30 / 31
討伐編
17 ※
しおりを挟む「――くっ」
――赤黒い凶器ともいえる怒張がぬちぬちと小さな舌で舐められる。たっぷりとため込まれた陰嚢をハムハムと片方づつ食み、裏筋をたっぷりと唾液をのせて舐め、括れや鈴口の舌で丁寧に舐める。
「ん…おっ、きい…」
まろやかな頬を擦り付けられ、指先で鈴口を突かれる。
「ルー、俺もっ」
ガルシアはルーシェの頬に触れる。熱を確かめるように赤い唇をなぞった。
「仕方ないなあ」
そういってガルシアの腰に跨ったルーシェは自分で腰を落とそうとする。
「い、いきなりか?」
「大丈夫だよ、さっき香油で解してきたから」
「――っ、もったいないことを…!俺が舐めて解したかったのに…!」
愛する伴侶が懸命に自分を受けいれてくれる場所を、ことさらに丁寧に舐めて解すのが、ガルシアは大好きだったのに。
「だって、時間ないよ?今はホワイトドラゴンの解体にみんな夢中だけど、そのうち俺たちの事、探しに来ると思うし。せいぜい、二時間ってとこかな」
「くっ、ならば仕方ない!」
「じゃあ、続きするぞ」
「おう」
色気も何もない掛け合いだが、10年も一緒にいればそんなものだ。自分の手を孔に添えたルーシェは一気に割り開く。
「ん…」
そのままガルシアの天を剥いた怒張に腰を落とす。
「んっ、あっ…お、きい…」
ぬぷっとぬかるんだ孔に亀頭が包まれる。だが音だけだ。ガルシアの視界には、ルーシェの纏った白い衣装だけが目に映る。
「ルーシェ、せめて、せめて見せてくれないか。お前がどうやって、俺を受け入れているかみたい」
ゆるゆると腰を落としながら苦悶しているルーシェに言いつのる。
「ん、わかった…あ、ん!」
身悶えながらもルーシェが衣装に手をかけて、引き上げていく。露になっていくルーシェのぷりっとした双珠と天を剥いている陰茎が目に映る。ふるふると震える鈴口からは液を滴らせている。
一番目を奪ったのは、ルーシェの孔だった。ごくりとガルシアは息を飲む。
「あっ、あ、ん!み、える?」
ルーシェが腰を反らせて見せつけてくる。一度沈み込んだ怒張を抜いて、ぽっかりと開いた内壁の様子が見える。
ねっとりと蠢いた内壁に、とうとうガルシアのただでさえない理性がブチ切れる。
「ルーシェ!」
「ああああ!」
腰を掴んで思うさま突き上げると、ルーシェは倒れ込んでくる。
「あっ、あっ、ん、あ!」
衣装がずれた肩をガルシアは甘く噛む。それだけでルーシェはたまらないようで、身悶えた。
「ルー、胸を突き出して」
ガルシアがささやくと、ルーシェはこくりと頷き、ゆるゆると衣装を炊き仕上げる。
開けられた胸元にガルシアの舌が這う。ガルシアが開発し尽くした乳首を甘噛みし、ちゅうちゅうと強く吸ってやる。
「や、やああ!」
咽び泣くような声がルーシェの声から漏れ出てくる。孔も前立腺を擦りながら、奥をついてやると更に絡みついてきた。
ぴったりと怒張に吸い付いてくるナカに、ガルシアはうっとりとしながらさらに深く突き上げた。
∞∞∞
思ったよりルーシェさんが強い受けさんになっちゃった
イメージとしてはこの二人はBLというよりも男性漫画のエロい絡みっぽいのがイメージかも
10
お気に入りに追加
63
あなたにおすすめの小説

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
ハンターがマッサージ?で堕とされちゃう話
あずき
BL
【登場人物】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ハンター ライト(17)
???? アル(20)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
後半のキャラ崩壊は許してください;;

美形×平凡の子供の話
めちゅう
BL
美形公爵アーノルドとその妻で平凡顔のエーリンの間に生まれた双子はエリック、エラと名付けられた。エリックはアーノルドに似た美形、エラはエーリンに似た平凡顔。平凡なエラに幸せはあるのか?
──────────────────
お読みくださりありがとうございます。
お楽しみいただけましたら幸いです。

好きなあいつの嫉妬がすごい
カムカム
BL
新しいクラスで新しい友達ができることを楽しみにしていたが、特に気になる存在がいた。それは幼馴染のランだった。
ランはいつもクールで落ち着いていて、どこか遠くを見ているような眼差しが印象的だった。レンとは対照的に、内向的で多くの人と打ち解けることが少なかった。しかし、レンだけは違った。ランはレンに対してだけ心を開き、笑顔を見せることが多かった。
教室に入ると、運命的にレンとランは隣同士の席になった。レンは心の中でガッツポーズをしながら、ランに話しかけた。
「ラン、おはよう!今年も一緒のクラスだね。」
ランは少し驚いた表情を見せたが、すぐに微笑み返した。「おはよう、レン。そうだね、今年もよろしく。」

目覚ましに先輩の声を使ってたらバレた話
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
サッカー部の先輩・ハヤトの声が密かに大好きなミノル。
彼を誘い家に泊まってもらった翌朝、目覚ましが鳴った。
……あ。
音声アラームを先輩の声にしているのがバレた。
しかもボイスレコーダーでこっそり録音していたことも白状することに。
やばい、どうしよう。

そんなの真実じゃない
イヌノカニ
BL
引きこもって四年、生きていてもしょうがないと感じた主人公は身の周りの整理し始める。自分の部屋に溢れる幼馴染との思い出を見て、どんなパソコンやスマホよりも自分の事を知っているのは幼馴染だと気付く。どうにかして彼から自分に関する記憶を消したいと思った主人公は偶然見た広告の人を意のままに操れるというお香を手に幼馴染に会いに行くが———?
彼は本当に俺の知っている彼なのだろうか。
==============
人の証言と記憶の曖昧さをテーマに書いたので、ハッキリとせずに終わります。

ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる