっているじゃないか!
しかもギルドに全然報告してないからもしかしたら行方不明、下手したら死んだって事になるかも!
もしそうなってたら家を回収されて住むとこがなくなるとかありえるかもしれない!
まずいまずいまずいまずい!
これは本当にまずい!
俺の顔色が変わったのを察してかパーラが話しかけてきた
「アオイ殿どうしたのですか?顔色が優れぬようですが?気分でも悪いのですか?」
「え?いや、そうではないんです。ただ今とんでもない事に気づいてしまいまして…」
「?」
俺はパーラさんに今の俺達の現状を説明した。
「まぁそれは大変ではないですか!それならすくにでも戻らないといけませんね」
「そうなんですこのままですと大変なことに…」
「でしたら尚更今慌てても仕方ありません。今日はもう遅いので明日の朝にでもここを発ちましょう私達が街まで送りますわ」
「ほんとですか!」
「えぇ我ら竜人族の後ろに乗ればおそらく昼前には着けると思いますので」
「良かった、たすかりま…」
喜んだ俺だったがここでさらに思い出した事があった。
今「後ろに乗れば」と言ったが、ということはまたあの地獄を見るという事だ!
俺はあの時もう二度と絶対に乗らないと決めたがこのままでは帰りは遅くなるし、しかもここがどこかも分からない。
「ご安心くださいアオイ殿。妻として主人の危機を必ずや救ってみせますわ!」
ネフリティスさんが言ってくれてるけど、あなたの背中に乗るのが1番の危機なんですよ…
しかも何さりげなく主人とか妻とか言ってるんだよ…結婚するとも言ってないのに…
何かどんどんドツボにはまってるような…
ふと何気なく周りを見るとリノンはいつの間にか眠ってしまっていて、つばさはブルスタインさんと飲み比べをして周りの人達と盛り上がってるし俺だけが焦ってる状態だ。
とりあえずパーラさんの勧めもあって俺は先にお暇させてもらい休むことにした。
何故かネフリティスさんも俺の部屋に入ろうとしてきたけど、丁重にお断りさせてもらった
あんな美人な人が隣にいたんじゃ休めるものも休めない。ってか何で俺なんだ…他にもいるだろ絶対…そうモヤモヤしながら俺は眠りについた。
翌朝
まだ空が明るくなったばかりの時に目が覚めた。
眠れたような眠れなかったような感じだが仰向けのままグーっと腕を伸ばし起き上がった時に右手に何やら柔らかい感触がある。
ん?と思い右手を見るとそこには何故かいるはずのないネフリティスさんがいて、そして右手の下には彼女の大きい胸があった!
「!!!」
俺は声なき声で驚愕したが同時にネフリティスさんも目を覚ました。
「おや、アオイ殿目が覚めたのかえ?」
「ネ、ネフリティスさん、1つお聞きしても?何故ここにあなたがいるのですか?」
「妻たるもの夫の側にいないでどうしますか?」
いや、何当たり前のように言ってるの?
それに夫じゃねぇし妻でもねぇし、勘弁してくださいよホントに…
「いや、ネフリティスさん?いくら何でもお姫様が男性の部屋に忍び込むのは流石に…」
「そんな事言ってもアオイ殿も妾が布団に入った瞬間に妾の方を向いてきたと思ったら急に抱きついてきたではないかえ?妾は胸が高鳴って眠れなかったぞ?しかも朝から妾の胸を触るなどアオイ殿は本当に大胆であるな」
何をやっているんだ昨日の俺は…無意識のうちにとんでもない事しでかしてるじゃないか!!
俺は1人絶望の淵に立っているがネフリティスさんは「また後でな」と言い部屋を出ていった。
そこから朝食を出してもらったが正直味などわからなかった。
そこから旅支度を終え俺達は里の入り口にいる。
俺達の他にパーラさん、ネフリティスさんをはじめ多くの竜人族の人達が見送りに来てくれた。
パーラさんはまだ完治してないが杖をつきながらなら何とか歩けるようになっていた。
「アオイ殿本当にお世話になりました。また来てくださいアオイ殿達ならいつでも歓迎します。」
「ありがとうございます。パーラさんもどうかお身体をご自愛ください。」
「ありがとうございます。ネフリティス?しっかりアオイ殿達を送っていくのですよ?」
「お任せください母様。身命を賭してアオイ殿達を送り届けます。」
そんな重く考えられても困るんですけど…
そうこうしてるうちにネフリティスさんは竜の姿になって俺達は背中に乗った。
またあの恐怖を味わうのかと思うと身震いするが何とか耐えないと
「アオイ殿どうかお気をつけて。あなた方に竜神さまのご加護があらんことを」
パーラさんが祈りのポーズをとるとそこにいた全員が同じ祈りのポーズをした。
俺達は改めてお礼を言って出発した。
ネフリティスさんはすぐに上空に上がって
「それでは行くわえ、しっかり捕まるのじゃぞ?あ…あなた(ハート)」
ネフリティスさん、照れてるのかもしれないけどドラゴンの姿で言われてもときめかないっす…
そう思った瞬間ネフリティスさんは一気にスピードを上げて街まで飛んでいった!
~数時間後~
無事にカルムの街に着いたが、街から少し離れた所に降りた。あまり近いとドラゴンが襲ってきたと思われるからだ。
俺達はその場で少し休みその後街まで歩き無事に入れた。
ネフリティスさんも当たり前のように着いていき、ギルドカードを持っているのかと思ったら持っていた但し家紋のようなマークがついていてが
どうやら一定の階級の人は皆持っているみたいでネフリティスさんも竜人族のお姫様たから持っていたようだ。
こうして俺達はギルドに向かう前にまずは家に向かい休んでからギルドに行こうと決め真っ直ぐに家に向かった。
家は特に問題なく一安心した所で休もうと中に入った瞬間、予想外の事が起きた。
何故なら目の前にあの残念猫背女神が腕を組んで立っていたからだ
「な、何でいるんだ…?」
一難去ってまた一難だ
元の世界では、いや俺の人生において一生縁のないものだと思ってた。
願望はあったが相手もいないしこのまま老いていくだけだと思ってた、
それが全てをすっ飛ばしてまさかの結婚!?
いやいやいや!
何故そうなるってか何故そんな発想にいたるんだ!?
え?どういう事だ?
「あ、あのすいません…お嬢様と結婚とはどういう事でしょうか?」
「娘から聞いていないのですか?竜人族では結婚をする際相手に自身の強さを見せる必要があります。ただ強いだけではなく気高さを持っていなければ認められることはありません。」
パーラさんの話を聞いていて心当たりがないかと思い返してみたが…あったよ…
あの時里長の状態を診た時に喧嘩を売ってきた今隣で酒を呑んでいるブルスタインさんだ!
確かこの人里で1、2を争う実力の持ち主って言ってたよな
そんな人を倒したから実力を認められたという事か!
そんな話しをしてるのにこの人全然話聞いてねぇし!
ネフリティスさんはネフリティスさんで顔赤くなってるし!ハッ!だ、だが1つ肝心なものを見落としているぞ?
「あの、先程気高さがないとって言ってましたけど自分のどこにあるのでしょうか?」
「あらあら、何をおっしゃいます?アオイ殿は私の病を診るために里まで来ていただき、原因を言い当て異を唱えた者に力ではなく言葉で返し、最後に力を持ってぶつかり、我らの考えが及ばぬ知識で薬を作り病を治して頂いた。ここまでやってくれた方のどこが気高くないと言えるでしょうか?」
何か凄い上げてくれてるけど普通に聞いたらこれただヤバいやつなんじゃ…
それに治して頂いたって言うけどあくまで腸の負担を減らしただけだからまだ完治したとは言えない。
たがパーラさんもそこは分かっているみたいで今後も薬を飲んだり、軽く歩いたりなど運動をして少しずつ治していくようだ
そこは薬師さん達に説明しているし大丈夫だろう。
と、話が逸れてしまったが結婚の事だ。
何故そんな話が出たのかというとおおよそ把握が出来た。
元々ネフリティスさんはそろそろ結婚をするタイミングだったらしく、里の者か別の里の者と結婚する予定だったらしい。だがそんなタイミングでパーラさんが病で倒れてしまいそれどころではなかったみたいだ。
そんな時に外で俺と出会って俺がブルスタインさんをぶっ飛ばし、パーラさんを治療する姿を見てこの人だと思ったらしい。
だが1番の理由は背中に乗って俺が落とされないように思いっきりしがみついていてのがきっかけらしい…
…うん、ありえないよね普通?!
何?その少女漫画でも起きそうにない展開は?
おかしすぎるでしょ?というか、ネフリティスさんそんな理由で好きになったらダメでしょ!!
絶対悪いやつに引っかかるやつですよそれ!
俺は心の中で突っ込みながらどうしたらいいか悩んでいた。するとパーラさんがとんでもないことを言ってきた。
「ですが、すぐに結婚するのではなくまずはお互い人となりを見てからでも遅くはないでしょうし、同じ屋根の下で一緒に住んでみてはいかがでしょう?」
何さらっと爆弾を投げているんだこの方は!!
嫁入り前の娘を何平気に差し出してるんだ!
「いや、あの…そんな一緒に住むなんてそんなこと…」
「おや、これは不思議なことをいずれ結婚する2人ならば一緒に住んでお互いを知るなど普通のことですよ?」
「いや、おっしゃることは分かるのですが…既に仲間と3人で家を買って暮らしていますし、慣れない土地に住むのは大変かと思うのですが…」
「これは娘の事を気遣ってくれるとは…アオイ殿は本当に素晴らしい御仁です事それでしたらアオイ殿達がこの里で暮らすのはいかがでしょう?幸い部屋はたくさんありますし私もアオイ殿に診ていただけるので助かりますし問題はないかと」
だから何でそんな解釈になるんだこの里長は!!
もしかして竜人族って皆こんな感じなのか!?
しかもここで暮らせばいいってそれこそ全力でお断りしたいよ…俺には店があるしそのままに出来ない…し…待てよ?
忘れていたけどあれから何日たった?
確か街を出て一度野宿してそこから森でネフリティスさんに会ってそこから竜人族の里に行ってパーラさんの治療をして…大体3週間か…3週間!!
や、ヤバい!かなりヤバイ!
俺店1週間休むって言ってたのに3週間もたっているじゃないか!
しかもギルドに全然報告してないからもしかしたら行方不明、下手したら死んだって事になるかも!
もしそうなってたら家を回収されて住むとこがなくなるとかありえるかもしれない!
まずいまずいまずいまずい!
これは本当にまずい!
俺の顔色が変わったのを察してかパーラが話しかけてきた
「アオイ殿どうしたのですか?顔色が優れぬようですが?気分でも悪いのですか?」
「え?いや、そうではないんです。ただ今とんでもない事に気づいてしまいまして…」
「?」
俺はパーラさんに今の俺達の現状を説明した。
「まぁそれは大変ではないですか!それならすくにでも戻らないといけませんね」
「そうなんですこのままですと大変なことに…」
「でしたら尚更今慌てても仕方ありません。今日はもう遅いので明日の朝にでもここを発ちましょう私達が街まで送りますわ」
「ほんとですか!」
「えぇ我ら竜人族の後ろに乗ればおそらく昼前には着けると思いますので」
「良かった、たすかりま…」
喜んだ俺だったがここでさらに思い出した事があった。
今「後ろに乗れば」と言ったが、ということはまたあの地獄を見るという事だ!
俺はあの時もう二度と絶対に乗らないと決めたがこのままでは帰りは遅くなるし、しかもここがどこかも分からない。
「ご安心くださいアオイ殿。妻として主人の危機を必ずや救ってみせますわ!」
ネフリティスさんが言ってくれてるけど、あなたの背中に乗るのが1番の危機なんですよ…
しかも何さりげなく主人とか妻とか言ってるんだよ…結婚するとも言ってないのに…
何かどんどんドツボにはまってるような…
ふと何気なく周りを見るとリノンはいつの間にか眠ってしまっていて、つばさはブルスタインさんと飲み比べをして周りの人達と盛り上がってるし俺だけが焦ってる状態だ。
とりあえずパーラさんの勧めもあって俺は先にお暇させてもらい休むことにした。
何故かネフリティスさんも俺の部屋に入ろうとしてきたけど、丁重にお断りさせてもらった
あんな美人な人が隣にいたんじゃ休めるものも休めない。ってか何で俺なんだ…他にもいるだろ絶対…そうモヤモヤしながら俺は眠りについた。
翌朝
まだ空が明るくなったばかりの時に目が覚めた。
眠れたような眠れなかったような感じだが仰向けのままグーっと腕を伸ばし起き上がった時に右手に何やら柔らかい感触がある。
ん?と思い右手を見るとそこには何故かいるはずのないネフリティスさんがいて、そして右手の下には彼女の大きい胸があった!
「!!!」
俺は声なき声で驚愕したが同時にネフリティスさんも目を覚ました。
「おや、アオイ殿目が覚めたのかえ?」
「ネ、ネフリティスさん、1つお聞きしても?何故ここにあなたがいるのですか?」
「妻たるもの夫の側にいないでどうしますか?」
いや、何当たり前のように言ってるの?
それに夫じゃねぇし妻でもねぇし、勘弁してくださいよホントに…
「いや、ネフリティスさん?いくら何でもお姫様が男性の部屋に忍び込むのは流石に…」
「そんな事言ってもアオイ殿も妾が布団に入った瞬間に妾の方を向いてきたと思ったら急に抱きついてきたではないかえ?妾は胸が高鳴って眠れなかったぞ?しかも朝から妾の胸を触るなどアオイ殿は本当に大胆であるな」
何をやっているんだ昨日の俺は…無意識のうちにとんでもない事しでかしてるじゃないか!!
俺は1人絶望の淵に立っているがネフリティスさんは「また後でな」と言い部屋を出ていった。
そこから朝食を出してもらったが正直味などわからなかった。
そこから旅支度を終え俺達は里の入り口にいる。
俺達の他にパーラさん、ネフリティスさんをはじめ多くの竜人族の人達が見送りに来てくれた。
パーラさんはまだ完治してないが杖をつきながらなら何とか歩けるようになっていた。
「アオイ殿本当にお世話になりました。また来てくださいアオイ殿達ならいつでも歓迎します。」
「ありがとうございます。パーラさんもどうかお身体をご自愛ください。」
「ありがとうございます。ネフリティス?しっかりアオイ殿達を送っていくのですよ?」
「お任せください母様。身命を賭してアオイ殿達を送り届けます。」
そんな重く考えられても困るんですけど…
そうこうしてるうちにネフリティスさんは竜の姿になって俺達は背中に乗った。
またあの恐怖を味わうのかと思うと身震いするが何とか耐えないと
「アオイ殿どうかお気をつけて。あなた方に竜神さまのご加護があらんことを」
パーラさんが祈りのポーズをとるとそこにいた全員が同じ祈りのポーズをした。
俺達は改めてお礼を言って出発した。
ネフリティスさんはすぐに上空に上がって
「それでは行くわえ、しっかり捕まるのじゃぞ?あ…あなた(ハート)」
ネフリティスさん、照れてるのかもしれないけどドラゴンの姿で言われてもときめかないっす…
そう思った瞬間ネフリティスさんは一気にスピードを上げて街まで飛んでいった!
~数時間後~
無事にカルムの街に着いたが、街から少し離れた所に降りた。あまり近いとドラゴンが襲ってきたと思われるからだ。
俺達はその場で少し休みその後街まで歩き無事に入れた。
ネフリティスさんも当たり前のように着いていき、ギルドカードを持っているのかと思ったら持っていた但し家紋のようなマークがついていてが
どうやら一定の階級の人は皆持っているみたいでネフリティスさんも竜人族のお姫様たから持っていたようだ。
こうして俺達はギルドに向かう前にまずは家に向かい休んでからギルドに行こうと決め真っ直ぐに家に向かった。
家は特に問題なく一安心した所で休もうと中に入った瞬間、予想外の事が起きた。
何故なら目の前にあの残念猫背女神が腕を組んで立っていたからだ
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一難去ってまた一難だ
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