虐待ストーカー

necropsy

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子育て

親離れ子離れ

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彼女には養育手帳が必要な娘と広汎性発達障害の息子がいる。

年子で上が女の子で下が男の子。
二人目を妊娠したとき彼女は中絶をまた考えた。

避妊に協力的でない男性と何故か、彼女は縁がある。

いまなら避妊に協力的じゃないひとをDVとして認識(しだしている?)分類されるが平成がはじまった頃はそんな認識はない。

どうしようかと悩んでいるとき彼女の両親が居場所を突き止めてやってきてしまった。

子供を授かって生むのは簡単。しかし出産後は当たり前だが育児がある。
子供をまともに育てられなかった親ってどうしてこうも簡単に出産を勧める(決める)のだろうか。

ぼんやり当時を振り返りながら彼女は言う。

親離れって経験したことがないけど、親との接触を拒絶することからはじまるのかしらね。
育てた恩を押しつける気はないが困ったとき「わかった」という言葉が聞けないでいる。

じょじょに一人暮らしをはじめた息子(22歳)が彼女から遠ざかりだし相談事をすべて「忙しい」と遮る。

そして娘(23歳)は生活保護を受けて独立したい。お前(彼女)と暮らしていることがストレスだ!と言い始めている。

事業所(B型)でオーナーが一人暮らしをすると世界が広がるよ。と、教え込むもんだから彼女からしたらいい迷惑。

都合いいこと言って一人暮らしをしたところで彼女が寝てる隙を見計らって財布からお金を抜き取りパチンコに行く娘が一人暮らししたらどうなる。

無責任に毎月の頑張りを紙に書かせて実践させようとするが面倒なことになったら、こういう輩にかぎって、さっと保身を言っていなくなるもんだ。

安全な高台からものを言うのは簡単だね。

襖の向こうの娘を思いながら遅れてきた反抗期なのかしらね。

息子も完全に彼女を拒絶してる。

私にはない局面だからわからないけど、そっとしておくしかないわね。

ま、いいわ。
彼女は息子のlineをブロックした。

あとは問題の娘。統合失調症を患っている。
仕事も 選り好み、デバッグの出来高のみの仕事をしようとしたり(時給、交通費なし)して普通の仕事に就こうとしない。

彼女が勉強するように口を酸っぱくして娘に言い続けたが別室登校にしてもらってもほとんど通学しようとしない。

当時夢中になっていたヘタリアに感化されて「外国で暮らすから勉強は必要ない」と言う。

続く
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