虐待ストーカー

いじめがはじまる

彼女の将来の夢は弁護士か医者になることだった。



勉強がしたいと言うと、たまたま来ただけのセールスマンが勧める教育本を買う。



セールスマンのトークを鵜呑みにするならまだしもナルシストな母親は自分の若いころの写真を数多くみせる。

セールスマンは「お綺麗ですね」と言うが彼女からしたら赤恥をかくもいいところ。



どこにでもいる普通の顔にしか彼女はみえない。

そんなに容姿に自信があるなら、もっとまともな奴と結婚しろ！　美人を放っておくほど男はバカじゃない。



彼女は勉強の仕方を覚えたいと言うと「本を買っただろう！　お前はめくらか！！」



ピアノを習いたいと言うと電子ピアノを近所からもらってきて隣に住むひとがピアノが弾けるらしい。

それを聞きつけた母親は「教えてやってくれ」と言いにいくのは勝手だが謙虚な姿勢もなく謝礼もでない相手にピアノを教える人は少ないだろう。



教えに来ないとこんどは母親が怒鳴り込みに行く。



そのせいで彼女は学校で気まずい思いをする。

ノートも使い終わったら消しゴムで消してまた使う。



給食費をまともに払おうともしない。

教師が払えない子に手を挙げるように言うと、恥ずかしいことに彼女だけだった。



そんな学校生活では嫌でも彼女は、いじめの対象になった。



挨拶をする。感謝をする。あやまる。

当たり前のことができない親は親面して欲しくない。



いつしか備品泥棒にされ、彼女が遊びにくるといつ物がなくなる。



身に覚えのない中傷や田んぼの土を顔に投げつけられたりと陰湿で暴力的ないじめがはじまった。



続く